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お友達がお茶をしに寄ってくれた四才になる男の子のお母さん近所まで仕事で来たからと気軽に寄り道してくれることはなんだか嬉しい今日はストレスが溜まっていたらしく沢山愚痴をこぼしていた仕方ないことだけど子供に関わる愚痴が多くて幼稚園の先生や連れて行ったお医者さん…その話の流れから生まれた時の話にまでさかのぼっていた生まれた時は帝王切開だったから抱っこするのが大変で…授乳も好きな時間にあげることが出来なくて…息子は生まれた日からカテーテルでICUにいた生死をさまよい13日
ベランダのプランターを毎朝眺める昨年フリージアの球根が残っているとは知らずゼラニウムの花を植えてしまった水をあげていたからゼラニウムの隙間の土から沢山フリージアの芽が出てきた流石に花は咲かなくて緑の葉っぱだけが数ヶ月の冬の間に伸びていたこれはこれでいいのかなと思いながら葉だけ伸びるフリージアを眺めていたそしてここ2、3日でフリージアの蕾がチョコチョコ顔を出し始めた私が心配することなどなかった彼らはちゃんと自分がいつ咲けばよいのか知っている誰に教えてもらわなくても太陽
先日少し遠くまでウォーキングに行った時に白い綿毛が舞っているのをみた雪のように綺麗に舞っているけれどあれは何かの花粉こちらに来た最初の年に私は雪のように舞う花粉の中を歩き翌日喘息が出て救急病院に行った私の喘息に驚き当時お付き合いしてた夫が慌てて病院へ行こうと言ってくれたけど当時学生ビザだった私は普通の病院には行けなかった海外旅行保険を引っ張り出し調べて遠い病院まで運んでもらった喘息の発作はしんどい夫は両手に点滴された私を心配そうに見守ってくれていたあれから綿毛
お友達と、その娘さんが遊びに来てくれた娘さんは2歳半でとても活発でおしゃべりも上手な女の子息子がいなくなってから知り合った母娘女の子は最初は恥ずかしがっていたけれどすぐに慣れて家を探検し始めるおやつを食べながら息子の写真やお供えしているお水やおもちゃを見つけた『この子は誰?』そうママに聞いている『この子はレオナルドだよ』そう答えているのが聞こえたすると女の子は『こんにちは、レオナルド』と話しかけているこの子とレオナルドは面識はないのになそんなことを思いながら聞
今日は採血に行く用事があったいつも通りついてきてくれる看護師さん憂鬱な顔をしてる私を見て『注射怖い?』と聞かれたこの人の勤め先ではない病院なのに頼んで僕が採血しようか?などと言って私を笑わせようとしてくれる注射は怖くないけれど注射を見ると息子のことを思い出す泣き叫ぶ息子を押さえつけないといけなかった細い細い血管に針がやっと刺さっても採血できなくて何度も何度もやり直しの時もしょっちゅうだった採血だけではない鼻から管を通したりレントゲンを取るのに重りを乗せたり麻酔をす
スーパーに行くとお茄子があったこちらのお茄子はとても大きいお茄子を見ると思い出す夫は私の作るラザニアが好きだった背も高いけど横も太かった夫ベシャメルソースは太るのでベシャメルソースとパスタはいつも減らしたパスタ代わりにお茄子を薄く切って焼きミートソースと重ねたラザニアが夫はとても好きだった痩せたらベシャメルソースをたっぷり入れようねと話していた夫との最後の夜私はいつも通りヘトヘトだったから夫は私の好きなお寿司を買いに出かけようとしてくれた私はお寿司食べたいけれど
日本にいる妹とは毎日メールで話す一言の日もあれば長い時間メールをすることもある親とでも毎日話さないという友達が多い中私と妹は仲が良いのかなと思う今日の話題は甥だったシングルマザーだった妹と甥とは2歳まで一緒に3人で生活した出産も立ち会いミルクをあげてオムツを変え抱っこで寝かしつけた甥は私から生まれたと信じている時期がありどちらが母親か分かっていない時もあって妹が怒ったこともあったそれだけ私に懐いていたのでやはり私も甥がとても可愛い『来週二分の一成人式なんだよ』妹
ニュースを見ていたら息子の病院が映っていた先月も移植成功率が高いことでその病院は話題になっていた私もよく知る心臓内科の先生がインタビューを受けていたこんなにすごい人達に囲まれていたのに沢山の生命を救っているのになぜ私の息子は生きることができなかったんだろう…そんなどうにもならないことを思った今日のニュースではオリンピックのフィギュアスケートで銅メダルを獲得したハビエル・フェルナンデス選手が入院中の子供たちを訪ねて行ったそんなニュースだった確かに息子が入院していた
日曜日に遠方からお友達が訪ねてくれた夫と息子が旅立ってから初めてゆっくり話す泣きたくなかったので夫と息子の話をしないようにしていたけれど義理の家族への愚痴は言ってしまったどんなに誠実に対応しても書類手続きを進めるにつれて明らかになる彼らの嫌がらせ彼女はスペイン気質をよくわかっている人なので『Sが嫁だからと言うよりもアジア人はやはり差別されるよね』そう言っていた私は差別的な発言をされてもそんなに長く気にしないけれど繊細な人によっては深く傷つき鬱になる人もいる彼女は続
台所の片付けをしていたとき高い棚のものを取ろうとした時にバランスが崩れお鍋の蓋が落ちてきたそして洗おうと思って置いていたワイングラスに蓋があたりワイングラスが割れた上からの衝撃で破片がかなり飛び散ったやっちゃった…と思いながら大きな破片を取り掃除機をかけるそして水拭きをしようとバケツを取りに行くするとちょうど料理に取り掛かっていた看護師さんに言われた『水拭きは乾くまで時間かかって台所使えなくなるからあとにしようよ掃除機かけたから大丈夫だよ』私は頑なに水拭きがしたいと
お友達と話している時彼女が大好きなYouTubeの自己啓発や占いの話を沢山してくれた彼女は海外生活が長い日本人で二人の子供さんを育てながらイキイキ仕事をし、とても素敵な女性この人の話が面白いよとかとてもためになるような自己啓発の話を沢山してくれるそして健康でいたいし色々な勉強を積極的にしたいと話していた未来を見つめながら生きる彼女Sは興味ない?と聞かれるけれど『私は今日お空に帰ってもいいと思って生きてるから』と答えた昔はそんな話も好きだったけれど今は未来をあまり想
新卒でお世話になった会社の元上司がメールを突然くださったよく覚えてくださっていたな…と思う新卒だった当時、生意気盛りの私は可愛くない部下だったと思う海外出張の時には女だから舐められてはいけないと元旦から働いたそれでも当時の私のことを一生懸命頑張っていたねと言ってくださった私の家族のことを聞かれた聞かれると思っていた覚悟はしていたから大丈夫…もう色々な人と何度もしたこのやりとり感情は出来るだけ入れないように夫と息子がいたことを伝えるけれど友達に支えられているから
久しぶりに見た息子の夢ちょっと変わった夢だった最初は息子ではない小さな男の子が小さな水たまりで溺れていた駆け寄りながら、この子のママは?と見渡すけれど誰もいない小さな水たまりはどんどん大きくなって男の子は排水溝の方へ流れていくダメダメダメダメ!そう思いながら駆け付けて体が半分、排水溝に入りかけているその男の子の手を掴んだら男の子もしっかり私の手を掴んでくれたあ、力がある。元気だ!少し安心して男の子を引っ張りあげたそして引き上げた男の子の顔を見たら息子だったとても
今日は妹の末娘のお誕生日この日に合わせて大きなサイズのお誕生日カードを送っていた広げると大きなケーキのようになる平仮名は読めると聞いたのでメッセージを平仮名で書いたメッセージを書きながらこの子は何歳になるんだっけ?息子が今年で4歳だから1つ上の姪は5歳か…ビデオ電話をすると賑やかに甥と姪二人が出てくれた私の妹も話すけれど賑やかであまり聞こえない夫と息子がいた時は3人でビデオ電話していた息子が入院していることが多かったからムービーにして送ったこともあった妹家族5
年末に何だか辛い会話をした友達傷ついた言葉に執着しないのブログその子のことを日頃思い出していた訳では無いけれど彼女の夢を見た夢の中で年末と同じく楽しい三人家族の話をされて私は『その話を聞くのは辛いんだけど』そう言った彼女は無邪気に笑いながら『私は私の人生を生きてるだけ』そう答えたそれ以上私は何も言えず彼女の家族の話を聴き続けるしかなかった私の気持ちはまったくスッキリせず自分の感情のままに言った言葉をむしろ後悔していたそんな夢だったけれど目が覚めた時は気持ちは
フラメンコのクラスに日本人女の子が来た2週間だけフラメンコを学びに来たらしい若くて表情もイキイキしているクラシックをしていたのかなと思うような身体の使い方で基礎が出来ている大人になって踊りを始めた私にはないきちんとした基礎だなそんなことを思いながら見ていた短期で来る人はスペイン語がわからないので会話のお手伝いをするそしてここの仕組みを少し説明したり今どんな先生がいるか教えたあげたり大事な時間有意義に使って欲しいと思いながら話をするフラメンコを習う人はこちらに住み、
分かってもらえないと知っていながらやはりどこかで主張してしまう自分の想いがあることに気付く息子は食べることが苦手だった心臓病で食べることが苦手な子は多いらしいけれど息子も例外ではなかった元々食べることが苦手なのに脳にダメージを受けてからは吸うことも飲み込むことも忘れて泣き叫ぶ息子に無理やり食べさせなければならなくてとてもとても、辛かった今でもその辛さは残っていて息子が嫌がる気がしてお供えもあまり出来ない高カロリーミルクに高カロリーのシリアルを混ぜ太るなら砂糖でもア
久しぶりに会ったお友達毎年この季節にこちらに2ヶ月ほど来られる彼女は数年前に知り合った夫と二人暮しだった当時の家の一部屋をお貸ししたことがある昨年は辛くて会えなかったけれど今年は会うと決めていたバルを色々巡りながらビールを飲む彼女に一部屋お貸ししていた頃夜はよく夫を含めた3人で飲んでいたことがとても懐かしい当時、夫と私は黒のラブラドールの仔犬を飼っていたヤンチャな仔犬は彼女の革のブーツで遊んでしまい一瞬でボロボロになってしまった彼女に平謝りをして弁償したことなど色
息子の看護師さんのお兄さんが入院したガンが見つかって手術をされるらしい看護師さんが勤める病院に入院するそこは息子が入院していた病棟と少し離れたところにある看護師さんは昔はこの病棟全体の看護師長をされていたらしい『Sは辛くなるだろうから来なくていい』そう言われたちょっと考えたけれど何か出来ることがあるかもしれないそう考えて思い切って出向いた息子がいた病棟前は通らない道で行く色々なことを思い出し辛くなるけれどここは違う病棟だから…そう言い聞かせる病院の機器などを見ると
お友達との待ち合わせに行くために久しぶりの道を歩いたこの道は息子とよくお散歩した道なのであまり通らないのだけれど今日は足がこの道に向かった道のところどころにある息子とのささやかな想い出にふと微笑んだり無性に涙が溢れたりするそして、何だか景色が違うことに気がついたこんなところに、ジムが出来ている大きなガラスの向こうにはランニングマシンで運動する人が見えるこの大きなガラス見覚えがあるジムの前はなんだったかな…そうだ、ここで夫と息子とコーヒーを飲んだことがある…この大き
フラメンコに行くとお友達に『ちょっと、ちょっと』と呼ばれた彼女は落ち着いたしっかりした女性であまり慌てることはないのでどうしたのだろうと思った不思議に思ってどうしたのか聞くとある共通の知り合いから連絡が来たか聞かれた私には彼から連絡は来ていなかったけれど、彼女に昨日電話があってお金を貸して欲しいと言われたらしいその共通の知り合いは踊り手としては素晴らしいのだけれど私生活にとても問題がある仕事は休むことも多く少しのお金はアルコールに消え賃貸の家で暴れて家主さんと揉め
夫の命日から息子のカテーテルまでの辛い日々を思い出すこの季節はいつもよりしんどい気もするけれどとにかくフラメンコへ行く今日は悲しいから…と言って出かけないことを自分に許してしまうとずっと出られなくなりそうになる今日はもうダメだ…と深く深く落ち込んでいると自分で感じたら行かないけれど夫と息子が背中を押してくれてるな…と自分で感じたら外へ出かける今日は70代のお友達が『もう何もかも嫌だ』そう嘆いていた身体中が痛くて思うように踊れないらしい私は70代になった時まだ踊っ
幼馴染からメールが来た幼馴染だから幼い頃から知っている考え方がなんだか違う人だったけれど夫と息子がいなくなってからはさらに心が通じ合う気がしなくて少し距離を置いていたけれど、彼女は時々思い出したようにメールをくれる彼女は実家暮らしで結婚はしていない留学経験があるので英語やほかの言語も話せる『Sはコンパはいかないの?』『まだ若いんだから!』と、元気なメールが次々にくる私はコンパも特に行こうと思わないし若くいることに執着もなくて年相応で構わないと思っているお酒も弱く
少しだけれど市内に雪が降った今年は雪が多いけれど市内には降っていなかった白い雪がふわふわ落ちてくるのを家の中から眺めながら夫との会話を思い出す息子のカテーテルが終わったら雪を見せてあげたいねそう話をしていた息子は雪を見たことがなかった郊外で雪は見ることはできたけれど風邪をひかせては入院になるので連れていかなかったこのカテーテルさえ終われば息子はもう大丈夫…そう信じていた私達はカテーテルが終わったあと郊外で過ごすことを楽しみにしていたけれど、夫は息子に雪を見せ
お友達の日本人ママとランチをした彼女は二人のお子さんがいるとっても元気な人だ沢山お友達がいて情報も沢山持っている私と彼女の共通のお友達が離婚を考えておられるらしいその彼女とお友達はとても仲が良いのだけれど最近、そのお友達には彼女の声がなかなか届かないらしいどんなに話しても以前のように話し合いが出来ないのだという離婚以外にも、そのお友達の価値観がガラリと変わることが起こりお友達は自分が何をしたいのかさえ見失っていると言うそんなお友達のことを『どうにかしてあげたい』と
夫は時々言っていた『人生を終える前に本を書く、子供を産む、木を植える』こちらに、そういう諺のような文章がある夫は子供は諦めていたようだったけれど私に出会う前、短い物語を書いていたそして、思いがけず息子が生まれてくれたので後は木を植えたいと言っていた私たちのお家にはお庭がないしねそんな話しながら何となく時が流れた昨日ふとその話を思い出した夫は木を欲しがっていたな…そして、何週間か前に通りがかりに見つけていた小さなオリーブの木を思い出したそのオリーブの木はとても可愛く
夫の命日の前日の夜に夫が夢に出てこないかな…と期待したけれど、特に出てくることもなくお財布が盗まれた夢を見た今日はボーッとしているであろう私にちょっとシッカリしとけよと夫が声をかけてくれたのかなと思った夫がいなくなってから息子の脳にダメージを受けた後雨の日に用事があって動けない息子をバギーにのせて、なんとか外出をした際息子が濡れそうだと息子に気を取られた隙にコートのポケットから携帯をスられた自分が外国人で目立つということは忘れてはいけないと身にしみたその携帯には最後
夫の二回目の命日あんなに優しかった夫にもう二年も会っていない…けれど、ふとした時に髭もじゃの優しい笑顔をとても近くに感じる時もある二年前の今日は本当は夫が目を覚ます日だった夫と話せるかも…そんな期待を持って朝起きてまだカテーテル前だった息子にふわふわのアンパンマンのお帽子をかぶせてはらぺこあおむしのマフラーを渡したそして息子の沢山のお薬と高カロリーミルクと当時一番お気に入りのおもちゃを持ったICUに息子は入れないので夫の姉と待ち合わせをして病院へ向かったその頃
今日、新しい方と知り合いになったこれまでも顔は知っていたけれど特に話しかけることもなかった今日は共通のお友達が話をしておられたので私も自然と会話に入る流れになったお互いに顔は知っていたのに話をしなかったことを少し笑い合った私は夫と息子が旅立ってから積極的にお友達付き合いはしない世間話をすることや身の上話から入ることは当たり前のことだと思うし深い意味はないのだと分かっていても私は悲しい気持ちになるだけだからこちらに住んでいると分かると働いているのかなとか家族がいるの
夫と息子がいなくなって気持ちを分かってもらえない人に心に入り込まれることが苦痛だと学んだ優しい言葉に励まされることもあるのだけれどやはり傷付くことの方が多いのかそっとしておいてもらえる方がありがたいと感じる世界は広くて果てしなくて私には知らないことや経験していないことが本当に多い私の経験して感じるこの感情が分かってもらえないのと同じように私も経験していないことは感情を想像しているだけできっと分かっていないのだと思うそこにどちらが辛いとかどちらの方が悲しいとかそ