ブログ記事3件
修羅の宴著者:楡周平講談社発売日:2012-07-19ブクログでレビューを見る»イトマン事件がモデル。高卒ながら大銀行で役員となった滝本は、商社の経営再建を託され社長として送り込まれる。毎年増収増益の業績を挙げることが、自らの地位を守ることだと強引な手段を用いて黒字を叩き出す。しかしながらバブル崩壊の波とともに、滝本も会社も破綻への道を進むことに。。。結末は分かってしまってはいるが、人が一線を超える心理描写が巧みに描かれていた。
皆さんこんばんは。私のとっての一週間が終りました。今週も常連さん達に救われた一週間でした。心から感謝です。恒例の夜中の本紹介。「修羅の宴」楡周平実際にバブル時期にあったイトマン事件がーベースの小説。ベースというかそのものを、楡さんが想像で繋げた感じ。時はバブル前夜、大手銀行から一人の男が老舗の繊維商社に出向社長として送り込まれます。昔ながらの手法が祟り、三百億の累積赤字を抱えていたのを、自信の手腕で二年で再建します。その勢いに乗り、只の繊維問屋を総合商社に代えて更に売り上げ