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【令和元年の人生ゲーム】・第171回直木賞候補作第1話平成28年第2話平成31年第3話令和4年第4話令和5年大学を舞台にした第1話から語り手が代わりながら話しが進んでいくんだけど、全編に登場する脇役「沼田」が痛快すぎる。語り手含む人物たちは、章ごとに年齢も立場も性別も違うけれど、みんな希望に満ちた未来に向かうことにキラキラして見える。そんな中で異質なのが「沼田」という人物。常に一歩引いたところから他人を見ているような態度で、入社式では「総務部あたりに配属になって、クビに
令和元年の人生ゲーム(文春e-book)Amazon(アマゾン)「まだ人生に、本気になってるんですか?」この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――「クビにならない最低限の仕事をして毎日定時で上がって、そうですね皇居ランでもしたいと思ってます」慶應の意識高いビジコンサークルで、働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼
今年の直木賞候補だった麻布競馬場の『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋)を読みました。自分の可能性を知り尽くしてしまった“賢すぎる”ぼくたちは…と書いてあります。う~賢すぎるぼくたち??気になりますね~内容は、所謂、いい大学へ行き、大手有名企業に就職した『勝ち組』たちが、何を考え、どこへ向かおうとしているのかを、垣間見ることができます。そして、帯の裏面に、ひそっと、この<勝ち確>人生がいつまでも続きますように!と…。みなさんのお子様たちが、歩むであろう道を先に
毎朝、時計がわりにNHKのニュースを流しています。音はほとんどミュート状態で。で今朝、見慣れた「犬?猫?の顔」が・・・そう、「アザケイ」です。一年くらい前だったか、ずいぶん気に入っていました。たどり着くキッカケはやっぱり動画だったんですが。最初に目にした文章がこれ(↓)です。マンガもかなりイケてます。偏差値60以上でありながら、社会では無能なタイプのずいぶん悩みが深い人たち(本人
今年のオールスター、ファン投票はカープからゼロ…。現在2位の(1位とは僅差なので実質1位←?)カープからゼロ。どういうことや。逆スイミーとか言って私一人で盛り上がってた去年が懐かしい。↓『あもる一人直木賞(第169回)選考会ースタートー』気づけばもう7月も10日すぎちゃった〜やっべ!!!!!相変わらず追い込まれないと何もしないあもちゃん、ようやくダラダラ読み始めました!・・って今から!?と…ameblo.jp逆スイミーの秋山、今年も頑張ってくれている。ほんとよくぞ広島に
BOOKデータベースより「「まだ人生に、本気になってるんですか?」この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」慶應の意識高いビジコンサークルで、働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。彼はなぜ、22歳
「まだ人生に、本気になってるんですか?」この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か…。「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」慶應の意識高いビジコンサークルで働き方改革中のキラキラメガベンチャーで「正義」に満ちたZ世代シェアハウスでクラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?直木賞ノミネート作というこ
麻布競馬場という名の作家さんの作品。読もうと思ったきっかけを忘れてしまいましたが、そんなこと関係なく最初から最後まで楽しく読むことができました。初めて読む作家さんの作品で、作者名と表紙の絵柄、そしてページ数(200ページ弱)といったことから、正直あまり期待していなかったのですが、少し読んでみたところ、これが全く良い意味で期待を裏切られました。いきなり初めからとても面白いのです。そしてページ数なんて関係ないほどの濃厚な内容で、普段私が読んでいるような小説と比べると、300~400ページぐらい