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お久しぶりです...。寒暖差が激しいですが、いかがお過ごしでしょうか?わたくし、アレルギーにやられて大変な状態です↷(>д<)、;'.・寒暖差アレルギーというのがあるようです...。1年中、アレルギー反応が出ているyo*です。_(꒪ཀ꒪」∠)_⇣⇣⇣41話ほんま、ログインボーナスか?!・・・てぐらい毎週㊄さんでてくる...←重面春太が可愛すぎて...←雑魚感すきッ♡目元の紋様の説明は、漫画では呪いの王に切られた後...。なので、顔に謎の線があります..
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇塗り潰していく。その感情が生まれる度に黒く塗り潰す。生まれては塗り潰して、生まれては塗り潰していく。楽しかった記憶も。あの人との日々も。黒く塗りつぶして忘れる。どうせもう二度と戻らない、二度と会えない。なら何もかも忘れたほうがいい。毎日毎日忘れて忘れて、そのうちその感情を感じなくなった。これでいい。感じないほうが楽。もう苦しくない。代わりに私には何もなくなった。空っぽになった何か
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「パパ、何かあったの?」「ああ。病気を持ったドブネズミが入って来たから外に放り出したんだ」そう言って父親は私を家の外へ放り出した。いつもは風邪を引いても隠せていたのに、今回の風邪は咳が酷くてバレてしまった。放り出された時に地面に叩き付けられたから全身が痛い。なんとか立ち上がったけど行く当てなんてあるワケもなく、私は夜の町中を1人歩いていた。咳が止まらない。家の近くにいたらうるさいと殴られるだけ。少しでも家から遠い場所へ行こうとするも、風
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇≪伏黒恵視点≫魔虚羅の前世の記憶。その光景を俺はジッと見る。どうやらこの老婆は前世での魔虚羅の祖母のようだ。楽しそうに笑う魔虚羅は4歳くらい。今まで見た夢とは違い虐待されている様子はない。祖母が幼い魔虚羅を守っている。「母さん。■■は■■家の跡取りなんだぞ。甘やかしては立派な当主になれないじゃないか。厳しく躾けないと」「次期当主である前に私の初孫なんだよ。甘やかして何が悪いの。それにちゃんと礼儀作法は教えているんだから何の問題もないでし
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇≪七海建人視点≫魔虚羅君が渋谷事変と呼ぶ事件が終わってから15時間ほど経ったか。私達はまだ渋谷から10キロほど地点にいる。高専に戻ろうとしていたのだが、迫ってくる呪霊から逃れようと移動していたら逆に遠ざかってしまったのだ。何なんだあの数は……。昨年の百鬼夜行が生易しく思える。数万を超えるだろう呪霊が朝日が昇り、ある程度身を潜めるまで私達も身を潜めていた。その間に東京の住人は粗方避難したらしい。逃げ遅れた一般人には会うものの補助監督に会わない。
何も感じない……。あの時の……前世で車にはねられて死んだ時と同じ感覚……。ああ……死ぬんだ。どうあがいても私は式神。魂の繋がりを切られたら消滅するしか道はない。繋がりを切られているから、多分私の力も他の式神に引き継がれることはない。本当に本当の完全な消滅。…………。嫌だ。死にたくない。あの時は「呪術廻戦の続きが読みたいから」って理由だったけど、今は違う。恵さんを助けたい。アイツらに利用されたくない。私をず
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇≪脹相視点≫考える。あの記憶。眼前で感じた虎杖悠仁の死。虎杖悠仁とは一体何だ?俺は何だ?「……は?」考えても答えが出ず、ただその場に蹲っていると突然壊相と血塗の気配を感じた。弟達は死んだハズじゃ……。いや、でも確かに壊相と血塗の気配だ。最後に感じた気配と違うけど間違いない。途絶えていた繋がりも復活している。たまらず俺は壊相と血塗が気配がする場所へと走り出した。駅を出てひたすら弟達の元へ走る。「兄さん!」「ああ、兄者
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇領域展開【蹈鞴天目殿】発動すると蹈鞴製鉄所と鍛冶場が合わさった空間がそこに出現する。普段は術式で作った刀剣は1本しか持てないけど、領域展開中は2本持つことが可能。錬成する刀剣は全て特級クラスになり、壊されたり別の形の刀剣にしたい時もすぐに新しい刀剣を錬成できる。能力を強化する効果も勿論付与されている。でも能力上昇値は1級クラス。それだけ聞くと劣化なんだけど、その1級クラスの能力上昇の効果をなんと1本につき2つ付けることが出来るのだ。同じ効
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「魔虚羅ちゃんって自分に無頓着だよね」『え?』渋谷事変の3日前、五条先生と2人きりで話した。2人きりになったのは本当にたまたまだ。でも五条先生とこうやって話すのは初めてだった。『そんなに私って自分に頓着ないですか?』「自覚がないのがもう駄目なところだね。だって魔虚羅ちゃん自分が傷付くことに対してなんとも思ってないじゃん」『それは……』確かになんとも思っていない。でもそれは私が傷付いたって誰も何とも思わないから。私が怪
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇≪漏瑚視点≫「逝ったか……陀艮」陀艮の亡骸を手に取りながらそう呟く。陀艮が領域展開したのを感じ取ったから念のため来てみれば、まさか敗れてしまったとは……。「後は任せろ。人間などに依らずとも我々の魂は廻る。百年後の荒野で、また会おう」消えゆく陀艮の亡骸を見届けると、儂は後ろを振り返る。陀艮の領域から出てきたのは5人。呪力の残滓から、陀艮を殺したのは頭部が蛇のような人型の式神だ。……見覚えがあると思ったがアレは最強の式神と呼ばれなが
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇≪七海建人視点≫「まさか本当に起こるとは……」伏黒君から突然…。「数日以内に会って話したいことがあります。空いている日を教えて頂けないでしょうか」と言われた時は何事かと思った。偶然連絡を受けた翌日が空いていたため、すぐに予定を組んだのだが……まさかあのような内容だとは思いもしなかった。にわかに信じられる内容ではなかったが渋谷事変の発生時刻、“帳”が降りる地点、降りる範囲。これら全てが魔虚羅君の話と一致している。最早疑いようがない。「伏
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇へい!全世界の伏黒恵ファンに呪われそうなことをしてしまった八握剣異戒神将魔虚羅です。いくら恵さんのことを信頼しているとは言えあれは駄目でしょ!確かに安心していた。小学生の時にした失敗を誰かに話したのは初めてだった。話してみて、それを「確かにオマエが悪い」と言われることが怖かったんだ。でも恵さんなら違うことを言ってくれるんじゃないかと淡い期待を抱いて話した。返ってきたのは優しい言葉と温かい抱擁。嬉しかったけど、抱き締められているという事実で滅
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇≪伏黒恵視点≫ああ、またあの夢を視る。魔虚羅の前世の記憶、その一部。「我が家の跡取りならこれくらい出来て当然だ。一々報告するな」「剣道がしたい?武術なんて必要ないわ。そんなことより勉強しなさい。世間の目があるんだから女が武術なんてしないの」「テストは常に満点を出せ。90点台なんぞ恥ずかしくて見られたものではない。オマエは■■家の跡継ぎなんだぞ」「鬱陶しいから甘えてこないでよ。もうそんな年齢じゃないでしょ」なんだ、
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇八十八橋の任務後、補助監督に黙って勝手な行動を取ったので皆で仲良く夜蛾学長に怒られた八握剣異戒神将魔虚羅です。夜蛾学長、実は五条先生を通してだけど私のことを認知してる。お説教された日に初めてご対面したんだけど、そんなことお構いなく怒られました。でも恐くなかった。前世で父親に怒鳴られた時より全然恐くない。夜蛾学長のお説教って生徒のためを思ってのものだし、ちゃんと正論言っているからよく頭に響きます。大変申し訳ありませんでした。「やっほー、皆お疲れ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆素早く動きながら3級呪霊を祓っていく。真希さんから「オマエの剣術なら呪骸でも2級くらい楽勝だろ」ってお墨付きを貰っていたから、剣の腕にはちょっと自信がある。あっという間に雑魚はいなくなった。次に百足型の準1級呪霊と相手をする。2体いるんだけど1体は1級呪霊を守るように、もう1体は出口を塞ぐように陣取っていてバラバラな位置にいる。せめて一カ所にいてくれよ。野薔薇さんに攻撃の目がいかないようにするにはまとまっててくれてたほうがいいのに。「芻霊呪
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆いやー、まさか初任務が八十八橋になるとは思わなかったよ。初っ端から特級が相手か……。不安だけど、虎杖君と野薔薇さんも一緒だから大丈夫でしょう。しかし戦う分にはいいけど、不安要素は結構ある。本来ならば虎杖君と野薔薇さんはこの時、壊相さんと血塗君と戦うからだ。その壊相さんと血塗君は今恵さんの影の中に収納されている。壊相さんと血塗君の代わりに誰か別の呪霊か呪阻師が来るのか、それとも宿儺の指回収そのものを諦めるのか。はたまた脹相さんが直々に来るのか全く
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆≪伏黒恵視点≫夢を見る。2ヶ月ほど前から見るようになった夢。見始めた当初は霞がかかっているような感じで、内容がよく分からなかった。でも最近ははっきりと見るようになった。今日は特にはっきりと見える。一人の女の子が道を歩いている。ずっと俯いていて、体はおよそ健康的ではないと一目で分かるほど痩せている。制服を着ているから高校生だろうか?そうは思えないほど小柄だけど……。女の子は自宅に着くと、「ただいま」の一言も言わずに部屋へと向
≪禪院真希視点≫京都姉妹校との交流会まで残り4日を切った。私はあるヤツを徹底してしごいている。八握剣異戒神将魔虚羅だ。「じゃあもう一本いくぞ。構えな」『よろしくお願いします』魔虚羅がある程度力を取り戻すまで魔虚羅の存在は隠さないといけないと言われたから、コイツをしごく時は体育館に移動しないとならない。このクソ暑いのに体育館かよ!と全員文句を言っていたんだけど、翌日にはドデカい冷房が付いた。悟もたまにはいいところあるじゃねぇか。今は外で訓練するより快適だ。
おはようございます。八握剣異戒神将魔虛羅です。調伏された後どうやら数日眠っていたらしく、気が付くとなんか自分の周りがとてもモフモフしていました。なんでこんなにモフモフしているのかと思い、起きて見たらあら不思議。伏黒さんの式神である【玉犬】(黒)、【鵺】、【蝦蟇】に【脱兎】が私の周りに集まって一緒に眠っていたのだ。そりゃモフモフしてるわ。どうやら新入りの私が目を覚ますのを待っていたらしい。で、起きたらめっちゃ歓迎された。主人である伏黒さんの味方が増えたのが嬉しいみたい。そういえば今
前回のあらすじ。魔虛羅の本性に飲まれないようにするため、無理矢理テンションを上げた結果、『やあやあ。八握剣異戒神将魔虛羅ちゃん、華麗に参上!!』という信じられないくらい恥ずかしいことを口走ってしまい、今すぐ穴があったら入りたい状態になってしまいました。いや、本当にそうしたいです。しかも私が大好きなキャラである伏黒さんと呪いの王、両面宿儺の目の前でそれ口走ったからね。完全顕現の数秒前に戻りたい!切実に!!「まぁいい。面白そうだ。オマエとも遊んでやろう」宿儺が私へと攻撃対象を移