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おはようございます。今日は事業があって、出勤です。風邪は、鼻詰まりとくしゃみが残りますが、体のだるさと熱は収まりました。長い風邪でした・・・。今日は、サン・テグジュペリ『星の王子様』の読書感想文です。信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。とても感慨深いお話でした。また読みたいですし、再読したときに別の気づきがあればいいなあと思いました。『僕をなつかせて』やっと、きつねが出てきた。2年前。私は自分の自己重要感を得たい、どうしたら自分が大事だと
おはようございます。極寒の朝です。本日夜の、信州読書会さんのツイキャス読書会『星の王子様』楽しみです。信州読書会さんに伴走いただきながらの、自分自身の2年間の読書体験をギュッと凝縮したような読書体験でした。『星の王子様』は、自分自身の内面のテーマや、職域におけるテーマまで網羅されていました。感無量です。職域におけるテーマとは、人と人との「絆」や「つながりの価値」という、目には見えない、プライスレスなものを、社会的価値としてどのように表現していくのかという事です。退職後に引
おはようございます。非常に、お正月気分の朝です。抜けきらない・・・どうしよう。娘も今日から新学期なのですが、「まだお正月の気分」と言ってました・・・どうしよう(苦笑)。今日は、先週金曜に信州読書会さんのツイキャス読書会に提出した読書感想文です。吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』です。『母の寄り添い』一人前に旅立つための準備期である潤一くんに、説得力のある存在として登場するのは叔父だ。亡くなった父の代わりに叔父は、親とは違う斜めの存在として、潤一君に社会を教え
おはようございます。信州読書会さんの雑談音声75「女性の献身」を聴きました。音声で引用されていたのは、キルケゴール『死に至る病』80ページ~の箇所です。“女性は利己的に展開された自己の観念も決定的な意味での知性ももちあわせてはいない。その反対に女性の本質は献身にある。(中略)献身において女性は自己自身を喪失している、かくてのみ彼女は幸福であり、かくてのみ彼女は彼女自身である。献身なしに、幸福であるような女性は完全に非女性的である。(中略)男性は自己自信を持っているのである。男性は
おはようございます。信州読書会さんの昨日のツイキャス読書会、たくさんの感想文が寄せられていました。課題図書、吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』は、いろいろな目線からいろいろな感想が持てそうです。大人が読んでもとても深いと感じました。一つ、印象的な場面がありましたので、自分の思いを書いてみました。『コペル君の教訓の汎化』コペル君の親友が上級生から「生意気だ」という理由でリンチを受ける場面。「他にも仲間がいれば出てこい」と言われ、恐怖で進み出ることができなかったコペル君。そんな自
おはようございます。正月休みがたった6日ということに気付いて、愕然としている朝です。昨日は職域でイヤなことがあり、仕事納めでやっと終わったという安堵感とヤケクソ感で、酔っ払って食事を作りました。「あいつは酔っているから」と、温そばと鮭フライというヘンな組み合わせでも容赦されました。1年に1回はこの手も使えるかもしれません。くれぐれも酔っての揚げ物には気をつけましょう。今日は、ディケンズ『クリスマス・キャロル』の読書感想文です。信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。今回はあ
おはようございます。水曜あたり、雪だそうですね。ああ大変。昨日岡山読書会yuukiさんと、読むのが難しかった本の話をしていたこともあり、自分の中で、これまでの信州読書会さんの課題図書で読むのが大変だった本を思い浮かべていました。森鴎外『かのように』(文体が苦手)ディケンズ『クリスマス・キャロル』(図書館で借りた児童図書の翻訳がまずすぎた)スタンダール『赤と黒』(長くて読めない)太宰治『人間失格』(気持ちがふさぎ込んだ)吉村昭『桜田門外の変』(歴史小説というだけで気合が入ら
こんにちは。朝晩の冷え込みがが激しいですが、日中はポカポカしています。今日は、信州読書会さんのツイキャス読書会課題図書、山田詠美さんの「僕は勉強ができない」の読書感想文です。昨年9月のものです。高校生がみずみずしいです!『◯をつけよ』秀美が好印象を持っている人たち(母や祖父、桃子さん、桜井先生)は、みな嘘がない。自分を具体的に知り、正直に、さらけ出して生きている。嘘がない人の姿は清々しく、「いい顔」をしている。嘘がない人に価値を見出しているのは秀美だけではない。自分たちに寄り添ってく
こんにちは。一日ポカポカ陽気でした。今日は、魯迅『阿Q正伝』の読書感想文です。昨晩の信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。中国の文学、初めて読みました。最下層の庶民のお話。時代背景などは分からない中での読書でしたが、今でも共通する課題を、異なる国に住み、異なる時代に生きる私自身が共通体験しているのを感じました。古典って、すごいですね。『悲しみは川のように』阿Qの人生は、「流れる川」のようだ。時々岩にぶつかっては、また方向を変えて下流に向かって流れ続ける。阿Qの精神
おはようございます。今日は、ゲーテ『親和力』の読書感想文です。先々週の信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。シャルロッテもオッティーリエも、これだけ数奇な運命に見舞われるなら、修道院に入ったらいいのに。と思って書いた感想文でしたが、信州読書会宮澤さんから、「プロテスタントは修道院がありません」で、幕が引きました(笑)。シャルロッテのインパクトが、強烈でした。あまりに出来すぎた人で、エードゥアルトの言いつけを守り、オッティーリエの世話役を務める姿は、離れわざですね。マジ私なら改
おはようございます。昨日は久々に洗濯物がよく乾き、喜んでいたのですが、今朝はまた雨です。うんざりしますが、仕方ないですね。昨晩の信州読書会さんのツイキャス読書会ゲーテ『親和力』おもしろかったです。プロテスタントには修道院がないのですね。基本的なことなのかもしれませんが、勉強になりました。今日は、斎藤孝さんの岩波新書『新しい学力』のご紹介の続きです。第1章3『「新しい学力」を伸ばす授業』の、理科の授業についてです。『新しい学力観に立つ理科の授業の工夫』(文部省、平成7年)では、
おはようございます今朝も冷え込みます。昨日久しぶりに晴れたので窓を開けて行ってしまい、夕方帰ったら布団が湿気ていたのでショックでした。久々の秋晴れは普段の段取りも忘れてしまうほど貴重なものですよね今日は、谷崎潤一郎『猫と庄造とふたりのおんな』の読書感想文です。信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。今日の信州読書会さんのツイキャス読書会課題本であるゲーテ『親和力』に比べて、なんてほのぼのとしているのでしょう。女性の献身も質が違うように感じます。神の御前で愛を誓うというのが日本
おはようございます。久しぶりに今日は晴れるみたいです。今はただ日光に当たりたいです斎藤孝さんの岩波新書『新しい学力』で、学力のあり方が「問題解決型」の能力を中心とする新しい学力へシフトしていることをご紹介しました。同じく斎藤孝さんの書籍『読書のチカラ』(だいわ文庫)に、興味深い内容がありましたので、ご紹介したいと思います。“問題は、解決するよりも発見するほうが難しい“駅や銀行の窓口で待たされる側から見ると人員を増やしたらいいのにとか、作業効率の改善点はないのか等の問題に気付くこ
おはようございます。この秋雨続きのなか、台風が接近しているみたいですね。洗濯物が乾きません今日は、フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』読書感想文です。昨晩の信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。主人公セシルの父の恋人アンヌは42歳です。当時18歳のサガンが描いた42歳を読み解くのは、おもしろい体験でした。アンヌの思いのたけを遺書で表現しました。私は、アンヌがどうしても捨てられなかった「自分自身」に心が奪われました。アンヌが捨てられない「自分」とは、「
おはようございます。冷たい雨が続きますね今日は、ジョージ・オーウェル『1984年』の読書感想文です。今年5月に信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。ロボットのような生活に恐怖を感じました。いつかオブライエンのAI盤が出て、精神的に支配される日がやってきたら・・・という恐怖を感じざるを得ません。『骨まで愛して』困りごとを抱えて市役所に行ったとき、係の人によって全く対応が違うことを経験したことがある。何らかの制度を利用しようとすると、必ずそこに担当者がいて、その担当の
おはようございます。秋雨が長いですね。今日は、ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』の読書感想文です。あまりよい出来ではなかったので載せるのをためらっていたのですが、2016年9月に信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。(なんと1年前のもの)読書感想文のイメージづくりで映画のDVDも観ました。『愛を読む人』言葉に表せないほどにハンナが強烈です。人生のその時々でハンナを支えたものとは…。何度も読みたい小説ですし、読むたびにその時の自分のコンディションで感想が変わりそうな気もする
こんにちは。今日からグッと冷えますね。今日は、信州読書会さんのツイキャス読書会の課題図書だった柳田国男『山の人生』の読書感想文です。実家近くの山を愛する私です。望郷の念にかられてしまいました。『山は心の宿』「人にはなおこれという理由がなくてふらふらと山に入って行く癖のようなものがあった。少なくとも今日の学問と推理だけでは説明することのできぬ人間の消滅、ことにはこの世の執着の多そうな若い人たちが、突如として山野に紛れこんでしまって、何をしているかも知れなくなることがあった」(本文『
こんばんは。怒涛のように過ぎた3連休でした。一番置き去りにされるのは、私の場合社会情勢です。政党とか選挙とか、意識的に時間を作らないとスルーしてしまっています。なかなか政治の影響を自分の生活に即して感じにくいもので、それを情報で補うというのは、人間の想像力が補えるワザなのでしょうが、なかなか…😓今日は、信州読書会さんのツイキャス読書会に提出した永井荷風『濹東綺譚』の読書感想文です。お雪が不気味で、何ともいえない読後感でした。川端康成『雪国』の葉子と重なりました。女性は自分を司る何かを
おはようございます。今日は信州読書会さんの読書会から学んだこと「自己効力感」についての最終です。ここ半年くらいのことですが、読書感想文を書くことで、自分の気持の持ち方に変化が出てきたように思います。対人面で自分のスタンスをはっきりと持ち、なおかつ嫌味のない表現方法で他者に伝えることが(亀の歩みですが)できてきたような気がするのです。ママ友との距離の取り方も随分楽になりました。関係を断つのでもなく、同化するわけでもない、その中間の付き合い方がだんだん分かってきたような気がするのです。
おはようございます。昨日に引き続き、信州読書会さんの読書会から学んだこと「自己効力感」についてです。決められたテーマに沿ってコラムを書く「コラムBar信州」から、ツイキャス読書会に変わって以降のことです。読書感想文を書く目的は、引き続き「自己効力感を上げる」ことでした。何度か書いて提出していましたが、大きな気づきを得たのは「コンビニ人間」の読書会です。信州読書会宮澤さんから、視聴感想の中で、私の読書感想文を「人事部の発想やな」と表現した人がいたと聞きました。やはり読書感想文でも自分
おはようございます。「涼しい」から「寒い」に季節の表現が変わってきていますね。最近、これまで自分自身が読書会で学んで、「これだ」と思ったことを振り返ることが多くなりました。ブログでいくつか思い当たることを書いてみようと思います。今日はその一つ、「人間の悩みは人間関係に関すること」について。私は総じて自己効力感が低い人間なのですが、それがあらゆる生活場面で影響をしていて、自分の家族、我が子、職場の人間関係、ママ友etc.・・うまく関係性が結べない悩みがありました。負けたく無いと知
こんばんは。少し蒸し暑い日が続いています。娘の運動会も無事終わり、来月は地区の運動会です。玉入れと踊りと綱引き。娘は人数合わせのリレー。たまにはゆっくり栗拾いでも行きたいものです。ああ、3週間前にぶどう狩りに行ったところでした。ホッコリしたひとときは、忘れてしまっているものです。今日は、中島敦『李陵』読書感想文です。信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。私は李陵に対して結構自分に近いものを感じたのですが、ツイキャス読書会のメンバーさんは案外そうでもなく、そこが面白か
こんにちは。昨夜の台風、すごい風でした最近、信州読書会さんの有料コンテンツ、エーリッヒフロムの『自由からの逃走』を通勤の車中で聴いています。その中で、驚いたことがありました。ひとつは、人間はタナトス(死への希求)を持ち合わせていること。ふたつめは、世の中に出回っている過激な成人向け画像や動画などは、タナトスを解消するための(国家的であれ、私的であれ)措置を講じているものであるという(信州読書会さんの?)見解。人にはそれぞれ、世の中に存在する疎ましいものを、どう解釈していくのか
おはようございます。秋晴れのいい天気です今日は、信州読書会さんのツイキャス読書会に提出した読者感想文です。スタンダール『赤と黒』。締め切りまでに上巻しか読めず、一章分の感想文です。ジュリアン、今のところ私には謎のベールに包まれています。あと、歴史的背景を理解していないと読み込むのは難しそうです。信州読書会さんが歴史的背景をツイッターで解説していますので、聴いてから読むと理解の助けになりますね。『第一部第二十五章神学校を読んで』上巻しか読めなかったため、今のところの私のジュリアンの
おはようございます。残暑が厳しいですね。今週末は、夏休み最後の宿題の追い込みという人が多いのではないでしょうか。私も今日は子どもの宿題チェックと持ち物揃えで一日が終わりそうです。昨日サイゼリアでグラスワイン注文しました。100円ですよ、ありがたいですね。私はいつも白ワインなのですが、甘くも辛くもないお味です。今日は、森鴎外の『山椒太夫』の読書感想文です。先週の信州読書会さんのツイキャス読書会に提出したものです。『為すべきこと』『その晩恐ろしい夢を見たときから、安寿の様子がひどく
こんばんは。なんと、読書感想文が数百円でメルカリに出品されているそうですね。たしかに、出版したものでなければ著作権なんてないのですから、ブログにアップすればそれで自分の手を離れてしまうのは仕方ありません。書いた自分も内容を忘れていたりしますから。しかし、どうであれ、ここに私がアップしているものは、正真正銘オリジナルであることを誓います(笑)。『先生と奥さん』奥さんにとって、先生との結婚は明るい前途あるもののはずだった。「おい静」と優しく妻を呼び、「妻君の為に」という言葉を忘れない先
こんばんは。今日は、井伏鱒二著『黒い雨』の読書感想文です。8月11日の信州読書会さんのツイキャス読書会で課題図書でした。原爆投下後の広島の様子が、生々しいです。特に、災害ボランティアを体験した直後に読みましたので、自分自身が日常に戻りきれていないナチュラルハイテンション状態で、読むのにいつも以上に労力を費やしてしまいました。井伏鱒二『黒い雨』読書感想文小説に出てくる原爆投下後の広島の様子は、とてもむごい。溢れる死体や生きた人体からウジ虫、弁当に黒い渦を巻いて群がるハエなど。これだけ
おはようございます8月2日から、私用で九州に行きます。今はバタバタ準備中。今日は、7月28日の信州読書会さんのツイキャス読書会カーソン・マッカラーズの『結婚式のメンバー』に提出しました読書感想文です。とてもグイグイ惹きつけられる小説でした。女性には一度はこういう時期がありますよね。思い切りはまり込むと大人に向かう時期なので、分別なしに飛び込んだ先に大人の世界の蜘蛛の巣がかかっていて、危うい。そんなフランキーに寄り添うベレニスの存在感は圧倒的でした。『ベレニスへ』人はどこから来て、
こんばんは。天気が変わりやすく大気が不安定な日々です夏休みに入りました。ハードです。何もかもが。渦のような…たった三人きりの家族さえ、自分の仕事さえ、回しきれない。情けない限りで。尽くすことだけが美徳ではないはずなので、サラッとやる方法を心得ないと今日は、昨日の信州読書会さんのツイキャス読書会課題図書、武者小路実篤著『愛と死』の読書感想文です。『生と死と』自分は今、生きている。そして明日も生きている。その前提で生きている。毎日何の根拠もなく、そう信じている。この小説を読みな
おはようございます今日は、6月29日に信州読書会さんのツイキャス読書会課題図書だったカミュ『異邦人』の読書感想文です。岡山読書会yuukiさんから、神の概念を理解するのに大事な小説と聞いていましたので、気合い入れて読みました。ムルソーが、なぜ異邦人なのか。現代の日本に身近な話としては、同調圧力が挙げられると思います。他者理解が寛容ではないのですね。ママ友の世界にもあります。一定の枠に収まらないことが不安、焦燥、恐怖となり他者を襲うのです。子どもの世界にも徐々に出てきますね。ホント、ア