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8月の読書!あまりの暑さに家や室内での読書時間が増えた?!ハズレ無しの充実した読書だった気がする〜『ガウディの伝言』素晴らしかった!
「短歌タイムカプセル」東直子佐藤弓生千葉聡牛乳のあふれるような春の日に点に座れる桜のおしべ小島なお子どもとは球体ならんストローを吸うときしんとより目になりぬ小島ゆかりなんだか作風が似ているなと思っていたら母娘だった短歌タイムカプセルAmazon(アマゾン)846〜5,219円この本には多くの歌人の歌が掲載されている短歌の選者を務めている方もいるし、国語の先生もいらっしゃるかつて、高校生だった方が歌人になって掲載されていたりして
2018年9月20日晴れ歌は呪い呪われる言霊(ことだま)と言い、言葉にはたましいがこもっている。たましいとは、宇宙の心だろうか。生きる限りは言葉を使う。嘘も方便、嘘をつかねば生きていけない。だが、基本は嘘はつかない。人間の知恵として、自分に有利に物事を動かしたい時、呪文を唱える。挨拶がそうで、おはようは、今日も元気で行きましょう。事故がないように、願いがこもつている。日常詠としての呪い歌。あのひとを呪い苦しめ狂わせて後悔させる歌を教えて(あのひとを呪い苦しめ狂わせて後悔
2018年9月19日晴れオカルタンカ連載:笹公人のワクワクするオカルタンカ~言霊念力トレーニング前回の課題【前世】佳作前世で契りしひとに声をかけしかとされたり悲しき現世(ふじたま)生まれ変わること、当たり前のようで「現世」では曖昧に扱われる。現世ルールだ。私が「生まれ変わり」を確信した時を語ろう。長女を九ヶ月で亡くした。心室中隔欠損症という難病で、生まれた時に予命宣告されていた。亡くなる日、彼女が私に「また会おうね」と言った。口には管があり、テレパシーだった。神
2018年9月17日晴れ佐藤弓生の代弁今日の佐藤さんのツイッター。強者の代弁をするな。弱者の代弁をするな。とにかく代弁をするな。以上代弁とは、本人に代わって意見・要求などを述べること。(デジタル大辞泉)強者、私は年長だし、宗教、呪術や瞑想ではそうかもしれない。弱者、人に知られたくない秘密と心の傷を持つものだろうか。代弁をするな。自分の言葉でしやべれだろうか。心が痛い。第4チャクラが震えている。引用を止めて、自分の言葉で書くのは難しい。何とかしなければと
2018年9月16日晴れ佐藤弓生とことばの意味性昨日のツイッターの記事画家はオブジェの記号性から逃げようとし、詩人はことばの意味性から逃げようとする、こともあるかもしれない。文字が無心の物質としてそこに在るようにみえるとき。以上虚構として、おとうとが無心の物質としてそこに在るようにみえるとき。こう読めば謎めいた歌が読み解ける。底なしの思ひ出、女、スカアトのなかのつめたき渦巻銀河底なしのだから、地獄の思い出。スカアトのなかは肉体、それも子宮。渦巻銀河とは、満中陰までの渦巻
2018年9月15日曇り佐藤弓生を気の毒だと云った人々昨日の佐藤さんのツイッター人には親切にしたい。優しくしたくない。私のことを気の毒だと云った人々のことを私はきっとゆるさない。とはいえ、人をゆるさないで、誰をゆるすのか。以上はて、私も記事を書いた。心当たりは、9月4日のこの部分だろうか。縊死、墜死、溺死、轢死を語りたり夕餉の皿に取り分くるごと自殺された方々の思い出か、こころの傷が癒えるには時間が必要だ。以上心の傷なら俺も満身創痍、十二指腸潰瘍の古傷も現存する。傷
2018年9月11日晴れ佐藤弓生のメタファー人は血で本はインクで汚したらわたしのものになってくれますかメタファーは、隠喩(いんゆ)、暗喩(あんゆ)ともいい、伝統的には修辞技法のひとつとされ、比喩の一種でありながら、比喩であることを明示する形式ではないものを指す。(ウイッキ)人は血で本はインク、これは明喩で主語。わたしが汚す。虚構である私が語っている。虚構のあなたは、月、おとうと、モーヴ色のあめふる人。生と死は宇宙で一体となる。サロメはヨハネの首と接吻出来た。冥界の人と
2018年9月10日雨佐藤弓生さんの現代短歌としての位置づけ佐藤弓生さんの歌を読んで、ふと思った。佐藤さんの現代短歌としての位置づけは何処か。図書館では現代文学だろう。その上、国の分類では国文学で所管の官庁は文部省だ。権限として教科書検定をしている。その理論根拠となる団体が、現代歌人協会のようだ。ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲理事長佐佐木幸綱さんの歌、小学校教科書に載っているらしい。また、高校教科書でも次の記事。高校の現代文の教科書(第一学習社)をもら
2018年9月9日曇り佐藤弓生と月ビニールの汚れて道にそよぐころ月の九相の無臭なること九相とは、人間の死体が腐乱して白骨化するまでの九段階を観想すること。肉体に対する執着を消すために行う。九想観。九想門。(コトバンク)句頭のビニールに対応する。ビニールは劣化しにくい、しかし時がたてば落ちて汚れる。月は悟りの象徴、だが「無臭」と否定している。昨日の「モダニズム短歌」理論で読み解くいてみた。前句がころ、後句がことと韻をふむ。九が掛けてあるとすれば仲秋の名月か。あはと見
2018年9月8日曇り佐藤弓生とモダニズム短歌天は傘のやさしさにして傘の内いずこもモーヴ色のあめふる上句は、天と傘の取り合わせ。下句は、傘の内なのにモーヴ色のあめふる。なにか違和感がある、そして、懐かしい。東郷先生の「橄欖追放」に「モダニズム短歌」を見つけた。白昼夢のようでありながら鮮烈なイメージ,違和感のある物の取り合わせ(傘・ミシン方式)による衝撃感,「歪形」「内面」「回転」などの硬質な漢語を短歌に織り交ぜたときに生じる異化効果,このような要素が伝統的短歌ともプロレタリア
2018年9月6日曇り佐藤弓生の夢夢こそはわれらの絆たはぶれにペレランドラの女王と呼びてペレランドラの女王とは、C・S・ルイスの書いた『別世界物語』に登場する女王。第1巻マラカンドラ沈黙の惑星を離れて第2巻ペレランドラヴィーナスへの旅第3巻サルカンドラいまわしき砦の戦いマラカンドラとは地球。ペレランドラとは金星(ヴィーナス)。サルカンドラとは火星。C・S・ルイスは「ナルニア国物語」の原作者。幼少の頃はアイルランド国教会に基づくキリスト教を信仰していた。14歳
2018年9月5日晴れ佐藤弓生の少年愛いつか踏むべき火輪を見しや海上の少年ホルヘ/青年ジョルジュ佐藤さんの詩歌への思いに、クリシェというフランス語があった。文学では常套句、音楽では主題となろうか。ヒントを得て、上記の歌にたどりついた。少年ホルヘ結婚できなければ司祭になる」、新法王の少年時代のエピソード2013年3月15日12:00発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン[中南米アルゼンチン]【3月15日AFP】「君と結婚できないなら、僕は司祭になる」と、かつ
2018年9月4日台風佐藤弓生の心の傷ふれたならそれはみな星こえこころことばはやがて腐敗する星視点は佐藤さんのこころ。鍵盤に触れればオルガンは歌い出す。大聖堂に星は満ちあふれる。やがて、大司教の祈り、合唱とともに終わって行く。星にも生死(しょうじ)がある。こう理解しようか。人はすぐいなくなるから話してよ見たことのない海のはなしを無常、人は死ぬ。だから豊饒の海に憧れる。縊死、墜死、溺死、轢死を語りたり夕餉の皿に取り分くるごと自殺された方々の思い出か、こころの傷
2018年9月3日曇り佐藤弓生の「詩歌の定義」『モーヴ色のあめふる』に表題の文章を見つけたので見てみよう。表象はどうあれ、詩歌は心の真実のためにある。心の真実にそむかず、ある境地に至ってしまったりせず、ときにはクリシェの力も借り、人がすぐ死ぬこの世をうたいながら、ただよってゆきたい。祈りと官能の歌世界。(同)まだ、東郷先生が橄欖追放に記事を書かれていない。しかし、決意表明ではあるようだ。「心の真実にそむかず、ある境地に至ってしまったりせず」は現代短歌への批判だろう。次の歌を分
2018年9月2日曇り佐藤弓生の立ち位置靴ひもをほどけば星がこぼれだすどれほどあるきつづけたあなた真砂なす数なき星の其中に吾に向ひて光る星あり(正岡子規)第一首はNhkカルチャーセンター短歌講座へのお誘いの歌。正岡子規のは例歌だろうか。古今集を否定し万葉集を評価した明治の文学者を出して佐藤さんの立ち位置を示した。吾とあなたの落差は大きい。時代が違う。一人称と二人称、口語と文語。しかし、歌う心は同じ。私も勉強しなければならない。肩書きが、現代歌人協会会員、歌誌「かば
2018年9月1日雨佐藤弓生の『薄い街』手ぶくろをはずすとはがき冷えていてどこかにあるはずの薄い街「橄欖追放」に以下の記事。歌集題名の『薄い街』とは不思議なタイトルだが、巻末近くで稲垣足穂の短編に由来することが明かされる。「この街は地球上に到る所にあります。ただ目下のところたいへん薄いだけです」という引用があり、次に「手ぶくろをはずすとはがき冷えていてどこかにあるはずの薄い街」という歌が、あたかも稲垣の引用にたいする反歌のごとくに置かれている。どうやらこの「反歌」が本歌集のコンセ
2018年8月31日晴れ佐藤弓生はモーヴ色天は傘のやさしさにして傘の内いずこもモーヴ色のあめふる第四歌集「モーヴ色のあめふる」モーブ(仏語mauve)は、薄く灰色がかった紫色で、マゼンタよりも灰色・青みが強い。「薄い青」とされる野草の多くは、実際にはモーブ色である。"mauve"は葵、とくにゼニアオイ(malva)の意のフランス語である。(http://fromkato.com/color/color.php?id=845898)桐の花ふりてふれくるふところを
2018年8月30日晴れ佐藤弓生のユーフォリア多幸感(ユーフォリア)これはこの世のことならず月と水との秘婚のこともこの歌は、佐藤弓生の第四歌集「モーヴ色のあめふる」のもの。長い間、現代短歌を読んできた。やっと故郷にたどりついた。しばらく、佐藤弓生とともに生きたい。源氏物語も難解だが、各人各様に読める。佐藤弓生の歌も同じ。現代人は無意識を知っている。踏み込むのは危険だが楽しい。導師に導かれ心の故郷、豊饒の海に帰ろうか。ユーフォリア(Euforia,Euphoria)は
2018年8月28日晴れ佐藤弓生は『眼鏡屋』橄欖追放より佐藤弓生『眼鏡屋は夕ぐれのため』謎解きが一つ解けた。プロフィールを出さない歌人には、知らせたくない過去がある。佐藤さんにもあったようだ。このブログで、東郷先生は歌論を論じられた。「近代短歌が見る〈私〉と見られる〈世界〉の対峙を基本とするならば、両者は細部が観察可能な距離に位置しなくてはならない。あまり両者の距離が開くと、〈世界〉は〈私〉の眼から逃れる抽象的存在になってしまう。子規はこれを嫌ったのである。」佐藤さんの歌と
2018年8月28日晴れ佐藤弓生第一歌集馬場秀和ブログ世界が海におおわれるまで』(佐藤弓生)橄欖追放佐藤弓生『眼鏡屋は夕ぐれのため』以上のブログを参照させていただきました。プロフィール佐藤弓生(さとうゆみお)は、日本の歌人、翻訳家。石川県金沢市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。夫は作家・評論家の高原英理。井辻朱美の影響により作歌を始め、1998年より歌誌「かばん」所属。2001年、作品「眼鏡屋は夕ぐれのため」50首で第47回角川短歌賞受賞。幻想的な