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ベートーヴェン《交響曲第6番ヘ長調「田園」》讚!昨日の交響曲第5番に続いて「田園」にも触れておきましょう。###ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン###(1770-1827)交響曲第6番へ長調作品68「田園」初演:1808年12月22日ウィーン/アン・デア・ウィーン劇場交響曲第5番と共にこの演奏会で初演されたということですが、この演奏会は失敗であったと伝えられています。しかしその後に評価は直ちに高まっていったということです。時間的な規模と
【CDについて】作曲:チャイコフスキー曲名:交響曲第6番ロ短調「悲愴」op74(42:49)幻想序曲「ロミオとジュリエット」(18:45)演奏:ダウスゴー指揮スウェーデン室内管弦楽団録音:2011年9月スウェーデンOrebroConcertHallCD:SACD-1159(レーベル:BIS)【曲と演奏について】初めに言っておくと、私はこの演奏がかなり好きなのです。この演奏を聴いて、この曲に対する見方聴き方が変わったが変わったという気までしています。何が…と
3月はシベリウスの交響曲を聴いてみましょう④シベリウスの交響曲、第7番は先に聴いているので、最後は第6番を聴くことになりました。ずいぶん久しぶりなので、どんな曲だったかなと、かなり忘れていますね…。CDは定番のベルグルンドです。というか、それしか持っていません(笑)。買ったCDはちゃんと聴こうシリーズ㉘【CDについて】作曲:シベリウス曲名:①交響曲第6番二短調op104(31:22)②交響詩「ルオンノタル」op70(9:50)③交響詩「ポヒョラの娘」op49
リヒャルト・シュトラウスの作品に、交響詩「英雄の生涯」という大作がありますが、このマーラーの交響曲第6番「悲劇的」は、マーラーの「英雄の生涯」であると私は思うのです。第1楽章(ソナタ形式)の第一主題に、過酷な運命に立ち向かう自分自身を投影して、第三主題(一般的には第二主題)で愛情たっぷりに妻=アルマを描き、第2楽章(緩徐楽章)では、束の間の平和な時間や祈りの信条が表出されます。しかし一方で、天才が持つ予感=予知性とでも言えるでしょうか、マーラーは、人生の中でも特に幸せだった
「マーラーの交響曲の中で一番好きなのは何番?」という話題を、作曲家仲間の間ですることがあります。貴方は何番でしょうか。私は、実はこの第6番「悲劇的」なのです。相当に重苦しい楽想が支配的な長大な作品ですが、私はこの作品から、マーラーの輻輳した心情を、ストレートに感じることができるような気がするのです。全体の楽章構成は、前作=第5番のような5楽章3部構成というような独創的なものではなく、古典的なソナタ形式・スケルツォ・緩徐楽章・フィナーレという構成になっています。中間楽章の並びに
♪奏者ブレスシンフォニーオーケストラ指揮:田久保裕一(客演)チェロ:久保田彰外♪プログラム14:00~at東リいたみホール(伊丹市立文化会館)ブラームス|ハイドンの主題による変奏曲シュターミッツ|ヴィオラ協奏曲ヴィオラ独奏:村田恵子(客演)※所用により、明はここで退出-休憩-ベ
Sibelius:SymphonyNo.6HerbertvonKarajan/BerlierPhilharmonikerシベリウス:交響曲第6番カラヤン/ベルリンフィルSPTシベリウス:交響曲第6番ニ短調作品104ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン1967年4月18日ベルリン、イエスキリスト教会JeanSibelius:SymphonyNo.6inDminorOp.104Herbertvon
ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(DmitriiDmitrievichShostakovich/1906-1975)の交響曲(全15曲)の探訪を先週からアップしています。<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、1927年には、ソ連当局の一機関、国立出版アジアプロット局の委嘱作品として、前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による<交響曲第2番「十月革命に捧げる」>が作曲し、1929年には、委
ケルン放送交響楽団、ギュンター・ヴァント指揮で、ブルックナー全集を聴く。4番、6番聴きました。対照的な4番、6番。交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』は、1874年にその第1稿が完成した交響曲。「ロマンティック」というタイトルと比較的親しみやすい曲想で、演奏頻度も高い。たびたび改定され、ここでの演奏は第2稿をもとにしたハース版。一方、交響曲第6番イ長調は、1879年9月から1881年9月にかけて作曲された。改訂はされなかたとされる。全曲通しの初演は、ブルックナーの死後5年経過し
■R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」■マーラー:交響曲第6番「悲劇的」髙谷光信/阪神学生オーケストラ29.02.2024,FeniceSacay,Sakai今日は阪神学生オーケストラのコンサートを聴きに堺遠征。阪神学生オーケストラというのは「関西圏の10大学以上の学生たちによって結成されたオーケストラです!加盟校4回生を中心として構成され、各大学のオールスターが一堂に集結します!」とのこと。オールスター、さらにビックリ・マークが2回も登場するく
プロコフィエフの交響曲の探訪を続けています。今日は<第6番>へご案内します。この曲を、私は40歳近くまで全く聴いたことがありませんでしたが、NHK交響楽団の音楽監督にシャルル・デュトワが就任して、そのコンビによる初のCDに収録された時に、初めて聴く機会を持ちました。ポピュラーな人気を博している<第5番>とは全く異る、ショスタコーヴィチの作品にも一脈通じる冷徹さと緊張感に支配された、玄人向けの作品です。1947年の初演は好評を博したようですが、翌年に例のジダーノフ批判に晒され
コロナ禍が落ち着いて行動制限がなくなり、大勢の人々が集まる場所への参加も可能になったこともあり、コロナ禍前以来のコンサートへ行った。10代の頃から最もよく行ったコンサート会場は福岡サンパレスホテル&ホールだったが、クラシック音楽を聴くようになってからは、オーケストラはアクロス福岡シンフォニーホールが一番。今回は、小泉和裕が指揮する九州交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第6番「田園」とレスピーギの交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」。マエストロは今年度末で九響の音楽監督の任
【CDについて】作曲:マーラー曲名:交響曲第6番イ短調(76:37)演奏:ショルティ指揮シカゴ交響楽団録音:1970年4月シカゴMedinahTempleCD:POCL-5124(レーベル:LONDON、原盤:DECCA、発売:ポリドール)【曲に関して】私の家にある、「新時代の名曲名盤」のこの曲に関する記事には、1970年代には吉井亜彦氏をして、「曲の真価を発揮させた演奏がないと嘆かしめた」と書いてあります。ということは、このCDは1970年の演奏ですから、曲の真価を
チャイコフスキーの交響曲探訪シリーズも、早いもので今日が最終回になりました。皆様のご精読に感謝いたします。さて、第6番「悲愴」は、最晩年の1893年に作曲され、同年の晩秋にサンクトペテルブルグで、作曲者自身の指揮によって初演されました。あまりにも独創的な極限的なディミニュエンドで閉じる終楽章に戸惑いを隠せない聴衆もいたということですが、チャイコフススキー自身はこの作品に対して絶大なる自信があったと伝えられています。しかし、数日後にコレラに罹患したことが原因で病の床に就き、初
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(PeterIlyichTchaikovsky)は、1840年5月7日(ユリウス暦では4月25日)生まれで、1893年11月6日(ユリウス暦10月25日))に没したロシアの作曲家です。クラシック音楽やバレエの世界で絶大な人気を博しています。ロシア民謡を育んだ風土からの影響もあるのでしょうか、その作品の数々のあちらこちらに聴かれる旋律には、優雅な美しさや気品、そして深い叙情性が感じられます。オーケストレーションの透明感も秀逸です。そのよう
音楽家・作曲家への道のり第一歩は、まず、音楽通・音楽愛好家になることです。好きで好きでたまらない音楽を聴き抜いて、調べ抜いて、楽しみ尽くす心をなくして、プロにはなれません。私は、折りに触れて、現代音楽の作曲家の仲間や知人と、一献ご一緒することがあります。時には、古今東西の作曲家の書いた「交響曲第#番」の中で、最高傑作はどれだろうか・・・といった話題で、何時間も話が尽きないこともあります。何だかマニアックだなあと思われるかもしれまえんが、考えてみれば、車の話題、スポーツの話題、
いつもは2日間聴いた後でアップするのですが、素晴らしかったので載せます。1月27日(土),28日(日)札幌コンサートホールキタラロビーコンサートプロコフィエフ:「五重奏曲ト短調」作品39より第1楽章,第5楽章ヴァイオリン:会田莉凡ヴィオラ:櫨本朱音コントラバス:下川朗オーボエ:浅原由香クラリネット:白子正樹ブリテン:「テノール、ホルン弦楽のためのセレナーデ」・・・・・休憩・・・・・ブルックナー生誕200年記念「交響曲第6番」指揮:
すでに首都圏ではリサイタルを開いているようですが、テノールとホルンのスターが札幌にやってきます。1月27,28日の第658回札響定期に客演します。無事到着されますように。演目はベンジャミン・ブリテン「テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ」憧れのボストリッジ、生で聴くのは初めてなので興奮しています。プログラムもう1曲はブルックナー生誕200年を記念して交響曲第6番を演奏します。指揮はマティアス・バーメルト。ボストリッジはオクスフォード大学で科学哲学史を専攻し、知る人ぞ知
1月22日尾高忠明✕大阪フィルハーモニー交響楽団19:00サントリーホール【プログラム】武満徹:波の盆Ⅰ.波の盆Ⅱ.美沙のテーマⅢ.色褪せた手紙Ⅳ.夜の影Ⅴ.ミサと公作Ⅵ.終曲(休憩)ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版)Ⅰ.MaestosoⅡ.Adagio.SehrfeierlichⅢ.Scher
みんなの回答を見る昨日、旧ツイッターにクリスティアン・ツィメルマン引退についてのツイートがなされた。今後は指揮活動に専念されるという。下記リンクでインタビューの音源が聞けます―。KrystianZimermanonSzymanowski,conductingandretirementThegreatPolishpianistdiscussesthemusicofhiscelebratedfellowcountrymanwww.gr
1月22日(月)、病院で検査&診察を受けてから、音楽監督尾高忠明の指揮による大阪フィル第56回東京定期演奏会を聴きにサントリーホールへ。大阪フィルハーモニー指揮:尾高忠明武満徹/オーケストラのための「波の盆」ブルックナー/交響曲第6番<料金>S席:6,600円A席:5,500円B席:4,400円C席:3,300円※未就学のお子さまはご入場いただけません。[…]www.osaka-phil.com本日よりチケットセンター営業再開いたしました!そしてついにブルックナー・イヤ
今月の楽しみは、大フィルと札響のブル6対決。今夜は尾高大フィル。前プロは武満《波の盆》。来週1/31にはバーメルト札響。前プロはブリテン《セレナード》。ブル6を実演で聴く機会は多くないので、ブル6対決(聴き比べ)はレア。聴き物は絶美の第2楽章。オケの編成は小さ目。最近聴いた演奏では、2021年6月の広上日フィルは10型、2020年12月のヴァイグレ読響は12型(共にコロナ禍)。コロナは明けてないけど(新株のJN.1が流行)、今夜は14
ふショスタコーヴィチの時代㉖交響曲第6番は、以前に少しだけ登場しましたが、他の曲のついでに聴いた感じなので、今回改めて聴いてみます。1937年に交響曲第5番、1938年に弦楽四重奏曲第1番に続いて、この作品は1939年。年に1曲という感じですが、この間にはいろいろと映画音楽を作曲しています。【CDについて】作曲:ショスタコーヴィチ曲名:交響曲第6番ロ短調op54(30:05)作曲:リムスキー=コルサコフ(シテインベルク編)曲名:組曲「見えざる街キーテジと聖女フェヴローニヤの物語
「隠れた名盤」と名高い1枚―クリストフ・フォン・ドホナーニ/クリーヴランド管弦楽団によるドヴォルザーク/交響曲第6番を収録。カップリングには同郷の作曲家ヤナーチェクによるラプソディ「タラス・ブーリバ」という、メリハリのあるアルバムとなっている。ちなみに2023年の年末に届いたCDであった。作曲家兼ピアニストでピアノ教則本でもお馴染みの、エルンスト・フォン・ドホナーニを祖父に持つ指揮者、クリストフ・フォン・ドホナーニ。調べたら何と1929年生まれ(!)、今年94歳
ジャン・シベリウス(1865~1957)の交響曲の軌跡も残り僅かになってきました。交響詩の分野で傑作を多数書いた後、1898年から1899年にかけて作曲した<交響曲第1番>と1902年に初演された<交響曲第2番>は、ともにオーソドックスな4楽章構成でした。その後、30歳代半ばを過ぎたシベリウスは、独自の楽章構成を模索するようになっていきました。1907年に発表した<交響曲第3番>では、スケルツォとフィナーレを編合させたようにも捉えることができるユニークな3楽章構成を採用しまし
マーラーの交響曲第6番~人生の対比と運命の打撃を描く壮絶な音楽ドラマ~マーラーの交響曲第6番は、1903年から1904年にかけて作曲された、マーラーの交響曲の中でも最も悲劇的な作品です。マーラーはこの作品を、最も愛した妻アルマに捧げましたが、その後、彼の人生は様々な不幸に見舞われました。この作品は約80分の長大な交響曲で、第1楽章アレグロ・エネルジコ、第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテ・モデラート、第4楽章フィナーレという4楽章からなります。マーラーの人生の幸福と不幸を反映してお
あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いいたします音楽は世界を変えることができるbyL.v.Beethovenピアノ生徒さん募集中‼︎お問い合わせはこちらからメールフォーム大倉山ピアノ教室へお問い合わせありがとうございます♪ws.formzu.net出逢えた皆様にありがとうございます♪♪♪
メロディア盤、フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン「交響曲第6番」のレコードを購入日本から発売されてる、黒ジャケットのメロディア盤は持っているけど、このメロディア盤とは音質が違うのだろうか
ドヴォジャークの交響曲の探訪を続けています。今日は、この作曲家の交響曲の中で最初に出版された作品であったための、当初は「交響曲第1番」と呼ばれていた、現「交響曲第6番」を取り上げます。ドヴォジャークの交響曲については、特に第1番から第6番辺りまでは、自身が尊敬していたブラームスや、その他ワーグナー等、やや先輩にあたる大作曲家の作品からの影響が大きいと言われることが多々あります。しかし、そのような指摘は、他の作曲家にも大なり小なり当てはまることなのではないでしょうか。この「第
Tchaikovsky:SymphonyNo.6Pathétique/FerencFricsayチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」フェレンツ・フリッチャイSPTTchaikovsky:SinfonieNr.6h-mollop.74PathétiqueRadio-Symphonie-OrchesterBerlinFerencFricsay17-19,22Sep.1959,Jesus-ChristusKirche,Berlin