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行く先。指先が示す場所。それぞれが秘めてきたこの肉体が舞う場所がみえる。それはずっと育ててきたもの。子宮という海でずっと温めてきたもの。生命力を取り戻せ。全てはこの内側にあると本当にわかれば繋がらざるを得なくなる。飛び出さざるを得なくなる。この足でその舞台に立つと決めて出てきたと同時に明け渡しが始まる。抗えないような魅力をセカイに見てしまう。抗わなくていい。その魅力を消化し自分のモノにする力を私たちは既に持って生れてきているのだから。それこそがわたしの持っている生命
双子座新月から夏至に向けての星からの恋文。花として咲くのは「ぼく」ではなく「わたし」だとあきらめること。欲しいものと欲しくないもの。産むとしたら欲しいものを産みたい。そんな気持ちは当たり前にある。私たちは欲しいものを正解と名付け、欲しくないものを負と名付ける。だけど産むことにきっと意味はない。それは愛してしまうのに理由がなかったり、自分を生きたいと感じることに理由がないように。本当は大好きでしょうがない「じぶんの肉体」から生まれでたものが欲しいものではないと感じたと
双子座で起こる射手座の満月のうた。うたはいつでも恋文だ。そして恋文とはいつでも月という星を経由して産まれる魂の叫び。脳が子宮が細胞が揺れている。揺れていなければ揺らせばいい。そしたら目に見えないもの、手で掴めないものが欠片となり集まり形になっていく。それは生命の営み。何億光年を一瞬で旅できる愛すべき宇宙船のように、双子座の少年はどこまでも飛んでいく。それはただ無謀な賭けではなくじぶんのいのちの深さや奥行きを知っているから。いのちを生きたいから行きたいんだよ。本当は
あまりにも圧倒的な存在感。ただそこにいる名札のついたその存在は今までに見たことのない物体だった。聞いたことのない声。言葉という概念を超えた音はそこら中に広がったが、その叫びをぼくはひとりで聴いたんだ。血が流れるのがわかる。きみがどこからきてどこへ向かうのか。ほんとうはどうだっていいそんなこと。すべてのこたえはふたりの中に在った。どんななまえもぼくたちには要らなくて存在そのものがいつも走り出していた。鉄に似た闇の味。いつもそれは先にある。すべてのものは闇から産まれた。