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妄想かもしれない日本の歴史(角川選書)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}井上章一氏はBSNHKの「英雄たちの選択」でたまにコメンテーターとしてお見かけする、京都弁でシニカルな雰囲気の先生です。京大工学部出身で建築史、風俗史がご専門で、現在は国際日本文化研究センターの所長をされています。この本も平成23年に上梓されていますが、まぁ古代から近現代までありとあらゆる雑多なテーマについてコラム形式で独自の見方を披露されています。コラムで区切られて
ある日、バスの中で初老の女性にお気に入りのカフェを教えてもらった。私が、いろいろな珈琲店の名前を挙げると、「それなら三条にあるSがお勧めよ」と教えてくださった。一度行ってランチを食べてきたが、昭和な雰囲気で洋食ランチを堪能した。今日は前職で友達になった40代の女性と女子会だ。このSは平日のランチを予約できるので電話した。今週はオフの時間を利用して、京都に関する本を二冊買って読んでいた。井上章一さんの”京都ぎらい”(朝日新聞出版)と彼のおすすめの有賀健さんの”京都
おはようございます。改めまして、第16回放大河堀祭のチラシが完成しましたので、掲載いたします。まだまだ暑い中ですが、ホッとなイベント間違いなし!井上章一さんをお招きしての公開講演会も開催されます!ぜひぜひお越しくださいませ!☆第16回放大河堀祭日時:2023年10月15日(日)10:00~16:30会場:放送大学大阪学習センター(大阪教育大学天王寺キャンパス6・7階)
バブル期!まず、子供心にジュリアナ東京にいつか自分もああいう格好をしていくものだと思っていたので、観に行ってみたい笑(踊れる歳ではございません。)そして、何より井上章一先生の『京都ぎらい』で京都では舞妓さんがジュリアナのお立ち台で踊り、『京都ぎらい官能編』ではもっと過激なものの始まりが京都とだと知り、覗いてみたい気持ちがある今日この頃です笑
こんにちは!すっかり暑くなり、夏🍧の訪れを感じます。さて、われらが大阪学習センターの一大イベント、放大河堀祭(ほうだいこぼれさい)が今年も10月15日に開催されます。今年のテーマは「十人十色ー多様性を求めてー」各サークルでの出し物を中心に、実行委員会が準備を進めています。改めまして、今年の公開講演会の講師は、井上章一さん!テレビにも多数出演され、その著書も数多し!「大阪の語り方」をテーマにお話いただきます。参加方法など決
井上章一さんの京都論。著者の井上さんは京都の嵯峨育ちで宇治市在住。京都府出身だけど京都人とは言わないのだという。その複雑な理由とは!?私の知り合いが、宇治市出身なんだけど、「宇治出身の人なんて京都人と認めてもらえませんよ」と言ってたのを、「はて?」と思っていた、その答えがドンピシャリ書いてある。要するに平安時代でいうところの「洛中」に生まれ育った人だけが、本当の京都人を名乗る資格がある、という、実に選民意識あふれるお話だったのですね。京都が永遠にイジられつづけるのはそういうとこなのでは、と
高橋源一郎と読む戦争の向こう側2022「それでも書き続けた作家たち」。2022年08月15日この夏5回目を迎える『高橋源一郎と読む「戦争の向こう側」』。今回のテーマは戦況が厳しくなる戦時下、様々な行動や表現が制限される中、「それでも書き続けた作家たち」です。取り上げる作品は太宰治『十二月八日』『惜別』『散華』。朗読と解説で「戦争の向こう側」を読み解きます。【司会】高橋源一郎【出演】詩人…伊藤比呂美,作家...www.youtube.com今回のテーマは戦況が厳しくなる戦時下、「それで
「京都ぎらい」、「京都ぎらい/官能編」につづく京都文化論。「官能編」はあまりおもしろくなかったけど、これはおもしろかったですねぇ。幕末の禁門の変で焼け野原になり、明治維新で首都機能も天皇も公家衆も根こそぎ東京に行ってしまったのに、いつかは天皇も京都に帰ってくるといまだに京都がミヤコであると思っている強烈な京都至上主義者をコテンパンにやっつける京都出身なのに京都人じゃない著者は「洛外」である右京区嵯峨育ち。子どものころから「洛中」の人に「嵯峨育ち?あそこは京都やないからな」と見下されてきて、
なぁ~んかあさぁ、また延長、なのね。ま、現状では仕方ないとはいえ、真面目に守ってる方がアホくさくなってくるわ、ここのところ週末京都がないので禁断症状だし(笑)、なんも愉しみないから食べ物で紛らして、ブクブクブク……、もう、自己判断でお出かけしちゃおっかなぁ~。ま、それとは関係なく、最近読み終えた本、先月のお話しなんだけど、以前古書市で頂いたこちら。はい、少し前に話題になった井上章一氏の、「京都ぎらい」と、その続編「京都ぎらい官能編」。まず面白かったのは、続編の前書きに書
欠かさず観てるテレビ番組ある?NHKの歴史番組は1週間の自分のスケジュールに入れて楽しみにしている。火曜昼0時は知恵泉前週の再放送夜10時知恵泉〔ちえいず〕水曜朝8時英雄の選択は前週の再放送夜8時英雄の選択と夜10時30分佐藤二朗の歴史探偵木曜日は夜9時から岡田准一のザプロファイラーで世界史を金曜日はNHK高校講座が昼2時から日本史、世界史、地理と20分ずつ続くたまに金曜昼に歴史探偵再放送小6用NHKforschool中村獅童の歴史にドキリは水曜朝9時40分から10分。演じて
「英雄たちの選択~チーム鎌倉の逆襲~」2022.1.5放送NHKBSプレミアムこんばんは~昨日の続きです。義時ら鎌倉方は、朝廷方と戦う決意をしますが。日本史上これまで、朝廷が内部分裂し武士が双方に味方して戦ったことはあれど、武士が武士だけで朝廷の命(綸旨)に背いて兵を向けたことはなかったので。(たぶん)大義名分(天皇・上皇の意向に沿っていることが大義)がなくて、決意したものの、不安も大きかったのでしょうね坂井さん曰く、当時“朝敵になる”ことは本当に恐ろしいこと
「英雄たちの選択~チーム鎌倉の逆襲!~」2022.1.5放送NHKBSプレミアムこんばんは~昨日の続きです。父・時政を追放した義時は、父よりはるか巨大な敵とむきあうことになります。その相手は、朝廷の最高権力者、後鳥羽上皇(後白河法皇の孫で安徳天皇の異母弟)新古今和歌集を編纂させた歌人でもあり、弓や乗馬にも長けていたという文武両道の治天の君。なんと、自ら鍛錬したという刀”太刀菊御作“が伝わっているそうです番組では万能の帝王とでも呼ぶべき上皇、と云っていま
「英雄たちの選択~チーム鎌倉の逆襲!~」2022.1.5放送NHKBSプレミアムこんばんは~今夜は今年初!の「英雄たちの選択」の記事をお届けします!過去には、陰謀をめぐらせる冷酷非情な人物として書かれ、承久の乱においては、朝廷を屈服させ、上皇を島流しにした極悪人、とされていた北条義時。まぁ皇国史観からみたら当然の評価ですが、もちろん史実は違います。今年は大河ドラマの主人公で、注目度が高いので、ぜひこの機会に地味な実力者・北条義時の最近の研究成果を、磯田さんに披露し
2021年12月31日いや別に藤井竜王が嫌いなわけではない。四冠をどう読むかである。世間ではこれを「よんかん」と読んでいると見受けられる。私自身、どうも「しかん」とは言いづらい。ではお酒の「四合瓶」ならどうだろう。「よんごうびん」が大勢だろうか。でも「しごうびん」と聞くと、ああ、そっちが正しいのかも、と思ってしまう。シンボリルドルフが1985年に史上初めて七冠を達成したとき、「七冠馬=ななかんば」という言い方がどうやら定着したらしい。残念ながら誰がどこで書いていたのか忘れたが、これは
第4章京都とパリの魅力、都市史パリの不動産は外国人には理解できないくらい複雑。土地と上物である建物と、その建物のフォン・ド・コメルス(商業利用権)が別p152東京では飯田橋と神楽坂が「東京のパリ」と言われている。その理由の一説として、真ん中に、川ではないが旧お堀があり、右岸・左岸というイメージがあるから。p175-176(そういえば、東京で通っていたフランス語学校は飯田橋にありました)日本の建築は、幕府の統制から離れ「表現の自由」を獲得した。ヨーロッパの都市部では、いまだにあり得ない
京都、パリこの美しくもイケズな街鹿島茂井上章一著プレジデント社発行2018年9月28日第1刷発行鹿島さんと井上さんによる、京都とパリについての対談集です。第1章京都人パリジャンの気質フランス人の名前の「ドゥ(de)」「帯剣貴族のフィエフ(封地)」を示すための前置詞貴族の印だが、19世紀になると、貴族でもないのに文学者たちのなかには、オノレ・ド・バルザックのように勝手にドゥを付ける人も現れる。法服貴族の方は、ドゥがなくても貴族。p23パリは昔から金融ブルジョワの街だっ
霊柩車の誕生Amazon(アマゾン)113〜4,200円・メモ霊柩車という奇妙な車、この車がどういう経緯で登場するようになったのかを歴史を辿りながら明らかにしていく井上氏の作品。江戸時代までは座棺が当たり前だった遺体の運搬が寝棺となり、それに伴い運搬用に輿を用いるようになり、その行列=葬列が社会から受け入れられなくなるに連れ新たに輿を運ぶ手段として霊柩車が用いられるようになるまでのプロレスが実に面白かった。ただ、彼にとって多分初めての著作のせいか章立てのバランスがちょっと
自分自身の体験ではなく、歴史からどのように学ぶべきなのか!歴史から学び得た知見については、現在、未来に対しどのように活かすべきなのか。ぼくは、この考えが肝になると思います。92P「トム・ソーヤの冒険」なので知られるアメリカの作家マーク・トウェインの言葉「歴史は繰り返さないが、しばしば韻を踏む」は至言だと思います。詩が韻を踏むように、歴史も韻を踏む。つまり、似たような事態が起こりうるのです。本当に繰り返しているのではなく、繰り返しているように見える。あるいは、繰り返していると思いたいのか
こんにちは。心理研究家/心理カウンセラーの北野誠人です。今日は、人とのつながりを感じる、という話です。僕は京都が好きでよく訪れます。京都に来るとなんだかホッとするんですよね。ビルの合間にお寺の木造の門なんか見つけると、萌え~ってします(使い方間違ってます?)井上章一さんは著書「京都ぎらい」の中で、京都のお寺は昔ホテルの役割を担っていたから宿泊者を楽しませるようにできている、というようなことを書かれていました。(織田信長は本能寺に泊まっているときに討たれましたね)確かにお寺には
今日(7/23)の、大白芙蓉・銘「浮舟」。一日花。蕾がなくなりました。昨日が最後の花だったようです。今年(2021年)も、美しく咲いてくれました。ありがとう!パイナップルリリー3きょうだい●高槻市立小寺池図書館の出口のそばに、「リサイクル図書」の本立てが置かれていて、希望する本があれば、自由に持ち帰ることが出来るんですョ!前回は、「炭坑美人」
コロナ禍となり大阪に住んでいる息子と会ったのは結婚前にあちらのご両親との顔合わせの時の昨年10月でもうかれこれ9ヶ月も経ってしまいました。大阪も結構な感染者数でしたが最近は落ち着いているのかな?息子は職域接種でワクチンを打つらしいけどこちらは先日やっと接種券が届いて予約日時は8月にまたお知らせが届くので更に時間が必要みたいです。大阪も神奈川も蔓延防止期間延長になったし今年もお盆休みはどうなるやら・・・大阪も行きたいんだけどね。そんな訳で、気になる大阪の本
出版できたことを天晴としか・・・感想は、書けません、読んだ各自が思いを巡らせればよきかな。ただ、この本を、紹介してくれた母に、感謝。そして、もっと早く読んでおくべきだったかな笑いまだから、読めるということもあるかも笑いずれにせよ、初版約5年前、でも増刷もしているみたい、ふむ親しい人には、読んでみるといいよ、と薦める本でございます
・メモスカートからちらっと下着が覗けば、大多数の男ならちょっと得した気分になるだろう。しかし女が恥ずかしがり、男が喜ぶこういった光景と心理状態が芽生えるようになってから50年くらいしか経っていないという。具体的にいうと数十年前まで女性はパンツを見られることを気にしておらず、それを見た男にもうれしいという気持ちは無かったという。パンチラが市民権を獲得してからまだそんなに時間が経っていないことをこの著者は教えてくれる。着物主体のノーパン状態から、ズロース装着を経て、スカートのミニ化とパン
12月5日京都のいわゆるイケズを考える井上章一先生〇お茶席の正客の譲り合い争い京都育ちで、ずっと京都に住んでおられる、国際日本文化研究センターの井上章一先生のお話を聴き、京都人でなくて良かったと思いました。京都人のいわゆるイケズについて、感じたことはありましたが、京都人のプライドの高さの背景に、店の古さや京都が起点だとの発想があることを、初めて知りました。大阪で生まれ、育ち、働き、兵庫で暮らしている私には、理解しにくい話が続きました。ただ一つ、お茶席の正客の譲り合い
関西へ行く前に図書館棚を巡りタイトルに惹かれて手に取ってみました。京都を知る100章(別冊太陽スペシャル)Amazon(アマゾン)500〜4,242円巻頭対談は歴史番組でよくお見掛けする『京都ぎらい』の著者の井上章一さんと大好きな酒井順子さんの対談から始まっていて独特の感性をお持ちのお二人による東京と京都の比較が面白かったです。4年前に書いた『京都ぎらい』の私のブログを読み返してみると私、あの時、この本を読んで酒井順子さんのエッセイを読んでみたくなったみたい
ブルーノ・タウト、篠田英雄編訳『忘れられた日本』中公文庫、2007年ブルーノ・タウトが桂離宮及び伊勢神宮について書いたものを読むには篠田英雄編訳が便利だ。ブルーノ・タウトが日本に滞在していた1933年から1936年に出版された本について、『ニッポン』(講談社学術文庫、1991年)の解説で持田季未子氏が一覧していたので、メモを載せる。最初に書いた『ニッポン』(平井均訳、明治書房、1934年)、その続編の『日本文化私観』(森儁郎訳、明治書房、1936年)そして『日本の家屋と生活("Houses
三浦和義『月の桂離宮』小学館、2009年こういう本とDVDのセットものはカテゴリが難しい。ココログは複数のカテゴリが選択できたが、Abemaはひとつのテーマしか選べないので「視聴時間」にしておく。NHKハイビジョン特集「桂離宮知られざる王朝の美」を見たとき、夜の桂離宮という非日常空間はどんなに良いものかと思った。それをDVDにしたものと三浦和義氏の撮り下ろしの写真集を合体したのが本書である。千住博氏が「月を見る装置」というエッセイを載せている。東京から新幹線に飛び乗って京都に着き、日没に
井上章一『つくられた桂離宮神話』講談社学術文庫、1997年、2009年第9刷書誌情報本箱を探していたら出てきた。井上章一『伊勢神宮と日本美』(講談社学術文庫、2013年)を探した時に、先に読みたいと思ったのは『つくられた桂離宮神話』(講談社学術文庫、1997年)の方だった。しかし、その時は見つからなかったが発刊年が古いことと282頁と薄いこともあり、先に読む方がよい選択だと思ったのだ。単行本として弘文堂から1986年に刊行されているが、文庫版の「あとがき」がおそろしく長いので文庫版がお勧めで
半年間の穢れを払うお祓いをして、茅の輪をくぐり、水無月を食べるそうだ。私は足かけ4年京都に住んだが、残念ながらそういう雅びな行事を経験しなかった。その間、岩倉の叔母の家、修学院の義父母の家でそれぞれ1回、6月30日を迎えているがこの行事の経験が無い。井上章一の『京都ぎらい』って諧謔に充ちた本を読んだことがあるが、その本によると岩倉や修学院はいわゆる「京都」ではないので、この行事をしなかったのだろうか?叔母の婚家は典型的な町家作りで、代々岩倉に住む義父母がお隣に住
今朝の新聞に毎月連載されている「東西まちまち」。これは京都出身で在住の国際日本文化研究センター所長井上章一氏が書いている。ちなみにわたしが好きな歴史学者である磯田道史氏はその施設の准教授である。この方かなりユニークな人で京都出身ではあるが、いわゆる都であった京中心よりも西北の嵯峨の辺りの生まれの洛外者。すると洛中といわれる中京区や左京区に住む生粋の京都人からは、京者とは認知されず、とか書いていて本気ではなかろうが、「京都ぎらい」なんてタイトルのそんな本をだすほど客観的に京という都市を見