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時々、世界地図を無性に見たくなるときがあります。その時はアリューシャン列島を見ていました。アッツ島が太平洋戦争時の最初の玉砕の地だということは知っていて、何となくネットで調べているときに検索で引っ掛かった「キスカ島撤退作戦」が妙に気になりました。これを題材にした小説はないかなあと思って見つけて図書館で借りて読んでみましたので、ご紹介します。これ、なかなかオススメです。5000人を超える守備隊の一滴の血も流さずに完璧に撤退を成し遂げたことは胸をすくような出来事だっただろうと思います。これは決して
今年の18冊目です松岡圭佑さんの「八月十五日に吹く風」ですこの本は大分前に買ったまま読んでいなかった本です松岡さんの本は、鑑定士Qのシリーズや特級添乗員αのシリーズ、探偵の探偵などを読んでいたので、本屋さんで目に留まって買ったのだと思いますそして今回読んでみると、内容については題名からある程度想像ができそうなのですが、全く考えずに読み始めたところ第二次世界大戦時の話でした第二次世界大戦の日本と言うとどうしても神風特攻隊など、自らの命を犠牲にしての戦闘のイメージが強いのですが、ここに描か
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「八月十五日に吹く風」松岡圭祐(催眠)や(千里眼)シリーズで有名な松岡さん。所謂エンタメ系の小説ばかりだったんですが、何やら最近戦争小説を沢山書いているとの噂を聞きつけました。早速この本をGETできたので読んでみました。冒頭この本は実話をもとして書かれているとあります。元々世界大戦の事に余り興味の無い私なんで特に全然知らなかった物語です。物語の舞台は1943年の北の果ての孤島。アメリカ本土戦を見越し
文庫本松岡圭祐「八月十五日に吹く風」を読む♪第2次世界大戦時、ミッドウェイ海戦の陽動作戦としてアリューシャン列島に日本軍は侵略したまずはアッツ島を侵略し熱田島と命名、飛行場建設を開始するその後に更に東進しキスカ島を占領するこの両島は年間を通して霧が発生しやすい島であったアメリカ軍は、占拠された島を取り戻しに来るだろうと日本軍は考えるも、想像に反して西側である熱田島を10数日間による戦闘で奪還され、キスカ島は前後を
松岡圭祐:八月十五日に吹く風、読了です。戦争末期。物資も不足する中、なんとか孤立した日本人を救おうとして、同じ日本人が無謀な作戦に望むエンターテイメントリアルノベル。個人的には、史実という括りのせいで、いつもの松岡節が響かなかったです。やっぱ松岡圭祐さんには、ケレン味のある、「え~、マジで!?どうなんの!?」みたい作品を読むのが好きかな。楽しかったけど、イマイチでした。読了感もいつもの半分。ちょっと残念。続いて読むのは、浅葉なつ:神様の御
松岡圭祐は独特な推理小説を書いています。好きで全部読んでいます。「千里眼」「万能鑑定士Q」「探偵の探偵」などのシリーズものがあって、文庫書き下ろしなのが文庫派の私には嬉しいです。どういう事情か分かりませんが、出版社は変わっていて以前は、小学館文庫、角川文庫から出ていましたが、今は講談社文庫から「水鏡推理」シリーズが出ていますが最近は「黄砂の籠城」という1900年の義和団事件を題材に史実に基づいた新感覚の歴史小説を出し「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」という
やーっと読み終わったよ、古典部シリーズ、米澤穂信「ふたりの距離の概算」です。相変わらず伏線や謎解きが素晴らしく、あの時のあの話がつながるのか!って興奮はあったんだけど、いかんせん、キャラに魅力がないからなぁ。続き読みたい!ってならないのが残念ですよね。個人的には、最初の方の「新勧祭」の話が好きでした。話がとんとんと進んでいって、「あれ、これはどこに着地するんだろう」と思っていたら、まさかの方向からどーん!なんか自分、まだまだだなって思いました。読めなかった展