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■中村堂本日のおすすめ【卓上CDケース版】菊池省三先生の価値語日めくりカレンダーAmazon(アマゾン)連休初日。今日、事務所では9時から15時の間、水道工事があり、その中のどこか30分間断水するというので、なんとなく落ち着かず、自宅でたっぷり読書。・「明治維新という過ち日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」(原田伊織/講談社文庫)・「長谷川平蔵―その生涯と人足寄場」(瀧川政次郎/朝日選書)「明治維新という過ち」は、批判も多いですが、こちらの視点で見た方が明治維
住吉神社、平成元年建立の石製「二の鳥居」扁額は珍しい陶器製で中央区有形文化財額字は有栖川宮織仁親王のものだそうです隅田川土手近く、朱の「一の鳥居」佃島と人足寄場(浮浪人収容施設)として利用された石川島との間に残された佃堀を渡る目の前には、復元された旧石川島燈台石川島灯台は慶応2年(1866年)に石川島人足寄場奉行が隅田河口や品川沖航行の船舶のため、油絞りの利益の一部を人足の手で寄場南端に常夜灯を灯らせたそうです寛永3年(1626年)頃に船手頭(御船奉行)の石川
久しぶりに山本周五郎を読む|千世(ちせ)|note泥棒と若殿くなんくなんさんの記事を読んで、久しぶりに山本周五郎を思い出しました。大衆歴史小説という感じでしょうか?江戸庶民の目線から垣間見た世界観は、当時の時代背景を上手く写し、そこに生きた人々の感覚は現代の私たちとも通じるところがあります。この小説はタイトルからわかる通り若殿と泥棒という身分も立場もまったく交わる事のない人間同士の心が通い…note.com
石井良助(85)(東京大学名誉教授)/江戸の刑罰「仕置場〈千住、鈴ヶ森〉、小伝馬町牢屋敷、石出帯刀『公事方御定書』」(51刷・1992/5/20)(中公新書31)580円-中央公論社214p1964/2/25
直木賞作家初の長編、堂々復活。文庫本の帯に記してある安部龍太郎、2作目の作品。このところ『家康』シリーズを始め、文庫本になった最近の作品を読んできた。ところが、先日、宇城市シティーモール内蔦屋書店に平積みされていたのが、この『黄金海流』。どのような内容なのかわからないまま本を手に取った。ともかくとして、手に汗握る面白さであった。映画、舞台、連続テレビドラマにしてもよさそうである。そんなことはいいとして、ここで(上)巻の裏表紙江戸の人足寄場を束ねる呑海に持ちかけられた
池袋新文芸坐不滅のマイトガイ小林旭より製作:日活監督:野村孝脚本:山田信夫原作:山本周五郎撮影:高村倉太郎美術:松山崇音楽:伊部晴美出演:小林旭長門裕之浅丘ルリ子小林千登勢田中邦衛1964年3月25日公開栄二(小林旭)とさぶ(長門裕之)は、子供の時分から東京下町の経師屋「芳古堂」に奉公していました。経師職人として腕の立つ栄二に比べ、さぶは鈍重な上にどもりだったこともあり、自然と栄二がさぶを守る関係になっていました。さぶは「すみよし」の女中のぶ(小林千登
私が鬼平犯科帳に初めて出会ったのは、BSで放映されていた、「鬼平犯科帳スペシャル雨引の文五郎」。それから同シリーズを見るようになった。鬼平犯科帳は、池波正太郎の代表作だと知っていたが、鬼平役の中村吉右衛門をはじめ、勝野洋、尾美としのり、綿引勝彦、梶芽衣子、三浦浩一、蟹江敬三などピタリと役にはまっていたこともあり、ファンになった。ゲストも豪華。エンディングの、当時の風景を偲ばせる映像と、ストリング演奏ジプシー•キングスの「インスピレイション」がマッチして実に良い。FODでTV放送もみた。
*このシリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。前回「二著物語:長谷川平蔵(その1)」では、瀧川政次郎『長谷川平蔵・その生涯と人足寄場』、朝日新聞社、1975年の内容を俯瞰して、平蔵の生涯を概観し、火付盗賊改、そして石川島人足寄場の責任者としての事績を追った。*不遇な晩年:平蔵が残した数々の業績にも拘らず、それに対する酬いは少なかったようである。当時通例であった、勤続年数が長かった旗本がどこかの奉行職に栄転するといった恩典措置がなされることもなく、寛政七(179
*当シリーズの趣旨については、プロフィールを参照して下さい。“長谷川宣以”という姓名を見て、名前の部分を「のぶため」と読める人は、相当の歴史通か、池波正太郎の『鬼平犯科帳』の主人公である長谷川平蔵のファンかのどちらかであろう。宣以は平蔵の諱(いみな)である(『寛政重修諸家譜』に振り仮名が振ってある)。平蔵は先祖が徳川秀忠に仕えた旗本の庶家に延享二~三(1745~46)年に生まれた。幼名は銕(てつ)三郎。[注:生年が明確でないのは、『寛政重修諸家譜』に没年(寛政七[1795]年)と没年
~昭和十年代は大きな充実期で、昭和十八年には前年「婦人公論」で発表しました、時代小説「日本婦道記」が第十七回直木賞に選ばれました。~~しかし、山本周五郎は受賞を辞退し、以降一度も文学賞をうけることはありませんでした。~~【さぶ】は複雑な男女の心理、周りの人たちの絆、人間ひとりでは生きていけないことを教えてくれます。~~無実の罪という試練に立ち向かう中で生まれた真実と友情を通してひたむきに生きていく姿~~時代長編ですが、切なく、泣けてきます。~~時代小説に、興味
山本周五郎のすっかりファンになってしまいました。「日本婦道記」で感動し次に「五辨の椿」を読み今回「さぶ」でますます山本周五郎作品に魅了されてしまいました。本の裏表紙には、内容について以下の事が書かれていました。「小舟町の芳古堂に奉公する栄二とさぶ。才気煥発な栄二と少し鈍いがまっすぐに生きるさぶ。ある日、栄二は身に覚えのない盗みを咎められ、芳古堂から放逐されてしまう。自棄になった栄二は身を持ち崩し人足寄場へ送られるが―。生きることは苦しみか、希望か。市井にあり、人間の本質を見つめ続けた作家の
山本周五郎作、時代小説の金字塔をドラマ化!罪を着せられた栄二、無実を信じるさぶ、隠された意外な真実。江戸を生きる若者たちの友情と絆の物語。杉野遥亮・森永悠希ほか←予告動画栄二とさぶ栄二とさぶ栄二山本周五郎の名作をドラマ化。腕の立つ職人の栄二、ぐずでのろまなさぶ。同い年の2人は支えあって生きてきた。そんなある日、罪を着せられた栄二は人足寄場に送られてしまう。過酷な労働の中、心を閉ざし復しゅうを誓う栄二。だが、無実を信じるさぶは栄二を支え続ける。
装いも新たにブログは続きます!『江戸歳時記の551』《龍海院》1790年8月27日播磨姫路藩主酒井忠以(ただざね)公が逝去され、初七日が済むと、国家老河合道臣は分骨された御遺骨を抱いて前橋の龍海院に向け慌ただしく出立致しました!《日本橋高札場》丁度其の朝、近くの日本橋に高札が上がり、加役方人足寄せ場が創設半年を迎え、これまでに50人余りの出所者を出したと言う知らせでした!長谷川平像は、前年の1789年に松平定信に人足寄場を創設して、軽い罪
表紙を見てタイトルと絵のギャップに一目惚れこれも結構な順番待ちをしました。大江戸監察医(講談社文庫)702円Amazon主人公、仁平は無宿人。表紙絵にいかにも訳アリな無宿人っぽさが出ててやっぱり表紙は重要だな~と思います。さて、内容は・・・普請場の同僚の賭場に付き合い結果、当時の更生施設でもあった人足寄場へ。そこの人足寄場で体の弱ったあの同僚を何とか助けようと南町奉行所派遣の人足寄場付き同心の見矢木牧兵衛に薬の調達を願うことに。豊富な医療知識があった仁平は求
次回からは脇坂義堂(?-文化十五年)の『開運出世伝授』になります。脇坂義堂は、心学の元祖である石田梅岩の弟子である手島堵庵の弟子ということで、直系の弟子ということになります。江戸の人足寄場で教えて各地で教鞭をとったそうです。人足寄場というと時代劇でちょっとは聞いたことがあるかもしれませんが、あれはかなりやんわりと表現し過ぎています。元々は流れ者の集まるところで、無宿者と呼ばれていました。元はちゃんと家に住んでいましたが、借金や飢饉で済むところが無くなってという人だけではなく、犯罪で家を追い出
先日、ひさしぶりに歌舞伎に行ったのでした。中村吉右衛門とみなさんのすばらしい舞台を見たことで、『鬼平犯科帳』を見たくなったのでしたそんなわけで、「鬼平」こと長谷川平蔵(1745-1795)が進言して設置された石川島人足寄場の跡を巡ったときのことでも。石川島人足寄場跡に着いたカステラくんたち。(α7Ⅱ+KMZIndustar50-250mm/F3.5)佃島を散歩した時に、足を伸ばしました長谷川平蔵は1787年、いわゆる寛政の改革が始まった年に、先手弓頭に火付盗賊改の加役を命じ
日本は更生施設で江戸時代から画期的な試みをしていた日本法制史の先生より、江戸石川島に設置された人足寄場を聴く石川島?うーん(・。・;そんな島東京にあったかな・・・・とんと浮かばず。今の佃2丁目佃公園、大川端の高層ビルのあたりと聞いてなるほど、今は島というより、月島から続く開発の新しい街江戸時代天明の飢饉で、治安が悪化し、無宿の者(罪を犯して戸籍から外された人、親に勘当された人、失踪した状態の人)が増えて、社会問題にな
お知らせ「教科書の研究」シリーズは、電子書籍になりました。どうかこちらをご覧ください。よろしくお願い申し上げます。http://ebooks.shueisha.co.jp/detail.php?book=sg948459ヘルプマーク参考記事【紹介】ヘルプマーク・コラボ商品
1673年の今日、インゲンマメを中国から持ってきたとされる隠元禅師が亡くなったみたいだよ。インゲン豆好きですよ~4月3日の誕生花🌷「ゼラニュウム」・「ラナンキュラス」4月3日の過去の出来事1790年、長谷川宣以(平蔵)の建議により日本初の無宿人・罪人の為の厚生施設、「人足寄場」を設置。1860年、神武天皇の御陵祭が始まる。(以降4月3日が1948年まで神武天皇祭の祝日になる)1899年、日本で最初に日本全土をカバーした地質図が地質調査所から発行される1911年、東京の日本橋が石
*問題は、「200字論述新研究6(問題3・4)」で確認してください。*解説➊は、「200字論述新研究7(問題3を考える➊)」をご覧ください。問題3解説➋■都市政策の展開■寛政改革における諸政策のなかでもっとも大切なのは、江戸における下層民対策だった。松平定信の頭のなかには、改革開始直前に発生した大規模な打ちこわし(1787年の天明の打ちこわし)の強烈な印象が焼きついていた。この年、江戸市中でも米屋や富商が次々に襲撃されて打ちこわしが頂点に達し、一時、幕府権力の中心地
*問題は、「200字論述新研究6(問題3・4)」で確認してください。問題3解説➊■寛政改革の基本的性格■寛政の改革のもつ基本的な性格について、まず整理しておきたい。18世紀後半に展開された田沼意次の実利を重視した政治は、商品経済の発展という現実に適合的な側面をもっていたが、結果として賄賂の横行を生み、そこに天災や凶作の深刻な影響も加わって、人々から激しい非難を浴びることになった。意次が失脚すると、徳川吉宗の孫の松平定信が老中首座となって寛政の改革を実行した(178
名作時代劇・江戸を斬る第三部「狼たちの掟」ウェブ検索7/19(火)18:00~18:54(54分)この時間帯の番組表BS-TBS(Ch.6)ドラマ-国内ドラマ,ドラマ-時代劇番組概要ライバル、火盗改方も加わって金四郎奉行、内憂外患。番組詳細【出演】遠山金四郎:西郷輝彦,雪姫(おゆき):松坂慶子,お政:春川ますみ,お千代:遠藤真理子,うめ:千石規子,次郎吉(鼠小僧):松山英太郎,咲:大山のぶ代,片桐弥平次:田村亮,小綱町の佐吉:和田浩治,お京:ジャネット