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61.タイムトラベリングの23(ポエティックフレア)★★タイムフライヤーの弟になりますが、ずいぶんと当たりが出ておらず母は超高齢となってきました。常識的にはかなり狙いづらくなってきましたね。この血統の特徴としては募集時に見栄えする馬が少ないので判別が難しいです。馬体は2月生まれの牡馬としてはちょっと薄いですね。トモの頂点が低く非力な印象が強いです。ポエティックフレアがどのような成長曲線を描くのか掴み切れていませんが、やや低いところからのスタートになりそうで、ギャンブル性の高い一頭です。
51.ジュエルタワーの23(マインドユアビスケッツ)★★★ゴールデンサッシュ牝系ですが、プリンセスゴールドからはなかなか大物が出ていません。母ジュエルタワーは1勝止まり。マインドユアビスケッツ×クロフネなので、牝馬に出たのが惜しいです。マインドユアビスケッツは母父サンデーかミスプロで上位独占されているので、その点も狙いづらい。馬体は初仔ながらサイズは十分。まだトモが高くさらに成長しそうであまり心配はいらないでしょう。前後のバランスでいうとちょっとトモに幅が足りない印象はありますね。ここが
41.サトノガーネットの23(エピファネイア)★★祖母のビートリックスキッドは中堅クラスの繁殖牝馬。その中でもサトノガーネットは稼ぎ頭で中日新聞杯を制覇。血統的にはよくあるエピファネイア×ディープインパクトですが、数の割にはホームランこそちょっと少ないかもしれないですね。まだ若い時期のディープインパクト肌ですからどうしてもサイズの懸念は気になります。馬体は背中が長く、頭が高い立ち姿。ちょっと頭が上擦った歩様をしますし、背中の甘さを感じます。頭が高い分肩の可動域が足りない感じもありますね。
31.セブンスセンスの23(シルバーステート)★★★シルヴァースカヤとデインスカヤが祖母で並ぶ時代がついに来たか。ノーザンファームと追分ファームでそれぞれの母系で育まれてきた両者のカップリング。ブブスカイアの3×3で牝馬クロス発生の野性的配合です。馬体はカタログとはイメージが違い、トモが高い造り。キ甲が抜けてきていることもあり、背中はずいぶんと短く見えるようになりました。返しが鋭くシャキシャキと歩いているところには好感が持てます。あとは、健康面でしょう。わざわざ体質が弱いシルバーステート
21.アラゴネーゼの23(ナダル)★★★★飛ぶ鳥を落とす勢いのナダル産駒。芝でもダートでも結果を出しており、まさに買い時という人気になりそうです。母系はアイランドファッションでまずまず活力はありますし、ナダルを配合したことによって初仔のサイズ懸念は払しょくされています。馬体はかなり尺がしっかりしており、数字面ではほとんど問題なし。胸が深く、トモに容積があって非常に力強いです。踏込も深くスムーズで柔らかい。あとはトモにもうワンパンチあればいいですね。22.シャルムダムールの23(
11.レインボーダリアの23(ドレフォン)★★★母はエリザベス女王杯の勝ち馬。それだけに期待をされて有力種牡馬ばかりを配合されてきましたが、オール中央未勝利と絶望的な繁殖成績です。たぶんもうその時点で買いに行っちゃいけない馬だと思います。サンデー系を多くつけてきたのでドレフォンになって新味を出したいところですが、腹袋がしっかりしてトモの容積も十分。相当力強く大型馬に成長していきそう。これまでの馬とは全くタイプが違うだけにここで中央競馬悲願の1勝を期待したいですね。12.リフタス
1.ハニージェイドの23(キタサンブラック)★★★★★G1はキタサンブラック産駒がトップバター。母のハニージェイドは5勝馬。スプリンター系にキタサンブラックでスピード不足の懸念が払しょくされてアベレージが高くなるカップリングです。姉のクォーツァイトもしっかり勝ち上がっており、繁殖牝馬としての能力もありそうですね。5月生まれでまだ腰が高い馬ではありますが、サイズ的にはすでに水準レベルまで来ているので、大型馬に育っていくでしょう。前肢・後肢ともに踏込が深く、かつスムーズで運動性能が高そう。長
81.スイの23(オルフェーヴル)★★★ドレフォンの半妹として輸入された母はドレフォンのイメージ通りダートの1200mに条件を変えて圧勝で勝ち上がり。連勝で2勝目も決めたように素質はありました。とはいえ、本領発揮は母になってから…、ここからが本番ですね。母系のイメージ通り初仔から骨格のしっかりとした造りで中サイズ以上。初年度からオルフェーヴルをつけても大きく育つと判断しての配合がうまくいったのではないでしょうか。測尺のバランスが素晴らしく、整った体型ですが硬さは感じられず肩の可動域も十
71.トリプライトの23(ナダル)★★★★活力抜群の牝系出身でワイルドラッシュ肌の母はややパワー寄り。ここまで産駒はすべて★5と非常に好きなタイプの馬を連続して輩出しており、しかもちゃんと走っているところがいいですね。産駒成績にも安定感があります。父がナダルになってさらにパワーを強調した馬体はいかにもダート向きで、恵まれた馬格から早期デビューも叶いそう。体高があって、重すぎる感じもしないところ魅力的です。繋ぎの柔軟性がない分ちょっと硬めに見えますが、肩の可動域はOK。お値段とのバランスも
61.フォースタークルックの23(キタサンブラック)★★★★今年の3歳世代のなかで、相当にPOG人気したドゥマイシング。まさかの未勝利で抹消されてしまいましたが、これだけ人気するのは繁殖への牧場の期待の表れと思えば、ハイエナのように弟や妹を狙いたくなるものです。馬体はこちらも高い完成度。生まれの早さを考慮しても十分な出来です。トモの容積、胸の深さが魅力で、背中の長さがちょっと足りない分、マイルなどにも対応可能でしょう。やや外弧歩様気味なのでちょっと評価は落としましたが、酷いものではないの
51.チェッキーノの23(エピファネイア)★★★★本年のオークス馬チェルヴィニアを輩出したチェッキーノの仔ですが、意外と今回は木村哲也厩舎を外されてしまいました。お値段は一気に跳ね上がり1.2億。もともと人気で買えない一族ではありましたが、完全に最上位の繁殖牝馬にグレードアップしましたね。チェッキーノの子供たちのいいところは、馬格がしっかり出てパワフルに見せるところ。ボリューム感のあり、完成度が高く、いかにも早くから使っていけそうな雰囲気がそのまま実現しているところにすごさを感じます。
41.フロールデセレッソの23(サトノクラウン)★★近親に先日2勝目を挙げたハリケーンリッジ。ホームランはなくブラックタイプはほとんどないものの、高い勝ち上がり率と安定感が魅力の母です。ただ、産んだ時の年齢は19歳。そろそろ厳しくなってくるころじゃないでしょうか。また、サトノクラウンはダービー馬を産んだものの重賞勝ち馬は他になく低調です。馬体は芦毛で見づらいところはありますが、筋肉量としてはイマイチ。首位置が非常に高く目つきも怪しいので気性面にも不安が残ります。歩様にもまとまりがないです
31.クラーベセクレタの23(クリソベリル)★★★母は地方ダート界の名牝ですが、産駒はなかなか結果を出すことができていません。地方であまりうまくいかないて、最近はサンデーで募集されるというちょっと珍しいケースですね。成績がイマイチであるにもかかわらず、ついに4000万円となかなか強気の価格設定です。馬体はクラーベドラド以来のしっかりとした造りで募集にかかりました。サイズはもちろんのこと、太い首差しや、容積十分のトモと良いところが多いです。歩かせると、前肢が両前内に刺しながら、平均台に乗っ
21.フローレスマジックの23(サートゥルナーリア)★★★★母のフローレスマジックは当時の牝馬としてはかなり高額な6000万円の募集。ラキシスとサトノアラジンが現役バリバリだったので、マジックストームの価値が最も高まったところの募集となりました。重賞には手が届かなかったものの、4勝を挙げ獲得賞金から見ても十分な活躍でしたね。本馬は3番仔となりますが、上2頭は募集されておらずクラブに出てくるのは初めの一頭。濃いクロスを二本持ち、健康面は若干気になります。早生まれでボリューム感があり、体重
11.ハウメアの23(キズナ)★★★★ジャスティンミラノ、ライトバック、サンライズジパング、サヴォーナ…今、多くの人に注目されているキズナの黄金配合、デインヒルを母型に持つ一頭です。母がスプリント路線で活躍したことも、ミスプロもキズナと相性良いですし、いかにも狙いたくなるプロフィール。初仔のバンビーノデオーロも未勝利で苦戦していますが、気性の問題で明らかに脚力はありそうです。馬体は生まれが遅いこともあり、尺としてはやや足りないものの、管囲がしっかりしていて、筋肉量も悪くないので、先々は
1.グランアレグリアの23(エピファネイア)★★★★ディープ牝馬の短距離界最高傑作のグランアレグリア。ほかのディープインパクト産駒の活躍馬とは明らかに路線が違い、スプリント戦線で切れ味を発揮しましたが、当時の動画を見返してみても歩様は可動域が狭く、硬さとトモの強さが特徴だったと思います。初仔となる本馬は母の募集時と同じ427kgで、管囲以外はほとんど同じ測尺。深い胸が示す通り高い心肺機能を備えたマイラーぐらいのタイプに見えます。歩様もまた、母に似てちょっと硬め。肩関節は水準レベルですが、
81.カトマンブルーの23(ゴールドシップ)★★★昨年に続き大人気の社台ファームのゴールドシップ産駒。今年は少しお値段が上がりましたが、それでも十分安いレベル。そもそも社台ファームのゴールドシップ産駒が少なく、岡田家系のほうで買えばいいんじゃないかなとは思ってしまいます。馬体は牝馬らしく丸みのある体つき。可動域も十分ですが、ちょっと重そうな動きにも見えます。トモの頂点が低く、背中の長さもあるので、あまり瞬発力はなさそう。父らしいといえばらしいのですが、牝馬でそれだと難しいですね。
71.サツマキリコの23(クリソベリル)★★★ミルレーサー牝系で一族は芝の中距離を中心に活躍。母は地方でおろしたように、元からダート馬ですから、この馬もまたダートの方が得意そうです。クリソベリルは超大柄でしたが、この馬は多少軽さもあって、中サイズぐらいに収まりそう。馬体はクリソベリル産駒にしてはちょっとスラっと見せます。やや前肢の入りが硬めでそれもダートでは問題ないでしょう。ちょっと強調材料に欠く造りで、まあまあかな…と思わせる一頭です。72.ハッシュゴーゴーの23(イスラボニータ
61.アルティマリガーレの23(ブリックスアンドモルタル)★エアトゥーレ母系。初年度のブリックスアンドモルタル産駒でダート方面で結果を出したイーグルノワール(★5)がおり、すでに相性の良さは証明済み。イーグルノワールは母父シンボリクリスエスだったのでダートでよかったのですが、ハービンジャーとなると路線選択がちょっと悩ましいですね。馬体は正直かなり厳しいです。初仔というのがダイレクトに出てしまっていて、体高が低いながらも、ここから伸びしろがあるという感じはなし。動きが悪いとか、脚が曲がって
51.プールヴィルの23(キズナ)★★★社台ファームがやたらと集めていたLeHavreの仔ですが、その中でも結果を出したのがこのプールヴィル。LeHavreは母父に入って少ない産駒の中から、セリフォスやデゼルを出しており、優秀な繁殖牝馬になりそうです。とはいえ、本馬は初仔ということもあり小柄なのかなとしたところクラブ発表が337kgから377kgに訂正されました。そこまで小さい印象がなかったので納得ですね。とはいえ、体高が足りず小ぢんまりと映るところは変わらず、背中の甘さや脚を細く見
41.レトロフィットの23(パドトロワ)★★祖母オフジオールドブロックからは超大物は出ないながらもOPクラスの馬を複数輩出。母もまた3勝を挙げていますが、初茜賞は後方待機がハマったラッキーパンチ感はありました。初仔はパドトロワという渋いカップリングですね。馬体は背が低くいかにもダートスプリンターを目指す体型。そこだけ切り取るとありかなと思えるのですが、毛ヅヤの悪さや立ち姿で弓脚気味なところなど引っかかる点は多いです。路線的に数使ってナンボでしょうから、健康面・脚元に不安があるのは厳しいで
31.エレクトラレーンの23(アドマイヤマーズ)★★★母のエレクトラレーンは初仔からエレクトロニカを輩出しましたが、その後はなかなか当たりを出すことができず、本馬は14歳の時の産駒になります。イリスレーンは社台ではなくインゼルで募集されたようにかなり牧場の中でも期待値が下がっているのか、募集価格もこの世代はかなり低い2400万円。ただ、距離適性長めの父ばかりだったので、新種牡馬アドマイヤマーズに期待して検討するというのはありかもしれません。馬体は中サイズながらがっちりとした造り。背中が短
21.シャインサンデーの23(ドレフォン)★★バブルプロスペクター母系。一族は比較的ステイヤータイプの柔らかい馬が多い中にあって、ドレフォン×トワイニングといかにも硬そうなカップリングです。母のシャインサンデーからは本馬が初仔。サイズを出したい意向があってのものかと思います。馬体はイメージ通りの鈍重。ただし、初仔ということもあってサイズがそれほどあるわけではありません。体高がないので、短距離ダートのイメージですね。前肢がかなり硬く、膝が躓くような歩様。肩の可動域も厳しく、目指したい条件
1.ジュールポレールの23(エピファネイア)★★★★★★雨のヴィクトリアマイルで接戦を制し、G1サラブレッドクラブに唯一の牝馬GⅠ勝利をもたらしたのがジュールポレールです。サマーナイトシティからはGⅠ馬が2頭出ているものの、他は全くといったところで当たりハズレが大きいですね。母からは初仔サイズ足らず、2番仔が募集中止、空胎明けの3番仔となり、ようやくまともなサイズで出てきました。やや胴長でありながら背中の緊張感が良く、芯の通ったバランスの良い馬体。サイズもちょうどよく、順調な生育状況が
※昨年までの300番代の番号ついててごめんなさい。301.ノットオーソリティの23(リーチザクラウン)★★★★社台ファームのフラッグシップはリーチザクラウン産駒。母は大活躍でしたが、産駒成績はそこそこなまま中堅どころの年齢に差し掛かっており、2600万円という高額募集の回収は非常に厳しく思えます。4月下旬生まれの馬体はまだ幼さが際立ち、サイズはあるものの成長途上。トモの形は良く、今後の成長で筋肉量が増してこれば楽しみです。動きに力強さがありながら、可動域も十分取れているところもいい
11.カラライナの23(コントレイル)★★★★★今年の社台サラブレッドクラブのフラッグシップ。1億円の募集価格に恥じない造りの一頭ですね。母カラライナは昨年募集のブリックスアンドモルタル産駒、プロメテドールも素晴らしい出来で輩出しました(★6、1位で書いて落ちました)が、一気に募集価格が上がるあたり、牧場の評価もうなぎ上りということでしょう。黒光りして抜群のバランスを持つ本馬はコントレイルらしい中サイズで軽さをうまく引き継いだ馬体です。やや肩は立ち気味ではありますが、トモの容積が素晴らし
81.レディドーヴィルの22(アルアイン)★★祖母メルカルが1986年生まれと大変古風な血統。母父FasliyevはJRA複数勝ち馬も多いですが、未勝利も多く当たり外れが大きい印象もあります。Fasliyevは父アルアインのさらに父ディープインパクトが一番の相性ですから、組み合わせとしては悪くないと思います。アルアインの仔は骨格バランスが良く、まとまった馬体で出てくることから昨年度の募集では大変人気したのですが、この馬はそういうタイプではありません。顔と首が長くアンバランスで、背中の緊張
71.エスティタートの22(ナダル)★★★★★母エスティタートはキャロット募集で5勝。祖母のスキッフルで一族には出資馬のフラガラッハやクロミナンスなどがおり、指折り大好きな母系です。エスティタートはドリームジャーニー産駒でちょっと小さかったですがしっかりと活躍。産駒はヴィヴィッシモが勝ち上がったものの、2頭連続でやや小ぶりだったので、ナダルとの配合はサイズを出すという意図もあったのではないでしょうか。馬体は狙い通りの中サイズ。背中にゆとりがあり、フレームはしっかりしています。脚も太目でが
51.ビートマッチの22(エピファネイア)★★母のビートマッチはシルクの募集馬、わずか4戦で引退。募集時ですでに528kgあった巨体馬で、結局脚元が持たなかった馬でした。腹袋がしっかりあるというより骨格が大きいタイプでしたね。全姉のミントは鮮やかに新馬戦こそ勝ったものの1勝クラスでは前で競馬することもできず完敗続き。このあたりが募集価格の安さに繋がっているかもしれません。馬体は4月下旬生まれとすれば大柄。フレームが大きくまだ身が入りそうな雰囲気を持っています。ただし、歩様は前肢
41.アンフィトリテの22(ミッキーアイル)★★トキオリアリティー牝系で母はデビュー3連勝でマーガレットSを制覇。そもそも立ち繋ぎでなかなかうまく使うことができませんでしたが、軽快なスピードは持っている馬でした。2番仔でミッキーアイルとのカップリングですが、ミッキーアイルはキンカメ系に合うので、配合は非常に良さそうですね。馬体は正直かなり小さいですね。背中が短くて、各パーツも小さめ。細いわけではないので、大きく変わってくる可能性は低いかなと思います。前肢の可動域はありますが、膝が