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大津波警報伝う声高にテレビの画像の海怖れ見つ押し寄する七メートルを超ゆる波車を人を家呑み込みぬ短歌誌「高社山」第53号平成22年11月10日発行今日の短歌67東日本大震災1東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故の発生から、まもなく13年です。震災の年の1月末、東北地方を旅行し八戸で一泊し。三陸鉄道に乗車し、陸前高田に一泊する旅をしました。その一ヶ月半後の大震災、1ッヶ月半前に乗った三陸鉄道、降り立った駅、町、陸前高田のホテルが、流れ壊されてしまいました。その時の、ショ
熊野岳山頂歌碑を訪うことは叶わざりけり霧深くして短歌誌「高社山」第53号平成22年11月10日発行今日の短歌66斎藤茂吉記念館32010年9月23日から上山市で開催されていた全国案山子祭に併せて、斎藤茂吉記念館へ行った時の短歌です。蔵王山頂には~斎藤茂吉の~陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中にたつの歌碑が建てられています。斎藤茂吉のこの歌碑を見ることも旅の目的の一つでしたが残念ながら霧のために頂上へは行きませんでした。#今日の一首#短歌#長野県飯山市#
一瞬の霧の晴れ間に輝きぬ蔵王御釜のエメラルドグリーン火口湖の蔵王御釜は湧く霧にたちまちにして姿隠せり短歌誌「高社山」第53号平成22年11月10日発行今日の短歌66斎藤茂吉記念館32010年9月23日から上山市で開催されていた全国案山子祭に併せて、斎藤茂吉記念館へ行った時の短歌です。蔵王山頂には~斎藤茂吉の陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中にたつの歌碑が建てられています。#今日の一首#短歌#長野県飯山市#長野県#素晴らしい飯山#斎藤茂吉記念館#山
師と共に来るは叶わずようやくに茂吉生れし町に来にけり師の書斎の蔵書に真向かいているごとしはるばる訪いし斎藤茂吉記念館嗚呼短歌誌「高社山」第53号平成22年11月10日発行今日の短歌65斎藤茂吉記念館22010年9月23日から上山市で開催されていた全国案山子祭に併せて、斎藤茂吉記念館へ行った時の短歌です。古田十一郎さんは、師である斎藤茂吉から言葉をかけてもらうほど間近で短歌の指導を受けられました。念願であった斎藤茂吉記念館を訪れて感動しました。#今日の一首#短歌#長野県
墨太に「熊野大権現」幟旗石段沿いにはためき立ちぬ短歌誌「高社山」第48号平成22年6月10日発行今日の短歌62南歌紀旅行32010年3月24日~3月27日、2泊3日の日程で、熊野古道、瀞峡、高野山を巡る旅に行って来た時の短歌です。熊野古道が世界遺産に登録され5年目、歩いて見たいと思っていた熊野古道~さわりの部分だけでしたが歩く事が出来ました。全国の熊野信仰の中心的存在である熊野三山のひとつの熊野本宮大社。杉林の間に158段の長い石段が延び、その石段の両脇には幟旗がはためい
起きるにはまだ早いので眼を閉じて起きる時間に去られてしまう起きるにはまだ早いので眼を閉じて起きる時間に去られてしまう
五年前「世界遺産」となりて久し思い叶いて熊野訪い来ぬ自ずから心洗わる心地せり大塔川辺の風呂に浸れば短歌誌「高社山」第48号平成22年6月10日発行今日の短歌62南歌紀旅行32010年3月24日~3月27日、2泊3日の日程で、熊野古道、瀞峡、高野山を巡る旅に行って来た時の短歌です。熊野古道が世界遺産に登録され5年目、歩いて見たいと思っていた熊野古道~さわりの部分だけでしたが歩く事が出来ました。あいにくの雨の中でしたが熊野古道中辺路の牛馬童子像を見学~川底から絶えず湧き出す
鮮やかなピンクのつつじ花咲けり瀞八丁の流れの際に中辺路に「近露王子」箸折峠牛馬童子像を訪ねたりけり短歌誌「高社山」第48号平成22年6月10日発行今日の短歌61南歌紀旅行22010年3月24日~3月27日、2泊3日の日程で、熊野古道、瀞峡、高野山を巡る旅に行って来た時の短歌です。熊野古道が世界遺産に登録され5年目、歩いて見たいと思っていた熊野古道~さわりの部分だけでしたが歩く事が出来ました。あいにくの雨の中を瀞峡の舟下りを楽しみ、雨の熊野古道中辺路の牛馬童子像を訪ねました
紀の峡の瀞八丁の水の面は若葉緑に染まりたりけり紀の峡の若葉の山に山桜咲きて川面に白く影する短歌誌「高社山」第48号平成22年6月10日発行今日の短歌60南紀旅行12010年3月24日~3月27日、2泊3日の日程で、熊野古道、瀞峡、高野山を巡る旅に行って来た時の短歌です。熊野古道が世界遺産に登録され5年目、歩いて見たいと思っていた熊野古道~さわりの部分だけでしたが歩く事が出来ました。24日……早朝5時に家を出……27日深夜2時に帰宅という強行軍。24日には中央高速で事故の
天地人ドラマのロケのありし場所写真と共に色紙貼らるる短歌誌「高社山」第42号平成21年12月10日発行今日の短歌59越後三山八海山4越後三山の八海山の女人堂まで行ってきた時の短歌(うた)です。八海山ロープウェイの山頂駅から、六合目にある女人堂まで往復2時間半歩いてきました。途中ハシゴで上るところもあったりしましたが無事登れました。八海山は、新潟県南魚沼(みなみうおぬま)市にある信仰の山です。越後(えちご)三山の表口にあたる主峰の一つで、標高1778メートル。越後三山只見(
隣接の家の窓から反射する朝の陽ざしの階段下る隣接の家の窓から反射する朝の陽ざしの階段下る
黄に赤に紅葉する木々断崖に松の緑のありて際立つ息つきて汗ぬぐいたる眼に高し八海山の峰の連なり短歌誌「高社山」第42号平成21年12月10日発行今日の短歌58越後三山八海山3越後三山の八海山の女人堂まで行ってきた時の短歌(うた)です。NHK大河ドラマ「天地人」の上杉謙信の縁の場所~ロケが行われた場所ということで人気の山。頂上まではとても登れない険しい山ですがとても良い経験でした。#今日の一首#短歌#長野県飯山市#長野県#素晴らしい飯山#越後三山#八海山#ロープ
女人堂八海山の六合目岩場の上に屋根のみ見ゆる垂直の鉄バシゴあり登山道険しき岩場なおも続きぬ短歌誌「高社山」第42号平成21年12月10日発行今日の短歌57越後三山八海山2越後三山の八海山の女人堂まで行ってきた時の短歌(うた)です。NHK大河ドラマ「天地人」の上杉謙信の縁の場所~ロケが行われた場所ということで人気の山。この時は女人堂まで登れれば最高との思いででかけたので垂直の梯子は登る事なく女人土から引き返しました。#今日の一首#短歌#長野県飯山市#長野県#素晴らし
靴下の踵の穴のまた少し大きくなっている寒い朝靴下の踵の穴のまた少し大きくなっている寒い朝
小さき池八つありしが由来にて八海山と名づけられたり降り立ちて靴紐固く結びたり八海山のロープウェイ駅短歌誌「高社山」第42号平成21年12月10日発行今日の短歌56越後三山八海山1越後三山の八海山の女人堂まで行ってきた時の短歌(うた)です。NHK大河ドラマ「天地人」の上杉謙信の縁の場所~ロケが行われた場所。越後三山(えちごさんざん)は、八海山、越後駒ヶ岳、中の岳を言いますが、八海山はロープウェイも架設され、越後三山の代表的な山です。八海山は古くから山岳信仰の山として多くの信
越冬地千葉印西市本埜との可能性あり白鳥の群れ短歌誌「高社山」第178号令和3年4月10日発行今日の短歌55白鳥飛来6越冬地千葉印西市本埜との可能性あり白鳥の群れ55白鳥の飯山への初飛来は、東日本大震災の年。令和3年のこの短歌の時の飛来は、木島田んぼの山岸沖への飛来でした。白鳥は家族単位で行動していること。幼鳥の羽は灰色をしていること。何よりもシベリアで孵化した幼鳥は、半年にもならないうちに越冬地に向けて3~4千キロの旅に出ていることを知りました。今年は2月半ばに木島平
その速さ時速百キロとぞ聞きぬ白鳥の群れ北へ向かいぬV字形編隊組みて飛び去りぬ白鳥の群れ夕づく空に短歌誌「高社山」第178号令和3年4月10日発行白鳥飛来5今日の一首54白鳥の飯山への初飛来は、東日本大震災の年。写真は2月20日木島田んぼへ飛来した白鳥令和3年のこの短歌の時の飛来は、木島田んぼの山岸沖への飛来でした。100羽以上の白鳥が餌を漁る姿を間近で見ることが出来て興奮したことを覚えています。今年は2月半ばに木島平、木島、常盤地区に飛来し、もうシベリアへ向かって飛び
背の羽根に頭を入れて眠りいる白鳥も見ゆ温き日射しに塒へと戻るか俄に飛び立ちて白鳥の群れ闇に紛れぬ短歌誌「高社山」第178号令和3年4月10日発行白鳥飛来4今日の一首53白鳥の飯山への初飛来は、東日本大震災の年。令和3年のこの短歌の時の飛来は、木島田んぼの山岸沖への飛来でした。100羽以上の白鳥が餌を漁る姿を間近で見ることが出来て興奮したことを覚えています。飯山へ来るのは、シベリアに帰る北帰行の途中で羽を休めるために立ち寄るのです。この白鳥飛来は、令和3年の3月14日に
コウコウと鳴きつつ餌を漁りおり白鳥の群れ木島田んぼに好物は「マコモ」と聞きぬ白鳥は稲株の茎根を食べており短歌誌「高社山」第178号令和3年4月10日発行白鳥飛来3今日の一首52白鳥の飯山への初飛来は、東日本大震災の年。2~3年は蓮沖のみでしたが、蓮沖・木島の山岸沖の田んぼへ、近年は常盤田んぼへの飛来も確認出来るようになり、飯山への飛来地が広がっています。飯山へ来るのは、シベリアに帰る北帰行の途中で羽を休めるために立ち寄るのです。この白鳥飛来は、令和3年の3月14日に
田の雪が消えし頃には旅立たん白鳥今日も餌を漁りぬ口も目も首さえ泥に深く入れ餌漁りおり白鳥の群れ短歌誌「高社山」第178号令和3年4月10日発行白鳥飛来2今日の一首51白鳥は4000km離れたシベリアから冬を越すために日本に来て、日本で冬を過ごし、春とともにシベリアに帰ります。飯山へ来るのは、シベリアに帰る北帰行の途中で羽を休めるために立ち寄るのです。この白鳥飛来は、令和3年の3月14日に木島田んぼへのひらいの短歌です。#今日の一首#短歌#長野県飯山市#長野県#素
何処にて冬越したるや百羽越す白鳥帰行の途次を休めり白鳥の飛来初めて聞きたるは十年前の震災の春短歌誌「高社山」第178号令和3年4月10日発行白鳥飛来1今日の一首49飯山へ白鳥が飛来したと最初に話題になったのは東日本大震災の2011年の春です。飯山市の南部蓮の田んぼに白鳥が飛来しているというニュースが北信濃新聞に掲載されました。東日本大震災に続き、長野県北部地震も発生し、白鳥を見に行く雰囲気ではなかったのですが、蓮田んぼまで見に行き、感動したことを覚えています。それ以来、
伝説に語らるる飛梅のご神木樹齢千年超ゆる尊き短歌誌「高社山」第44号平成22年3月10日発行太宰府天満宮4今日の一首48平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。幼い頃よりこよなく梅を愛していた道真公は~東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそと語りかけると、それに応えるように梅の木は、道真公を慕い、一夜のうちに京都から
制服の子らに混じりて吾もまた宮居の前に頭垂れたり受験とは無縁となりし吾なれど万のことを神に祈りぬ短歌誌「高社山」第44号平成22年3月10日発行太宰府天満宮3今日の一首47平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。学問・文化芸術・至誠・厄除けの神としても慕われ受験シーズンには、受験を控えた若者で賑わいます。初めての松本空港からの旅、九州の旅
店先に「梅が枝餅」の箱入りを重ね売りおりここは福岡太鼓橋平橋さらに太鼓橋三つの橋が池に架かれり短歌誌「高社山」第44号平成22年3月10日発行太宰府天満宮2今日の一首46平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。梅ヶ枝餅とは、福岡県太宰府市名物の焼き餅で、あんこを薄い餅生地に包み、梅の刻印が入った鉄板に挟んで焼いたもの。初めての松本空港から
空の旅束の間にして二時間で松本発ちて福岡に着く太宰府に天満宮を訪ねたり梅の蕾の固き師走に短歌誌「高社山」第44号平成22年3月10日発行太宰府天満宮1今日の一首45平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。太宰府天満宮は菅原道真公をお祀りする全国約12,000社の総本宮と称えられ、学問・文化芸術の神として崇敬されています。初めてお参りしまし
九十九島時雨の中に霞み見ゆ弓張岳に登り来しとき軍港という言葉にて語らるる佐世保の港戦時のままに短歌誌「高社山」第44号平成22年2月10日発行九州旅行3今日の一首44平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。佐世保観光の目玉という「九十九島」「西海国立公園」に指定されている「九十九島」はあいにく時雨れていました。佐世保港を見下ろす絶景の展
柿右衛門様式なりき有田焼十四代が今を伝うる短歌誌「高社山」第44号平成22年2月10日発行九州旅行3今日の一首44平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。日本で初めて赤絵の技法を開発したと言われる、陶工柿右衛門窯~現在は十五代になっています。初めての松本空港からの旅、九州の旅は印象に残るいい旅でした。#今日の一首#短歌#長野県飯山市
赤き色白色素地によく映えり山つつじ文柿右衛門皿現窯主十四代目柿右衛門人間国宝保持者なりしと短歌誌「高社山」第44号平成22年2月10日発行九州旅行2今日の一首43平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。初めての松本空港からの旅、九州の旅は印象に残るいい旅でした。#今日の一首#短歌#長野県飯山市#長野県#素晴らしい飯山#九州旅行
今日の運不運の他は変わりばえほとんどしない一日の行く今日の運不運の他は変わりばえほとんどしない一日の行く
有田町南山丁三五二柿右衛門窯工房訪いぬ柿の実の赤そのままの色絵なり柿右衛門窯に飾らるる皿短歌誌「高社山」第44号平成22年2月10日発行九州旅行1今日の一首42平成21年12月8日から10日2泊3日で九州旅行に行ったときの短歌です。松本空港発着の九州平戸島と生月島巡りの旅に参加しました。平戸~佐世保~有田~太宰府などを廻りました。初めての松本空港からの旅、九州の旅は印象に残るいい旅でした。帰りのJAL便にハプニングが発生~~太宰府天満宮の参拝を終え、15分遅れの8