ブログ記事1件
昨年のことになりました。山城国愛宕郡静原城。やっと縄張図清書しましたのでアップ。ここは、三好修理太夫によって築かれ、京の北東から叡山背後より近江伊香立~朽木への中継地であったのでしょう。静原集落の北、比高270mの山上が、いわゆる「北城」主郭Ⅰをはじめそれを囲む腰曲輪状のⅡ~Ⅵまでの曲輪は、土塁は無いがしっかり岸を立てた規格性の高い塁線が印象的です。Ⅰ・Ⅱの北東は地形的なものかもしれませんが鬼門除けの欠隅にもみえます。更に西の高所へと続く曲輪Ⅶは北から西にかけて折れを伴っ