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労働安全衛生法の講義をしていると、よく出てくる質問があります。「常時使用する労働者数が3,000人を超える場合、専属の産業医は1人でよいのですか、それとも2人でなければいけないのですか?」多くの予備校では、この点について触れないのが普通ですし、触れる場合でも「専属の産業医は最低1人でよい」と答えることが多いだろうと思います。そこで、9年ほど前の話になりますが、東京、神奈川、千葉、埼玉の各労働局の担当部署に尋ねてみました。はい、確かにみな「常時使用する労働者数が3,000人を超
平成15年度の社会保険労務士試験、労働基準法択一式〔問7B〕に、次のような問題が出題されました。【問題】労働基準法第36条第1項ただし書においては、36協定を締結し、所轄労働基準監督署長に届け出た場合であっても、坑内労働その他厚生労働省令で定める危険な業務又は健康上特に有害な業務の労働時間の延長は、1日について2時間を超えてはならないとされている。【問題解説】この問題、いかがでしたでしょうか。この問題は、〈平成15年度〉の出題当時は受験生の平均正解率がかなり低い問題でした。実は「坑内労