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「面白くて知恵がつく、人の死なないミステリ」がこのシリーズのキャッチ・コピーらしいです。確かに、人は死なない、ただ、内容は難しくて、あまり知恵がつくって印象はない、でも面白い。莉子と悠斗のほんのりとした恋愛要素も適度で良い。本作では、莉子の小学生時代や東京で万能鑑定士Qの店を開いてから閉めて、夢破れて波照間島に逃げ帰った時のことが描かれる。俺は、人生には正しい挫折が必要だと思うし、このブログにも繰り返し書いてきた。挫折は必要だが、挫折したままではいけない。当然のように莉子は苦しむが、自らの足で