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ディズニー映画「リトル・マーメイド」の影響から、一度でいいから人魚になってみたいと空想したことがある人もいるだろう。しかし、自ら望まずして下肢部が結合した人魚のような姿で生まれてきてしまう子どもがいるのだ。こうした症状は「人魚症候群」と呼ばれ、10万人に1人の確率で現れるといわれ、発症すれば生まれながらにして下半身が融合した状態となる。しかも、人魚症候群の赤ん坊の多くは生後数日で死亡してしまうというから、これは命に関わる極めて深刻な事態だ。こうした奇形が生じる原因について解明されている
更新が滞ってすみません。ブログを書くことから逃げてます死産した時の描写は、やはり辛い。でも書き残しておきたい。書かなきゃ書かなきゃ、とは思っているんですが…、もう少し時間をください。
【入院3日目】友人からまさかの妊娠報告を受け、助産師Gさんに話を聞いてもらったら、少し気持ちがすっきりしました。とにかく私ははるちゃんを産むことだけに集中しよう!!と意気込んだものの・・・、その後特に体の変化は起こらず。あまりに退屈なので、携帯で海外ドラマの続きを見たりしてましたすると、他の分娩室から妊婦さんの声が漏れるようになりました。痛みに耐えている、太くて大きなうなり声。あぁ、もうすぐ赤ちゃん産まれるんだなぁ痛いよね、頑張れ頑張れ!!しばらくするとオギャー!オギャー!!
【入院3日目】陣痛促進剤を入れ、ひとり分娩台で陣痛が強くなるのを待っていると1通のLINEが来ました。きっと夫からの「陣痛どんな感じ?」とか「長男ご飯完食してブーしました」という連絡だろうと思い、何気なく開くと、、『この度、第四子を授かりましたー』という友人からの妊娠報告でした!でぇえええー!!!よりによって今ーーーーー!?もうね…。まさに自分が中絶している時に、まさかの妊娠報告が来ると、ショックを通り越して笑えました。神様はなんて意地悪なんだろうと。どこまで苦しめるのかと。
【入院3日目】いよいよ出産の日です。はるちゃんは今日も朝からウニョウニョポコポコ元気に動いてます。胎動を感じるのも今日で最後か、と思うと愛おしくて、寂しくて、沢山お腹を撫でました。朝から分娩室へ入り、点滴と血圧計をそれぞれ両腕に付けました。中絶用の部屋があるのかと思っていたら、普通の分娩室でした。長男を産んだことを思い出して懐かしい気持ちになりつつ、またここで元気な赤ちゃん産みたかったんだけどなぁなんて思ったりしました。この日の担当の助産師Gさんは、若くてまだ経験も浅いようでした。
【入院2日目】2日目の朝は【♬〜おはようございます、検温をしてお待ち下さい♬〜】という館内放送で起きました。この産院は朝昼晩と体温をはかり、助産師さんの回診時に伝えます。ゆっくり起き上がると、ズンッと生理痛のような鈍痛を感じました。…処置やだなぁ。。2日目も午後の処置まで予定がないので、のんびり過ごしました。お昼過ぎには夫と息子が面会に来てくれました。唯一の楽しみであるご飯は薄味で量も少なかったですが、まあまあ美味しくていつも一瞬で食べ終わりました早寝早起き、低カロリーで栄養バラ
病室で家族とくつろいでいると、助産師さんからロビーで待つよう言われました。いよいよ処置が始まります…。もう心の準備は出来ていて、気持ちは落ち着いていました。廊下に出ると、隣の部屋の女性も出てきました。20代半ばくらいかな、私と同じ水色の入院着を着たそのお姉さんは、先に処置室へ呼ばれました。助産師Fさんも言ってたように、やはり残念な結果になる人は他にも居るよね。。お姉さんも辛かっただろうな。辛いのは私だけじゃない。むしろ私より辛い人は沢山いる。あーぁ、人生って本当に思い通りにい
このページの下の方に病室で撮ったマタニティーフォトを載せます。って言っても、ただの入院着を着た妊婦の写真なんですけど。笑興味のある方がいらっしゃるか分かりませんが、良ければどうぞそういえば、、私自身、怖い話が苦手なんですが、、、これから話すことは、ホラー系が苦手な方は読まない方が良いと思うので、読みたくない方は次の赤い矢印まで飛ばすことをオススメします、、、大したことないと思われるかもしれませんが、不思議なことが起こったんです。。。このマタニティーフォトを撮った後に、同じア
産院に入ると、相変わらず沢山の妊婦さんで混み合っていました。周りに聞かれたくないので、受付の女性に小さな声で入院する旨を伝えました。声が小さ過ぎたようで、『えっ?!』と聞き返されました再度、少し大きめに今日から入院する予定だと伝えると、『そうですか、まだ産むんじゃないんですよね?』と聞かれました。きっと臨月ほどお腹が大きくないので切迫早産か何かで入院するとでも思われたんでしょうね。(おぉ、それを聞くか)と思いながら、「いや、あの…、産むことになったんです。」と言ったあと、自分の言
助産師Fさんのおかげで考え方が変わり、入院までの4日間は泣く回数も減って、少し心に余裕を持って過ごせました。入院に必要なものは2点。産褥パンツと生理用品(夜用)1パックのみでした。どちらも家にあったので買いに行かずに済みました。うちの産院は費用が高い()だけあって、その他全て用意してくれるのは助かりました。火葬や死亡届のことも調べて動かなきゃ思っていたら、産院と提携する葬儀屋さんに依頼すれば全て手配してくれるそうなので、プロにお任せすることにしました。これは、慣れない準備にバタバタす
助産師Fさんは忙しい業務の合間を縫って来てくれているはずです。入院の説明なんて事務的に終わらせたって問題ないでしょうに、そんなことはせず、しっかりと私たち夫婦の目を見て、気持ちを込めて励ましてくれました。以下、いち助産師さんの発言なので、参考程度にしてもらえればと思います。助産師F「今回のことは本当に辛かったね。この病院はね、年間3,000件くらい出産があるんだけど、そのうち800件くらいが流産とか残念な結果になるの。」私はそんなに多いのかと驚き、目を見開きました。助産師F「うん、多
宣告から3日後、今後の話を聞きに院長先生に会いに行きました。初めて会う院長先生。こんな大病院のトップはどんな威厳のある大先生かと思っていたら、まぁビックリ。細身で大人しそうな、なんとも自信なさげにボソボソと話す方でした。目も合わしてくれないなんか頼りないけど大丈夫なのかなぁ?というのが第一印象。しかしながら後日、お腹の子を取り上げてくれたのは院長先生でした。(日によって担当医師が変わるのでたまたまです。)施術中の院長は、初対面の時とは別人のようにテキパキ動いていて、とても安心して
自宅に帰り、先生から宣告された【人魚体シークエンス】という言葉をネット検索してみると、該当ページがいくつか出てきました。そのほとんどが医学会で発表される論文のような堅苦しいものでした。読んでみると、まさに私たちが先生から説明をうけた内容が並んでいました。▪️両足がくっついている▪️羊水過少▪️単一臍帯動脈▪️膀胱の不形成そのほかにも腎臓、肛門、生殖器の不形成も多く確認されるようでした。なるほど、だから4Dスクリーニングで見ても性別が分からなかったんだ…。きっと産まれても外見では
お腹の子は【人魚体シークエンス】と診断され、産まれても生きていくのは難しいと言われました。先生は話を続けます。D先生「僕も長いこと医者をしているけど、人魚体シークエンスは10万に1人の確率で本当に珍しいんです。むか〜し別の病院で働いていたときに2例見たことあるだけだね。」10万人に1人…。まさか我が子がその1人だなんて。そりゃネットで出てこないわけだ…。D先生「それでね、法律上、中絶が出来るのは12週までなんです。でも、妊娠を継続することで母体にリスクがあったり、経済的に育ててい
エコーが終わると、D先生は私たち夫婦に1枚のプリントを差し出しました。D先生「これがさっきの4Dスクリーニングの結果です。彼女は僕がすごく信頼してる技師さんなんだけどね、これを見ると僕とまったく同じ診断結果だったので、今から言うことは間違いないと思います。」私はハンカチをギュッと握り締めました。先生はプリントを指差しながら説明を始めます。D先生「まず一つ目は、単一臍帯動脈が確認されました。臍帯(さいたい)ってへその緒のことなんだけど、本来へその緒の中に動脈が2本あるべきところ、1本し
み、みなさんに謝らなければいけない事が…いまエコー写真のアルバムを整理していたんですが、以前このブログに載せたエコー写真は、マツコ先生に指摘される前(11週)のものでした…以前載せたのはこれです【エコー写真載せます】マツコ先生からもらったエコー写真はアルバムの一番後ろに挟まってましたショック状態でとりあえずササッと仕舞ったんだと思います。今度こそ、マツコ先生から指摘された時のエコー写真を載せます。大変失礼いたしました…エコー写真を見たくない方は進まずに戻っていただければと思います
いつも読んでいただきありがとうございます。ひっそり書き始めたこのブログですが、有難いことに日に日にアクセス数が増え、沢山の方に見てもらえて本当に嬉しいですちょっと緊張するけど…。笑ここから先は医師に宣告された時のことを書きます。早いもので死産から1ヶ月以上経ち、普段はもう心が乱れることはありませんが、やはり思い出すとまだ辛いですね。書きながら涙が止まらなくなります。でも少しずつ記憶が薄れてきているので、忘れないうちに書き残したいです。そして今回の経験の中で1番辛かったのは、やはり動
1週間後、妊娠19週のときに予約を入れていた4Dスクリーニングへ向かいました。今回も夫は有給を取ってくれました。私の通う病院は広いキッズルームがあり、妊婦検診や4Dの間は無料で見てもらえます。おもちゃが沢山あるので子供たちはみんな夢中で遊んでいます。まだ小さい息子には保育士さんが1人付いてくださり、そのおかげで私と夫は診察に集中できたので本当に助かりました。4Dスクリーニングの技師Eさんは若い女性でした。技師E「今日スクリーニングを担当しますEです、よろしくお願いします。今日は3
D先生はサラッと「赤ちゃんの足がくっついてるかも」と言っていました。想像もしてなかった言葉に驚いた私と夫は、帰宅後すぐにネット検索しました。{両足がくっついてる胎児}でもそれらしいページはひとつも該当しません。私「そうだよねぇ…。両足がくっついてる子なんて聞いたことないし…滅多に居ないよね?多分この可能性は無さそうだよね。」夫婦でそんな話をしました。次に、PCのカルテにマツコ先生が入力していた「膝伸展の疑い」というワードを思い出し、{膝伸展胎児}で検索しました。すると
エコーが終わりD先生と向き合って話をします。D先生「ちょっとね、エコーでは限界があって良く見えない部分もあったんだけど、確かにマツコ先生の言うように足が伸びてるね。それとちょっと気になるのが、エコーの間、赤ちゃんが一度も足を動かさなかったの。」私(えっ?20分くらい診てくれてたのに??赤ちゃん寝てたわけじゃないのに??手はパタパタ動かしてたのに??)私は一瞬で嫌な予感がよぎり、(この子は足が動かせないんだ…)と一気に涙が溢れました。思わずハンカチで顔を覆います。D先生「あ
1ヶ月後、妊娠18週の時についにエコー専門のD先生に診てもらいました。マツコ先生に言われた通り、夫に有給を取ってもらい一緒に行きました。D先生「私はDと言います。普段は大学病院に居るんですが、週に一度この病院に来て診察しています。よろしくお願いします。」私と夫「よろしくお願いします。」(初めて見る先生だ。なんだか丁寧で優しそう)D先生「それで、前回マツコ先生になんて言われたの?カルテは見たんだけど、ちょっとよく分からないから、本人からも聞きたくて。」私「あの、足の向きがおかしい
子供に障害があるかもしれないと分かり、それでも産みたいと親に伝えたらいい顔をされず、私は考えました。確かに反対する気持ちも分かります。幼い長男の世話をしながら足に障害のある子も面倒を見ることは容易なことではありません。思っていたより大変だった、なんて鬱にでもなったら大変です。それに私は34歳。若くは無いけれどまだ妊活に挑戦できます。多嚢胞性卵巣症候群の疑いがあるので、もしかしたらもう子供は授かれないかもしれないけれど、このまま家族3人、仲良く暮らしていけるだけで幸せじゃないか。
マツコ先生に足の異常を指摘されてから次の検診までの1ヶ月は、ずっと不安でとても長く感じました。でも悩んでも解決するわけじゃないし、どうしても悪い方向に考えてしまい落ち込むだけなので、とにかくお腹の子のことを考えないようにしました。そうやって考えないようにする事も、お腹の子に申し訳なくて落ち込みました。長男の時は鏡の前に立ってお腹の写真を撮ったりしましたが、今回はそれも出来る気分ではありませんでした。夫は、『1ヶ月後、状況がはっきり分かってから考えよう。もしかしたら何事もないかもしれ
突然ですが、マツコ先生に「膝が逆方向に曲がっている」と言われた時にもらったエコー写真をこのページの下のほうに貼りますもし見たくない方が居ましたら戻って頂くようお願いします正直、不特定多数の方が見るSNSに自分や家族の写真を載せるのは抵抗があるのでエコーも載せるつもりはありませんでした。なんだか晒し者にする気がして。でもやはりこのブログを始めるきっかけになった(もしかしたらいつか誰かの参考になるかもしれない)という思いがあるので、意味があると信じて載せることにしました
マツコ先生「うーん。別料金になるけど、妊娠19週から受けられる4Dスクリーニングをお勧めするよ。あとはお金がかからない方法としては、毎週水曜日だけエコーに詳しいD先生が居るから、1ヶ月後その先生を指名して診てもらった方がいいと思う。」こういう勧めは、長男の時には言われませんでした。やはりこれは良くない展開なんだ。。言われた通り、まずはD先生に診てもらって、お金なんか関係ないから4Dスクリーニングも受けよう。迷わずそう思いました。(ちなみに4Dの費用は中期が5,000円、後期が1
2週間後、妊娠13週の時に妊婦健診へ行きました。私「もうすぐ妊娠5ヶ月で安定期に入るから、今回の健診で問題なければ私の兄弟にも妊娠報告するね。あなたの両親や兄弟への報告のタイミングは任せるけど、もうそろそろでも良いかもね」そんな事を夫に伝えてから病院に向かいました。(夫は慎重な性格なので、長男の時も妊娠6ヶ月の時に夫側の親族へ伝えていました。義理家族は遠方に住んでいるので、帰省しない限り会うこともありません。)私の通う病院は医師がたくさん在籍する大きな病院なので、こちらが指名しない
クリニックを卒業して2週間後、妊娠11週のときに産婦人科へ行きました。長男を産んだ病院です。ここはホテルのように大きく豪華な病院で、食事もコースやビュッフェ形式で美味しいので、市内外からたくさんの妊婦さんが集まって来ます。私も{またあのご飯が食べられる}と思うと入院生活がすごく楽しみでしたこの日は血液検査やクラミジア等の検査をして、次回結果を聞く事に。そして経膣エコーで赤ちゃんを診てもらい、問題なく大きくなっていることを確認して終わりました。2週間前より格段に人間らしい形にな
2週間後クリニックへ行くと、前々回に心拍が見えないと言われた女医Aさんが担当でした。私(げっこの先生、強く言ってくるし内容もちょっと信用できないんだよなぁ、先週のB先生が良かったなぁ。。)なんて思いつつ、エコーを見た瞬間、大きくなっている赤ちゃんが見えてすごく嬉しくなりました。女医A「うん、この白いのが心臓ですね。赤ちゃんのサイズを測っていきますね。」私「あぁ、良かったです。心拍は力強いですか?」女医A「今の時期は力強いとか無いです!まだ小さいので!」私(えぇ…前回B先生は心拍が力
1週間後、再び心拍確認のためにクリニックへ行きました。正直、ネット検索しまくった結果、7週で心拍が見えないということは厳しいんだろう、と覚悟を決めていました。突然赤ちゃんが出てきて大出血になったら大変だから、早めに掻爬(そうは)手術をしてもらった方がいいと思い、手術日の相談をするつもりでいました。そして掻爬手術は保険の対象になることも調べ、提出書類の取り寄せまで済ませていました。期待してもショックが大きくなるだけなので、気持ちを切り替えなきゃ!と何度も自分に言い聞かせました。前回
2週間後、心拍確認のためにクリニックへ行きました。初期の2週間ってすごく不安で長く感じますよね。祈る気持ちで診察台に乗ります。エコーをしばらく診ていた女医Aさん、なかなか言葉を発しません。でも私は(よし、赤ちゃん少し大きくなってる)なんて呑気に思っていました。女医A「うーん…。心拍が見えませんね。」私「えっ…!?普通は7週だと見えますよね…?」女医A「普通は見えますねぇ…。」私「ですよね…。。胎嚢は小さいですか?」女医A「大きさは関係ありません!小さくて当たり前の時期なの