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11月7日(金)、東京芸術劇場シアターウエストで、劇団1980の『とりあえずの死日本棄民伝』を見ました。11月6日(木)から10日(月)の上演で、公演は、すでに終了しています。作、藤田傳(1932~2014)。演出、小林七緒。初演は、1992年、俳優座。この作品、初見です。ただ、藤田傳の作品は、『過去』に対して、また、それにつらなる『現代』に対しての『怒り』があり、よく見て来ました。この『とりあえずの死日本棄民伝』にも、『怒り』が根底にあります。国策として、満州の地に送り出さ
日本劇団協議会日本の演劇人を育てるプロジェクト新進演劇人育成公演演出家部門『STAGSandHENS-THEREMIX-』目次公演概要STAFFCASTSTORY概評目次を開く公演概要2025年9月20日(土)〜10月1日(水)Space早稲田STAFF作:ウィリー・ラッセル翻訳:阿部のぞみ演出:林勇輔【育成対象者】美術:HAL9000照明:山崎佳代音響:竹下亮音響操作:宮本紗也加衣装:竹内陽子ヘアメイク:川村和枝舞台監督:服部寛隆演出助
夜は早稲田のSpace早稲田で流山児★事務所「夜の左側」を観劇。流山児★事務所創立40周年記念公演の一環で平田俊子作品を連続上演する企画のその第一弾。演出は流山児★事務所の小林七緒。カーテンコールでは劇団代表流山児祥から、創立40周年ということで、これから来年初めまで毎月このSpace早稲田で公演をうっていくので「いつでも(芝居を観たくなったら)来てね」というお知らせがあった。そんな感じで、気が向いたら、ふらっと観劇、、なんていうのも良いな!と。******演劇サイト
流山児★事務所創立40周年記念公演『夜の左側』2025年6月23日(月)〜7月2日(水)Space早稲田作:平田俊子演出:小林七緒照明:横原由祐音響操作:丸山希葵音響:島猛音響操作:畝部七歩舞台美術:小林岳郎舞台監督:杣谷昌洋演出助手:真田雪宣伝美術:やまなかももこ舞台写真:横山敦史記録動画:吉田雅人制作:渋井千佳子、出田君江芸術監督:流山児祥主催:一般社団法人流山児カンパニー出演:塩野谷正幸(住人)流山児祥(客人)龍昇(隣人)伊藤弘子(女人)
流山児★事務所創立40周年記念公演『冥王星の使者』TheMessagefromPluto2024年11月21日(木)〜12月1日(日)新宿スターフィールド作:高取英(月蝕歌劇団)脚本・演出:流山児祥脚本・演出協力:天野天街(少年王者舘)音楽:巻上公一(ヒカシュー)音楽協力:坂出雅海(ヒカシュー)、三田超人(ヒカシュー)、今西紅雪(箏)振付:池田遼(少年王者舘/おしゃれ紳士)人形製作:山田俊彦(人形劇団ココン/ITOプロジェクト)人形製作協力:山田京子脚色協力:V・
流山児★事務所の本拠地Space早稲田で三上陽永(ぽこぽこクラブ)作、日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)演出の「流れる血、あたたかく」を観た。*****演劇サイトより*******ある無差別殺傷事件から浮かび上がる、ある加害者家族の物語。人が生きるのに必要なものは。人が生きるのに奪ってはいけないものは。消す事ができないのは、血の繋がりか、温もりの記憶か。兄の軌跡を辿る旅は、故郷へ続く褐色のレール。流れる血は巡りに巡り、始まりの場所へと流れ着く。寂しがり屋で、
下北沢スズナリで流山児★事務所の代表作、2009年の初演から2012、2014年に再演され毎回好評を博し、今回10年ぶり、待望の再再再演となった天野天街脚本、構成、演出の寺山修司の自伝的映画「田園に死す」の舞台化、音楽劇(音楽:J.Aシーザー)「田園に死す」を観た。観たくても見逃してしまった人、またこれまでの上演の噂を聞きこれは見逃せないと押し寄せた人々、寺山色満載のチラシが気になった人、、でスズナリの前には長蛇の列が。チケットも早くから売り切れの日がでていたようで、劇場に「観たい!
serialnumber10『アンネの日』2024年1月12日(金)〜21日(日)ザ・スズナリ作・演出:詩森ろば舞台美術:原田愛照明:榊美香(有限会社アイズ)音響:青木タクヘイ(STAGEOFFICE)舞台監督:中西隆雄、田中翼演出助手:中村公平宣伝イラスト:saaya宣伝美術:詩森ろば制作:三國谷花票券管理:イビケイコ宣伝:吉田プロモーションプロデューサー:岡島哲也企画製作:一般社団法人風琴工房出演:林田麻里(開発部チームリーダー・津和苑子)李千鶴
下北沢ザ・スズナリで詩森ろば率いるserialnumberの「アンネの日」を観た。2017年に三鷹市芸術文化センターで上演され、好評を博した作品の再演となる。(ちなみに、2017年の初演舞台も観劇している)********演劇サイトより*********「アンネの日」は生理用品の女性開発者たちが、社内コンペ「大人の自由研究」のために、身体によい自然素材のナプキンを作ろうと奮闘するなかで、お互いの人生に触れ、自分の人生を抱きしめる詩森ろばの代表作です。初潮から閉経まで生
下高井戸のHTSスタジオで新進演劇人育成公演、劇団1980の創始者で劇作家・演出家藤田傳の「ある時間」を神原弘之(育成対象者)が演出した舞台「ある時間」を観た。こちらの宣伝イメージにあるように、銀行強盗の主犯格で犯行の際に人を殺めてしまった男平三郎(寺中寿之)が絞首刑台へと向かう最後の数十分間に教戒師(刑務所で受刑者などに対して徳性教育をし、改心するように導く教誨を行う者で拘置所で死刑囚と面談できる唯一の民間人となる)(山口馬木也)と向き合い自分の罪と向き合う様子と、その教戒を説く男が
スペース早稲田で流山児事務所の絶対スター、日本演劇界の至宝伊藤弘子さんのソロ芝居「PILLOWVELVETTIE」を観た。まずはこのチラシ、この脚線美と美貌のハリウッドスターは誰??と目をとめた方も多いのでは?このイメージを見せられたら、やっぱり自らの目で確認したくなるのが自然の流れだろう。。ということで平日の昼間の劇場は満員の入り。前方の席を確保し、かぶりつき状態で開幕を待った。(ちなみに10日間の公演は現時点で完売とのこと)女優キャリア37年、作・演出の林勇輔氏によると1
流山児★事務所公演『OKINAWA1972』2023年4月6日(木)〜23日(日)ザ・スズナリ作・演出・衣装:詩森ろば(serialnumber)音楽・演奏:鈴木光介(時々自動)芸術監督:流山児祥舞台美術:杉山至(鴉屋)照明:榊美香(有限会社アイズ)音響:青木タクヘイ(株式会社ステージオフィス)舞台監督:土居歩音響操作:中島有城演出助手:杉浦一輝、三上陽永、伊藤弘子、荒木理恵、竹本優希舞台監督助手:甲津拓平、里美和彦、山下直哉、五島三四郎、本間隆斗、山川美
流山児★事務所公演『キムンウタリOKINAWA1945』2023年4月6日(木)〜23日(日)ザ・スズナリ作・演出・衣装:詩森ろば(serialnumber)音楽・演奏:鈴木光介(時々自動)芸術監督:流山児祥舞台美術:杉山至(鴉屋)照明:榊美香(有限会社アイズ)音響:青木タクヘイ(株式会社ステージオフィス)舞台監督:土居歩音響操作:中島有城演出助手:杉浦一輝、三上陽永、伊藤弘子、荒木理恵、竹本優希舞台監督助手:甲津拓平、里美和彦、山下直哉、五島三四郎、本
serialnumber08+0.5『Bug』2023年2月15日(水)~19日(日)サンモールスタジオ作:トレーシー・レッツ演出:詩森ろば翻訳:佐藤澄子舞台美術:杉山至照明:榊󠄀美香(有限会社アイズ)音響:青木タクヘイ(STAGEOFFICE)舞台監督:中原和彦、田中翼(capitalinc.)美術製作:澁澤萌演出助手:中村公平プロデューサー:岡島哲也宣伝:吉田プロモーション制作:三國谷花票券管理:イビケイコ出演:李千鶴[阿佐ヶ谷スパイダース](アグネ
江戸糸あやつり人形結城座『瞼の母』2022年9月29日(木)〜10月5日(水)ザムザ阿佐谷原作:長谷川伸脚本:ラサール石井演出:流山児祥音楽:朝比奈尚行音楽アシスタント:高橋牧PCマニピュレーター:鈴木光介舞台美術:池田ともゆき照明プラン:奥田賢太照明オペ:南方悠里音響プラン:島猛音響オペ:許斐祐映像プラン:濱島[浜嶋]将裕映像オペ:畝部七歩舞台監督:大山慎一擬闘:栗原直樹擬闘助手:西村聡振付:北村真実演出助手:畝部七歩人形・小道具製作:籾倉梢恵他
流山児★事務所公演『夢・桃中軒牛右衛門の』2022年8月10日(水)〜17日(水)小劇場B1作:宮本研脚色:詩森ろば(serialnumber)音楽:朝比奈尚行(時々自動)演出:流山児祥振付:神在ひろみ浪曲指導:東家孝太郎演出補:三上陽永音楽アシスタント:高橋牧方言指導:霍本晋規殺陣:上田和弘舞台美術:V・銀太照明:奥田賢太映像:浦島啓照明映像操作:南方悠里音響:島猛、大久保友紀音響操作:早川迪衣裳:竹内陽子衣裳助手:笹木明日香舞台監督:
下北沢スズナリ劇場で流山児事務所の新作公演、今回が流山児事務所と初タッグを組んだ、関西を拠点とするリリパットアーミーの二代目座長(初代は故中島らも)わかぎゑふ作・演出の「黒塚〜一ツ家の闇」を観た。***演劇サイトより***『拾遺和歌集』で詠われ、民間伝承として語り継がれてきた鬼婆伝説、能では『黒塚』、歌舞伎・浄瑠璃では『奥州安達原』として有名な母子の因縁物をベースにした戦国時代劇。新庄という在所に「笛吹峠」と呼ばれている場所があった。そこを超えると京の都への近道のため、長い間土
流山児★事務所『黒塚〜一ツ家の闇』KUROZUKA2022年5月13日(金)〜22日(日)ザ・スズナリ脚本・演出:わかぎゑふ音楽:諏訪創所作指導:山村若静紀殺陣:高倉良文美術:池田ともゆき衣装:わかぎゑふ照明:松本大介オペレーター:河上賢一音響:島猛オペレーター:川崎理沙、橋口佳奈狂言指導:茂山逸平舞台監督:岩戸堅一演出助手:春はるか稽古場スタッフ:橋口佳奈制作:米山恭子、畝部七歩芸術監督:流山児祥舞台写真:横田敦史宣伝美術:東學出演
先月アンパンマンはどこから侵入し、子供の心を鷲掴みにするのだろうという話を稽古場でしていたら、、共演させていただいた伊藤弘子さんからうちにとっておいてあるとっておきのおもちゃが!と。お宝を頂戴いたしました。25年の年月を感じさせない、見事なアンパンマンスロット!わざわざ持ってきてくださり、大人もハマるよ、と電池まで入れ替えてくださった優しさ。先日早速出してみると、おもちゃ少ない我が家の双子は大興奮!3つ揃ってジャカジャカコインが出てくることよりも、コインを入れる、音が鳴る
ProjectNyx第23回公演女歌舞伎『さんせう太夫母恋い地獄めぐり』2022年2月6日(日)〜13日(日)ザ・スズナリ作:白石征短歌:寺山修司構成:水嶋カンナ演出:金守珍照明:髙瀨勇佑+ライズ舞台美術:大塚聡+百八竜舞台監督:竹原孝文作曲・音響:大貫誉音響補佐:島本和人振付:大川妙子殺陣:佐藤正行舞台ヘアメイクプラン:川村和枝衣装:笹木明日香パンフレット撮影:PeaPo、石澤瑤祠動画撮影:川本啓宣伝画:高畠華宵宣伝・パンフレットデ
下北沢スズナリで流山児事務所、高取英メモリアル2021「帝国月光写真館」を観た。38年前に同じスズナリで第二次演劇団として上演した舞台の再演で演出は当時も流山児祥だったのだが、今回は2021版ということで随所がアップデートされていて、全て—戯曲、演出、映像効果、俳優、J.A.シーザーによる書き下ろし楽曲—がかみ合った上質なエンタメとなっていた。怪奇赤マントの噂、三原山女子学生投身自殺、幻視複製機、月光写真、、、人々の不安を煽るこれらの事件を追う謎解きの連続を映像による視覚効果、J
流山児★事務所公演高取英メモリアル2021『帝国月光写真館』2021年12月8日(水)〜12日(日)ザ・スズナリ作:高取英音楽:J・A・シーザー構成・演出:流山児祥振付:神在ひろみ美術:V・銀太(グローシャ)照明:奥田賢太(コローレ)音響::島猛(ステージオフィス)衣裳:若月ともみ(MODEdeKOKOCo.,Ltd)映像:浜嶋将裕舞台監督:岡島哲也(ヨルノハテ)殺陣:上田和弘演出助手:森永理科(PSYCHOSIS)チラシイラスト:
池袋新文芸坐不滅のマイトガイ小林旭より製作:日活監督:鈴木清順脚本;八木保太郎原作:平林たい子撮影:峰重義美術:木村威夫音楽:池田正義出演:小林旭松原智恵子伊藤弘子伊藤雄之助中原早苗1963年11月23日公開吉田組と伊豆組は折り合いが悪く、土建の請負仕事の権利をめぐって、一触即発の状態にありました。そんな折、伊豆組の親分伊豆荘太(殿山泰司)の娘トキ子(松原智恵子)は、同級生の花子(中原早苗)と松江(進千賀子)の強引な頼みに押し切られ、腕文(信欣三)が刺
流山児★事務所『彗星の一夜』2021年5月3日(月)~17日(月)観劇三昧LIVE※4月27日(火)、Space早稲田にて収録原作:岸田國士「麺麭屋文六の思案」「遂に『知らん』文六」より構成・演出・振付・舞台美術・衣装デザイン:北村真実音楽・演奏:鈴木光介芸術監督・演出協力:流山児祥照明:横原由祐音響:島猛音響操作:川崎理沙映像:浜嶋将裕振付助手:木内尚舞台監督:山下直哉舞台監督助手:松永将典演出助手:本間隆斗舞台写真:横田敦史制作
流山児★事務所リーディング公演『彗星の一夜』2021年3月28日(日)Space早稲田作:岸田國士演出:流山児祥演出助手:本間隆斗舞台監督:山下直哉照明:橋口佳奈照明操作:畝部七歩音響操作:鈴木麻理音響協力:島猛出演:上田和弘(河津文六)伊藤弘子(その妻・おせい)松永将典(その倅・廉太)山丸莉菜(その娘・おちか)本間隆斗(丁稚・常吉/亡者甲)里美和彦(止宿人・梶本京作)木暮拓矢(新聞記者・浜木万籟/パンを買いに来た客)平野直美(お園
新宿二丁目「タイニイアリス」改め「Theatre新宿スターフィールド」で流山児事務所の韓国現代戯曲上演シリーズの最新作「客たち」を観た。20年前に韓国で起きた少年による両親惨殺事件をもとに1971年ソウル生まれの劇作家コ・ヨノクが書下ろした戯曲を洪明花(みょんふぁ:役者として出演もしている)が翻訳、温泉ドラゴンのシライケイタが演出、流山児事務所の強力な俳優陣とtsumazukinoishi主宰の寺十吾(じつなしさとる)が不条理で歪んだ家族の愛憎劇を見事に演じている。韓国ド
流山児★事務所公演韓国現代傑作戯曲上演『客たち』2020年12月16日(水)~23日(水)Theater新宿スターフィールド作:コ・ヨノク翻訳:洪明花演出:シライケイタ芸術監督:流山児祥美術:松村あや照明:奥田賢太(コローレ)照明操作:南方悠里音響:佐久間修一(POCO)衣装:竹内陽子衣装製作:笹木明日香舞台監督:青木規雄(箱馬研究所)演出助手:森菜摘(あやとり)稽古場スタッフ:橋口佳奈、松永将典、本間隆斗制作:米山恭子宣伝美術:
伊東由美子還暦記念公演『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』2019年11月21日(木)~12月1日(日)OFF・OFFシアター作:清水邦夫演出:西沢栄治舞台美術:田中敏恵照明:小木曽千倉音響:飯嶋智舞台監督:森下紀彦、神永結花衣装:柿野彩宣伝美術:verabo演出助手:春はるか制作:落合直子出演(✿花組):伊東由美子[劇団離風霊船](戦前の女優)みょんふぁ(戦後の女優)伊藤弘子[流山児★事務所](女優)桜井ひとみ(新人女優)
2月6日(水)、高円寺にある、座・高円寺1で、流山寺★事務所による、『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』を、見ました。清水邦夫の作。演出は、西沢栄治。この作品の初演は、1982年の日生劇場。演出は、蜷川幸雄。それぞれの道を歩んでいた二人が、再び、一つの作品を送り出す、話題となりました。で、蜷川は、2009年に、今度は、シアターコクーンで、再演しています。その初演と、再演の、強烈な印象。で、今回は、流山寺★事務所による、西沢栄治の演出。チラシの、作品紹介、です。「舞台は北陸、
以前蓮實重彦に山田宏一だったか山根貞男だったかともかく映画評論の精鋭たちがふたりがかり三人がかりで攻略して年来の質問をここぞとばかり繰り出しながらそのどれものらりくらりと躱され追撃しても追撃しても結局ぐるぐると煙に巻かれて見事に散兵線の花と散ったわけですから、鈴木清順ののらくらは筋金入りです。聞いてみたいことが募る監督であるというのはそうでしょう、作品に灰汁のように浮かんでくるユーモア、『悪魔の街』(日活1956年)では電話ボックスで殺される男が顔をガラスに押しつけられ笑い顔に見えるほど押