ブログ記事18件
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「入社しても嫌な事があると、すぐ辞めてしまう・・・最近の若者は我慢が足りない」と嘆く上司。「ちょっと、佑次!何であんたは我慢できないの?!」と学校をすぐ休んでしまう息子に我慢できずにキレる親。特に日本では、「我慢の美徳」みたいな考え方がある様に思いますが、人は何故我慢するのでしょうか?私の考えでは人間や生き物が我慢するのは、大きくは以下の2つの場合に分けられると思います。①報酬系の働きに
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。皆さん、新年おめでとうございます。と言っても、長年の精神的な症状やお悩みを抱え続けて、新年を祝うどころではない方も沢山いらっしゃると思います。「発達障害と診断されて、引きこもりがちな息子を抱えてこれから先、出口の無い様な不安を抱えています」「長年、重度のうつとパニックを抱え、薬を飲んでいるが、社会復帰には程遠い状態です」「アダルトチルドレンから来る生き辛さがいつまで
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回は、「自分への思いやり」(Selfcomapassion)と「他人への思いやり」(comapassion)の大切さをお書きしました。今回はそれらの「思いやり」のバランスを取る事についてお書きしたいと思います。人間関係においては、give(相手への思いやりに基づいた言動をしてあげる)とtake(相手からの思いやりに基づいた言動を感謝して受け取る)のバランスが取れて
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回は、不安やイライラ、モヤモヤ等の神経系や感情の防衛反応に対して、「防衛反応を”自分”と切り離し」「防衛反応を慈しむ」事が大切だとお書きしました。その事に関連して、今回は「自他への思いやり」についてお書きしたいと思います。<自分への思いやりと相手への思いやり>よく「ありのままの自分を愛しなさい」(Selfcomapassion)とか「ありのままの相手を
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回お書きした、「相手の境界線を尊重し、それを踏み越えない様にする」事を実践されると、自分が理想とする相手との距離感が保てなくなり、不安やもやもや、イライラ等の防衛反応が生じる事があるでしょう。そこで今回は、それらの防衛反応を処理する為のヒントをお書きしてゆきたいと思います。<防衛反応の処理>①防衛反応を”自分”と切り離す例えば、前回の「例2」の様に、本当はLINEのや
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は、「相手の境界線を尊重し、それを自分が踏み越えない様にする」為のヒントをお書きしたいと思います。<相手の境界線を尊重し、それを踏み越えない様にする>①相手の自分や他人との距離感を把握するここで、前々回お書きしました”例”を再度挙げてみましょう。例1・「友人が涙目で落ち込んでる様子だったので、心配になって聞いたら、彼氏とうまく行ってない様だった。その
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回はまず、「自分側の境界線を明確にして相手が踏み越えない様にする」為のヒントをお書きしたいと思います。<自分側の境界線を引く>①相手の評価を基に、適切な距離感を保つ前回までにお書きした事をヒントを基に周囲の人、独り独りに対して自分が不快を感じない距離感を見つけましょう。⇒それが自分側の境界線になります。②自分側の境界線を守る例えば、動物園やサファリパーク等で猛獣
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回までの方法を参考にして頂き、相手との適切な距離感を保つ事が習慣化できれば、相手との境界線を引く事を目指しましょう。<相手との境界線を引く事について>①相手への評価を基に、適切な距離感を保つ前回お書きしたやり方を参考に、自分が”不快”を感じない相手との距離を保つ様に意識しましょう。②今現在、不快を感じる相手(との関係)を絞り込む例A・「社会人の私に対して、”
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回までの方法を参考にして頂き「協働調性」、「自己調整」の力を身につけて意識の向け先を変えて、「相手を評価する事」に慣れてくれば、相手との適切な距離感を保つ事を目指しましょう。<相手との適切な距離感を保つ>①相手に意識を向けて相手を評価してゆく「私がこの人の事をどう見ているか?どう思うか?」「この人の良い所は?ダメな所は?」「この人の好きな所は?嫌いな所は?」というよう
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>今回は、他人への恐怖の解消・緩和に役立つ「意識の向け先を変える」ヒントをお書きしたいと思います。<他人への恐怖の解消・緩和(4)>(先天的/後天的に)「過敏さ」を持っていらっしゃる場合、或いは、幼少期に主に被虐待的な所謂機能不全家族や否定的な家族環境の中で育った為に長期に渡って日常的にプチトラウマを負い続け、「発達性トラウマ障害」や「複雑性PTSD」等と呼ばれる状態になった場合
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回は、(先天的/後天的を問わず)「過敏さ」によって他人への恐怖を感じてしまう人が神経系や感情等を人間関係の中で調整する(協働調整)力を高めてゆくヒントをお書きしましたが、今回は自分で調整する(自己調整)力を高めてゆく為のヒントをお書きしたいと思います。※幼少期に主に被虐待的な所謂機能不全家族や否定的な家族環境の中で育った為に長期に渡って日常的にプチトラウマを負い続け、「発達性
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回お書きした様に、(先天的/後天的を問わず)「過敏さ」によって他人への恐怖を感じてしまう人は、多くの場合、神経系や感情等を人間関係の中で調整する(協働調整)力や自分で調整する(自己調整)力が弱い場合が多いですので、それを高めてゆく必要があります。※幼少期に主に被虐待的な所謂機能不全家族や否定的な家族環境の中で育った為に長期に渡って日常的にプチトラウマを負い続け、「発達性
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き><他人への恐怖の解消・緩和(1)>①トラウマの解消他人への恐怖のきっかけとなった出来事が限定的(事故・事件、行きずりの被害、学校でのいじめ等)な場合は、EМDR等でそのトラウマの解消をした方が良いでしょう。(詳細は省略します)②発達性トラウマの場合幼少期に主に被虐待的な所謂機能不全家族や否定的な家族環境の中で育った場合、長期に渡って日常的にプチトラウマを負い続けます。そうして「
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回、「他人への恐怖や不信感がぬぐわれない限りは対人交流への意欲は生じず、他人との適切な距離感や境界線を引くというのは、その恐怖が払しょくされてからの話になる」とお書きしました。それでは、「他人への恐怖」はどの様に形成されて行ったのでしょうか?今回は、その原因を推察してみたいと思います。<「他人への恐怖」の原因>①トラウマ信頼していた人からの裏切りや他人からの暴力・い
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>前回、「他人との適切な距離感」を掴んだり「他人との境界線を引く」前に、まずしなければいけない事があると思う、とお書きしました。それは一体何なのか?について今回はお書きしたいと思います。まず、「自分が居心地が良い他人との距離感を掴みたいけどつかめない」とか「他人との境界線を引きたくても引けない」とか「他人と接するのが苦痛だ!・・・でも独りじゃ寂しい」等といった葛藤・ジレン
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。<前回からの続き>「知り合った人と親しくなってたと思って、私が言いたい事を言う様になったからか、突然冷たくされて、辛くなってLINEをブロックしてその人を切ってしまった・・・。そんな事がよくある私は他人との距離感がうまくつかめないのかなあ。」「子供時代、家では母の愚痴の聞き役だったし、学校でもクラスの子達に軽く見られ、良い様に利用されていたと感じる。今の職場でも、私が断れない
皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。「親子/兄妹姉妹との関係」「彼氏/彼女との関係」「夫婦/パートナーとの関係」「義父母や親せきとの関係」「友人関係」「職場の人間関係」「ママ友やご近所さんとの関係」・・・。お悩みになってお越しになる方の多くは、広い意味では人間関係のお悩みをお持ちです。例えば、「母親に支配されて来たと気づいたが、中々距離を取る事ができない」「彼氏が浮気するんじゃないか?と不安で、ついつい問い詰めてしまい、喧