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東京事務所のおかぴです。昨日16時より党本部において、西田議員が本部長を務める財政検討本部が開かれました。講師には、京都大学名誉教授の佐伯啓思先生をお迎えし、ご講演頂きました。毎回、分厚い資料が会合の前にメールで届きますが、今回は開いてみると、式次第と共に添付されていたのは、「本日の会議資料はございません」というペーパーです。佐伯先生は、経済学者のみならず、思想家でもいらっしいます。お金の本質を哲学的な観点からお話頂いたようです。資料がないというのは、分厚い資料よりも重みを感じ
佐伯啓思「自由とは何か『自己責任論』から『理由なき殺人』まで」(2004年)という新書を読み終えた。最初から最後まで、さーっぱり意味が分からなかった。出版されたのが随分と昔とはいえ、これほどにまで分からない文章内容だったとは。自由について長々と小難しく書かれてあったが、まるで宇宙人の書いた文章のように感じた。例えば「言論の自由」「表現の自由」とか、我々の今の世界が、自由なのかそうではない不自由なのかどうかが、昨今、常に問題となっているのは、自由という言葉や概念を都合よく悪用することで
今日の練馬の最高気温(アメダス)は33.2度、18時には26.9度まで気温が下がっています。7月の練馬としては過ごしやすい?外出したいけど、まだ夏の暑さに慣れていないし、それなりの歳でもある私、今日は自宅閉じこもり。韓ドラ見たり(「ボクヒ姉さん」を5~6話続け見)、新聞を読んだり、夕日を眺めたり・・・・。昨日の朝日新聞の「異論のススメ」欄に、佐伯啓思(さえき・けいし)さんが[日本の「平和」とは]寄稿しています。5月の広島でのサミットでの日本の姿勢について、佐伯さんは語ります「
最近、暑いですね各務原市の気温は26℃。暑い。今日は、自宅でこもって作業していました、それでも暑くて暑くて。熱中症に注意ですねそうそう、この前ふと思い立って日本国旗と台湾国旗、英国旗をボードに貼りました。西部邁先生と佐伯啓思先生も西部先生の視線で背筋がピンっですね笑
LGBT法案が国会で通ったことで、日本人が亡国の民にならないためには、どうすべきかで頭を悩ませてしまう。政治が信頼できなくなったのは、自民党までもが、特定のイデオロギーに振り回されてしまったからなのである。混乱を収拾するには、ここで立ち止まって、小林秀雄の『常識について』を読み返さすべきだと思う。世の中の急激な変化や、学問の進歩によって、常識が「曖昧な、通俗な智慧と見くびられるのも、やむをえない勢いでしょう」と認めつつも、小林流の切り返しで、そうした風潮を一刀両断にしているからだ。小林
(砂場遊び)(飛行機飛んでます)本日は、5/26(金)のゼミ報告に向けて資料作成。文献精読や、議論を進めています😊・宇野重規『民主主義とは何か』講談社現代新書、2020年・坂井豊貴『多数決を疑う社会的選択理論とは何か』岩波新書、2015年・佐伯啓思『自由と民主主義をもうやめる』幻冬舎新書、2008年をはじめ多数の文献をもとに作成です☺️みんなと良き議論ができるといいなぁ🤝休憩がてら、妹を公園へ。新しく購入した砂場道具を早速使いたいようで🤗「この前、飛行機見に行ったね!」と
(台湾の歴史の概説)(台湾の高校生が使う歴史の教科書)(鶏卵うどん)台湾留学に向けて、台湾の歴史を学習中。『親日』と言われる台湾。しかし、『親日』という言葉だけでは語りきれない日台の歴史がある、そうつくづく思います。台湾の高校生が使用する教科書の日本語訳版を図書館で借りました。55ページを掛けて、日本統治時代の「台湾」が説明されています。台湾人の高校生がどのようにして「日本」を学ぶのか、「教科書」を通して知りました。学びと実際の比較、現地での交流も楽しみです。日本は、「
(異論のススメスペシャル)西欧の価値観「普遍的」か佐伯啓思:朝日新聞デジタルロシアのウクライナ侵略からすでに1年が経過。1年前の論考(本紙2022年3月26日付)で私は次のようなことを書いた。この事態の背景には、冷戦後の米国中心のグローバル文明の失敗がある。個人の自由や市…digital.asahi.com■西欧の価値観「普遍的」か今日の朝日新聞を読んでいたら、佐伯啓思氏の上の記事「異論のススメ:西欧の価値観「普遍的」か」と称して、普遍的価値観があたかも西欧固有の価値観であるかの
先日、お茶をいただきました。八女茶でした。美味ですねぇ。雰囲気のある方は美味しいお茶をご存知のようで、八女茶の甘み・うま味・深みを味わいながらする読書は最高です!さて、『正論』3月号。発売は明日になります。ちょっとフライイング気味ですが、ご紹介しちゃいましょう。まずは、「日本における保守とは何か」(佐伯啓思、ほか)に注目したい。「保守は現状肯定で体制擁護」なる一般的イメージを否定し、戦後の保守の立場と課題を提起しています。単なる反左翼、対米従属の保守ではダメと、深い思索を展開しています
ベル「最近池上さんをタイトルで煽りまくりですね」クロム「俺じゃないんだよ。ミネルヴァが煽ってるんだよ。池上彰の娘なりの激励なんじゃないか?俺は知らん。俺は萌え要素ゼロのおっさんとこれ以上接近したくない」ベル「それはそれで池上さんに対する誹謗中傷では?笑」ミカエル「やっぱりミネルヴァの言いなりなんだね」おこさまボックス【イラスト特典付】(gateauコミックス)Amazon(アマゾン)711円クロム「ブックオフであと少しでクーポン適用だったから、100円のBL漫画を1冊買ってみ
昭和45年11月25日の三島由紀夫・森田必勝両烈士の自刃の翌年から、11月がめぐってくるたびに、僕は決まって三島さんの死を意味を考えてきた。黒ヘル全共闘の末端の僕であろうとも、その死はあまりにも衝撃的であったからだ。あの70年代前後は、若者を苛立たせていたのは、国家たりえない日本への不満であった。それが極左の暴動を引き起こしたのである。国家意思を否定されたものたちの、攘夷としての反体制であった。そんななかで三島さんは、日本人のなかに眠っている国柄を、「文化的天皇」として私たちに示すとと
地上波テレビの一方的な報道が日本の分断を深刻なものにしている。マス・メディアを頭から信じてしまう人たちが多いからである。手の込んだ映像を見せられると、ついつい納得してしまうのである。佐伯啓思は『現代民主主義の病理戦後日本をどう見るか』で、W・リップマンが『世論』において述べたことを紹介している。「現代デモクラシーの成立条件は、まさに、誰もが実際に知らない『世界』を、切り取り、簡略化し、討論可能のような形に変形する専門家たち、つまりジャーナリスト(それにさまざまなが学者、評論家たち)にかか
佐伯啓思「死と生」(2018年)という新書を読み終えた。この佐伯氏の本はこれまで幾つか読んできた。その時のどういう読む感触だったかをすっかりと忘れてしまう程に、佐伯氏の本を読む間隔が空いてしまったが、今回も、いつもと変わりなくとても面白く読めた。京都大学名誉教授という立派な肩書きである。そんなことは殆ど関係ないかも知れないが、言葉に対して非常に慣れていて洗練されている気がする。言葉の一つ一つに深みと味わいがある。また読みたい。計220ページ程の丁度良い分量である。このところ人間(犬
朝、小雨の中をコンビニまで新聞を買いに行きました。Tシャツに、ビーサン。ちょっと肌寒かった。今朝の新聞、NPT(核拡散防止条約)がロシアの「ウクライナ記述」反対にあって決裂したという記事が大きく取り上げられています。NPTも国際政治です。ウクライナ事態の中、そういう結論になるのは当然です。日本だって被爆国でありながら「核兵器禁止条約」に未署名を続けているわけだし・・・、日本のマスメディアが一斉にロシアを避難する論調で報じても、では日本はどうなのか?岸田政権は最近「脱原発」から「原
日本のデモクラシーに欠如しているのは規律である。佐伯啓思が「わたしには、現代日本の『不幸』はデモクラシーが成立していないからなのではなく、むしろ、そのデモクラシーがあまりにも規律をもたず、いわば無責任な言論の横溢をもたらしているところにある」(『現代民主主義の病理戦後日本をどう見るか』)と警鐘を乱打したのは、間違ってはいないのである。その本が出たのは1997年であったが、そのときよりも今はなお深刻になっているのではないだろうか。佐伯は「広い意味における言論の乱れ、時には無責任、あるいは確
西田事務所です。夕立ちのあとの涼風が心地よい今日この頃です。夏休みの時期ということもあり、本日は西田議員がお勧めする書籍、西田議員が取り上げられた書籍をご紹介させていただきます。ステファニー・ケルトン『財政赤字の神話MMTと国民のための経済の誕生』(早川書房、2020年)MMTの提唱者であり、2019年に来日し、日本の経済世論に衝撃を走らせたステファニー・ケルトン教授による真の国民経済論。コロナショック対策とデフレ脱却のため、日本は「財政赤字の神話を捨て去るべきである」と提
西田事務所です。西田議員が毎週発行している週刊西田ではゲストをお招きし、様々な話題について対談しています。これまで御覧の錚々たる顔ぶれの皆様と時事問題や興味深いテーマについて対談させていただきました。2012年から開始し、75名のゲストの皆様と91回の対談を行いました。【ゲストの皆様(1)】佐伯啓思先生、青木泰樹先生、藤井聡先生、脇雅史先生、城内実先生、野田毅先生、西部邁先生、すぎやまこういち先生、三橋貴明先生、谷垣禎一先生、柴山桂太先生、百田尚樹先生、東谷暁先生、大石久和先生、
■5月24日産経電子版のスクラップ20220524【産経抄】山田純大著「命のビザを繋いだ男」の話.pdfdrive.google.comこの本の著者・山田純大氏は、俳優であの杉良太郎さんのご子息なること、全然知りませんでした。いい仕事されてますね。Amazon-命のビザを繋いだ男小辻節三とユダヤ難民|山田純大|本|通販Amazonで山田純大の命のビザを繋いだ男小辻節三とユダヤ難民。アマゾンならポイント還元本が多数。山田純大作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届
きのうは、堺能楽会館で雅楽演奏がありました。今回は出演せず、客席からじっくり拝見しました。なかなかりっぱな演奏でした。新しい若手のメンバーがだんだん育ってきているのを目の当たりにして、たいへんうれしく思います。プログラムも含めて詳細はきのうのブログにありますので、是非ご覧ください。■5月23日産経電子版のスクラップ20220523【産経抄】飽和潜水と原潜.pdfdrive.google.com20220523【朝晴れエッセー】いつも相手がいた.pdfdrive.google.com
私は、ここ三十数年来(!)毎年4月になるとNHKの語学番組(主にラジオ)の選択に楽しみ、また悩んでいます。どの「講座」を選ぼうか?これまでに選択した言語は10にもなりますが、多少でも「もの」になっているのは韓国語と中国語とスペイン語。あとは「勉強したけど・・」レベルです。それでも、その言語が使われている地域やその文化に触れることはできて、「落ちこぼれ」てもそれなりの学習価値はあると思っています。4月からはラジオの「ロシア語:まいにちロシア語」を選択しました。ウクライナ/ロシア
2月24日の産経電子版のスクラップ20220224【産経抄】どんな勝者も生まれない.pdfdrive.google.com20220224【朝晴れエッセー】バス停.pdfdrive.google.com20220224【宮家邦彦のWorldWatch】汚された五輪の後に戦が….pdfdrive.google.com20220224【正論】こども家庭庁設置で心配なこと・池谷和子.pdfdrive.google.com20220224【直球曲球・宮嶋茂樹】「歴史は繰り
経済成長主義への訣別(新潮選書)Amazon(アマゾン)930〜4,800円佐伯啓思の本は大学時代から読んできた。このブログでも佐伯啓思の複数の著作を紹介している。佐伯啓思のこれまでの言論を振り返ると、西洋由来の近代的価値を相対化しながら、共同体的な価値を基軸に生を育むことの重要性を唱えてきたと言えるだろう。まさに保守の思想である。佐伯の本を読むと、保守とは伝統を守るというよりも、絶えず進歩を疑うこと、それが本質的な意味であるということがよくわかる。保守であれば、合理主義、科学技
京都事務所のくまプーです。新緑が益々鮮やかな季節になってまいりました。ゴールデンウイークの時期ということもあり、本日は西田議員がお勧めする書籍、西田議員が取り上げられた書籍をご紹介させていただきます。ステファニー・ケルトン『財政赤字の神話MMTと国民のための経済の誕生』(早川書房、2020年)MMTの提唱者であり、2019年に来日し、日本の経済世論に衝撃を走らせたステファニー・ケルトン教授による真の国民経済論。コロナショック対策とデフレ脱却のため、日本は「財政赤字の神話を捨
📩◾️『西田幾多郎無私の思想と日本人』(佐伯啓思・新潮新書)《日本に西洋のような体系的な哲学や思想が生まれなかったひとつの理由は、日本では「ものを考えること」が、世界の認識へ向かうのではなく、多くの場合、人が生きる上でのある境地を目指すものだったからです。仏教の教えや禅もそうであり、かなり学問的な儒学にもその傾向があり、俳句や和歌もその方向を向きました。ただこの境地は決して唯我独尊的なものでもなければ、自閉的で排他的なものでもありません。むしろ、何か妙に晴れやかで突き抜けたような感覚
📩◾️『西田幾多郎無私の思想と日本人』(佐伯啓思・新潮新書)《本当は、普遍的な論理というものはないのです。今日われわれが普遍的と見なしている科学的な論理は、あくまで西洋の形而上学や世界観、おそらくは、ギリシャやキリスト教的な世界観を母体にして生み出されたものなのです。論理はあくまで歴史的・場所的に形成される。日本には日本の論理があったはずです。では、西洋の合理的、科学的論理とは異なった日本の論理は何だったのか。それを西田は、「絶対矛盾的自己同一」や「------即------
📩◾️『西田幾多郎無私の思想と日本人』(佐伯啓思・新潮新書)▪️罪の意識と恥の意識《西洋の個人主義は背後にユダヤ・キリスト教という強力な一神教があるからだ、といわれる。ルース・ベネディクトのいう西洋の「罪の文化」も、実は背後にキリスト教を前提としている。神の教えに背くところに「罪の意識」がでてくる。そこに良心の観念も成立することになる。これに対して日本文化は多神教で絶対的な神の観念をもたない。そのために、個人の内面的な良心と観念が成立せず、内面の道徳意識も成立しない。それにかわ
📩◾️『西田幾多郎無私の思想と日本人』(佐伯啓思・新潮新書)▪️「あきらめと覚悟」の哲学《こういう時(=大東亜戦争における国の存亡の危機)には、この危機を一身に背負う人たちがでてきます。昔なら草莽(そうもう)の志士といったのでしょうが、20歳前後の特攻志願者たちは、その危機を運命のごとく背負ったのでした。そして、彼らを通して、まさにその国の伝統や文化のなかに押し込められていた実存がいきなり姿を現してくるのです。特攻というとんでもなく非合理な戦闘の形を過ぎ去った悪夢として捨て去ることが
📩◾️『西田幾多郎無私の思想と日本人』(佐伯啓思・新潮新書)《このような、「私」の根底に「無」を見る、という志向性こそは、かなり日本的といってよいだろうということです。少なくとも、それは、この世の実在の究極に、絶対的な存在である「神」を見る西洋的思考とは大きく異なっている。確かに、西洋的な論理においても、「私」のこころの内に究極的に「存在そのもの」としての絶対者(神)を見るのですが、この場合に、この絶対者(神)は、あくまで絶対的存在者です。ですからどうしてもそれはやがて己の外にあって己と対