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水浴びをする富子(堀越節子)を父、敬吉(高田稔)とともに来ていた信子(悦ちゃん)が見つける。信子から聞いた話のことで祖母(藤間房子)にしかられてしまったと富子。そして二人は、お互いの父と母が結婚していればどうなっていただろうかと屈託なく話し合う。川へ入った信子が足を切ってしまう。薬と包帯を取りに走って家に戻る富子。心配で蔦子(入江たか子)もいっしょに川へ向かう。敬吉と顔を合わせることになった蔦子は静かにあいさつする。父におぶられて帰っていく信子を見送る富子と蔦子。富子は自分もおぶってくれと母
成瀬巳喜男が監督した昭和十四年に公開された映画。蔦子と敬吉の間に何があったのかははっきりと語られないから、不満が募る。*****てきぱきと「大日本愛国婦人會」の集会をまとめる浅田夫人(村瀬幸子)。蔦子(入江たか子)の娘、富子(加藤照子)が夫人の娘、信子(悦ちゃん)が学校の成績について話しながら帰宅していく。*****富子は一番の成績で、祖母(藤間房子)も母もよろこぶ。十番まで落ちてしまった信子が父は叱らないが、母が「あぶない」と言っていたと富子。そして信子の父が出征するらしいと言うと、
大映の怪猫シリーズ第6作は、また鍋島家が舞台。家臣小森一馬との奥義を賭けた鼓合わせに負けた鍋島丹後守は、審判を務めた竜造寺閑斎に不満顔。かねてより鍋島家相談役の閑斎を疎ましく思っていた家老の磯早豊前は、名器だが曰く付きの鼓を丹後守に献上し、再び小森と勝負するよう唆した。調子こいた殿様は鼓をみて、小森どころか閑斎も打ち負かせると意気込み、閑斎を呼び出すことに。その頃、豊前は小森に勝ちを譲れと迫るが断られ、報復に上意を騙って小森を藩から追放処分とした。閑斎に挑んだ殿様は、勝負
『女人哀愁』映画トーキー74分白黒昭和十二年(1937年)一月十二日封切製作国大日本帝國製作言語日本語製作会社PCL入江プロ脚本成瀬巳喜男田中千禾夫撮影三浦光雄録音道原勇二音楽江口夜詩出演入江たか子(河野広子)伊藤薫(正雄)堀真佐子(よし子)御橋公(父)初瀬浪子(母)北沢彪(堀江新一)澤蘭子(洋子)水上玲子(道子)神田千鶴子(和子)大川平八郎(益田敏雄)監督成瀬巳喜男◎澤靜子=松本静子=松
月日の経つのは早いもの。今月も、もう下旬突入です。本年も少しずつ、地噺を更新、または、新たにやっていきたいと思っています。先日も北千住の稽古部屋にて、地噺を1席、やってみました。年齢とともに、地噺へのアプローチの仕方が、変わってきているみたいです。そもそも、地噺とは、ストーリーの途中に現代的な話を盛り込んだり、目線を変えた話をし、またストーリーに戻る。そして、会話調の部分が少なく、ナレーション調で噺を展開していく手法のジャンルです。この世界観が、全くお客様に合わない場合、大変な結果
1月12日が命日・忌日の有名人・著名人1665年63歳没(?)ピエール・ド・フェルマーさん数学者フェルマーの最終定理1719年73歳没(?)ジョン・フラムスティードさん天文学者1666年と1668年の日食を正確に予言1909年満44歳没(虫垂炎)ヘルマン・ミンコフスキーさん数学者ミンコフスキー空間⇒『ヘルマン・ミンコフスキー(1864年6月22日生~1909年1月12日没、数学者)』1915年満62歳没(?)有坂成章さん銃器設計者、日本陸軍の中将三十
生産量はさらに上昇していく。松葉杖の山崎幸子(尾崎幸子)が職場に戻ってくる。増産に疲れて、彼女たちには明るさがなっくなったのではないかと寮の小使さん(横山運平)は心配する。*****そして、いらつきも見え始め、鼓笛隊の練習でもミスが出るようになり、生産量は急減する。最初から無理だったのかもしれないと吉川(清川荘司)は考えるが、石田(志村喬)は彼女たちに自信をつけてもらうためにも何とか完遂させてやりたいと言う。また真田(菅井一郎)は優秀なツル(矢口陽子)と水島(入江たか子)の下で彼女ら
昭和十九年公開の黒澤明が監督した「情報局撰定國民映畫」。「国難ここに見る弘安四年夏の頃」という歌詞の「元寇」を聞いて思い出したのは、その替え歌が奥津由三、赤井タンクに「動物いじめ」の桂朝丸らが出演していた(関西人でも記憶している人はおそらく少ない)「お笑いトップホット」で使われていたこと。トップホットの歌だと思っていた…。そもそも「元寇」という歌があることを知らなかったのだ。渡辺ツル役の矢口陽子は黒澤明夫人。*****東亜光学の平塚製作所では、所長の石田五郎(志村喬)が非常増産強調運動の
黒澤明が1961年公開の『用心棒』の次に監督し1962年1月に公開した『椿三十郎』は、山本周五郎の「日々平安」を基に、剣豪の浪人である三船敏郎を主役に置き換えて撮った、巧みなコメディ演出に魅了される社会時代劇になります。或る晩、社殿で加山雄三(役名:井坂伊織)と8人の若い藩士達が集まっています。彼等は、藤原釜足(役名:国許用人’竹林’)の汚職を告発する意見書を城代家老の伊藤雄之助(役名:睦田弥兵衛)に差し出しましたが、却下されたことに憤っています。伊藤雄之助のつれない対応に比べ、その
そして太夫(入江たか子)は新蔵(見明凡太郎)と撫子(瀧鈴子)の駆け落ちを助け、当面必要な資金まで与えてやる。撫子(瀧鈴子)なしでは岩渕(菅井一郎)からのカネも入ってこなくなってしまう出刃打(村田宏寿)に太夫は自分の一座の全財産を渡し、それで二人を許してやれと言う。少ないと文句を言う出刃打はカネを受け取って残りはいずれいただくと言って部屋を出ていく。*****財産を出刃打に渡してしまった太夫だが、欣弥(岡田時彦)には仕送りは必ず続けると書いた手紙を送る。太夫は授業料滞納だが働きながらでも初志
入江たか子と岡田時彦が主演の無声映画。証人がなぜ留置されているのか、弁護人はいないのかなど、当時の裁判制度がよくわからない。字幕の字体が異なる個所があって、「南京出刃打」が途中で「南出刃打」になっている…。貢がせてくれなんて言われてみたかった…。*****明治三十三年初夏。水芸で大評判の瀧の白糸太夫(入江たか子)は、移動中に出会った乗り合い馬車の馭者、村越欣弥(岡田時彦)のことで思い出し笑いが止まらない。*****人力車に追い抜かれた欣弥に奮発するからもっと早く走れと太夫が言っても、
豊美の子、つまり夫の子をあやす百合恵。あまりにかわいくて、「いっそのこと、私の子にもらっちゃおうかしら」。*****子どもを連れて三千子に会いにきた豊美は、百合恵の人のよさに心を動かされていると話す。そんなことでは復讐できないではないとと三千子は言う。*****熱を出した子どもを徹夜で看病する豊美と百合恵。子どもが回復した頃、三千子がたずねてくるが、彼女は家の中には入らず、通りで豊美と話す。三千子を見て、彼女が慎太郎に詰め寄ったダンスホールでの出来事を思い出した百合恵は豊美に親しい友人
おばあちゃんではない北林谷栄と会うのは、おそらくこれが初めて!誰だかわからなかった。後楽園球場は前年に開場したばかり。同じ状況でも、現代では同じ結末を想像できないだろう。*****百合恵(竹久千恵子)と外出中、友人の太田(嵯峨善兵)と出合った慎太郎(高田稔)は彼女といったん別れて太田とビール。太田は早川(大川平八郎)は三千子(逢初夢子)と結婚したと話す。豊美(入江たか子)のことがあって、慎太郎は披露宴に招待されなかったのだ。一人で買い物の百合恵が入った洋品店では豊美が働いていた。三千子
達雄、三千子と湖畔に出かけた豊美だが、元気がなさそうな彼女を二人は心配する。*****豊美を不幸にしないのなら、結婚する意思があると慎太郎に言う百合恵。*****結婚準備について話し合う豊美と三千子。洋品店で、三千子はいつも和服の豊美に洋装をすすめるのだった。百合恵と東京を歩く慎太郎。彼女が洋服を見たいと言って入ろうとした店から出て行く豊美と三千子を見るのだった。豊美は帰京してから会っていない慎太郎に会いに行くと三千子に言って彼女と別れる。慎太郎は帰宅していなかった。最近は帰宅が遅い
船田豊美(入江たか子)を訪れた友人の滝沢三千子(逢初夢子)。豊美に皆川慎太郎(高田稔)を紹介したのは三千子で、彼女自身は早川達雄(大川平八郎)との結婚が決まっていた。外交官試験に合格した慎太郎と豊美のつき合いは遠慮がちなもので、また豊美の両親は、外交官の生活が派手で慎太郎の実家がかなり裕福なことから、二人の結婚にそれほど積極的ではなかった。しかし、豊美は慎太郎に会いたいと思うのだった。*****慎太郎の試験合格と卒業を祝ってくれる太田(嵯峨善兵)だが、慎太郎の表情は暗い。父からの手紙を彼に見
●母の曲(1937年)監督:山本薩夫主な出演:英百合子原節子岡譲二入江たか子三島雅夫丸山定夫伊藤智子水上怜子小島洋々佐伯秀男医学博士の波多野純爾(岡)を夫に持つお稲(英)は、日々幸せな生活を送っていた。だが彼女には大きな悩みがあった。それは、貧しい家の生まれであるが故に、家族や周囲に対し強い引け目を感じていたのだ。そもそも身分が大きく違うお稲と純爾が、なにゆえ夫婦の縁を結ぶことになったのか。2人の馴れ初めは、20年前にさかのぼる。純爾の家は父親の死
『用心棒』映画トーキー110分白黒東宝スコープ昭和三十六年(1961年)四月二十五日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東宝黒澤プロダクション配給東宝製作田中友幸菊島隆三脚本黒澤明菊島隆三音楽佐藤勝撮影宮川一夫撮影助手斎藤孝雄美術村木与四郎録音三上長七郎照明石井長四郎振付金須宏監督助手森谷司郎製作担当者根津博殺陣久世竜記録野上照代剣道指導杉野嘉男
怪談佐賀屋敷-1953-この映画はYouTubeで観る事が出来る・・・かも知れません1953年9月8日公開解説戦後初の大映の怪猫映画。鍋島騒動と呼ばれるお家騒動が題材。入江たか子が美女から化け猫に変わる二役に初挑戦した。ストーリー正室虚弱のため未だに世嗣をえない佐賀藩主鍋島丹後守は、家老磯早豊前のすすめで園遊会を開き、側室の候補を物色しようとする。豊前はその美貌の妹豊を側室にすえ、ゆくゆくは世嗣の伯父として藩政を壟断しようもくろみだったから、丹後守の眼に止ったのが客分の家老上席龍
一門の弟弟子・尾田直彪くんの勉強会に初めて行って来ました。尾田弁士は毎月の勉強会のほかにも都内各所や地元熊本での上映会を精力的に行なっています。今回は原作泉鏡花、溝口健二監督、入江たか子主演「瀧の白糸」(マツダ映画社ver.)です。他の弁士のカツベンを見る(聞く)とき、「自分ならどういう説明台本を書くだろう」と思いながら見る(聞く)は、よくあります。毎回ではありません。毎回ではない、というのは、その映画に対する興味の大きさ(ぶっちゃけていえば、好きかどうか)が重要になって来ます。作品によっては
『まごころ』映画トーキー67分白黒昭和十四年(1939年)八月十日封切製作國大日本帝國製作言語日本語製作竹井諒原作石坂洋次郎脚本成瀬巳喜男撮影鈴木博美術中古智出演入江たか子(長谷川嶌子)悦ちゃん(浅田信子)村瀬幸子(浅田信子の母)加藤照子(長谷川富子)清川荘司(岩田)藤間房子(長谷川家祖母)高田稔(浅田敬吉)演出成瀬巳喜男◎鑑賞日時場所令和七年(2025年)四月二十七日シネ・ヌーヴォ◎田舎町でひとつの学期が終わる。
『ある映画監督の生涯溝口健二の記録』スクリーン上映タイトル『ある映画監督の生涯私家版溝口健二の記録』(銀幕に二重鍵括弧無し)映画トーキー150分カラー・白黒昭和五十年(1975年)五月二十四日公開製作国日本製作言語日本語製作近代映画協会配給ATG資料キネマ旬報キネマ旬報社日本映画発達史田中純一郎著溝口健二というおのこ津村秀夫著溝口健二の人と芸術依田義賢著映画時代文芸春秋社映画脚本京屋襟店田中栄三著近代映画劇脚本選集
『恋文』映画トーキー96分白黒昭和二十八年(1953年)十二月十三日封切製作国日本製作言語日本語製作・配給新東宝製作永島一朗脚本木下惠介原作丹波文雄撮影鈴木博照明藤林甲録音道原勇二美術進藤誠吾音楽斎藤一郎助監督石井輝男編集後藤敏男製作主任加島誠哉出演森雅之(真弓礼吉)久我美子(久保田道子)宇野重吉(山路直人)道三重三(真弓洋)関千恵子(事務員風の女)夏川静江(母)安西響子高野由美花岡菊子加
『椿三十郎』映画トーキー96分白黒昭和三十七年(1962年)一月一日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東宝黒澤プロ製作田中友幸黒澤明原作山本周五郎(『日々平安』)脚本黒澤明小国英雄菊島隆三撮影小泉福雄斎藤孝雄美術村木与四郎録音小沼渡照明猪原一郎音楽佐藤勝整音下永尚監督助手森谷司郎制作担当者根津博剣技指導久世竜出演三船敏郎(椿三十郎)小林桂樹(木村)仲代達矢(室戸半兵
猫は魔物で人に祟るという俗信は、中国では古代から存在していて、それが日本に伝わって化け猫として日本人の怪談文化に浸透していったようです。化け猫を最も不動なものに認知させたのは、“佐賀”“有馬”“岡崎”の三大化け猫騒動を扱った歌舞伎や芝居の影響によるもの。これらの三大怪猫は、やがて芝居の世界から飛び出して活動写真のフィルムの中で活躍し、多くのエピゴーネンを誕生させます。日本で一番多く作られたホラーは怪猫映画なのです。『鍋島怪猫伝』(1949年・新東宝/監督:渡辺邦男)鍋島城下に怪猫事件が発生し
あなたの知らない世界へようこそ①毎日うだるような暑さですね。ι(´Д`υ)なんなら涼しくなるようなお話でも…笑オカルトな趣味は全くございませんが、「事実は小説より奇なり」という実話がありまして…。まずは幽霊の日(7月26日)に序章を投稿するつもりでいましたが…(^^;テーマの『あなたの知らない世界へようこそ』をシリーズ化に2部か3部に分けてアップしておくつもりです。誰かに話してもおそらく信じてもらえないようなお話も含ま
『大菩薩峠鈴鹿山の巻壬生と島原の巻』映画無声オリジナル13巻(110分)54秒版現存昭和十一年(1936年)四月十五日封切製作国大日本帝国製作会社日活京都撮影所製作言語日本語製作総指揮池永浩久企画根岸寛一池永和央原作中里介山脚本三村伸太郎稲垣浩撮影谷本精史安本淳音楽西梧郎深井史郎武道考証高野弘正応援監督山中貞雄荒井良平配役机竜之助
椿三十郎★★★★椿三十郎Amazon(アマゾン)1962年1月1日公開/モノクロシネスコ/96分/東宝・黒澤プロ/製作田中友幸、菊島隆三脚本菊島隆三、小国英雄、黒澤明監督黒澤明撮影小泉福造、斎藤孝雄音楽佐藤勝美術村木与四郎出演-三船敏郎・仲代達矢・加山雄三・入江たか子・団令子・清水将夫・志村喬・藤原釜足・小林桂樹・伊藤雄之助・平田昭彦・田中邦衛・土屋嘉男・久保明・太刀川寛前作「用心棒」から7ヶ月後に公開された黒澤の新作。「用心棒」の好評を得ての続編
『ある映画監督の生涯溝口健二の記録』新藤兼人著昭和五十年(1975年)四月二十日初版発行株式会社映人社溝口健二は明治三十一年(1898年)五月十六日に東京市に誕生した。昭和三十一年(1956年)八月二十四日、京都市において死去した。映画監督として数々の作品を発表した。演出や脚本については厳しかった。ハラスメントや虐めは強烈であったと伝えられている。傲慢さや臆病さを一切隠さなかったこともよく知られている。完全主義で非妥協の撮影を貫いた。映画が尊い藝術で
(記事中尊称略です)ある時期『化け猫女優』と言われた『入江たか子』中村錦之助の代表作『宮本武蔵』でお通役で注目された『入江若葉』は娘さんです。入江たか子は子爵の家に生まれいろいろな事情で映画界入り。美人女優として主演を演ることが多く長谷川一夫の東宝入社記念映画『藤十郎の恋』で相手役を務め『蛇姫様』前編を病で倒れ降板『原節子』が代役を務めましたが後編撮影で復帰し前編の原節子出演部分も再撮影されたいわくつきも・・・戦後人気も落ち目になり大映映画に移籍するその大
「瀧の白糸(1933)」「瀧の白糸(1933)」全編キネマ旬報ベスト・テン日本映画第2位。当時大人気となったメロドラマ。原作:泉鏡花「義血侠血」脚本:東坊城恭長、増田真二監督:溝口健二キャスト:入江たか子:瀧の白糸=水島友岡田時彦:村越欣彌村田宏寿:南京出刃打菅井一郎:岩淵剛蔵見明凡太郎:新蔵滝鈴子:撫子浦辺粂子:お銀あらすじ:瀧の白糸は北陸一帯を巡業する見世物師の中でも、一際優れた水芸の大夫(たゆう)だった。或年の初夏、金沢