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81.レディドーヴィルの22(アルアイン)★★祖母メルカルが1986年生まれと大変古風な血統。母父FasliyevはJRA複数勝ち馬も多いですが、未勝利も多く当たり外れが大きい印象もあります。Fasliyevは父アルアインのさらに父ディープインパクトが一番の相性ですから、組み合わせとしては悪くないと思います。アルアインの仔は骨格バランスが良く、まとまった馬体で出てくることから昨年度の募集では大変人気したのですが、この馬はそういうタイプではありません。顔と首が長くアンバランスで、背中の緊張
71.エスティタートの22(ナダル)★★★★★母エスティタートはキャロット募集で5勝。祖母のスキッフルで一族には出資馬のフラガラッハやクロミナンスなどがおり、指折り大好きな母系です。エスティタートはドリームジャーニー産駒でちょっと小さかったですがしっかりと活躍。産駒はヴィヴィッシモが勝ち上がったものの、2頭連続でやや小ぶりだったので、ナダルとの配合はサイズを出すという意図もあったのではないでしょうか。馬体は狙い通りの中サイズ。背中にゆとりがあり、フレームはしっかりしています。脚も太目でが
51.ビートマッチの22(エピファネイア)★★母のビートマッチはシルクの募集馬、わずか4戦で引退。募集時ですでに528kgあった巨体馬で、結局脚元が持たなかった馬でした。腹袋がしっかりあるというより骨格が大きいタイプでしたね。全姉のミントは鮮やかに新馬戦こそ勝ったものの1勝クラスでは前で競馬することもできず完敗続き。このあたりが募集価格の安さに繋がっているかもしれません。馬体は4月下旬生まれとすれば大柄。フレームが大きくまだ身が入りそうな雰囲気を持っています。ただし、歩様は前肢
41.アンフィトリテの22(ミッキーアイル)★★トキオリアリティー牝系で母はデビュー3連勝でマーガレットSを制覇。そもそも立ち繋ぎでなかなかうまく使うことができませんでしたが、軽快なスピードは持っている馬でした。2番仔でミッキーアイルとのカップリングですが、ミッキーアイルはキンカメ系に合うので、配合は非常に良さそうですね。馬体は正直かなり小さいですね。背中が短くて、各パーツも小さめ。細いわけではないので、大きく変わってくる可能性は低いかなと思います。前肢の可動域はありますが、膝が
31.エクストラペトルの22(オルフェーヴル)募集取り下げにつき割愛32.ティンバレスの22(オルフェーヴル)★★★★祖母ティエッチマンボからは2頭だけがキャロットクラブで募集され、元出資馬のエルマンボは5勝、ティンバレスは3勝と活躍しました。ともにウォーエンブレム産駒でミスプロの3×3という濃いクロスを持っていたので体質面に課題はありましたが、持続力に優れた馬力タイプのいい馬でしたね。近年の傾向からダート馬を狙ってのオルフェーヴル配合だったのだろうと思いますが、牝馬
21.トーコーユズキの22(ナダル)★★★★辻牧場の生産馬で7/25のセレクションセール3,300万円で購買。母としてもかなりベテランで目立った活躍馬がいない中で、繁殖のレベルを考えると募集価格は高いと思いますが、ノーザンの白羽の矢が立ったということはやはり注目すべきでしょうか。馬体は4月下旬生まれながらすでに中サイズ。胸の深さやトモのボリュームなどに秀でており、父の影響が色濃いパワフルな造りです。まだ成長余地を残しており、大型なダート馬に育っていくのではないでしょうか。また、
11.パルクデラモールの22(サートゥルナーリア)★★母のパルクデラモールはG1で募集されて中距離以上で3勝。ただし、母の兄弟は全く結果が出せておらず、母系の勢いは感じられません。祖母はペルー産で血統的にも日本ではメジャーでないため、なかなか想像がしづらいところはあります。また、6歳2月まで26戦を走ってきた母の初仔であり、ディープ肌というのは常識的にはサイズの懸念はぬぐえないと思います。馬体はやはり懸念通りの小ささ。細いとか腰高でもなく、骨格からして小さいのでもうあまり大きく変
1.マリアライトの22(エピファネイア)★★★母は宝塚記念の勝ち馬にして、初年度からオーソクレースを輩出。キャサリーンパーから続くキャロットクラブにはゆかりのある血統構成です。本馬はそのオーソクレースの全妹にあたります。一方、2番仔のカルセドニーは馬体が増えずに未勝利、3番仔のマリガーネットも募集時から一向に体重を増やせずスロー調整になっているように、牝馬はサイズと成長力に課題があります。本馬は募集時442kgと上と比べて体重こそあるものの、体高や管囲の面ではマリガーネットとほとんど
71.モアザンセイクリッドの22(レイデオロ)★半兄のドゥレッツァがなかなかの活躍を見せているモアザンセイクリッドですが母は昨年のミックスセールでわずか850万円で売却。おそらくクラブに出てくるのはこれが最後になるのではないでしょうか。父レイデオロはここまで不調ですが、同じキンカメ系で結果が出ているのは良い材料です。ただし、馬体の成長がかなり遅くサイズ的にもかなり不安が残ります。トモの容積が足りず頼りない印象ですし、脚元を見ても左前がめちゃくちゃ外向しており、いくら影響が少ない外向とはい
61.シーヴの22(リアルスティール)★★初年度だけシルク、3番仔からセレクトセールで5億、2億、2億と非常に高い評価を得ているシーヴの産駒。評価のわりには結果が出せておらず4頭中2頭勝ち上がり、2勝クラスのショウナンアデイブはもうちょっと出世するとは思いますが、期待値までには届いていないという印象です。父がリアルスティールに替わって種付け料はガクッと下がりましたが、リアルスティール牝馬に4,000万円はなかなか強気な価格設定です。立ち姿はいかにもリアルステ
51.ローブティサージュの22(キズナ)★★★★今年の募集馬はサンデーからそうですが、とにかくキズナに良い繁殖をつけて高額募集するということが主眼に置かれているように見えます。しかし、ここまで結果が出ているとは言い難いローブティサージュの仔で1億円とは驚きました。厩舎も含めてかなり自信があると見えますね。毛色が余計そうさせているのかもしれませんが、確かに見栄えはします。膝下が長く、一見緩くなりそうな造りでも歩様はキビキビとしてスムーズで、飛節のブレがなく見た目以上に芯が通っています。た
41.アグレアーブルの22(ビッグアーサー)★★★母はシルク募集馬で東スポ杯3番人気まで上り詰めた素質馬。その激しい気性が仇となり出世は叶いませんでしたが能力は相当のものがありました。初年度産駒のギャランは3歳世代。早くもセン馬になっているようにやはり気性に課題はありそうです。馬体は500kg超えで募集された母とは違い、生まれを考慮してもやや小柄なタイプに見えます。目つきがかなり鋭くすでに気性が怪しそうですが、それが短距離での爆発力につながるとみての配合でしょうか。馬体は膝下が長く、ス
31.プリズマティコの22(サトノアラジン)★★★祖母テルアケリーはシルクでも募集されており、ともに勝ち上がり。メンタル面に課題を抱えていたりしますが、素質は感じる馬が多いです。母父のMedagliad’Oroもなかなか走る馬が出てこなかったですが、今年はファントムシーフがクラシック路線で活躍。サトノアラジン産駒も地味ながらOP馬はそこそこ出していますので、血統的にはお値段以上でしょうか。生まれが1月8日と相当早くアドバンテージがある割にはサイズ的には真ん中ぐらいなので、最終的には小さ
21.クインアマランサスの22(ナダル)★★★社台SSの中でも巨体で有名なナダル産駒。初年度からビッグサイズの馬を次々輩出しており、大きくなりすぎないかという懸念は正直残りますが、この馬は良い具合にちょうど収まっています。馬体は胸の深さが抜群。排気量十分でパワフルさが前面に出ています。前進気勢もありますので、良く見えるのですが、繋ぎが短かったり、ちょっとフラフラしたりする面があるのは気がかり。母系もあまり健康でなく、初仔が未出走のままというのも気になります。22.プロミストリー
11.パーシステントリーの22(キズナ)★★★今年度は高額募集が相次いでいるキズナ産駒の牡馬。パーシステントリーとの配合でこの値段は破格に安く感じますが、その要因は母の繁殖成績にあるかもしれません。期待馬がトラブルに見舞われる不運な面もありますが、これだけ高額募集されてきたので、印象は良くないですよね。馬体は一言で表現するなら「いつものパーシステントリー」でしょうか。体高と管囲が他馬に比べて抜け気味で、胴も長めでスケール感のある造りです。張り詰めたような筋肉の美しさは圧巻ですが、背中の
1.アーモンドアイの22(エピファネイア)★★★★話題を独占する名牝の仔。募集価格にも驚かされました。セレクトセールに出てればもっと高かったかもしれませんが、なかなか採算的には難しそうです。馬体は初仔ですが、早生まれということもありサイズ的には十分合格ライン。澄んだ大きな目や馬体の雰囲気にはアーモンドアイのエッセンスを感じます。トモの容積などもあり、全体的なパーツのバランスは良さそうに感じます。ただし、前から見るとちょっとまだ薄く、胸前の発達がまだなのか両前脚がインに入りながら歩いてい
315.スイートメロディーの22(リーチザクラウン)★★★★出ましたね。サンデーサイレンスの3×3です。母系はウィリンなどスピード優位の馬を輩出はしているものの、相当アベレージは低いように思います。母の年齢的にはそろそろ当たりがありそうですね。馬体はとてもバランスが良く美しいライン。落ち着いて澄んだ目をしています。踏込も鋭さがあり、脚運びもきれいです。あとはパワーがどれだけついてくるかでしょう。316.ワカチナの22(クリエイターⅡ)★★こちらも日本ではなかなか結果
301.ステイウィズアンナの22(ヘニーヒューズ)★★地方オーナーズでヘニーヒューズ産駒という高級志向。母系は中央の芝でも活躍しています。ただし、母父ステイゴールドなので、地方競馬ではどうでしょうか。馬体は生まれを考慮してもさすがに小さめです。ヘニーヒューズらしく背中は甘めですし、繋ぎが短いのは良いですが、ちょっと緩い感じもあります。母は確かに400kg未満で勝ちましたが、芝でなんとか一つ勝つので精一杯ぐらいだったので、あまり過信はできないですね。302.マニエリスムの2
G61.クロスペンデュラムの22(イスラボニータ)★★★社台ファームが大切にしてきたシェンク牝系。ザレマからも連続して走る馬を出しているように、まだまだ能力は健在です。母は中央で2戦しかできておらずやや不完全燃焼でした。中サイズのイスラボニータを配合された初仔ですが、この組み合わせだとやっぱりちょっと小柄に出てしまいます。馬体は良くまとまっており、歩様にも安定感がありますね。キ甲が抜けかかっており、総合的に考えると、馬体の仕上がりが小さいままになったり、長く待たされたりする傾向
G51.インフレキシビリティの22(オルフェーヴル)★★★★母はスキャットダディの血を持ちますが快速系の中距離馬。Unbridled’sSongなど日本でも活躍できそうな血が入っており注目度は高そうです。初年度のモアリジットがデビューしましたが惨敗に終わっており、そこはちょっと気になります。馬体は父のエッセンスを感じる曲飛気味の飛節が特徴。可動域もまずまずでスムーズな脚捌きで歩くことができています。早生まれなのでもうちょっと筋肉がついてくるといいですね。G52.チャーム
G41.トータルヒートの22(キタサンブラック)★★白老ファームからなので、いろいろなクラブで募集されています。4頭連続で藤原厩舎で募集されていましたが、今年は斉藤厩舎になりました。なかなか結果が出ていないのが現状なので仕方ないかもしれません。馬体は良くも悪くもキタサンブラック産駒という感じでかなり大柄で緩さを感じる造りです。緩さがありながらも、繋ぎがちょっと硬めなので、脚元の負担も大きい可能性がありますね。G42.ナターレの22(キタサンブラック)★★★★★ガイア
G31.ヴィクトリーマーチの22(ビッグアーサー)★★★★ビッグアーサー産駒は当たり外れが大きいものの、短距離界隈ではかなり有力な種牡馬になってきています。ほとんど社台グループの馬がいないので、これからさらに質が良くなれば楽しみ。種付け料が上がりきっていないところで狙いたいですね。姉に早期デビューのビーオンザマーチもおり2歳戦でスプリント路線が充実している間に使いたいです。馬体は胸が深く、腹袋もしっかりしており、またトモの容積があって、短距離に適している短めの繋ぎ、ピッチ気味に歩
G21.レディシャツィの22(ニューイヤーズデイ)★★★母はペルー産。これで募集5頭目なのですが、相変わらずこの母系の血統は良く分かりません。ディープインパクトで3勝から徐々に種牡馬に応じて成績を切り下げているところは、ある意味妥当ではないかと思ってしまいます。姉のカントゥータがデビュー戦2着していますが、あのレースは5頭立てだったので、素質はどの程度かは掴みかねています。馬体は1月生まれでダートも行きたいとするならばちょっとトモが薄いかなと感じます。踏込は深く、大きなストライド
G11.ロフティーエイムの22(マインドユアビスケッツ)★★★★ウィッチフルシンキングの牝系はディクテオンやスマッシャーなどダートでの活躍が目覚ましいですね。しかし、この母系でユニオンから重賞勝ち馬が出るとは…。配合相手はサンデー系が多すぎるのであまり参考にならないかもしれません。馬体は背中が長めで、前からの幅もあり、胸の深さもあり、フレームとしてはOKです。ただ、母高齢で運動量が足りないのか、パリッとした硬質な筋肉は足りないように感じます。繋ぎは短めで安定感のある脚捌きはダート
G1.シーティスの22(ロードカナロア)★★★★ロードカナロア牡馬で3,600万円募集とはのっけからG1の募集価格は安いなと思わせてくれます。母父にいるInvincibleSpiritは日本で活躍しているKingmanの父でお馴染みではありますが、母系に入ると思ったほど成績は良くありません。馬体はとにかく大柄でしっかり。ロードカナロア産駒にしては背中が長くてがっしりした印象がありますので、大きくなりすぎないかは注意したいところ。踏込は丁度良い可動域。マイル以下で戦うのであればこ
181.インナーアージの22(サートゥルナーリア)★★★ミュージカルウェイの牝系で今年はエピファニーが芝で、エルバリオがダートで活躍。姉ブレイディヴェーグも未勝利勝ちの内容は圧巻でした。サートゥルナーリアの牝馬で4,000万円募集は高いと感じますが、ここまでの成績はかなり優秀です。馬体は、まだかなり幼く成長待ちという造り。まだ背中も短いですし、これからの成長余地を残しているように見えます。踏込は柔らかく、芝で軽いキレ味を発揮しそう。ちょっと外弧歩様っぽいところは見られますね。
171.ロックディスタウンの22(イスラボニータ)★★★★初仔は小柄な馬体だったものの、2番仔は一気にサイズアップして、その差はなんと120kg。兄弟でここまでの差が出るのかと驚かされます。母はストレイキャット重賞制覇4姉妹のうちの一頭で、暮れの阪神JF一番人気。ただし、メンタルはかなり難しいところがありました。白老F血統ということもあり、イスラボニータを配合されたとは思いますが、父×母父サンデー系の配合はアベレージ的には難しいところがありますね。馬体は胸の深さとトモの大きさな
161.コーステッドの22(キズナ)★★★こちらも最も旬な血統と言えるでしょう。兄にダノンベルーガ、そして姉のボンドガールが初週の新馬戦を勝ち上がり。ハイアベレージのマンノウォー系を持ちどんどん注目度が上がっています。この2頭の間に出資馬で未勝利のコスタレイ(シルクで全くの不人気)がいるので、頑張ってほしいです。馬体は1月生まれもあり、腹袋はしっかりしていますが、膝下が長く体重ほどの完成度にはないので、すごく目立つということはありません。前肢の出し方は外弧歩様気味。繋ぎも歩かせて沈
151.サロニカの22(エピファネイア)★★★★★母系は活躍馬多数のサロミナ。今期はサリエラが重賞で好走しており、3頭目の重賞勝ち馬が登場するかに注目されていますし、2歳馬サフィラの評判上々。サロニカの初仔はちょっと違和感のある馬体だったのですが、今年は父がエピファネイアに替わって牡馬になって、一気にグレードアップしている印象です。馬体は中サイズぐらいですが、ファミリーのサラキアに似た丸みのある造りです。胸が深めで背中の伸縮性が良く、歩様にも安定感がありますね。可動域も上々でクッ
141.ハウメアの22(ミッキーアイル)★★見栄えが良く人気になりやすいダイヤモンドディーバの牝系。アベレージは高くないですが、OP馬まで行く馬も複数出ており、活力はありそうです。ミッキーアイル×キングカメハメハは5歳世代は好調だったものの、3,4歳世代は8頭全部未勝利と極端ですね。兄と比べて1カ月遅れの生まれということもありますが、一気に小柄になってしまいました。肩が立ち気味で姿勢がちょっと高め、全身をうまく使えていないのか歩様のフットワークもちょっといまいち。ややトモが高めで