五龍城は江の川の西岸に聳える細長い山の上に築かれています。地形的には「細長い山」ですが、尾根筋には広く平坦な曲輪が続き、随所に石垣が用いられるなど、丁寧に普請されている様子がよくわかります。曲輪にはそれぞれ名前が付けられていて、この地域のお城を巡っているとしばしば行き当たる水の手「釣井の段」も井戸もろともに残されています。五龍城の麓には「千貫水」という湧水がありますが、この湧水ももとは湧水点がお城の近くにあって、五龍城の貴重な水源となっていたのだとか。水に恵まれ、川に沿って屹立する急峻かつ狭隘な