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近年様々なSakeのコンテストや審査会が日本のみならず世界各地で行われています。その中で、誰もが最も歴史があると認めるであろうものが全国新酒鑑評会です。清酒製造技術の研鑽の為に行なわれるそれは、例えマーケットの大人気銘柄でも、毎年必ず最高賞である金賞を受賞できるとは限らない難関であります。そのような金賞を、全国最多記録となる十五年連続受賞したアイテムがコチラになります。特にこの年の造りは醸造責任者である杜氏が怪我で現場に立ち会えないという不遇がありながらの受賞。チームが一丸となって頂を目
最も著名なSakeの一つでしょう。ただ当店としてはそのまま御用意しても面白くないので二年ほどの熟成期間を設けました。しかも、一年間は冷暗所での常温管理で、もう一年間は冷蔵管理です。元来の果実を感じさせるアロマもあるものの、アーモンドや椎茸、白玉団子やクリームチーズなどのニュアンスが印象的で加えて完熟メロンも。口に含むと芳醇な旨味を感じるもののどこかトーンは大人しめで淑やか。そして何と言っても二年熟成にして上品なベターさが醸成された余韻が甘美。ハイカカオチョコレートのよう。よって、これは左
このSakeの原料となる、富山県南砺市産五百万石の一等米ランクのものは、この蔵元さんが世界最速の酒造好適米(醸造用玄米)による新米新酒を醸し出す為に採用されていまして、今の季節のみの数量限定品になり、商品としては火入(生酒ではなく加熱殺菌処理)のものが通年で流通していますので完売次第に宮城県産蔵の華が原料のものが流通します。フレッシュバナナ、アンデスメロン、上新粉、栗、水あめ、青竹などのアロマがとても爽やか。甘味にまろやかさがありピュア。全く嫌みがありません。後味は穏やかで静かなトーンです
この蔵元さんは人気銘柄≪而今≫も醸しています。コチラの銘柄は蔵元さんの代々続く元々の銘柄だそうです。そして地元の三重県は、古くから稲作が盛んな地域の一つで、あの酒米の王様とされる山田錦の母親品種・山田穂の出生地候補の一つでもあります(山田穂は出生地には諸説あり)。その山田錦は元来兵庫県発祥のものですが、三重県でも三十年以上の栽培の歴史があるとされています。白玉団子、ひのき、栗、白桃、ヨーグルトなどのアロマ、酵母に頼らない香り構成はとても好印象です。酸味は優しく、上品な甘味と旨味が楽しめます
この蔵元さんが送る、いわゆるPRIVATELABシリーズの一つにして、チャリティーの性格を帯びた復興支援酒でもあります。このSakeがエンドユーザーの方々に飲まれる事で、赤十字を通じて被災地に義援金が送られます。宜しくお願い致します。なお貴醸酒とは、酒造りの工程の中で原料としてSakeを加えたもの。一般的に甘味を豊富に含んだものになりますが、このSakeは生酛仕込みなので印象的な酸味も有していまして味わい全体としてヴォリュームがあります。更にバニラ香があるオーク樽に貯蔵したのでとて
このSakeの最大の価値の一つは、原料の酒造好適米(醸造用玄米)である白鶴錦を、名杜氏の堀本敦志さんを擁するコチラの蔵元さんで醸した事です。しかも純米大吟醸として。白鶴錦は、その名のように、世界最大の蔵元と言える白鶴酒造が、一蔵元でありながら自ら米の新規育成に挑んだもので、その育成コンセプトは「酒米の王様」とされる山田錦を超えるものの育成。親品種には山田錦を同じものが採用されています。誕生から暫くは白鶴酒造のみで醸されてきた秘蔵の存在でしたが、収穫量の増加に伴い、近年、志を共に出来る蔵元さん
宜しくお願いします\(^o^)/◆おやつ酒のお奨めhttps://twitter.com/dragonstar_k/status/1047786985471889408☆★☆★☆★☆★☆★10月21日(日)14時~プレミアムワイン会vol.35【ウスケボーイズ】残り2名様参加者募集中♪御気軽に問合せ下さいませ※【『二喬/NIKYO』お席の状況】御来店の際はお電話下さるのをお奨めします10月7日(日)
この蔵元さんでは醸造にあたって幾つかの規律があり、その一つが地元の原料米のみを使用する事。代表的なものが、あきた酒こまち、美山錦、美郷錦、そして改良信交です。改良信交はメジャーな原料米ではありませんが、蔵元によっては高品質なSakeが造れると好んで使用するところもあり、正にこの蔵元さんでは所謂純米大吟醸クラスの高精米をして上級の商品としてリリースする事が多いです。そして、このSakeはファンの方々では非常に人気の高い木桶仕込のシリーズで幻とも評される≪やまユ≫の改良信交バージョンです。
蔵元は元々の銘柄≪東の麓≫で知られていますが、南部杜氏の神理氏を招聘した機会に新しく創り上げたのがこの銘柄です。雨が降った後の空に見られる虹を意味しています。ストレートに伝わってくるヨーグルト様のアロマ、ほのかに甘さも感じるのでミルキーなチーズのようでもあります。口に含むと水アメのような甘い風合いに刹那広がりますがすぐに酸味が押し寄せ、後味は渋味を感じるほどビターです。原料米の兵庫県産愛山を巧みに醸造して商品イメージに仕上げてきたのを感じる名作です。クラシカルな雰囲気があるので左党の方々
2002年の誕生以来、今や宮城県を代表する銘柄の一つとなりました。蔵元としても「究極の食中酒」とのテーマを掲げて、どのような料理にも黒子となって引き立てる味わいの方向性のもと、レギュラークラスの高品質化を目指して毎年銘柄の進化を歩んできています。味わいは、ほのかに水アメ、バナナ、など甘さを感じるアロマに米粉なども。口に含んだ瞬間は香りと同様の印象。加えて端正さをイメージさせる心地好い渋味があり、純米酒にとかく多い雑味がありません。後味まで引き締まっていて、当店のようにワイングラスで楽しむと
蝉セミが鳴き続ける季節になってきました。この蔵元さんは各季節ごとの限定流通品でイタリアンラベルシリーズがあります。チカーラとはイタリア語で蝉を意味しまして夏のモチーフとしています。夏を意識しまして、この蔵元さんの中では酸味を意識した醸造を行なった作品に仕上がっています。アロマは完熟メロン、シロップ、米粉などがほのかなヴォリュームで。含むと口の中でキュキュッと甘味と旨味と酸味が小躍りする味わいの展開は楽しいものです♪よって、色々と夏の季節のSakeを楽しむ左党にはお奨めですし、味の構成と
かつてSakeにおいて、原料米の産地へのこだわりが希薄だった時代、八代目蔵元の寺岡洋司さんは「酒米の王様」とも評される山田錦の最上の産地を求めて兵庫県に向かいます。そして東条地区の農家さん達と出逢い、そちらと長年に渡って良質な原料米栽培を蔵元として支えてきました。その東条地区にあって、最も良質なものが育つと言われるのが秋津西戸。森が広がる自然豊かな環境にあって湖からの冷涼な空気が最初に流れる秋津西戸は、米という農作物において理想的な土地との事。このSakeは、その西戸地区から収穫された、
長野県北部、小布施町の小布施ワイナリーは、冬季のひと時、秋季一杯にワインの醸造を行なっていた同じ醸造所内にてSakeの仕込みを行ないます。代表取締役兼醸造責任者の曽我彰彦さん曰く「趣味のsake造り」という言葉には、生業としてSakeを仕込んでいる方々へのリスペクトと、御自身がブドウ栽培ワイン醸造に重きがあるという矜持が込められています。近年その「趣味のsake造り」はコンセプトの先鋭化が増して、全生産量が古典的な生酛造り(発酵助剤など無添加)という徹底ぶりで、原料米には地元長野県産の美山錦
近年≪山城屋≫のブランドで注目を集める蔵元が送る、伝統的な、しかも地元の新潟県らしさを込めて醸した最上級限定品。アロマは熟したリンゴ、メロンがワイングラスの中で立ち昇ります。クリスタルのように、とても澄んでラグジュアリー感があります。含むと炊き立ての米、ほのかに稲わら。味わいは上品な水あめのような、サラサラとした甘味が楽しめます。醸造酒としてのヴォリュームがあるので繊細ながらの芯の強さ、飲み応えのある逸品です。よって、大吟醸をお好きの左党には勿論お奨めですし、所謂モダンタイプのSakeが
この銘柄における最上級限定品の一つ。その中でも、当店のようなバルスタイルの飲食店で、更にリーデル社のワイングラスで、一杯のグラス提供をするには、最も適している味わいと考えて愛用しています。Sakeの原料米として最高とされる、兵庫県の特A地区とランクされる東条産の山田錦を贅沢に使用。当店へお越しになられる御客様には馴染みがあるSakeかと。当店では常に2~3年の自家熟成の時を経てオンリストしています。何故なら、いわゆる高級な味わいですがとても精細で、やもすれば「すっきり」の印象だけで終わっ
蔵元は≪伯楽星≫醸造元として有名ですが、他にも魅力的なSakeを色々と造っています。そのうち、このSakeは夏季に露出度が高まる限定品で、酸味の醸成を意識した造りを経ています。アロマは穀物感の稲わら、もち、麹、ほのかにグレープフルーツ。このSakeは世評ではよく甘酸っぱいと言われますが、一年熟成を経て甘味よりも旨味が印象的になった分、ビターで硬派な印象に。旨味と渋味が一途さをイメージさせてくれます。ペアリングには当店のトマトの冷たいおひたしがピッタリ♪≪愛宕の松ひと夏の恋純米吟
宮城県最古の酒蔵としてのアイデンティティがあり、クラフトマンである南部杜氏の大ベテランが造りを担っていました。それが、29BYにて杜氏が勇退されたようなので、今後は新たな体制でのSake造りとなります。このSakeの裏ラベルには「海外でSHININGPRINCEのニックネームで販売されています」とあるように、輸出もされている人気商品です。穏やかで青草、青リンゴ、クリームチーズなどのアロマ、甘味と渋味のバランスが心地好く大人な味わいで後味のサッパリ感が昨今のSakeマーケットから鑑みて個性
最もSakeで歴史のある審査会である全国新酒鑑評会にて昨年に引き続き今年も最高賞である金賞を受賞した(4年連続)蔵元の、鑑評会出品用に造られるモロミによる大吟醸。アロマは白い花、完熟リンゴ、上新粉など。一年熟成なので醸造酒としてのアロマにより一体感が感じられ、ヴォリュームの穏やかさに気品を覚えます。味わいも大吟醸らしい澄んだ甘さがあるものの決してくどくは無く、余韻はSakeでは稀有な棚引くような美しさが長く続きます。よって、吟醸タイプがお好きな左党には必飲ですし、個人的に一年ほどではトッ
各審査会で数々の高い評価を受けたり、過日の伊勢志摩サミットでもサーヴされた、今や日本を代表する蔵元の一つと言えるでしょう。その蔵元の限定流通品です。ゴールデンデリシャスリンゴ、アンデスメロン、つきたてのモチ、黄色い花、などのアロマが上品にグラスの中で香ります。口に流すと、ほのかにゆっくりと流れるのを感じるような質感で、一年熟成を経ていて旨味甘味のバランスが良いです。やもすると派手なタイプになりがちな味わいですが後味はスーッと消え去り心地好いです。グラス一杯でも高い満足感がありますけども二杯
この蔵元では醸造にあたって幾つかの規律があり、その一つが地元の原料米のみを使用する事。代表的なものが、定番品の原料米である、あきた酒こまち、美山錦、美郷錦、そして改良信交です。よって、このSakeに使用される秋田県産亀の尾は、限定品にのみ使用されるもので、しかも40%精米の高精米にして、この蔵元のファンの方々には堪らない木桶仕込です。サワークリーム、スモーキー、チーズなどのアロマは、正に木桶仕込によって生酛酒母が大いに活躍した証左。甘味が印象的ながらもサラサラとした触感で口中を流れて、酸味
銘柄の名前は、酒蔵の周辺にて花の香りが漂うという事に由来します。そして2014年、現在の六代目蔵元によってブレンドがリニューアルして今に至っています。とてもクリアで済んだアロマ。果実よりも花のようなイメージ。僅かに穀物やヨーグルトも。上品な旨味は、原料米である山田錦のイメージでして、それが地元で育てられているのであれば蔵元も造り甲斐があるでしょう。上品でありながらボリューム感もあり、純米大吟醸という説得力があります。よって、綺麗なタイプをお求めの左党には十分な満足感が得られる一本でしょうし
蔵元は≪伯楽星≫醸造元として有名ですが、他にも魅力的なSakeを色々と造っています。そのうち、このSakeは桜の季節に露出度が高まる限定品で、味わいも桜が満開となる頃にピークになるように意図されて出荷されていました。アロマはほのかにパイナップルなどの南国果実、栗の甘露煮、花のような清涼感。甘さが大人しくてサラサラしたような質感と味。サッとひいた昆布ダシのような旨味です。季節感があるSakeなので、今時期に飲むキッカケの一杯として気軽に楽しむのも良いですし、旨味を感じるような料理とシナジ
酒処の福岡県(Sakeの蔵元の数は宮城県よりも多くて何と倍近くある)において、少数精鋭、手仕事によるオリジナリティあるSakeを造っている蔵元の定番アイテムです。純米ランクのSakeで、これほどクリアなアロマに仕上げてくるのは見事の一言。一飲で蔵元の情熱の姿勢が伺えます。実は福岡県は酒処でありそれを支えるのは米処の歴史でして、醸造用玄米(酒造好適米)において王様とされる品種の山田錦は、その誕生地である兵庫県に続いて第2位の生産量を誇っています。その福岡県糸島市産山田錦と福岡県三潴郡産夢