ブログ記事8件
本日は書評です。「談志最後の落語論」、立川談志著、ちくま文庫、2018.10.10、税別740円。2009.11、梧桐書院より刊行されたものを文庫化。この本に出会ったのは高松瓦町にある本屋ヌルガンガでのこと。例の如く、映画館ソレイユの時間待ちで入った時のことである。ちょっと立ち読みして、これはすごい本だなと思った。世の中の真理というものが落語を通して深くえぐられている。聞けば、談志師匠、二十代で伝説のロングセラー「現代落語論」を著し、その後も落語に関する多くの著作
「落語とは人間の業(ごう)の肯定である」立川談志さんはそう語っていた煩悩に苦しみ悩み、でも愛を知り悦びも知るそんな全てを、「そのままで良いよ」と肯定する自分を抱きしめ、人を抱きしめる『人間らしく生きる』とは、きっとそう云う事だよと…偉人なんて言われなくてもいい凡人として生きる一生がどれだけ幸せな事なのかそれに改めて気付かせてくれた言葉だった
とあるアーティストにはまってますオヤジです皆さんご存じかしら?星野源さんえっもうご存じまぁ、そうですよねぇ。たまたまテレビでライブの映像やインタビューを受けてるのを見て(NHKだったかなぁ。)それまで『恋ダンス』の陽気なイメージしか抱いてなかったのが思いっきり覆されました。なんて暗い歌を歌う人なんだと。でも闇の中に、その暗さも含めて人間だよね人間がスゴく好きってな感じがふんだんに感じられて。かの有名な落語家、立川談志さんは「落語は人間の業の肯定」っておっし
いゃあね、今朝は雨なんか降ってるもんですからね、灰色の空なんざぁ部屋から眺めてると、いろいろ考えるんですなぁ。ふと思ったんだけどね、生きるって才能だろってね。なんかさそれが日本人のいいとこだけど、努力と根性神話の国じゃないですか、日本って。おいらにゃ嫌な国だなぁ〜ってそこは思うんですな努力ってさ、苦痛に感じることを耐えてやる事を努力って言うわけでしょ?ある人が感じる苦痛は、ある人には何でもなかったりするんだなこれが。基準なんかないのだな、誰が何なら耐性があるのか、無いのかなんて測る物差し
“落語とは人間の業の肯定である”最近は、俳優としても活躍されている落語家・立川談春の、2008年に出版されたエッセーです。評判に違わぬ素晴らしい筆致の作品で、何とも言えない読後の余韻を味わうことが出来ました。この作品の前半に師匠である立川談志と著者の出会いが描かれています。出会いといよりも中学生であった著者が、寄席で初めて立川談志の落語を聴いた際の、立川談志のマクラ話が綴られていますのでご紹介します。「あのネ、君たちにはわからんだろうが、落語っていうのは
「噺家の魂が震えた名人芸落語案内」という書籍で「黄金餅」の推薦演者として2人の噺家さんがあげられていましたので、聴いてみようと。立川談志「黄金餅」古今亭志ん生「黄金餅」立川談志の「落語は人間の業の肯定である」って言葉が、なんとなくスーッと入ってきた演目です。人間の業の肯定、なかなか難しい。CDで古今亭志ん生の音源を持っているので、「黄金餅」は志ん生ばかり聴いています(^^)噺家の魂が震えた名人芸落語案内(竹書房新書)Amazon(アマゾ
昨今のメディア報道や野党の議員やら見てると、ホントに日本は大丈夫なん?って思うよね…地上波の報道番組なんか見ると、なんだコリャとア然とするばかりで、思わずアホ臭くなって消してしまう。自分たちに不都合な情報は一切出さない。先に結論があって、そこに都合良いように断片だけを切り取って貼り付けていく。どうにでもなるやん、こんなやり方なら。国会議員にせよ、テレビ局社員にせよ、ほぼ社会の勝利者達ですよね?皆、学歴戦争を勝ち抜いたり、社会の荒波も制してきた人達でしょ…それがこんな漫画のような茶番劇を