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そろそろ月も変わりますので床飾りを変えて見ました。今尾景年先生筆、飛蝶図『蝶のとぶかたや花ある道らしき』風袋、一文字は景年先生専用の落款づくしです。たまには美石を飾ってみましょう♪♪♪北海道今金産の瑪瑙石です。勿論、生瑪瑙で着色加工は一切有りません。原石の肌を上手く残した磨き仕上げが美しいです。添え草はイワオモダカです。草花も一斉に芽吹き、いよいよ蝶が舞う季節到来ですねぇ
愛石3月・4月号で落款の特集をしていますね、大変勉強になります。我家にも、門外不出の桐箱入り水石が数石あります。私もそろそろ、一刻爺と一刻亮の所有である証と、産地名・石銘などを付して管理していきたいと思っています。先ずは、落款印の作成に取り掛かりました。この先長い期間使い続けるものであるし、私が死んだ後も後世に残るものであるので、なるべく作成者と対話できる環境で依頼したいと思いました。ネットで県内の篆刻家を検索してみますと、隣の隣町に偉い御方がいらっしゃいました
三月になりましたね。床の間の飾りも変えて見ました。父が大変気に入っておりました神居古潭石です。台座も父の手作りで桐箱も設えてあります。銘は『十二単』亮はつくづく思うのですがJAZZと水石は相性が良いです。なので今晩はアイクケベックの『春の如く』を聞きながら綴ります。平安美人が、苔生した庭のシモクレンを愛でているという見立てです。軸は庭山耕園作、『紫木蘭瑠璃鳥』シモクレンは外来種ですが古くは平安時代の書物にその記述があるそうです。以前はランの花に似て
さてさて、公共工事に携わっている亮としては、年度末にて忙しく過ごしております。忙しい中でも、教材など仕入れて少しずつ勉強しております。水石趣味の究極は、何と言っても床飾りにあると私は思っておりますので、基本となる茶道の飾りも勉強し始めました。俄然、水盤についても知識を深めたいと思いまして村田圭司先生のバイブル的教科書も入手しました。外箱入りの本は泣く子も黙る『景道片山流教本』です。これにて基本中の基本から徹底的に勉強し直します。教材以外に己
常々、良い添配が欲しいと思っていまして陶器製の高士像を購入しました。常滑の壱興さんの作品です。落款も入っています。桐箱にも作者の銘が入っているのは驚きでした。この鉢は、園芸店を営んでいた頃に父が常滑で仕入れてきた未使用品です。この鉢が有ることによって壱興窯が気になりだしたのであります。釘書きによる銘は極初期の作品であるらしく、御本人に画像を見て頂いたところ、40年近く前の作品だそうです。おおよそ父が仕入れに行っていた時期と重なります。早速床
会場に持って行った荷物をすべて下ろしまして、一杯飲んで、飯食って、グッタリしています私も頑張って荷造りして、小品台座石を大量に展示即売しました。丸い石は四国の四万十川河口の海岸石です、他は湘南海岸の石が多いですけどね、おおよそ目標の売り上げは達成しました(新記録です)コチラは樹石さんの出品です。さてさて、以下の画像は展示品です。『三倉石』いわゆる茅屋石ですね『紅加茂石』磨き仕上げの山形石です。『安倍川鉄丸石』達磨さんです。『佐治川石』
さて、15日には松の内も明けます。いよいよ正月気分も終わりですね。床の間の飾りも変えて見ました。水石・茶道・禅宗というのは密接に関係が有りまして、床飾りの基本は茶道をお手本とします。私は茶道を習っている訳ではありませんが、只今勉強中です。茶は仏教とともに伝来し、日本で茶道として発展していきました。特に禅宗と関りが深いようです。茶席では掛軸を観賞しますが、多くは禅宗の墨蹟が良いとされています。禅語や円相、達磨さんの戯図なども良く見られますね。表装の格も柱を細くした草体
さて、本日5日をもって正月休みも終了です。明日から仕事かぁ・・・元日は何をするでもなく昼間からウヰスキーをチビチビやってましたが、2日は日本平まで出かけて苔聖園さんを見学しました。若様は留守でしたが、受賞の赤松は見てきました。大将が接客してくださいまして色々な昔話などしてきました。母も同行していたので・・・日本平登りたいって言うので寄ってきました。2018年11月にオープンしたと言う夢テラスを見てきましたが、とってもオススメ観光スポットです。静岡県内で、車で行ける
今年も暮れますね本日から仕事はお休みでして、二日酔いの醒めた午後2時頃からゴソゴソと床の間の掃除をして新年を迎える飾り付けを行いました。荒磯の岩礁から昇った初日です。軸は庭山耕園作、旭日添えは正月の演出として来年の干支“巳”全体の景色には関係ありませんが“らしさ”の演出です。六原張り子の起き上がり小法師この表情が可愛いです。主石は八瀬の巣立真黒石銅盤に甲玉透中卓で合わせています。銅盤の砂を水平線と見立て、抜けのある岩礁を据えました。
14日は父の月命日なので、母と墓参りに行ってきました。母が『家に飾るシクラメンが欲しい』って言うので昔、商売やっていたころの仲間の園芸店に立ち寄りました。店長さんはウチの親父とは古典園芸をやっていたころからの知り合いで自分が生まれる前からの付き合いじゃないかな・・・母がシクラメンを選んでいる間に、店内をまじまじと観察、片隅に古ぼけた台座水石を発見しました。植木と一緒にお構いなしに水をぶっかけていたものか、台座はふやけて一部欠けてるし、使い物になりません。
もう師走ですよ・・・静岡県は本日防災訓練でして、地区の公会堂でテント張りしました。11時前に終わりましたので、急いでRRのエンジン火入れとバンバン近所パトロールを済ませ、午後からお袋と紅葉狩りに出掛けました。遠州森町の大洞院です。『寿司食いねぇ』の石松の墓紅葉は残念ながら過ぎてたかなぁ・・・ま、雰囲気だけでも楽しめました。月が変わりましたので床飾りも変えます。この石は親父秘蔵の根尾菊花石でありまして、ネット公開は初めてだと思います。
今夜も三倉石を水盤に据えてみました。この石も私の自採石なんですよ、台座を嵌めるとなると厚くなってしまうため手入れせずに長年放置してあった石です。風化土を落として仕上げました♪♪♪前回と同じ鴻陽の水盤に据えてみました。もう少し砂に埋めたいのですが、既に底付きしてしまっています。同じく、鴻陽の水盤ですがサイズUPしています。肉眼では然程感じないのですが、画像で見ると余白が多すぎる(水盤が大き過ぎる)ように見えます。卓もサイズUPしています。全体にゴツ
掛け軸を新調しましたので、今夜は三倉石を床の間に飾り付けて見ます。この石も彼此20年以上前の自採石です。台座では飾り映えがしないだろうと風化土の御掃除もしないまま屋外に放置してあった石です。この度思い立って手入れをしました。ワイヤーブラシやらふとん針やらを駆使してここまで仕上げるのは中々に大変な作業なんです。原石の状態では判らなかったヌケが現れました。三倉石でも稀にあるソゲ石で、底も天然です。主石は遠山形で、添えに木彫の茅屋を配してありま
4日の月曜日祭日、山梨県甲府市まで水石展を見学に行って参りました。菊川水石会長と私の二人でお邪魔しました。昨年の1月に父を亡くしたことをきっかけに、水石趣味を復活させた私ですが、15年近くこの世界から遠ざかっていたために、今更ながら危機的状況に焦りを感じる毎日です。兎にも角にも水石趣味人口が激減してしまい、どこの水石会でも存続が危ぶまれているのが現実です。水石の世界だけではありません。日本の文化が失われつつあると思うのです。父と私が水石の師匠と勝手に決め込んで
大國魂神社から、府中街道へ向かって歩いています。宿場を構成していた府中三町(番場・本町・新宿)の内、中心となった本町を示す石碑。左側のレリーフには、江戸時代の字(あざな)が一覧表記されています。鎌倉街道との分岐点にある、大國魂神社の大鳥居。JR府中本町駅のすぐ近くです。府中街道の御殿坂を下っていくと、左手に鳥居が見えてきました。これは相当年季が入ってますね。手水の水も絶えているようです。この侘寂感。人跡未踏な静けさです。にゃん
台風19号は去りました。私が住まう静岡県は直撃を受けましたが、昨年のような被害も無く、ホッと胸を撫で下ろしている次第です。長野市などの惨状をニュースなどで見ますと、胸が痛いです。本日14日は、亡き父の月命日でありまして、母と墓参りに行ってきました。無事を報告に・・・帰宅後は昨晩水盤に据えた鞍馬石を撮影してブログ記事を更新することにしました。主石:黒鞍馬石(18×19×10)水盤:志茄埜庵蕎麦釉切立角入長方卓:紫檀算木平卓掛け軸は児玉希望『山雲乍晴』今
先日手入れした菊花石を水盤に据えてみました。水盤・・・志茄埜庵蕎麦釉切立角入長方卓・・・・・紫檀算木平卓やや卓が小さい印象を受けますが、手持ちの道具ではこれが妥協線です。大変お気に入りの水盤ですから、バッチリ収まる卓を、何れ買い揃えたいと思います。水盤に据えるため油分は中性洗剤で洗い落しました。この作業が良かったのか、乾いても菊花模様が冴えています。最後の画像は水を打っています。叩き仕上げのままでは手放そうかと思っていましたが・・・これ
塩酸で花を洗い、叩き痕を消す作業にチャレンジ失敗覚悟で挑戦しました。結果、すべての花が本物でした。花びらの石英質が白では無く、透き通った透明色のため、全くの自然の状態、或いは磨きの仕上げでは花が目立たなくなってしまいます。酸で洗った直後も、花がボヤけてしまい『失敗したか』と思いましたが、少し油分を与えて亀の子だわしで磨き上げれば御覧のとおりです。石表面の油分が落ち着いたらもっと良くなるでしょう♪♪♪前の叩き仕
今夜は雨生山石を飾り付けてみました。雨生山は我が県西部に位置し、ガキの頃から親父に連れられ何度も探石した山です。雨生山石は蛇紋岩で、昭和中期の石ブームの折にはピカピカに磨いた美石としてもてはやされた石です。一般に蛇紋岩は脆い岩石として認識されており、風化が進みやすく、故に変化の多い石が産出します。前回に引き続き軸は山元春挙先生の『明月の図』です。添え草は石化マメヅタ甲玉透かし中卓に載せています。卓の正面から見ると主石はやや左に回し過ぎの
鶺鴒(せきれい)鳴く(9/12〜16日ころ)鶺鴒が鳴き始める頃が今頃だと言われているそうです。鶺鴒は尾が長く歩き時に尾を上下に振りながら歩く可愛い鳥です。地面を叩いているように見える為、石たたきとも呼ばれています。Space喜連でのテーブルでお抹茶はこのように二十四節気と七十二候のお話しから始まります。そして今月のテーマは9月は「侘寂(わびさび)」について。今回は先生からのお話を聞くだけでなく、わびさびについて、みんなでシェアしました。日本人ならば「わびさび」
本日、菊川水石会長と共に会場設営に行って参りました。毎度のことながら亮的目線で気に入った出品石だけちゃちゃっと撮影してきましたので掲載いたします。佐治川石佐治川石神居古潭石千仏石京都丹波石神居古潭石安倍川石石も良いのですが、水盤が好きな色形です。スッキリしていて品がありますね。安倍川石原野谷川石ポンピラ石庄内川石私の出品、安曇川石天竜川石今回の展
お盆休みに甲府に行く前日に、立川か日野か八王子に前泊しようと思い、日野に1泊したのですが、駅前通り?近くに有るカフェを利用したんです。なんと、メダカがお出迎えしてくれます💡入り口には大きな水槽が有って、飼い方の本もいっぱい有って、席の一つ一つに鉢が有ってメダカさんが接待してくれます(笑)水面の具合で写真が上手く撮れなかったのですが……こんな感じです😼お店の名前は「メダカフェ侘寂」(わさび)です💡飼育セットから色んな種類のメダカや餌など、何でも揃うみたいですよ💡また行きたいなぁ~🙀
ふじのくに芸術祭2019水石展、出品石の準備をしなければなりません。まだまだ残暑厳しい季節ですので、水盤石で考えてみました。水盤の大きさ、卓との取り合わせを自宅の床の間で確認してみます。主石は安曇川石です。水盤は鴻陽昭和55年11月吉日とあります。親父が先代の作家ご本人から直接仕入れてきたと言っていましたが・・・今となっては確認する術もありません。先ずは砂を敷き均します。私は鞍馬砂を使用しています。水盤の縁か
水石の飾り付けで重要な役割を果たす〝卓〟を購入しました。展示会などで、主石以外に先ず目に付く道具と言ったら卓でしょう。主役を邪魔することなく、引き立たせるために重要な役割を担うために、良い道具を揃えたいものです。向かって左は間口49㎝、右は69㎝です。紫檀撫肩甲玉透かし中卓甲玉の玉は玉縁の事でしょうか?繊細な仕事が施されています。透かし部分ですね、脚まで玉縁が施してあります。当然ながら紫檀材の無垢板ですよ。紫檀
いやぁ・・・、暑いですね何もしたくありませんが、草物盆栽棚に日除けを作ってます。朝から10時ぐらいまでと、夕方4時以降しか仕事しませんがだって、死んでまうよ庭の土を掘り返してたら湘南海岸石が出てきました。湘南の石としてはかなり大きなほうです。湘南海岸で探石したことが有る人はわかると思いますが、ここの石は形に変化が有りません、海ズレ石ですからね、基本丸っこい石が殆どなので、自然と抽象的な見立ての石が多いです。手に取ると、山なりの形をしてるの
6月の静岡県西部連合水石展で出品した私の石ですが、亡き父は『抹香石』だと言っていましたが、亮は常々違うんじゃないかな???と思っていました。恐らくは、中国は雲南省から産出する???『武陵石』ですね。以下はネットで検索した結果出てきた画像です。まぁ、ほぼ間違いないですね。日本ではアクアリュウムで景石として使うのに人気があるみたいですね。現地で探したら面白い石が沢山ありそうですねコチラは武陵源映画『アバター』に影響を与えたとされる
『楽園のイブ展』@銀座かわうそ画廊会期終了しました。猛暑にも関わらず今回も多くの方が御来駕くださって、墨美神とご縁を繋いでいただき、出展の3作品が完売と相成りましたこと、深く御礼申し上げます。8月はこの後に2会場続きます。(大阪は7日から阪神梅田本店、東京は27日からGINZASIXArtglorieuxGalleryofTokyo)すべて違う表現、新作で展開いたしますので、この先も墨美神ともどもよろしくお願い申し上げます。
アメブロ初投稿です。使い方が良く解りませんが東海地方も梅雨が明け夏本番です。いきなり暑くなったんで外仕事はキッツいですねそんなこんなで、床の間の飾りも変えてみようと思います。山元春挙作『雨後新晴』虹は夏の季語だそうです。よくよく見れば、画中の人物は裾からげをして蓑傘を被り、さして荷物も無くいたって軽装ですよね、ちょこっと麓の村まで行ってくるか・・・そんな感じでしょうか?雨上がりの空に、待ちわ
水墨画をモチーフにした小説が映画化されると噂に聞きました。水墨画ブームの兆しです。文章を書くこともする私としては、いずれ水墨画のことも書きたいと思っていたので、ちょっと…いえ、かなり悔しいです。(笑)なので小説のタイトルはここに記しませんが、検索すれば出てくると思います。さて、たぶん訪れるだろうブームを視界の隅にいれながら、私たち水墨画家は、なにを為すべきか。ブームを一過性にしないためにはやはり、私たち現役の作家は、創作に邁進し続けるしかないでしょう
8月は、8/2からの裸婦展を皮切りに3会場で展示いたします。東京は・銀座かわうそ画廊・GINZASIXArtglorieuxGalleryofTokyo関西は・阪神梅田本店阪神美術画廊すべての会場で、現在打ち込んでいる新作をご覧いただけます。樋口鳳香本人も手書きの衣装で、できるだけの時間を在廊いたします。非売品ですが衣装も一つの作品としてお愉しみいただけたらと思います。なにとぞよろしくお願いいたします。