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国立劇場の10月歌舞伎公演、「伊勢音頭恋寝刃」を観てきました。座頭は、6年前と同じく、梅玉。つい最近のことのようで、しかもポスターもそっくりで、ちょっと混乱。前回は、鴈治郎による正直正太夫のチャリがありましたが、今回は正統版で、役者も正統派ぞろい(?)。「相の山」から「二見ヶ浦」までの5場が入るので、「青江下坂」をめぐる陰謀がよくわかります。まずは、「相の山」で、万次郎が馴染みの遊郭の一同や、家来(これが悪者)を連れての遊山です。廓遊びが高じて、国主の命で探し当てた名刀を質に
先日見た新派もそうでしたが、今月の歌舞伎も歌舞伎座、国立劇場と空席が目立っていると聞いています。歌舞伎座は、1部の猿之助だけが客の入りがいいそうで、2部、3部はさびしい客席のようです。新派は、もう大劇場では1か月の興行は無理だろうと思わせました。そして、国立劇場も、半分ぐらいの入りでしょうか。国立劇場は、基本的には正午開演なので、平日には見に行きにくいということもあるでしょう。平日はもっときびしい客席だったのではないでしょうか。開演時間だけでなく、国立劇場の立地も関係していそうです。それは今に
『伊勢音頭恋寝刃』(いせおんどこいのねたば)そもそも家老のバカぼんぼん(扇雀)が遊女お岸(莟玉)に入れあげた挙句大事な刀(妖刀・青江下坂あおえしもさか)を質入れしたというのが事件の発端。「でもね、折紙(鑑定書みたいなもの)はあるから大丈夫♪」てそれもあっさりだまし取られるし・・・もう、ホント、バカ。で、それを取り返そうと家来が奔走。挙句、妖刀に操られるかのように大量殺人を犯してしまう・・・というまったくもって不条理なストーリーではある。ひとことで言うと「アホな上司にふりまわさ
10月12日(火)、国立劇場大劇場で、第324回公演、『伊勢音頭恋寝刃』を見ました。通し狂言ということで、序幕第一場伊勢街道相の山の場。第二場妙見町宿屋の場。第三場野道追駆けの場。第四場野原地蔵前の場。第五場二見ヶ浦の場。二幕目第一場古市油屋店先の場。第二場同奥庭の場。前回の、通しでの上演は、2015(平成27)年10月以来。その時は、1962(昭和37)年7月の歌舞伎座公演以来、53年ぶりとなる「太々講」も取り上げての上演だったのです
梅枝さん扮する花魁のお紺、恋しいお方がやって来たと知って、のれんを上げて、座敷に出てきたときの華やかさ。会いたい心が動きにあふれ出ていて、こちらの胸が痛いほど。顔は正面、体をよじって座り、じっと会話を聞いている時のなんとあでやかな佇まい。美しい立女形は歌舞伎の花だわねえと、ため息をつく。働き盛りの菊之助さん、七之助さん、梅枝さん、若手の右近さん、米吉さんとか、今回の莟玉さんとか、綺麗な女形が続いていけば、歌舞伎は安泰かも。そして、奴の林平を演じる弟の萬太郎さん、今までまるで知らなか
今日は、これから、国立劇場で、歌舞伎公演。時間があり、半蔵門。といっても、近寄ることは出来ず、遠くから。左手に、交番があり。門の前にも、警察官の姿が。お堀。あまりのぞいていると、お堀の深さを計っていると、誤解されそうで。堀端の公園で、パンランチと思っていたのですが、ここも、警察官が、警戒中。居心地が、なんとなく悪く。ちらりちらりと、見られているようで。不審人物の風体をしているわけではないのですが。無用な関心をひくのも、申し訳なく。そのうえ、雨も降りそうで。退散。公園に
「川柳で泡盛愛をつづって」県酒造組合が作品募集20日までメール受け付け-琉球新報琉球新報泡盛川柳は、新型コロナウイルスの影響でイベントが開けなかった2020年に、琉球泡盛倶楽部主催で始まった。昨年は県内外から約750件の応募があり、「熟成が進む古酒(...書業60年の茅原南龍さん、那覇で記念個展「心象の限りを表現」11月9日から-琉球新報琉球新報茅原さんは10月5日、琉球新報社を訪れ、同書展の実行委員長を務める同社の玻名城泰山社長らへ書展への意気込みを語った。胃の手術
梅玉/時蔵/梅枝/又五郎/扇雀/歌昇/萬太郎/市蔵/秀調/莟玉よく上演されるのは「油屋店先」と「奥庭」ですが、今回はその前の幕をつけての上演。この前段階があると、妖刀「青江下坂」とその折紙にまつわる背景、遊女屋「油屋」での人物関係など、後半とのつながりがよく分かるんですよねー。お家乗っ取りを企む悪党がいて、家老の息子万次郎(扇雀)が主君に渡すべき青江下坂を盗まれてしまっているところから始まります。「相の山」「妙見町宿屋」では、刀の折紙も悪党の家来岩次(市蔵)に偽物とすり替えられ、
国立劇場の歌舞伎座席が市松模様のようではなく1列目と花道横以外はぎっしり😨なので前夜まで行くのを悩み結局両隣が空いてそうな所という基準で選びました😔初日を祝う青空☀1月以来の国立劇場通し狂言「伊勢音頭恋寝刃」二幕目古市油屋店先の場・奥庭の場が単独で上演されることが多くその前の序幕の部分を観るのは久しぶり😊莟玉さんのお岸がお江戸みやげのお紺とはまた違う艶っぽい美しさ✨お軽を観てみたい😌途中密書の件が長く感じたけれどこうしてあの場面に向かっていくのかとふむふむと
2年ぶりの大阪は、御堂筋線に乗ろうとホームに上がった感じが、むーっとする暑さではなくちょっとほっとしました。今年は、関西・歌舞伎を愛する会第29回。昼夜に上方ならではの演目が並びます。伊勢音頭恋寝刃秀太郎の演じるはずであった今田万次郎は孝太郎。貢に会いに来た万太郎と恋仲のお岸が虎之介なんだけど、華やかで細っそりしてて愛嬌もあり、びっくり。いつの間に⁉️こういう時に出会うのも歌舞伎の楽しみ。幸四郎の貢は、今回で2回目。前回の印象があまりないけれど、上方の「ぴんとこな」な感じは佳し。扇雀@万野
大阪松竹座の七月大歌舞伎は、短期間興業でしたが、無事に千秋楽となりました。これに何とか間に合って、昼の部、夜の部、通しで行ってきました。(ちょっときつい。)松竹座は不思議な所で、何をやっても、上方の匂いがぷんぷんします。まるで、芝居小屋が役者を染めているよう。それを強く感じたのが、今回の「伊勢音頭恋寝刀」です。福岡貢は、4年前の歌舞伎座に続いて、幸四郎。同じく仁左衛門の指導ですが、印象は全く違います。前回は、技では出せない匂いを、必死で出そうとしていたよう。今回は、肩の
舞踊会、家話などの配信以外は幸四郎さんが5,6月長期舞台出演が無い故突然の千穐楽を迎えた4月24日以来大変ご無沙汰しておりました(汗)が、遅ればせながら七月大歌舞伎/松竹座も開幕していますおめでとうございますって今日もう千穐楽です(汗)あっという間ですいつ拝見できるか、いつ突然、、が来るか先が見えないご時世です(哀)ので初日をまずは拝見松竹座夏芝居としては(2019以来)2年ぶり大歌舞伎は(2020/01以来)1年半ぶりの復活歌舞伎興行が昨年8月歌舞伎座で復活し同年
大阪松竹座へ日帰り遠征してきました。コロナ関係者が出たりしないか、当日ギリギリまで気を揉みましたよ。まず昼の部2演目。「伊勢音頭恋寝刃」幸四郎/壱太郎/扇雀/鴈治郎/隼人/虎之助/寿治郎/松之助/孝太郎幸四郎の福岡貢は2017年以来2度目。今回も仁左さまのご指導のもと(どこを写真に撮られても綺麗じゃないといけない、と言われたそうですよ😊)きっちり勤められていた。幸四郎は姿が美しいしセリフも良いし、貢はそこに柔らかさとほんのりした色気が加わり、また主君への忠義というキリッとした面も持
朝、カレンダーを見ながら、明日は梅芸でミュージカル「マタハリ」だわって、楽しみだなって思っていたらあれっ松竹座、七月大歌舞伎の千穐楽が18日で昼の部2回、夜の部2回みるはずだったのにおかしいそうだったんです。番頭さんに追加でお願いしたチケット今日だったんです。スケジュール帳にも書くのを忘れ、完全に忘れてしまい、きょうは大事な仕事が12:00に入っていたので、しまった❢って思いましたでも周りの人に迷惑かけながら、なんとか12:30の開演にまにあいました。ホッ伊勢音頭恋寝
2年ぶりの七月大歌舞伎☆「待ってました~!」うきうきと観劇してまいりました~♪2列目(1列目は空席なので、実際の最前列)というとびっきり☆のお席をいただいたので、細部まで拝見してきました!伊勢音頭恋寝刃油屋、奥庭福岡貢:松本幸四郎油屋お紺:中村壱太郎料理人喜助:中村隼人徳島岩次実は藍玉屋北六:中村寿治郎藍玉屋北六実は徳島岩次:片岡松之助今田万次郎:片岡孝太郎仲居万野:中村扇雀油屋お鹿:片岡千壽(休演中村鴈治郎)万野~こわ~~~い!「悪~い」
例年になく、賑わいに欠けてる気がしないでもない、しかし、無事に幕が上がっている事がとても有難い、恒例の松竹座・7月大歌舞伎昼の部観劇デス以前なら演目が三つ四つが当たり前だったものが、今のご時世二つ。しかも、出演者数は少な目。それが反映してか、幟の数に賑やかさが欠けます何かが違う……そう、大概、七月大歌舞伎の看板の両横に、大きな絵看板もあったりしてたのが、幟の下、入口の両横にある小さいののみなのが、寂しい鴈治郎さんは、未だ休演です。以外、自身の備忘録にてネタバレ有。一幕目・伊勢音頭
大阪松竹座での歌舞伎は今年正月に玉三郎さんの特別舞踊公演がありましたが歌舞伎本興行としては2020年の正月以来となりました長かったよ「待ってました!」昼の部伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)油屋奥庭何年か前に1度仁左衛門さんの福岡貢を見たが油屋までに色々な場面がどんどん展開した今回は時間の関係で?最後の2つの場だけでも分かりましたよ要は阿波の国蜂須賀家の家宝・妖刀青江下坂とその折り紙(鑑定書)をお家転覆を画策する一味に盗まれて取り戻す舞台は伊勢古
七月大歌舞伎7月4日(日)会場:大阪松竹座開演12時30分~終演14時35分観覧場所14列中央①伊勢音頭恋寝刃12:30~13:50幕間20分②お祭り14:10~14:35あらすじ①阿波の蜂須賀家のお家騒動。藩主の叔父が、家老の失脚を企て、家宝の刀と鑑定書を盗み、家老の息子今田万次郎(片岡孝太郎)に罪を着せる。伊勢古市の遊郭油屋へ今田万次郎は恋仲のお岸(虎之介
きょうは松竹座の七月大歌舞伎の初日で昼の部を観劇しました。昨年はコロナ禍で中止になったので、二年振りの松竹座での歌舞伎でしたが、無事初日の幕があがりうれしく思いました。昼の部伊勢音頭恋寝刃油屋奥庭前に歌舞伎座で伊勢音頭恋寝刃を通しで観たことがあって、その時の今田万次郎のお役が、片岡秀太郎さんだったんですが、先日お亡くなりになられ、本来なら今回も今田万次郎を演じられるはずだったとか、花道を歩いて出てこられたところが目に浮かびました。いつもは女形の多い方でしたので、立役姿が印象に残
今日から大阪松竹座で2年ぶりに歌舞伎が開きます初日のおめでとうございます。鴈治郎さんが休演になってしまったけど仁左衛門様達に「待ってましたっ」って叫びに行くぞーーー!!↑心の中で叫ぶように大阪の過ごしにくい暑さの中元気が出る食事も満足に行かれへん日々やけどどうか千穐楽までお元気に過ごされますように。何やったら、お食事するのにうちに来て頂いてかまいません。夏野菜🥒🍅🍆山盛りあります。(いただき物)仁左衛門様のお好きなきゅうり昆布作っておきます。あ!塩昆布は買い置きしてないん
先日Twitterで出ていた七月歌舞伎公演の記事今日歌舞伎美人で見ると大阪松竹座の七月興行だったのですてっきり歌舞伎座の公演かと思っていましたよっさんボーッとしていました第29回関西歌舞伎を愛する会どおりで上方歌舞伎役者が多く出演している筈です松嶋屋と成駒家吉弥さんそれに心は上方役者の幸四郎と大阪に溶け込む隼人くん7月に成駒家が来るのは最近無かったように思いますが今年は松嶋屋と成駒家がタッグを組んでイイですね3日から18日までの15日間去年は七月大歌舞伎無か
今日、今月2回目の『伝統歌舞伎保存会の上浚い会』が国立劇場で行われました。今回は女形主体と云う事でしたが、なんと私も一応参加致しました(笑)ご指導は時蔵さん孝太郎さん梅枝さん今回参加者はわりと少なくて若い人たちばかりで私を除いて11人、私は年齢的にはちょっと浮いていましたが・・・(笑)なにかお手伝いをと思っての参加だったのですが、時蔵さんから「猿三郎さんも、女形の踊り勉強するんだよね?」と笑って云われ思わず「はい!」って言ってしまい一緒に踊る事に・・・
歌舞伎に「大」がつくと、なんかウキウキ倍増です。まあ、歌舞伎座などの公演は、基本的に「大歌舞伎」だけど。今年の六月大歌舞伎は中止です。團十郎襲名興行でしたね。チケットのお値段とか、競争率で、公演があったとしても、たぶん行けなかったと思うんだけど。私が生きている間で、最後の團十郎だと思うと、感慨深い。さて、トウトツに思い出の六月大歌舞伎のハナシです。平成元年5月に初めて歌舞伎を観た私は、みごとにはまっていました。翌月、6月は新橋演舞場にフラフラと出かけていました。
日本ブログ村ランキングに参加しています↓応援ポチお願いしますにほんブログ村人気ブログランキング地域別に参加しています応援よろしくお願いしますhttps://blog.with2.net/link.php?1766386令和2年1月4日のお伊勢参りの様子の紹介昨日の続きです外宮の正殿が見えてきました4日でも賑合ってて人を避けて撮影するのは大変参拝者が多いのでこの塀に沿って並ばされました参拝を終えるとさっさと次の目的地へ今年は令和になって初めての初詣と言う事
こんにちは最近すっかり秋らしくなって、朝晩はかなり冷え込むようになりましたね💦皆さん風邪などひいていませんか…?さて、来る11月2日(土)~4(月)に、学習院大学の文化祭である「桜凛祭」が行われます!今年は第50回ということで、いつも以上の盛り上がりを見せています!皆さまぜひ大学に足をお運びください🎶さてそんな中、国劇部は何をするかといいますと…11月2日(土)に、試演会を行います!「試演会」とは、本公演で上演した演目を1年生中心に再演する、というものです!今年の演目は、『伊勢
こんにちは国劇部は昨日、無事本公演を終えることができました!今年も多くの方々にご来場頂き、部員一同感無量でございます。また、この日に至るまで、たくさんの関係者様、OB・OGの皆様にご尽力頂きました。誠に有り難うございました。さて、本公演は終わりましたが…11月の大学祭では、1年生中心にもう一度、「伊勢音頭恋寝刃」を上演いたします!詳細は決定次第、ブログやTwitterにアップしますので、お楽しみに✨改めまして、本公演にお越し下さった皆様、携わって下さった皆様、ありがとうございまし
こんにちはいよいよ明日行われる本公演に向けて、登場人物や部員の意気込みをご紹介してきた「もうすぐ伊勢音頭」。最終回は、「スタッフ編」をお送りします!当日、舞台上に立つのは役者だけですが、公演はスタッフがいなければ絶対に成り立ちません。様々な場面でタフに活躍する2人の、意気込みをご紹介していきます!鈴木花菜(鈴乃屋)〈見所〉貢を陥れようとする万野と、万野に騙された貢とお鹿の3人のやりとりが見所です。万野が言葉巧みに貢を追いつめ貢が激昂する、非常に盛り上がる場面です。また、折紙を奪うの
こんにちはいよいよ今週土曜日に行われる本公演に向けて、登場人物や部員の意気込みをご紹介する「もうすぐ伊勢音頭」。第8回の今日は、「万野編」をお送りします!万野は、物語の舞台となる油屋の仲居。岩次らと共謀して、貢から名刀青井下坂を奪い、お紺との仲を裂こうとします。貢を逆上させるための意地悪な言動の数々が、劇全体において大きな見所のひとつとなっています。そんな万野を演じるのはこちらの方!仲居万野中村佳音(田木屋)〈見所〉やはり、この演目の中でも見せ場のひとつである万野と貢のやり取
こんにちはいよいよ今週土曜日に行われる本公演に向けて、登場人物や部員の意気込みをご紹介する「もうすぐ伊勢音頭」。第7回の今日は、「お鹿・お紺編」をお送りします!お鹿は、気立てのよさが評判の油屋の女郎。貢に岡惚れしているのを万野につけ込まれ、言われるままに恋文と大枚の金を万野に渡してしまいます。またお紺は、同じ油屋の女郎で、貢の恋人。貢が探している折紙を手に入れるために、わざと愛想尽かしをします。そんなお鹿とお紺を演じるのはこちらの方々!油屋お鹿須田彩美(萬田屋)〈見所〉貢さ
こんにちは本公演に向け、登場人物や部員の意気込みをご紹介する「もうすぐ伊勢音頭」。第6回の今日は、「次郎助・若い者編」をお送りします!次郎助は、前回ご紹介した北六と同じ、藍玉屋の人物。こちらも暗躍に加勢しており、貢をばかにする台詞が特徴的です。また、若い者は物語の舞台となる油屋の従業員のひとり。次郎助たちの悪口をさらに盛り上げます。実は、舞台のラストシーンにも登場するんです!そんな次郎助と若い者を演じるのは、こちらの方々!藍玉屋次郎助今越豊(乃木屋)〈見所〉人を馬鹿にすると