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10月28日(火)、よみうり大手町ホールで、『BUNRAKU✕アニメ』を、見ました。「日本凱旋公演」とあるように、2024年9月から10月にかけて、ロサンゼルスやニューヨーク、ワシントンなどで公演を重ね。その評判高かった舞台が、ようやく、日本で。最初の演目は、『伊達娘恋緋鹿子』から、『火の見櫓の段』。八百屋お七の物語。実話が背景になっています。舞台上に、火の見櫓が立ち。恋しい相手の吉三郎は、寺の小姓。もともとは武家の出で、主君の紛失した刀『天国の剣』を捜し、期日までに見つからなけれ
「日本凱旋公演Bunraku人形浄瑠璃文楽×アニメーション背景」を観劇しました。◇10/28(火)よみうり大手町ホールプログラム◇伊達娘恋緋鹿子/火の見櫓の段◇曽根崎心中/天神森の段伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)の「火の見櫓の段」は八百屋お七が初恋の吉三郎の命を救うため死罪を覚悟で半鐘を打ち鳴らす、有名な場面です。真っ赤な襦袢でお七が火の見櫓を登る所で人形遣いの姿が裏に隠れます。そこであたかも人形に命が宿り、自ら櫓を登るように見える工夫が
「落語から歌舞伎,能狂言そして人形浄瑠璃」のところで述べたように,これら4種の古典芸能はお互いに影響を及ぼしあっています。そこで人形浄瑠璃を実際に観てみたいと思いました。人形浄瑠璃は落語や歌舞伎と異なって,現在定所での公演はありません。今回,アメリカ5都市での公演を終えて凱旋公演と称してよみうり大手町ホールで開催されました。アメリカでの公演は荷物を減らすため,べニアで作った背景を用いず,プロジェクションを用いたそうです。今回もその手法が使われました。よみうり大手町ホールは私が前回「ウォーブライ
9月16日(月)、文楽公演を、新国立劇場小劇場で見ました。半蔵門の国立劇場が解体工事に入るということで、東京公演の会場を失った文楽。(歌舞伎公演も同様ですが)あちら、こちらと会場を変え。で、新国立劇場小劇場。演目は、『伊達娘恋緋鹿子』。安永2(1773)年4月、大坂の北堀江市の側芝居での初演。菅専吉らの合作。天和2(1683)の、天和の大火を舞台。火事に焼け出され、寺に避難したお七は、そこで寺小姓と出会い、恋に落ち。ただ、よくわからないことが多く。避難した寺も、正仙院とか、
文楽を観てきました。団七と義平次が、井戸を挟んで命の攻防。期待以上の『夏祭浪花鑑』。note更新いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。「比べる」で楽しさ倍増!_第56回文楽鑑賞教室『伊達娘恋緋鹿子』、『夏祭浪花鑑』(Aプロ&Bプロ感想)|ききょう新国立劇場の9月、第56回文楽鑑賞教室、AプロとBプロを見てきた。もとはBプロだけチケットを買っていた。もうひとつ追加したのは、いとうせいこうによる呂勢太夫のインタビューに、世話物の語りは人によってずいぶん違うので、比べてみるといい
新国立劇場にて、中劇場で歌舞伎、小劇場では文楽で同じ演目がかかっていまして。セット割引券をゲットして両方観てきました。これはもう好みの問題ですが同じ演目でも、演者が人間なのと人形なのとではずいぶん違って、見比べるのは面白い。私は何といっても文楽推しなので(^▽^;)しかも今回どういう訳か最前列ど真ん中の席が取れてしまいすごい迫力でした、、、鑑賞教室だったので、時間も短め、解説もありビギナーにぴったり。毎度ながら凄い話だったけど、今回は特に怖かった~。最高でした!
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2024/6912/新国立劇場小劇場で文楽こじんまりとした劇場サイズと傾斜の大きさでかなり観やすい字幕を出せないのが残念字幕はスマホアプリで対応だけれど、スマホと舞台を観るのは難しそうシアター1010は字幕出せてたのになぁ社会人のための文楽鑑賞教室Cプロ学生さんの団体さん、一般の団体さんもいて、解説で初文楽の人と言われて半数弱が手を上げてたので、新規取り込み頑張ってる印象満席とはいかずと
2024年1月20日、新春文楽公演「平家女護島/伊達娘恋緋鹿子」を観てきました《平家女護島(鬼界が島の段)》随分前に観ていますが、改めて、セットが大掛かりだなと。迫力ありました!あと、良寛は前回の考察に加えて、瀬尾の余計なひと言に逆上したところもあるのかなと…。それでも、最後の場面は堪らない気持ちになりましたさすが、吉田玉男さん。《伊達娘恋緋鹿子(八百屋内の段、火の見櫓の段)》淡路人形浄瑠璃では観たことがあるので、楽しみにしていました。お店再建のために武兵衛に借金していて、嫁入りを
1月17日(水)、国立文楽劇場の文楽公演。その第三部。17時30分の開演。最初の演目は、『平家女護島(へいけにょごのしま)』。近松門左衛門の作。享保4(1719)年、竹本座初演。五段の時代物。「権勢を誇る平家に苦しめられた人々の姿、暴虐の限りを尽くす清盛の末路などが描かれます。」(プログラムの『鑑賞ガイド』)で、今回上演の『鬼界が島の段』は、二段目の切。「『平家物語』や謡曲『俊寛』に描かれた、平家への反逆の罪に問われ、配流されたまま許されなかった俊寛僧都の悲劇に、千鳥というか島の
文楽劇場新春文楽公演の第3部平家女護島の次は伊達娘恋緋鹿子だてむすめこいのひがのこ歌舞伎でも文楽でも今まで見たことのない演目で松竹座の1階席ロビー(3階)に絵が飾ってある歌舞伎では人形振りで演じられるとかまた文楽人形がどのように梯子を登っていくのか?凄く興味があり見たかった演目ですプログラムによると1683年江戸本郷の八百屋お七が前年の大火で焼き出された際避難先の寺で知り合った寺小姓との再会を願って放火したために火刑に処された本作は1773年大坂で初演され
平家女護島鬼界が島の段もとよりもこの島は~太夫さんの語りでスタート波の音と重厚な織太夫さんの声のみ通常は三味線から始まるので、三味線の音のない緊張感がすごい康頼と少将は、別々に登場崖の上から足元覚束ない康頼さん滑りながら降りてきました…少将の恋に落ちた馴れ初めは…何回聞いても、文楽らしいというか、文楽だから許されるというか歌舞伎では、いつごろから表現が変わったんでしょうね?瀬尾の最期は刀をノコギリのようにギコギコと切り落とすで、お決まりの頭投げ
10月18日(水)、島田宿。旧東海道を少し入ったところに。『関川庵』。『八百屋お七の恋人吉三郎の墓』が、そこにあるというので。江戸は本郷の八百屋の娘お七。天和2(1683)の『天和の大火』で家を焼かれ、避難した正仙院。そこで、寺小姓の吉三郎と出会い。離れられない関係に。しかし、避難先から戻ったお七。吉三郎と会えなくなり、その会いたいという思いがつのって、再び火事になれば会えるかと、放火。で、断罪に。というのが、物語の筋。井原西鶴の『好色五人女・巻四恋草からげし八百屋物
対象・・・どなた様でも。ということで申し込んで行ってきました。令和5年(2023年)1月29日(日)開催大正区制90周年記念「みんなで楽しもう人形浄瑠璃文楽」。日時令和5年1月29日(日曜日)開演:16時会場大正区役所4階区民ホールバス停にもチラシが貼ってありました。開演前。『伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)』火の見櫓の段の詞章プログラム。大
令和5年(2023年)1月29日(日)大正区制90周年記念「みんなで楽しもう人形浄瑠璃文楽」が開催されます。日時令和5年1月29日(日曜日)開演:16時※開場15時30分終演:17時30分頃(予定)場所大正区役所4階区民ホール定員250名内容「伊達娘恋緋鹿子」(だてむすめこいのひがのこ)より火の見櫓の段(ひのみやぐらのだん)太夫、三味線、人形遣いの解説主な出演者太夫/豊竹亘太夫豊竹薫太夫三味線/鶴澤清公、鶴澤清方人形/吉田玉翔
2022年(令和4年)10月29日(土)大阪・国立文楽劇場・小ホールで開催された「浪曲師・菊地まどかの会~浪曲と文楽のコラボレーション」に行ってきました。開演14時菊地まどかさんが影マイクでご挨拶文楽『二人三番叟』太夫豊竹靖太夫三味線鶴澤清丈'三番叟吉田簑悠桐竹勘昇菊地まどかさんのお師匠さん・京山小圓嬢さんから音声メッセージ浪曲『温かい手』菊地まどか曲師虹友美中入文楽『伊達娘恋緋鹿子~火
令和4年(2022年)10月29日(土)午後2時から「浪曲師菊地まどかの会~浪曲と文楽のコラボレーション」が開催されます。入場料前売3,500円当日4,000円(全席指定制)詳細は菊地まどかさんの公式ホームページをご覧ください。菊地まどかさん公式ホームページ**************アプリ「ヒマラヤ」でラジオを始めました。アプリ「ヒマラヤ」をダウンロードして天野光で検索してください。フォロー&コメント、よろしくお願いします。好奇
お知らせが遅くなってしまいましたが2月はお休み月となりますそして2022市川笑野カレンダー2月は櫓のお七オミクロン株が猛威を振るうこのコロナ禍しっかりと引き込もって過ごしております笑野市川笑野オフィシャルサイトはコチラ!歌舞伎俳優・市川笑野オフィシャルウェブサイト歌舞伎俳優・市川笑野オフィシャルウェブサイト。最新情報や過去の公演情報などをお届けします。長野県岡谷市観光大使としても活躍中。www.ichikawa-emino.com
断酒継続717日目のMA-です。今日は吹田市文化会館メイシアターで行われた『文楽』を初めて鑑賞させていただきました。伝統芸能の中では「落語」は何度も寄席に行かせていただいておりますが、人形浄瑠璃・文楽がどんなものかもわからないのですが、大好きな落語の中にも浄瑠璃をする場面等もあるので、鑑賞できてよかったです。お父様の吉田一輔さんの前説で始まったのですが、地元愛溢れるお話で、ご子息の簑悠さんが少年野球チームに所属していたのですが、そのチームが我家の子ども達もお世話になっているとご
お七が櫓に上り太鼓を打つと、下座の太鼓も呼応し町々の木戸が開いた気配。すると家からお杉が飛び出してきて、「お嬢様、お喜びなされませ。天国(あまくに)の刀が手に入りましたわいな。」と櫓の上のお七に知らせます。この場の状況など全てすっ飛ばして物語は急転直下お芝居のご都合ですが、舞台もお客様もそんな事は気になりません(* ̄∇ ̄)ノそしてお七は天国の刀を手に吉三郎の元へ駆け出します❗今日の1枚はお杉(市川笑子さん)に手を合わせ「忝ない~❗」と感謝する場面です❗義
人形振りから生身の人間に戻ったお七、とうとう火の見櫓に上り、太鼓を打ってしまいます❗写真のこの形がなかなか恐くて(>Д<;)身を乗り出すのに勇気がいりました…。ところで何故太鼓を打つのか。前半のお杉とのやり取りに戻りますが、今、恋人の吉三郎は窮地に追い込まれており、今宵のうちに「天国(あまくに)の刀」が手に入らないと切腹しなければならない。しかも夜更け、町々の木戸は固く閉ざされ行き来も叶わない。そんなやむにやまれね思いから木戸を開くために太鼓を打つのです。当時放火
先日のブログで、「緋もうせんの中で人形振りの準備をする」と書きましたが、いったい何をしているのかこっそりお教えいたします(* ̄∇ ̄)ノまず手ですが、袖口に付いている小さな輪に親指を通し、指先だけが出る状態にします。続いて足、裾の中に付いている紐で足を結わえ、足そのものを見せないようにします。これは実際の文楽人形(裾引の女)に足は存在せず、足遣いが衣裳の裾をあたかも足が有るかのように動かしているのです。そして、人形振りで一番気を使うのは、顔です❗何しろ無表情❗
先週、国立劇場の小劇場で上演されている文楽鑑賞教室に行ってきました。今回の演目は、以下の通り。伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)火の見櫓の段解説文楽の魅力平家女護島(へいけにょごのしま)鬼界が島の段文楽鑑賞教室は久しぶり。わたしが最初に文楽を鑑賞したのが、この国立劇場での文楽鑑賞教室でした。やはり解説してもらえると、わかりやすいですね♪上記の演目のうち、伊達娘恋緋鹿子の火の見櫓の段は、以前に鑑賞したことがあります。そのときも感じた
〜本日のお品書き〜八百屋お七の物語。八百屋お七というと、実際に放火事件を起こした娘のお話で、それを題材に今まで多くの物語が作られてきました。この伊達娘恋緋鹿子もその物語のうちのひとつです。10分でわかるあらすじヒロインのお七は家が火事になり、焼け出されてしまいました。吉祥院というお寺に避難します。家が再建されるまで、下女のお杉とともに吉祥院に置いてもらうことになりました。そんな吉祥院で生活を送るうちに、お七は寺小姓の吉三郎という人と恋に落ちます。吉三郎とお七は深い恋に落ちたので
2019.2.16に淡路人形座「戎舞/伊達娘恋緋鹿子」を観てきました(*´꒳`*)1月に淡路人形浄瑠璃を観た時にいただいたチラシで、2月に「八百屋お七」を上演すると知り、本拠地の淡路人形座にやってきました~(≧∀≦)※4月にも上演されるみたい(⌒-⌒;)「戎舞」は前にも観ましたが、何度観ても、自然とえびす顔になっちゃいます(*^_^*)庄屋さんの合図で拍手するのも楽しいですよ。続く「人形教室」では、人形の説明をお聞きします。それからお目当ての「伊達娘恋緋鹿子」は、クライマッ
国立劇場の小劇場で上演されている文楽12月公演を鑑賞してきました。今回の演目は以下の通り。鎌倉三代記(かまくらさんだいき)局使者の段米洗いの段三浦之助母別れの段高綱物語の段伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)八百屋内の段火の見櫓の段『鎌倉三代記』は、時代物の作品。大阪夏の陣の内容を鎌倉時代に置き換えたもの。北条時政の娘、時姫は、敵側の三浦之助に恋をして、家を出て三浦之助の母親の世話をしています。時政からの使者が持参した刀で父親の密命を知り、
ご訪問頂き有り難うございます🍀今日は文楽を観に小劇場へ。寒くて雨もパラパラしていましたが、お着物で行って参りました!万筋に花織りの八寸です。今日のお気に入りはこちら↓寒いので、コートの上に羽織った大判のストールを貝のブローチで留めました。このブローチ、奈良の麻布を扱っている岡井さんのコーナーが銀座の松坂屋に出ていたときに買いました。奈良は貝のボタン生産が盛んでこんな可愛いのもあるらしい今日はとにかく鎌倉三代記の織太夫さんが、良かった❗これから沢山聞きたい太夫さんの一人です(^^
◆鎌倉三代記局使者の段豊竹希太夫・鶴澤清馗米洗いの段豊竹靖太夫・野澤錦糸三浦之助母別れの段竹本文字久太夫・鶴澤藤蔵高綱物語の段竹本織太夫・鶴澤清介(人形役割)三浦之助母・吉田和生女房おらち・吉田簑一郎女房おくる・桐竹紋臣讃岐の局・桐竹紋秀阿波の局・桐竹紋吉北條時姫・吉田勘彌安達藤三郎実は佐々木高綱・吉田玉志三浦之助・吉田玉助富田六郎・吉田文哉その他大勢◆伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)八百屋
1月歌舞伎座のチケット、12月8日は歌舞伎会ゴールド会員の先行発売日。チケット松竹のシステムが変わったので、心配でしたが無事に昼・夜ともにチケは取れました・三階席だと、最近は団体さんが入ることが多くなったのか、希望の席のブロックはすでに売り切れでしたが、それはたいしたことではありません。三階席は賑わったほうがいいですからね。以後、9日は特別会員、10・11日は会員の先行発売があって、一般発売日は12月12日です。来春の歌舞伎座・壽初春大歌舞伎では、夜の部の『松竹梅湯島掛額(しょうちく