シリーズ初の短編集。最新の話よりもちょっと前に書かれたものか、あるいは少し過去を書いたのか。まあ、大筋はずれないから問題なし。短編が6つ。どの話も神野親分が必ず絡んでくるんですけど、いいのかな。なんか諸橋たち楽してね?そして岩倉もこの本だけで2回大立ち回りしてる。少々任侠側に重きが置かれてるあたり、作家の思い入れを感じるなあ。この作家のかく任侠ヤクザは好きだからいいんだけど。あいかわらず、諸橋と城島の会話が洋物ハードボイルドみたいで良い感じ。余計な会話はしないというか、本人の気づいていない心情を