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さとしは、理想的な恋人だった。優しくて、甘やかしてくれて、俺のことだけ見てくれて、何より、すごく愛してくれる。だけど、俺は、さとしにとって理想的とは言えないペット。さとしは俺のこと、おいらの可愛いわんこって、言う。だから、さとしの役に立たなくちゃ。何をしたら喜んでくれる?どうしてれば、俺をずっと可愛がってくれる?少し寒かった日、さとしが頼んだ荷物の中に、おんなじセーターが2枚入ってた。1枚ずつ着れるのかな?お揃いのもの買ってくれたのかな?俺、ずっとお揃いのものが欲しかった。