モノラックは単軌道のレール上を動力車と荷台が進んでいく仕組。都市交通のモノレールとは違い、山岳鉄道のようにレールに歯形や穴を設け、車両の歯車をかみ合わせて勾配に耐えながら進む。動力車はガソリン(混合油)を燃料にする原動機付の車両で、果樹栽培用のモノラックは約200kgの荷物を引っ張っていくことができる。みかん畑では、収穫物や肥料などの運搬が大きな負担でであったが農業機械が発達する前は、山の上から集落や海岸まで、背負子を背負い天秤棒を担いで下ろしていた。運搬用の機械として最初に開発されたのは索道だ