ブログ記事69件
5月24日から1週間、ブックカバーチャレンジに参加しました。番外編も込みで、こちらにまとめをしておきます。物書きを生業にしている割にはポップで大衆的な、悪く言えば「お前、あんまり本屋に行ってないだろう」がバレバレなセレクトですが、まあ今さら飾っても仕方がないですね。1日目『漂流』(吉村昭)1976年飲み屋で当時の社長から「お前は本を読まないのがいかん。もっと本を読め」とこんこんと説教され、薦めてもらったのがこの書籍。いやもう面白くて夢中になりました。1780年代(天明年間)に伊豆諸島の無
井上章一『伊勢神宮と日本美』講談社学術文庫、2013年原研哉氏の『白』(中央公論新社、2008年)を読んでいて、伊勢神宮の建築様式の起源の話があった。そこで、デザイナーではなく、建築史家の話を確認することにした。ただ、癖のある井上章一氏であり、「建築史の学界は、私の仕事を黙殺した」(P610)と書いているので、他の本に拠るべきだったかもしれない。もっとも、建築史の論争について書いているので、どちらの主張も触れているから敢えて他書を見ることもないだろう。7世紀の伊勢神宮がどのようなものだったかは
京都まみれ(朝日新書)Amazon(アマゾン)594円何年か前に話題になったこの著者の『京都ぎらい』も読んだ。著者は京都が嫌いなわけじゃない、「京都人」つまり洛中の人たちの価値観が受け入れられないのだと理解した。そしてそれ以来私も、ブログなどで「京都人」という言葉を使う際には注意を払うようになった。そして今度は『京都まみれ』、どういうことか、何をどう表現しているのか、「京都好き」の私は気にせず手にとった。きっとこの著者のことだから、「京都人」をこき下ろしているのだろう、しかしそ
明智光秀と細川ガラシャ(筑摩選書)1,760円Amazon明智光秀と細川ガラシャ戦国を生きた父娘の虚像と実像(筑摩選書0187)[井上章一]1,760円楽天明智光秀と細川ガラシャ戦国を生きた父娘の虚像と実像井上章一/著呉座勇一/著フレデリック・クレインス/著郭南燕/著1,760円楽天明智光秀と細川ガラシャ戦国を生きた父娘の虚像と実像/井上章一/呉座勇一/フレデリック・クレインス【合計3000円以上で送料無料】1,760円楽天明智光秀と細川ガラシ
今日の1冊は、「プロレスまみれ」井上章一著宝島社新書です著者の井上さんは、なんとあの「京都ぎらい」の著者でした(^o^)私は、プロレスを見て育ちましたからネ全日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレスがテレビのゴールデンタイムにやっていた時代ですキックボクシング🥊も毎週テレビ中継されていた時代です懐かしさいっぱいで読ませていただきましたおじさん世代が喜ぶ本であります(^o^)byXPERIAXZ3
例の如く、図書館で借りてきました。井上さんがテレビに出演して、おしゃべりをしているのを見て、ちょっと興味が出て、借りてみました。文体が独特で、普通なら漢字で書くところがひらがなだったりして、興味深かったです。お話はエッセイのような感じなので、そうそうとうなずきながら、読んだり、そうなのかぁと読んだり、楽しみました。京都ぎらい(朝日新書)[井上章一]価格:836円(税込、送料無料)(2020/3/31時点)楽天で購入
『新三渓園だより』恒例の観梅会が始まりました。今年は、コロナウイルス騒ぎで人出が少なさそうですね。でも、よく考えると、街中でウロウロしているより、三渓園を散歩する方が空気も良くて安全かもしれませんね。まア、来るまでが心配ですが…。「建国記念の日」のことということで、年寄りが家に閉じこもっていても楽しめる話にしましょう。先日、2月11日は「建国記念の日」でした。この日、戦前には「紀元節」と呼んでいましたが、このことは、昨年の同時期に、その由来、歴史的な意味について、おはな
大阪の渡し船は現役、尼崎の海に門番…街ネタ多彩日本経済新聞大阪摩天楼の歴史、京都市にある日本最古のエレベーターなど、好奇心をくすぐる話題をまとめました。...大阪の超高層ビル、半世紀の歴史街に活力とリスク【出雲市】お正月に出雲大社に行くなら、れきはく新年まつりへ!元旦から5日まで開催!号外NET出雲市・雲南市出雲大社から徒歩5分の場所にある古代出雲歴史博物館で、お正月に「れきはく新年まつり」が...会場は古代出雲歴史博物館風土記庭園・オープンエリアです。安倍首相
大阪市の北区北に堂島川、南に土佐堀川が流れる中之島の地に立つ中央公会堂重要文化財でありながら賃室として利用できます。ネオルネッサンス様式の美しい外観で大阪の知と文化と歴史のシンボルです。12月9日(月)この素敵な中央公開堂の3階中集会室にて歴史街道クラブ25周年記念会員交流会が開かれました。15時開会~閉会19時30分歴史街道というくらいですから歴史の好きな人の集まりですね特別ゲストは井上章一さんです先生は京都市の生まれで、京都大学工学部建築学科
7月6日土曜日の11時から、糀素弓(はなそゆみ)にて、久々の読書会を開催しました。テーマは【大切なあなたへ贈る私の一冊】今回の参加者は7名でした。まずは、私から。私が紹介したのは、平山郁夫著『ぶれない』ぶれない―骨太に、自分を耕す方法1,512円Amazon贈りたい人:高校を中退して家を出て行った絵の得意な次女に東京藝術大学の学長だった、日本画家の平山郁夫さんの本。この本には、学ぶこと(教養を深めること)の大切さが愛情を込めた文章でわかりやすく書いて
初出は大阪発行の産経新聞夕刊に掲載されたコラム。副題に「おもろいおばはん」は、こうしてつくられたとある通り、「お笑い」「がめつい」「エロ」などといった大阪に対する固定的なイメージのルーツを紐解いたり、誤解を正したりしていく。制作費で東京のキー局に劣る在阪局がギャラのいらない素人で番組制作を迫られたからという「おもろいおばはん」の秘密は目新しくない。ただ、キー局の発想や企画の介在もあり、そうした素人番組のすべてが「大阪発」ではないという指摘は意外だった。そして20世紀初頭から工業都
おはようございます。昨日は眞如寺さんに講演会を聞きに行ったのと支部会があった。前半楽しく、後半面白く無かった一日だった。朝はそれなりに起きてさっと野小屋に行ってアスパラを2本だけ収穫してきた。これは、いまだに成長を続けている。支部会に持って行くものを、もいちど確認して9時45分の直Qバスで出かけた。バスの中で読む本を忘れた。仕方なく京都駅からは井上章一さんの京都本を買って読んでた。そんで206番のバスでのんびり眞如寺さんに向かい13時少し過ぎにやっと到
購入品メモ。楽天スーパーSALE3/4(月)20:00~3/11(月)01:59❁天人唐草自選作品集(文春文庫)[山岸凉子]❁大阪的「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた(幻冬舎新書)[井上章一]矢張り、山岸涼子シリーズは面白い。❁大名漬本舗奈良漬うり170g、奈良漬守口大根100g大好物の奈良漬、6種類より選べる2個セットがあったので購入。これが大当たり!!原材料も至ってシンプルで、とても美味しい奈良漬でした。リピ買い決定です。
『京都ぎらい』(朝日新書)で京都人の排他感情を炙り出し、新書大賞2016に輝いた井上章一・国際日本文化研究センター教授が、2018年11月に『大阪的』(幻冬舎新書)を刊行した。京都編は巷間いわれる京都の排他感情が洛中を中心に実在することを暴いたが、大阪編では関西弁の「おもろい」世界が、1960年代以降のテレビメディア発で如何に増幅されていったかを語っている。大阪人といえば、買い物で粘る上品でないおばちゃんのイメージが連想されるが、これは在阪のテレビ番組が1960年代から漫才などの娯楽番組を
母の老人ホームの見学のことで只今、頭がいっぱいで読書がなかなか進みません読んでいると母からの電話で中断したりして字面は追っていても内容が頭に入ってこなくてまた前に戻って読み返したりで200ページの薄い本なのに時間がかかってしまいました。。。やっと順番が来たこの本だったのにこの後順番待ちの方もいるぅ~と焦りながらもう途中放棄しそうになりました・・・せっかく手元に来たっていうのにね・・・戦乱と民衆(講談社現代新書)842円Amazonま、そんな感じで読んだ
井上章一さんの著作、大阪的が大人気何気なく「大阪文化と大阪を勉強しよう」と思って「大阪的「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた(幻冬舎新書)井上章一」を買ったのですが、なにやら大人気な著作になっているようです。私もびっくり。大阪は「風評被害を受けている」井上章一さん著「大阪的」が話題に(1/3ページ)-産経ニュースによると話題になっているのだそうです。確かにこの本、私の大阪観にも確かな物を与えてくれる名著と言えました。本日は大阪的「おもろいおばはん」は、こうしてつく
『大阪的』井上章一:著大阪人のイメージがコテコテのキャラになったのは、メディアの影響だった。もちろん大阪人がサービス精神を発揮して、それに乗ったことも本当だけど(笑)阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」。私も半分、大阪の国歌だと思っていますが、実はシーズン中のあの風は、六甲山系から吹くのではなく、海からの風。なんと浜風なのでした。曲が作られた当時、生駒おろし、比叡おろし、という呼び名は普及していたそうですが、六甲おろしという呼び名はなかった。作詞は東京の人。阪神間の気候や
井上章一氏。「京都ぎらい」で面白い!と膝を打たれた方々が多くいらっしゃるのではないでしょうか。店主は、こちらでパン!と膝を打ちました。その序文と桂離宮との出会いを書く論考ですっかり惹き付けられた次第です。己の感性を信じる心通念を疑う心痛快でございました。店主、常々嫌気がさしていることがございます。○○が褒められた!あいつを誉めるなんてどうかしてるっあの著名な方が誉めているのはこっちだ!すごいだろうあいつは裏切り者だ!あっちを誉めたか
昨日、別のブログに「奥さん、ひどい訛りどすなあ」という記事を書いた。『京都嫌い』の著者、井上章一氏と仏文学者の鹿島茂氏の対談をネットで読んで、触発されたせいである。ところで今日、短歌誌「かりん」1月号のこんな歌に出会って笑ってしまった。「都落ちどすか」と隣のおばさんに言われて行きし東京本社大澤眞もちろん、通常は京都から東京本社に
20歳の1月、嵯峨野のお寺で『京都嫌い』の著者、井上章一氏と仏文学者の鹿島茂氏の対談をネットで読んだ。そこに出てきたエピソードで、京都のある学者が自分は四代遡っても京都生まれの京都育ちだと自慢していたが、「四代くらいで言うたはる」と土地の人々は陰口を言ったとか。私は京都の郡部の生まれで、市内には足かけ4年住んだ。独身時代は、昭和天皇の義理の弟君の別邸だった吉田山荘のすぐそばや、聖護院の尼寺に下宿した。
「日本の醜さについて都市とエゴイズム」井上章一著幻冬舎新書以前、職場の一つが神田にありました。神田を歩いていると、小さな神社がたくさん見つかります。中には由緒ある神社もあるようです。でも、残念なことに、僕の知る限りその全ての神社がビルに囲まれているのです。神社の敷地内にある樹木はビルの邪魔にならないように剪定されています。それは、とても窮屈そうに見えます。これが、江戸時代ならば、一面の田んぼの中に、あちらに一つ、こちらに一つという感じで建っていたのでしょう。かつての風景が
「日本史のミカタ」井上章一、本郷和人著日刊ゲンダイ東西の歴史学者が新たな視点で日本の歴史を読み解く対談集。...はいつから、日本という国を意識するようになったのか、というテーマでは、井上氏は日本という...松尾芭蕉は大の武将オタクだった――えらい人の“やばい”話文春オンライン私はもともと日本史がとても苦手で、その原因を掘り下げたところ、教科書に書かれているのが『すごい』ことばかりを繋いだ歴史だからだと気がついたんです。【産経抄】10月24日産経ニュースつまり明治維新
アンニョンハセヨ?最近、DVDとかテレビ放送で映画ばっかり見ていると思われてるかもしれませんが、家で眠っていた文庫本を片っ端から読み直し始めました。陳舜臣先生の「中国の歴史」全7巻も終わり、井上章一氏の「阪神タイガースの正体」も読んで、今は安能務先生の「封神演義」上巻を経て、今日から中巻を読んでいます。何年か前にブックオフで買いましたが、上をちょっとしか読まずに眠らせてました。で、この度読んでみましたが、面白いですね♪画
―MaytheFOXGODbewithYou―★今日のベビメタ本日7月5日は、2014年、SonisphereFestivalUKに出演。6万人のメタルヘッズをノックアウトし、2017年には、LineMusicで、「BABYMETAL」「LiveatBudokan~Rednight」「MetalResistance」「LiveatWembley」が配信された日DEATH。『日本の醜さについて』の第九章で、井上章一は、かつて『つくられた桂離宮神話』で、桂離宮の良
―MaytheFOXGODbewithYou―★今日のベビメタ本日7月3日は、2013年、さくら学院2012年度卒業DVD「TheRoadtoGraduationFinal」がリリースされ、2014年には、ケルン公演@ライブ・ミュージック・ホールが行われ、MOAMETALが「ヘドバンギャー」の2番を歌った日DEATH。ぼくらは、自分が生まれる前からあった古いものを、ゆるぎない伝統にもとづく歴史的なものだと思いこみ、それができた当時は最先端の外来の文物だったり、新発明の商
―MaytheFOXGODbewithYou―★今日のベビメタ本日7月2日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。昨日、浅草ビューホテルで、辰巳渚氏のお別れ会があり、会場は氏を慕う大勢の弔問客で立錐の余地もないほどだった。最前列の座席を与えられたぼくは気づかなかったのだが、会場後方には、首相夫人がスタンディングで参加されていて、セレモニー終了後、言葉を交わさせていただいた。家事や育児を生活哲学にまで高めようとしていた辰巳氏の影響力が、いかに大きな
―MaytheFOXGODbewithYou―★今日のベビメタ本日6月30日は、2013年、Legend“1999”YUIMETAL&MOAMETAL聖誕祭@NHKホールが行われた日DEATH。ハンドメイド限定生産のため、予約してから3か月、東京エフェクター/Masatone製ギターエフェクター「CAESARXmikiofujiokasignaturemodel」が、ようやくぼくの家に届いた。段ボールの内側に幾重にも新聞紙、黒い箱の中に黒い布が敷かれ、さらに黒いビ
井上章一の「日本の醜さについて都市とエゴイズム」(幻冬舎新書:2018年5月30日第1刷発行)を読みました。井上章一の本、「パンツが見える」と「現代の建築家」が同列に並んでいるのが特徴と言えば特徴です。こんな人は滅多にいません。それにしても驚くほど守備範囲が広い。対抗馬はやはり建築史家の藤森照信あたりか?しかし、井上ほど守備範囲は広くない。「京都ぎらい」が大ヒットしましたね。なにが専門なのか、わけがわからなくなっています。今日も六本木ヒルズの森美術館で「建築の日本展」を観て、
霊柩車の研究、美人論など、ユニークな文化史研究で知られる井上章一先生の、これは私が一番面白く、また読み返す楽しい本。店頭人形とは————子どものころによく見かけた薬屋の前のサトちゃん(ゾウ)とか、コルゲンコーワのカエルとか、電気屋さんの前に立っているエスパーくんとか、そしてもちろん不二家のペコちゃんポコちゃん、のことである。井上章一氏は、これが日本独自であるということに着目した。きっかけはケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダース人形が、日本にしかない!と気付いた