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虐殺器官の筆者である伊藤計劃さんの長編SF小説【ハーモニー】虐殺器官がとても面白かったので、大いに期待して読み始めました『虐殺器官伊藤計劃』すっっっごいすっっっごい、面白かったー近未来アメリカ(というか半フィクション世界って感じかな)の暗殺チームの一人が主人公彼が所属しているのは国の軍の一部隊なの…ameblo.jp虐殺器官の感想はこちらが、本作は未来の話ということもありなかなか話に没頭できず。途中よくわからなくなったり、飽きてきて斜め読みしたシーンもありました何回読み返しても
早逝の天才・伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成著:伊藤計劃,円城塔ジャンル:SF冒険譚(2015/02記事に加筆修正)■□■ウイリアム・ギブスンの長編「ディファレンス・エンジン」のスチーム・パンクの世界観に、ゾンビだのフランケンシュタインだの伝奇ものだの英雄譚だのをごちゃまぜに煮たようなエンタメ小説と言うのが一番わかりやすい表現かと思うが…。文庫本で約500頁、これを読むのはかなり理解力を使用するのは間違ない。若くして逝った伊藤計劃がプロットを作りA4
これもアニメ化されるそうな。表紙絵は既にそれかな。著:伊藤計劃ジャンル:SF(2015/02記事に加筆修正)■□■「虐殺器官」「死者の帝国」「ハーモニー」と、伊藤計劃の長編を読んでみた。「死者の帝国」は遺稿を円城塔が完成させたものだから、厳密には伊藤計劃著作とは言えないかもしれないが…。伊藤計劃には彼独特の作風がある。率直に言ってしまえば、「くどい」。ライトノベルなら1頁で事足りる記述を時には10頁もだらだらと表現を変えては繰り返し書く。おかげでなかなか
SF版の『地獄の黙示録』かと思ったが・・・著:伊藤計劃ジャンル:SF(2012/10記事に加筆修正)◆◇◆2007年国内SF第一位という、今回実写映画化された「天地明察」の作者が書いた「マルドゥック・スクランブル」を押し退けての受賞作品。正直な所、こんなSF作品は今までの日本にはなかったように思う。単にSFと言うべきか、社会派SFと言うべきか、内容はかなり哲学的な所まで踏み込まれたものかと。著者である伊藤計劃(いとうけいかく)は2009年、若くして他界。も
TheIndifferenceEngineAmazon(アマゾン)733円コレクション戦争×文学5イマジネーションの戦争Amazon(アマゾン)700〜13,838円お勧めされていた伊藤計劃さん。地元図書館で借りられるのが、「戦争と文学」という短編集に収められている「TheIndifferenceEngine」しかなかったので、重い本を借りてきました。物理的にも、精神的にも重い……。(´・ω・`)芥川龍之介、安部公房、筒井康隆、宮沢賢治、小松左
だめでした。わたしのような病気で死ぬことが近い者が見るべきものじゃなかったと後悔しています。原作は大好き。何度も繰り返し読んでます。最近、コミカライズ版も買ってみて読みました。マンガというのも悪くないと思いました。でも、映像はダメです。意識を持っていかれそうになります。客観的に、わたしが闘病中でなかったり、つい1年前に家族を亡くしたりしてなければという意味での「客観的」に見るなら、この映画は良い出来栄えだったと思えます。原作に忠実すぎるあまりにモノローグが続く構成と、やたらピンクや赤に
昨日の診察では、いよいよバベンチオ治療の終了も見据えた話が出てきました。免疫チェックポイント阻害薬といえども、効果がなくなってしまえば終了となるのは当然です。暇になっちゃうと、どうしてもネガティブなことばかり考えてしまいますし、何より骨の痛みも意識せざるを得ません。カロナール増量したおかげで、少しは楽になりましたが、やはり気になる痛みレベルです。たぶん、医用麻薬に切り替えるのも時間の問題かなぁと思うと、墓じまいとか交通の便が悪いところでの作業だけはとっとと終えないといけないとあらためて思
「虐殺器官」伊藤計劃を読み終えました。365ページで9日間くらいで読みました。こんなに読み進みにくいとは驚きです。読み始めると戦闘シーンばかりで、この本を選んだのは失敗だったと思いました。あまり読まないSFであり近未来の話でした。よくは理解していないけどインド?かなんかに世界で3個目の原爆が落とされた後の世界のようでした。作者が日本人なので原爆の扱いは許容範囲ですが外人だった場合はこの設定に納得出来ないでしょう。2章からは少しは読みやすい場面になり、最後はどうなるのかの好奇心だけで読みました。
ベッドから起き出して日常の生活へと戻ってきたのですが、精神的にはモヤモヤ感でいっぱいです。昨日の外出時に立ちくらみが酷かったのは外が暑いせいと結論づけ、家の中に引きこもっているせいか余計に精神が閉塞します。この閉塞感はなんだろう。ちょっと思い立って、ちょっと昔、読んだ伊藤計劃「ハーモニー」の電子版を購入、ベッドにコロコロしながらKindleで再読し始めました。ハーモニー(ハヤカワ文庫JA)Amazon(アマゾン)伊藤計劃はmixiで活動してると知って、気になり始めて追いかけようとし
ガンダムやら小説やらのネタばかり上げててスミマセンが、仕事に追われ全然ヨガに行けていません5月まではリモート活用してほぼ毎日2コマ受けられていたのが夢のようです。まあ上司が入院したからなんですけど。リハビリに励んでいる上司は無事退院したのですが、彼の家は千葉であり、激混みの通勤電車で都内まで通えるまでにはまだ時間が掛かるそうで7月もあんまりヨガには通えそうにはごさいません。しかし私ブログを書くのは好きなので、7月はヨガネタ以外の投稿が多くなると思います。そんなん要らんかたは華麗にスル
引退した院内総務、上院情報委員会の面々、国防高等計画局長、情報軍大将、自分の上官、そしてこのぼく、ありとあらゆる関係者が引っ張りだされ、上院下院、ここの作戦や事件についても含めれば、実に十二もの調査委員会が発足して大スキャンダルの始まる三ヶ月前、僕はジョン・ポールに関わる最後の作戦に参加し、ビクトリア湖の上空を飛んでいた。これから向かう先にはルツィアが居る。降下の為の秒読みが始まると、突然警報が発令された。地対空ミサイルの指向性レーダーの照射をステルス爆撃機が受けている。混乱の中ミサイルを感
作戦支援母艦シーウィード(海苔の意味)。かつての印パ紛争地帯上空、大小幾つかの戦術核で出来たクレーターが残る。森林の山道には緑色の不規則な列、核のスウィッチを押したインド軍の将官達が吊るし首の法廷から逃れて武装組織に加わる手みあげとして持ち込んだ兵装、戦車、装甲車、兵員輸送車、高射砲。ヒンドゥ・インディアナ共和国暫定陸軍は核戦争を始めた連中の成れの果てだ。戦後、国際社会から支援され成立して正式なインド政府は特定の宗教に偏らない世俗主義を提唱していますが、片田舎で燻っていた彼らが近年急速に力を
グルジアでの作戦から帰還すると、トラヴィスとウィリアムスが直ぐにペンタゴンの会議室に呼び出された。アレックスの暴走がPTSDである事が告げられる。作戦前の感情抑制措置が不十分であったと専門家の結論が説明されるが、今まで経験のない事象に対してのトラヴィスとウィリアムスの不審は抑止された。「苦い過去を持ってはいるが再建に向けて歩み始めた国があっという間に元よりも悪い状態に落ちる。騒乱の予兆が全く無かった国に突然民族の軋轢が噴出する。我々が分析を依頼した各大手シンクタンクは、この異常事態に結論を出
2009年にわずか34歳の若さで夭折した天才SF作家・伊藤計劃。本作は彼が遺した3本の長編小説を劇場アニメ化する<ProjectItoh>の1作。アメリカ特殊部隊の兵士を主人公に、世界各地で大量虐殺を引き起こしていると目される謎のアメリカ人(ジョン・ポール)の追跡とその暗殺作戦の行方を描く。近未来。サラエボで発生した核爆弾テロによって世界中で戦争・テロが激化した結果、アメリカをはじめとする先進諸国は厳格な個人情報管理体制を構築しテロの脅威に対抗していた。十数年後、先進諸国からテロの脅威が除か
早世の天才、伊藤計劃の2007年文壇デビュー作。デビューと言っても2年後の2009年には34歳の若さで夭折してしまうわけだが。1990年代のサラエボ内戦をスタートに世界中の内戦の種をネタを軸にインド・アフリカと飛び回り戦術的核兵器やら人工筋肉やら空想近未来兵器が飛び交う世界。まさにメタルギアソリッド。伊藤計劃氏は元々MGSの大ファンで小島秀夫氏とも実際に親交があったらしく伊藤計劃の病床を見舞うこともあったようす。内戦の種の正体は股の話として終わり方もまさにメタルギアソリ
色んな人のレビュー通り原作を見事にマンガにカスタマイズしてくれてる映画では問題になったラスト改変?もちゃんと手直ししてくれてたし私たちは未来に閉じ込められた――このミァハのセリフ改めて腹に響いてきた過去のトラウマに縛られるなんてことは耳にタコができるほど聞かされてきたけど未来は不確かながらもゆえに広大で素敵な場所だとばかりな明るいイメージ全部ぶっ壊してきたそうだよ確かにボクらは老人たちの夢に押し込められてきた一人で生きる術が分からないバカにされながら
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伊藤計劃「TheIndifferenceEngine」僕は伊藤計劃さんについては殆ど知りません。かなり前に「虐殺器官」を読んでくらいです。ハードなイメージがあります。今回のこの本もそうです。いくつかの短編があります。巻末には「屍者の帝国」の冒頭部分の伊藤計劃さんの絶筆。解説にもありましたが、「フランケンシュタイン」「吸血ドラキュラ」「ホームズ」を融合させています。これが日本人が書いているのかと思うと嬉しいですね。この本の中の「FromtheNothing,WithLove」題名から
過去記事Pickup!『新年あけましておめでとうございます。今年の抱負。』過去記事Pickup!『「専業主婦はズルい」のか。金銭だけではなく、幸福も分かち合う社会が良いのでは。』過去記事Pickup!『こどもの心に良い「エンジン…ameblo.jp本年もよろしくお願いいたします。『おせちづくり2025。』過去記事Pickup!『新年あけましておめでとうございます。今年の抱負。』過去記事Pickup!『「専業主婦はズルい」のか。金銭だけではなく、幸福も分かち…ameblo.jp
知らない作品が多いです。見たいアニメを見尽くし。YouTubeも激見し。…でも、喰っちゃ寝、吞んぢゃ寝ルーチンから抜け出せず。ブログに向かう気殆ど皆無。年末にアップしようと思っていたネタがこれ。1.3.4.5.8.9.11.14.16.17.20は読んだ作品ですね。書評書いてないのもあるけれど。なんとか、半分以上は読んでいるものの、知らない作家さんも多数。伊藤計劃はわかるけれど、なんで「ハーモニー」がトップなんだろう。まだ、「虐殺器官」の方が私は好みだ
「虐殺器官」伊藤計劃(けいかく)近未来。先進国は徹底した管理体制でテロの一掃に成功していたが、一方で後進諸国では内戦や大規模な虐殺が急激に増加していた。そんな中、クラヴィス・シェパード大尉が率いる米軍唯一の暗殺請負部隊・情報軍特殊検索群i分遣隊にアメリカ人言語学者ジョン・ポールの暗殺指令が下る。彼の目的とは?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官"とは一体何か?新進気鋭のSF作家が若くして亡くなったという記事を読んだことがあって、いつか作品を読んでみたいと思っていた。アニメ、マンガ化している
虐殺器官伊藤計劃読み終えた。面白かった。クラヴィス成長物語?母の死をどう受け止めるかとか自分の仕事(暗殺)についてどう考えていくかをジョンポールとの出会いの中で成長?発展?させたく物語って感じだった。ジョンポールが虐殺を繰り返す意味がクラヴィスの思っていたところと違って最後納得できる形になったのがおもろかった。クラヴィスは自分を罰するために罪を犯して救われたのでしょうか
監督:牧原亮太郎2015年公開原作:伊藤計劃と円城塔『屍者の帝国』(2012年)所要時間:2時間本作は、伊藤計劃と円城塔による小説をもとに制作されたアニメーション映画。もとは伊藤計劃が執筆していた小説でしたが、伊藤がガンで亡くなってしまい、それを円城塔が引き継ぐ形で完成させた作品でした。フランケンシュタインによる屍体蘇生術が存在していた世界の物語であり、19世紀のスチームパンクな世界を描いたSFストーリーです。なぜ屍体蘇生術が必要だったかというと、死人を生き返ら
パンダちゃん狙いでガチャしました。シルバニアファミリーフィギュアコレクション57パンダの女の子8シルクネコの女の子裏から横から透明部分はフニャフニャしてます。箱から出すとシルクネコの女の子は水色が似合いますね。推しは自分おもちゃ屋さんにて買ってくれるまで動かない。サンリオで見つけたかわいいミラー裏側もかわいい♡デニム×ワッペンミラーは立てられます。ガラッと変わりまして最近マイブームがジェームズ・キャメロン監督の映画を観ることなんですけどタイタニック観
おはようございます。もうずっと暑いですね…。私は定期的にくるメンタルズーン期に入ってしまったため、今日はいつもより重たい気分で通勤中です。そんな時に聴きたくなるのがこのプレイリスト。amazarashiです。amazarashiの曲って、「今、自分は傷ついているんだ」と認める勇気をくれるんですよね。小学生のころ、校庭の砂を撫でたら、下の方が湿っていてちょっと落ち着いたような、そんな感覚になる曲たち。そのままどんどん地面の下へ、意識を落としていきたくなるような、それでいて気分が落ち着
SF小説の名作とされ、出版社の紹介文からもその卓越した設定がうかがわれますが、私たちが語ることをタブー視したり見ないふりをしてきたことを言葉にし、現実を直視するよう読者に促します。責任と自由、死、生命を守ることと人を殺すということ、テクノロジーの発達と概念の変化などについて、登場人物たちがそれぞれの考えを語る考察・苦悩・現状の背景認識こそ、この小説の魅力です。作者が、病魔との闘いの束の間の晴れ間に、命をかけて私たちに伝えようした作品です。***◆**◆**◆**◆**◆**◆**◆**
ネットでの書評を見て気になっていた、伴名練のSF短編集「なめらかな世界と、その敵」を図書館で借りました。内容は本格SFですが、ご覧のとおり50のおじさんが通勤電車で読むにはキツいので、簡易ブックカバーを作りました。チラシ1枚だけ、ハサミもノリもいりません。↓①適当な大きさのチラシを準備②↓チラシの左右を、表紙の裏側にそれぞれ折り込んで...③↓天地に沿って、チラシに上下の折り目を付けたら...③↓いったん開いて、上下、左右を折って畳みます④↓左右の袋状の部
世界は、何を犠牲に平和を得たのか。「虐殺器官」『サラエボで発生した核爆弾のテロにより、世界中で戦争やテロが激化。アメリカなどの先進諸国はテロ攻撃に対抗し、厳重な個人情報管理対策を構築した。十数年後、後進国で内戦や虐殺が横行。その扇動者とされるアメリカ人ジョン・ポールに暗殺命令が出された。』2017年公開。監督・脚本:村瀬修功。原作:伊藤計劃。主題歌:EGOIST「リローデッド」。制作会社:manglobe、ジェノスタジオ。伊藤計劃原作による小説の劇場アニメ化プロジェクト「Pro
虐殺器官でございます。彗星のごとく現れ、今後のSF小説を牽引すると期待された逸材にして、実質3年余りの活躍で早逝したという、伊藤計劃氏の長編デビュー作。ようやく読めました。兵士が戦場で影響されがちな、敵への同情や痛みによる恐怖心や倫理観など、任務遂行の妨げになるような感情を、体内のナノマシンにより制御し、子供すら躊躇なく撃てるように調整されることが行われている時代。米国の特殊部隊の一員として、敵地への侵入と暗殺を担うクラヴィス大尉は、ジョン・ポールなる人物を追っていた。彼は小国の中枢に潜