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生前整理1級法律講座でいつもお世話になっている齋藤壽美子先生よりおススメいただいた本ほどなく、お別れですAmazon(アマゾン)1〜3,452円こんにちはご覧いただきありがとうございます。あなたのこれからの人生を応援します。生前整理アドバイザーのやなぎばしみゆきです葬儀司会の仕事を始めた私に、役立つだろうからとおススメいただいていました。主人公は終活ではなく、就活中の大学4年生女子父親の友人の葬儀会館
原田マハ『本日は、お日柄もよく』言葉って、使い方次第で…ただ、ただ号泣。言葉は人を励ましもするし、悪意で傷つけることもできる。読後、「言葉の力」をすごく感じます。この作品自体はすごく読みやすいです。主人公・こと葉のゆるーい脱力系キャラで、特にやりたいこともなし。恋人もなし。意欲なし。仕事に追われやすい20代、30代の人はかなり共感できるのではないでしょうか。そんなある日、幼馴染の結婚式である女性に出会います。場の空気を一瞬に変え、感動の渦を巻き起こすスピーチに痺
ハッピーリフォーム未上夕二角川書店2021年10月ハッピーリフォームAmazon(アマゾン)1,156〜3,740円建築士だった父の背中を追い、木之本工務店に勤める二級建築士のさくら。彼女がクライアントに寄り添い提案する改築案は、彼らの生き方まで変えていく……。暖かくて感動的なお仕事小説!楠さくらが手がけるリフォーム。スポーツ用品店、和菓子店、スポーツジム、山里の小規模店・・・・最初はうまくいかなくても、試行錯誤の末、顧客の気にいるものになる。「みんなで幸せになりま
表紙も、文章も、人物も。この小説、好きです。とても気に入って、誰かに言いたくて、でももう映画にもなったし、今更かなぁなんて。「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。」こんな感じのセリフは、言い回しを変えて、何度も何度も耳にしてきたことではあるし。刺激的な事件もなく、単調だと感じる人もいらっしゃると思うんだけど、私にはこのまっすぐな感じがじわーっとしみました。朝の連続テレ
「きみはだれかのどうでもいい人」というタイトルといい、内容といい、もう、とにかく、ガツンときました。この物語の登場人物は県税事務所に勤める女性職員。本庁でバリバリに働き出世街道まっしぐらだったにもかかわらず、県税事務所に「飛ばされた」エリート職員・中沢環。環の同期で、県税事務所で環の前任職を勤めていたが「心が折れて」総務課に異動した染川裕未。環と同部署のベテラン職員、「意地悪なおばさん」と自称する田邊陽子。田邊の同期であり、裕未の上司。職場のみんなから「嫌われている」総務課主任・堀
夜中に読むとたまらなく空腹を感じます。文字通り飯テロ小説。樋口まりあ略してひぐまが愛称の応用化学科出身の大人しい主人公。就職活動でも引っ込み思案な性格で、全敗。しかし捨てる神あれば拾う神ありおばあちゃんの同級生が求人してるとのことで、株式会社コメヘンの面接に。コメヘンと言うのでわかりますが、米と粉物を扱う商社。採用されたものの、まさかの社長秘書。さらには会社には立派なキッチンがあって…。楽しくておとなしくて愛らしい控えめだけれど突き詰める性格の主人公の新生活物語。たしかにこ
こんにちは、ココアこと田中貴子です。『令和』になってからの最初のブログは、やはり仕事ネタから始めようかな。<最新メルマガを加筆編集>私が今クールで一番注目しているドラマ、吉高由里子さんが主演のTBS系「わたし、定時で帰ります」から気付いたことを書こうと思います。原作は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの「わたし、定時で帰ります」(新潮文庫)と「わたし、定時で帰りますハイパー」(新潮社)のお仕事小説です。(オフィシャルサイトから)吉高さん演じるヒロイン・結衣はかつて、限界を
「『ジューシー』ってなんですか?」(集英社文庫)Amazon山崎ナオコーラ作品は小説なのに詩的だ。「『ジューシー』ってなんですか?」はラジオ・テレビ欄の番組表を作り、マスコミ各社に配信する会社で働く人達の物語。25歳の広田と岸と佐々木、26歳の別所、27歳の魚住と津留崎。「夕日テレビ班」に所属する6人は毎日深夜まで番組表「ラテ欄」を作り続ける。黙々と文字を打ち込み、淡々と確認し合う地味な作業を、同僚との何気ない会話や道に咲く花で癒されながら彼らはこなす。この物
天狼院書店のウェブサイトに短編小説を載せていただきました。ご覧いただけたら幸いです。職業:二番煎じの俺より藤堂文昭(とうどうふみあき)。29歳。「職業は何ですか?」と尋ねられれば、「書籍編集者」なのだろうけど、堂々とそう答えることには少々ためらいもある。俺が編集してきた本の中で、代表作を挙げてみよう。『声に出して読みたい日本文学』『底辺校のヤンキーが1年で偏差値40上げて早稲田に合格した話』『批判される勇気』『体がかたいアナタもズバーッと開脚できるようになるたった3つの
書店ガール2最強のふたり(PHP文芸文庫)Amazon前作の前半の読みにくさから一転、とても読みやすくて面白かったです。全体的に思ったことは、「多様性を重んじることの大切さ」と「書店員さんて本当に創造力(アイデア)の要る仕事である」「夫婦で乗り越える」ということです。まずは、多様性について。本作は、働く女性が主人公ですが、前作で結婚した亜紀には家庭と仕事の両立、そして今回は出産・育児と仕事という課題が降りかかります。避けられない課題ですね。今回とて
書店ガール(PHP文芸文庫)Amazon母から借りた、またまたお仕事エンタメ小説。初っ端から女同士の職場のドロドロ話で、鬱のわたしにはなかなかしんどいところもあって、読むの止めようかとも思いましたこういうの分かるなぁと思う部分もあり、そんなことしてないで仕事がスムーズに運ぶ方法考えろよーと思ったりもしました。(鬱になったきっかけの仕事は、どっちかというと仕事の効率とかそういう面で厳しかったので、こういうイジメはなかったし、難しい人がいても、その人をどう扱ったら仕事がス
スクープのたまご大崎梢文芸春秋2016年㋂スクープのたまご/大崎梢¥1,728Amazon.co.jp人の家の不幸に群がって、あなたは恥ずかしくないんですか?週刊誌は、空振りやムダの積み重ねで出来ている。手を抜いたら、あっという間に記事の質が堕ちる。未解決の殺人事件にアイドルのスキャンダル写真―ビビリながら、日本の最前線をかけめぐる日向子24歳!千石社に入社した日向子。入社2年目で、まさかの週刊千石に移動になる。取材と称して、刑事まがいの聞き込み、アイドルのスキャンダルを暴くた
この世にたやすい仕事はない[津村記久子]1,728円楽天みはりの仕事、おかき袋の仕事、森の小屋での仕事…長年勤めた職場を辞め、燃え尽き症候群のような状態の主人公が職業安定所の紹介のままに数々の仕事をやってみる物語。主人公の分析能力の高さと仕事の幅に驚きながら楽しめる一冊。