知識人、マスコミの元号廃止論を、日本の歴史文化に目覚めた大衆が打ち破って、元号法を成立させた
元号が議会の問題となったのは昭和二十五年の参議院文教委員会で、元号廃止案の検討が始まってからのことである。知識人の公聴会を開いて学識者二十五人の口述を聞いたが、廃止論者が二十人の大多数で反対は僅かに五人だった。これはGHQが元号を好まないのを知識人が知っていたからである。時流におもねる日本知識人の占領時代の俗風をよく示している。廃止法案は立ち消えとなった。それは全国から議員を感歎させるほどの廃止反対のおびただしい投書や陳情が殺到して、議員が今さらのように日本のサイレント・マジョリティ(沈黙せる
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