ブログ記事78件
太田さんの「魔女のいる喫茶店と4分33秒のタイムトラベル」は、やり直したい過去がある人が、時読みと言われる人と一緒に、コーヒーが出来上がる4分33秒だけ過去に戻れると言うもの。その短い時間でどれだけのことができるのか。私だったらどこに帰りたいのか、いろいろ考えるお話でした。倉阪鬼一郎さんの「小料理のどか屋人情帖」シリーズ。41巻目になりました。1巻めから読んでるのですが、若夫婦時吉とおちよに子が生まれ、今は孫も生まれ。江戸時代の度重なる火災、その度に焼け出されて店を再建。その小料理屋の料
某日、漫画家のジョージ秋山氏の解説する貝原益軒という江戸時代の医者の「養生訓」を借りた。半分近くが漫画なので読みやすい。「養生訓」は、当時の大ベストセラーとなって、空前の健康ブームを巻き起こしたそうだ。読むと今でも、いや今だからこその納得の健康法が載っていた。・食事は腹八分とする。・長い睡眠を取らない。・むやみに薬を使わない。上の二つは気をつけよう。・運動は散歩するだけでもよい。健康は保てる。なんと心強い。・口数の多いのはよくない。
こちらも、初めての作家さん南蛮おたね夢料理安政の大地震からふた月司馬の伊皿子坂に新たなのれんを掛けた見世があった名前は夢屋おかみのおたねには震災で悲しい思いをした人たちを料理で元気づけたい願いがあった見世の看板は新鮮な玉子をつかった数々の料理そして、蘭学者でもあるおたねの夫が仕入れてくる南蛮わたりの食材だ人々の人情と料理のぬくもりに心いやされる新シリーズ誕生春の庭では次々お花がきょうも
先の入院中に読んだ1冊。倉阪鬼一郎著勝負めし小料理のどか屋人情帖40ネタバレあり小料理のどか屋の暖簾を守る二代目千吉父である初代時吉は元武士元は大和梨川藩の侍・磯貝徳右衛門。理由あって藩士を斬って藩を出奔。顔の火傷は自らつけたもの。姿を隠すため。藩に見つかったものの斬った相手が不正を働いていて、斬ったこと出奔したことはご破算に。藩に戻ってこないか。その誘いを断り、江戸で料理人を続ける。(この辺りのストーリーは読んでいて楽しくワクワクした。
本日退院しました2週間の予定で入院。その間に読もうと思って持ち込んだ本が5冊。全て読みました。最後に読んだのがこの1冊。昨年の入院中に見つけて、一気にシリーズを購入。今回読んだのが第39巻倉阪鬼一郎著越中なさけ節小料理のどか屋人情帖39最初の頃は面白かった。グイグイ引き込まれて読んでいました。それが2代目千吉が中心に書かれるようになってからは、面白さが下降線。今回のタイトル越中なさけ節越中富山薬売りに関係す
※※この本を読んで一言※※倉阪鬼一郎さんのバカミスもそれなりに読んできましたが、今まで読んだ倉阪さんのバカミスとは毛色が違う感じでした。※※※※※※※※※※※※※※※1か月前に読んだ「42.195」に続き、倉阪鬼一郎さんの作品です。倉阪さんのバカミスは読みたいと思って購入しようとしてもなかなか買えないので、図書館で借りて読むことにしました。読み終わって・・バカミスと言えばバカミスでしたが、この作品を一言で表すなら上小野田警部の「キャラモノ」というジャンルが近い気がします
※※この本を読んで一言※※倉阪さんのマラソンの経験を生かした、それでいて独特でコミカルな雰囲気、そしてあっと驚く結末の作品!あまりバカミスっぽくないですが、これは倉坂さんにしか書けない作品ではないでしょうか。※※※※※※※※※※※※※※※久しぶりに読む倉阪鬼一郎さんの作品です。多作な倉坂さんなので読むべき作品はたくさんあるはずですが、私は倉坂さんの”バカミス”しか読んでいない偏った読者です(汗)。この「42.195」はマラソンを趣味とし、フルマラソンの経験を生かした作品だ
倉阪鬼一郎の本~📘廻船料理なには屋「肝っ玉千都丸」
倉阪鬼一郎廻船料理なには屋「涙をふいて」
今日退院です。だけど1週間後にはまた入院入院中に読んだ小説昨日1日で読破入院中にアップしたく朝から奮闘中部屋の片付けあるんだけどね😅倉阪鬼一郎著小料理のどか屋人情帖38味の道昨年の入院中に見つけたシリーズおもしろうて、一気に大人買いして読破そして、今回読んだのは、最新刊の38刊どのあたりからだろう?二代目千吉が中心に話が進むようになったのは?私は、千吉の父である時吉が中心に話が進んでいる刊が好きです。話の内容が色々あって。武士を捨てて調理
当ブログを訪問頂きありがとうございます。ブログ主です。今週、メルカリに出品していた物が2つ売れたんですが、どちらの購入者さんにもちょっとイラッとさせられてしまいました。自分は出品物を売る時に、ご購入決定後はなるべく早く購入者さんに商品が届く様に24時間以内に出荷する様にしています。また購入者さんとも連絡を密にして、「購入後のお礼の挨拶と受け取り帯時間指定のリクエスト聞き」「出荷後の連絡と商品受け取り後の検品と出品者評価のお願い」「取引終了後のお礼の挨拶」は欠かしません。し
「24時間走の幻影」(実業之日本社)倉阪鬼一郎摩訶不思議なマラソンレース。どんな展開なるのかがある程度予想がつくものの、それでも切なくも優しい気持ちにさせてくれました。蛇足的な話がなく、各ランナーの走りに集中できるのもこの物語の良さですね。シンプルすぎる心理描写も新鮮に感じました。人生によく例えられるマラソン。全力で走ったり、歩いたり時として立ち止まったり、振り返ったりさらには誰かの背中を押したり、押されたりと人の温かさに触れながら、少しでもいいから「前に進もう」と思える人生
第1巻の人生の一椀,第2巻の幸せの一膳泣けるよ~涙流しているところ看護師さんに見られた!辛い治療。平凡な入院生活。どうしても気持ちがささくれ立ってくるし、ネガティブな思いが頭の中、心の中を支配してきます。そうなると、治る病気も治らなくなるし、治癒が遅れる。そうならないように、自暴自棄になりがちな気持ちをなんとか繋ぎ止めてくれていたのは、大谷翔平選手の大リーグでの活躍とほっこりする、人情物の時代小説を読むことでした。辛いな~と思った時に、よくぞこ
辛い治療。平凡な入院生活。どうしても気持ちがささくれ立ってくるし、ネガティブな思いが頭の中、心の中を支配してきます。そうなると、治る病気も治らなくなるし、治癒が遅れる。そうならないように、自暴自棄になりがちな気持ちをなんとか繋ぎ止めてくれていたのは、大谷翔平選手の大リーグでの活躍とほっこりする、人情物の時代小説を読むことでした。辛いな~と思った時に、よくぞこのタイミングで天から言霊が本を通して降ってくるのです。どれだけ救われたことか。お気に
只今入院中昨晩読み終えた一冊入院していると殺伐とした内容よりも、ほっこりとした人情ものが読みたくなる。と、なると時代小説。もともと時代小説&歴史小説が好きで、読む本は、ほとんどそれですが、入院中は顕著です。昨晩読み終えた一冊はこれ小料理のどか屋人情帖祝い雛シリーズもの第36刊です。第35刊もつい最近読みました。潮来船唄小料理のどか屋人情帖シリーズものとして、現在36刊まであります。36刊は最近発刊されました。この著書を
大好きお料理盛りだくさん小説。食べること以外の小説。「涼子点景1964」と「骨を弔う」は、普段私が読んでる小説とは違い、いろんな意味で衝撃的でした。宇佐美まことさんの「骨を弔う」。小学生の時、幼馴染5人で山中に埋めた骨格標本。数十年後、5人の中の豊が「あれは本当に標本だったのか?」と疑問に思い、幼馴染に会いに行く。幼馴染がたどってきた人生が辛すぎる。私的にはDVで苦しんできた一人にこころを締め付けられ、読んでて震えました。東日本大震災で被災した一人にも、私は体験してないことなだけ
4作目かな?5作目?倉阪さんは今はこのシリーズしか読んでないので、久々。光と風の国でお江戸甘味処谷中はつねや(幻冬舎時代小説文庫)[倉阪鬼一郎]楽天市場847円内容紹介(出版社より)「紀伊玉浦の特産品を活かして銘めいか菓をつくってくれ」それが、はつねやの音松に課せられた使命だった。藩主から下った最初の材は干し柿。試行錯誤を重ね、これで氷室の柿が尽きるという最後の一つを使った柿羊羹の出来栄えやいかに。そして半年の紀州滞在中、音松はいくつの菓子を仕上げるのか。さらに
"倉阪鬼一郎/殺人鬼教室BAD"今作を購入時、なんとなく刺激が欲しい気分でほぼ衝動買いした1冊。そんな1冊ですが、"刺激が欲しい"という欲求はなかなかに刹那的でして(笑)その気分が減退した事はあまり読書に影響は無かったのですが、メンタル的な事も加わり…読み了うのに時間がかかりました。感想なんですが、これまたむつかしい😅読むのにだいぶ間が空いてしまった事、そして僕の苦手な知識や固有名詞がたくさん出てくる事、あと僕の読解力の問題かな(笑??"どう受け取ればいいんだろう……"と。あ
倉阪鬼一郎「八丁堀の忍」を読みました。久しぶりの倉阪作品です。これまでは江戸の食べ物の話でしたので、今度はガラッと変わっていました。忍びが牙を抜かれた文政の世に、伊賀の山中に、わらべの頃から人体兵器として養成する裏伊賀の集団があった。十五の若者・鬼市は、決死の思いで抜け忍となり江戸に出る。執拗な追っ手に追われ、鬼市は隠密廻り同心・城田新兵衛に出会い、その腕を見込まれ、同心屋敷にかくまわれた。はじめて人の優しさに触れた鬼市。義賊として生きようとしていた裏伊賀の若者が、江戸の闇を守る。活劇と人情の
「活版印刷三日月堂」は以前読んだのを借りてきてしまいました。最近そういうことが多いんだよなあ。ボケが進行中。ほしおさなえさんの世界が好きです。さまざまな小説、それぞれ独立しているのだけど、それぞれ関わりがある。舞台のほとんどが川越なのも私には愛着。川越は18〜20歳ごろ、週一以上で訪れていたから。もちろんそんな遠い過去と今の川越は違います。今では小江戸として有名な川越、私が足げく訪れた頃は、バリバリ昔の川越。秩父の麓という感じ。それでもあの頃を思い出せる小説がほしおさなえさんのシリー
今更?と思われちゃうけど、東野圭吾さんを読み始めたのは最近です。私にはちょっとハードだけど、読ませる力の凄さで読み進んじゃう。宮部みゆきさんの「悲嘆の門」は、以前一巻を借りて読んだままでした。今回三巻まとめて読みました。重い…重かったから一巻でやめたんだということを思い出しました。でも、好きなんです。宮部ワールド。基本的には時代小説と、子供が主人公のが好みですが、彼女の力量は他の小説も「読むのがやめられなくなる」んですよねぇ。この「悲嘆の門」に出てきたた絵本「ヨーレのクマー」。
コロナ渦で一年延期後、開催された東京オリンピックが終わろうとしています。全国的に新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増えつつある中、開催直前に至っても開催を巡って賛成反対の意見が世間を賑わせる状況の中で開かれたオリンピック。参加した選手の方々の熱きパフォーマンスは閉塞感漂うコロナ渦の日本の雰囲気を吹き飛ばしてくれそうなものでしたが、自分は最後まで気分が乗りませんでした。それは五輪開催前、政府も国民もコロナウイルス対処に何処か気が緩んでいるのではと思う雰囲気があったからです。
先日、本屋に寄りましたらコミック本が置いてある平台に、「うえやまとち著クッキングパパ157巻」が置いてあるのを見かけ驚きました。以前130巻辺りを突破していた記憶があったのですが、いつの間にか150巻を突破していたとは・・・クッキングパパは講談社発行の週刊漫画雑誌「モーニング」にて1985年連載開始し2021年の今も36年間連載が続けられているご長寿漫画。自分もブックオフ辺りで本を物色中、偶に見かけると立ち読みなんかしていたものですが150巻を突破していたと知りびっくりしました。件
はつねやシリーズ2巻。腕くらべお江戸甘味処谷中はつねや(幻冬舎時代小説文庫)[倉阪鬼一郎]楽天市場803円【内容情報】(出版社より)「気張ってやらせていただきます」。江戸のおもだった菓子屋四軒を集めての腕くらべ。かつて修業した花月堂の代わりに出る、谷中の新参者・はつねやの音松。対する老舗は江戸じゅうに名がとどろく麴町・鶴亀堂、浅草・紅梅屋、それに日頃から音松に意地悪する同じ谷中の伊勢屋だった。音松の初戦の相手は伊勢屋。決戦の行方と、果てに起きた事件は?時代モノ和
おりおり堂ふっくらアラ煮と婚活ゾンビ安田衣央や中公文庫本日のメニューは行成薫悲嘆の門宮部みゆき新潮文庫小料理屋のどか屋人情帖30新春新婚倉阪鬼一郎二見時代小説文庫おりおり堂ほろにが鮎と恋の刺客おりおり堂コトコトおでんといばら姫安田依央中公文庫全般的に食べ物小説。もう何年も「食べること=生きること」が頭の中をぐるぐる巡ってるので、読む本もその選択が多いです。ただ料理するのではなく、そこに込められてる愛情。料理の味はそこで決まる。
あら、ことぶき酒店かぶっちゃった。今年の図書館読書は78冊。例年よりかなり少なかった。濡れ衣着せられて職場から去ってから、明らかにノイローゼな日々。あるはずないものが見えるし、頭痛やめまいも止まらなかった。「そんななら心機一転引っ越そう」と娘に言われて引っ越し。それから娘の出産、相次いで倒れた両親の介護や手続きに追われた夏。そして秋に孫の入院と緊急手術。バタバタの一年だったから読書が減ったのは仕方ない。気を紛らわせられる、今の私からは遠い、夢物語に近いものを好んで読みました。
倉阪さんの新シリーズ和菓子屋系。かえり花お江戸甘味処谷中はつねや(幻冬舎文庫)[倉阪鬼一郎]楽天市場847円【内容情報】(「BOOK」データベースより)「つくっても売れ残るだけだから」嘉永三年の早春、谷中・感応寺の門前町の一角に見世びらきして二月、「甘味処はつねや」の門出は大雪で挫かれた上、前途多難。おかみのおはつは近くの老舗・伊勢屋に意地悪され亭主の音松は苦笑いするばかりだった。食べるのが惜しくなる音松の菓子と若い夫婦の奮闘、仲間の人情で多幸感に包まれる時代小説
倉阪鬼一郎氏の作品、『白い館の惨劇』を読みました。シリーズ作品なんですが、その中でも“館”とつくシリーズと(出版社の関係でしょうか)分けてるような倉阪氏のあとがきがあったりで、ワタクシ結構混乱してますw倉阪鬼一郎氏の既読の作品コチラゴーストハンターと黒川シリーズの最初の作品『百鬼譚の夜』とりあえず、あらすじ〜ーーーーー記憶が曖昧な男性が、嵐の中、白い館に辿り着きます。男性が辿り着いたそこは、「日沼美術館」で、施錠されていませんでした。中に入ると、執事のような蝶ネクタイをし
倉阪鬼一郎氏の作品、『緑の幻影』を読みました。倉阪鬼一郎氏の既読の作品こちらまた〜?夏だし。ってことで又、倉阪鬼一郎氏の作品です。『百鬼譚の夜』から始めるシリーズで、「ゴーストハンター」と「黒川」という人物が出てくるものがあるんですが、『百鬼譚の夜』の後、『赤い額縁』→『白い館の惨劇』→『青い館の崩壊ブルー・ローズ殺人事件』→『紫の館の幻惑卍卍教殺人事件』というふうに色がタイトルに入っているものが続くのですが、(現時点では赤までしか読んでなくいです。後日読みます〜)今回
倉阪鬼一郎氏の作品、『泉』を読みました。またまたホラー小説です。倉阪鬼一郎氏の既読の本コチラ倉阪鬼一郎氏というと私の中では平仮名シリーズっていうのが印象的で、タイトルが『うしろ』とか『ひだり』とか、そのまんま3文字の平仮名のホラー作品で、シリーズになってます。このブログを始める前から読んでいた方なので、全部は書いてなくて、シリーズ5作の最初の方の2作品『うしろ』と『すきま』のブログないんです。他はむかーしお堅い文章で書いてますので、よろしければご覧くだせぃ。平仮名シリーズ『ひ