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先週の日曜日から毎日雨が降り続いて、今日は昼から雨の予報である・・・。よって、今朝は何とか朝ランできたので、休足せず、玄武コースを走ってきた・・・。今日は千本中立売まで走って折り返し、西陣の古い町並みを観察しながら六軒町通りを、走った。↑の画像はその六軒町通で見つけた、七番町の「仁丹看板」である。仁丹看板の画像を撮るのは、ほんと久しぶりだったが、以前はこの看板を探して、京都中の町を観察ランを走り倒したものだ・・・。この看板は七番町であるが、水上勉の「五番町夕霧楼
水上勉原作の小説の映画化。佐久間良子主演の1963年版が有名だが、今回は1980年の松坂慶子主演作品。修行僧と遊女の恋は破滅するしかなさそうだがやはり悲しい結末なのは有名。ストーリーは知っているがみたことはなかったので楽しめた。あの頃映画「五番町夕霧楼」[DVD]Amazon(アマゾン)1,880〜7,859円あらすじ修行僧の正純(奥田英二)は若狭の貧しい寺の出身だが京都の宝閣寺の長老(佐分利信)許可で、修業しながら昼間は大学に通うことを許されていた。そんな中
何度も言うようだが、今年の京都の桜は当たり年である。蹴上インクライン、鴨川、高野川、賀茂川、公園に学校に街角に至るまで淡いピンクに染まった。地球温暖化が個人の生活にも悪影響を及ぼす、こんなご時世に?考えられるのは3月中盤から3月末まで、昼間の温度は安定して高温で夜は冷え込みがあった。そして雨はほとんど降らず、その上風も!こんな事はそうそう起こる事では無く、ある意味異常なのか?成熟した文化が終焉を迎える時に甘い香りと一段と艶やかになると言うが、果たして!?そんな桜色に染まっ
名古屋のシンゾウです京都検定を受験される方なら、らく旅の若村亮さんの「らく旅通信ライブ版-京、ちょっと旅へ-」は御存知の筈です。活きた情報を頂けるので、大いに利用させてもらっています。昨日から、「月刊!らくたび通信ライブ版-京、ちょっと一服-」が新たに始まったのを知っていますか。若村さんと森さんの2人の進行で、時事ネタを中心にお話しをしていただけるそうです。感謝、感謝です!!時事ネタは私の沢山ある弱点の一つです。本当に助かります。本日の問題です。―――――――――――――
京都の知人からのメールで京都に来るのなら映画なんか見ないで、ゆっくり喋ろう!と言ってきた。糺の森界隈でブラブラしようかと思ったりしていたが彼のメールの中に「昔のように、昔の西陣京極・界隈をブラつこう」とあった。千本中立売にある「西陣京極」懐かし過ぎます。太秦で貧乏暮らしをしていた頃、友人の下宿のあった千中にはしょっちゅう出没していた。西陣京極には西陣キネマはじめ映画館もたくさんあって、安い飲み屋も多くあった。私が遊んでいた頃は元遊郭の名残の建物が沢山あった。あの「五番町夕霧楼
住んでいた東京下町の家の裏庭は猫の額ほどしかなくそこに生えていたのは「雪の下」ぐらいでした。高速道路ができることになり立ち退きに。東京・府中市の100坪の土地と交換しました。広い庭が出来た嬉しさに、お花の咲く木を植えようとワクワク♪バラの苗木を売りにきた行商のおばさんからバラを買いました。「これは○○○○という種類で、真っ赤なバラが咲きます。」「これは・・・・・・・・で、香りのいい白薔薇です。」「これは・・・・・・・・で、黒いバラです。」「これは・・・・・」数
真珠のアクセサリー、持ってる?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう無いです。だって私が着けてたら本物だって偽物にしか見えないと思うし。動物を殺して毛皮を取るのと、あこや貝を殺して真珠を取るのと何が違うの?って言う気もするし…最近はあこや貝が途中で死んでしまうことが多いと言いますが、やっぱり全てのものが人類に対して反旗を翻してるんですよ。金やダイヤは製造することが出来ないから、総量が決まってるんだし、真珠も毛皮ももう作らなくてもいいんじゃない?今ある物を大切に使
今日は佐久間良子の女性文芸路線の映画ポスターです。藤純子以前の東映でトップ女優は佐久間良子でした。佐久間良子が東映で初めて単独主演を果たした女優との事で東映が男性優位の会社だったかがわかります。その最初の主演作品が昭和38年の「五番町夕霧楼」です。「五番町夕霧楼」は水上勉の原作を戦前からの巨匠田坂具隆監督が映画化した作品で成人映画扱いで上映されました。作品の評価はキネマ旬報ベストテンで黒澤明の天国と地獄に次いで3位に輝き佐久間良子の代表作になりました。昭和39年「越後つついし親不知」も水
《初めて見たうなぎの寝床》京都に来た最初の春(昭和39年)、大学の友人の新たな部屋探しに付き合いました。学生課で紹介された場所は、上京区千本中立売近くの路地。(北野天満宮にほど近い南)木戸をくぐると幅一間程の土間(土の通路・両側が狭い通り庭)。10m程進み、突き当たりを右。更に進んで左へ。更に左へ。そして突き当たり。.土地の形は、手桶状。柄の先が玄関の木戸。柄が通路の土間。桶が建物。紆余曲折している奥は二階建てなのですが、中二階もある。100年は経っているだろうと
沈丁花の花は、そろそろですが。まだ、開花には至っていません。梅も、まだまだです。きょうも寒いので、最低限の用事だけしてちまちまと、過ごしていました。きょうの3時には「夕子」という生八ツ橋を食べました。夕子というのは水上勉「五番町夕霧楼」の主人公の名前だと、パッケージに書かれていました。どんなお話でしたでしょう?京都の代表的なお菓子に名前が付くくらいですから?素敵な女性なのでしょう。※楽天より画像転写しました。
いきなり肌寒いほどの日になった。明け方から雨模様となり、陰鬱な鉛色の雲が空を覆っている。はるか南の海上では、大型の強い台風が発生し、週末の日本にやって来るという。開催中のラグビーワールドカップにも、台風が影響するおそれが出てきている。天候だけは、神頼みのようなものだから致し方がないが。ところで私がお手伝いを買って出ている、京都の古い商店街「千本通り商店街」の、ホームページに掲載する「お店紹介」の取材で、私と取材を分担している大学生から、昨夜、SOSのメールが届いた。残っ
この間、京都で古くから繁華街だった「千本通り商店街」のホームページ上の「お店紹介」のために、いくつかのお店を取材に訪問したことは、このブログでも書いてきた、今回の取材を通して、私自身が少し考え方を改めようと思っていることがある。それは「商店街」という存在が持っている「風景イメージ」の問題である。「商店街」という言葉から連想される風景は、様々なものを販売する商店が軒を連ねていて、中心部はアーケードに覆われていることが多い、といった姿である。最近のことだから、商店の並びの中
福井県立図書館内にある福井県ふるさと文学館で開催中の「生誕100年水上勉展」に行ってきました。水上勉さん(1919–2004)は、福井県おおい町生まれの作家で、代表作には直木賞を受賞した『雁の寺』や、『飢餓海峡』『越前竹人形』『はなれ瞽女おりん』などがあります。会場内の大きなパネルになった水上さんが雪の中、コート姿で佇む写真のダンディさにはそこいらの俳優も敵いません。また、壁面いっぱいに並べられた水上さんの本はどれも味のある装丁で壮観です。中でも特に、白地に淡い紅色でタイトルだけが大きく書
文学散歩五番町をさがす編なるほど五番町とはいまも残る千本日活を中心とした界隈かこのように歩きました下の写真はすっぽんの大市です。川端康成の『古都』にも出てきます。ちなみに千本日活は『オリオン座からの手紙』のモデルらしいどちらも遊郭には触れてないとくに川端の描いた時代は遊郭華やかなりし時代だったのにそれには一言も触れずにひたすら「京都のええ衆」に筆を割く文学としてそれでいいのかまあええんかな世界の川端やしこの建物もモロなかんじいまはトリミングサロンになってる
水上勉の『五番町夕霧楼』を読みまだ若くて痩せてる松坂慶子主演の同映画をNetflixで観て赤線防止法以前はこういうすさまじい世界があったのかと勉強になりましたそれでその地が以前から誤解を恐れずに言えば「妙な町だな」と思っていたエリアにあると知りそっかなるほどなとテコテコ歩いてみました横は中立売、縦は七本松写真右手の「めしうどん屋」のとびたここからしてすでに玄人の家の造りかここは四番町というらしい激渋食堂とびた一度入ってみたいとびたの西側は七本松通これを南に下
あの頃映画「五番町夕霧楼」[DVD]1,993円Amazon松坂慶子が若くてでもやはりゴツくなる骨格だと思うあの顔立ちの化粧に冒頭の三つ編み19歳の設定キツイ当時のメイクはまだまだ仕分けができてない浜木綿子の演技長門裕之の演技2人とも京言葉が堂に入っててすごたらしい貫禄水商売の世界にそうそうこんなコワイおばはんおるおるこんな遊び人の抜け目ない京男おるおる既視感ありつつ拝見奥田瑛二若い〜松坂慶子はその彼に抱き合って遜色ないゴツさ西陣のセットがなかなか良
五番町夕霧楼(新潮文庫)Amazon長い間読みたかった『五番町夕霧楼』ようやく読めた西陣の五番町といわれた遊郭を舞台にそこに売られた19歳の夕子と幼馴染の順正の物語を金閣寺放火事件と絡めて書く三島由紀夫『金閣寺』の応に対する答として書かれた作品文学の美しさを思い出させてくれる作品である『アリス殺し』の次に読んだので人間描写の精緻さと瑞々しさに本を置くこともできずにひといきに読んだ映画化された時はいまははちきれそうに肥えている松坂慶子が夕子を演じ恋人の禅僧は
ちぇるしいですお越しいただきありがとうございますこのブログは私のひとり行動のアレコレを綴っておりますよろしかったらお付き合いくださいませそもそも人の興味のスイッチが入るのはほんとにふとしたきっかけからなのではないだろうか先日私はタレントの清水ミチコさんとコラムニストの酒井順子さんの往復書簡「芸と能」を読んでいたところその中で紹介されていた酒井順子さんの著作である「金閣寺の燃やし方」になんだか感じるものがあった三島由紀夫と水上勉。「金閣寺焼失事件」に心を奪われた2人の
おはようございます。今日は10月10日。以前は体育の日として祝日でした。ハッピーマンデー法の施行により、ただの10月10日となってしまいました。さて、今日は1955年に1950年7月2日に焼失した鹿苑寺(金閣寺)が再建され落慶法要が行われた日です。鹿苑寺(ろくおんじ)は、京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺院です。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築である舎利殿は金閣(きんかく)、舎利殿を含めた寺院全体は金閣寺(きんかくじ)として知られています。相国寺の山外塔頭寺院です。寺名は開
境界としての長坂について考えるとき、忘れてはならないのが左大文字です。京都の夏を彩る五山送り火の一つ。8月16日の午後8時に如意ヶ岳の右大文字から点火が始まり、反時計回りで、妙法、船形に続いて四番目に点火されます。私も子どもの頃から、大文字というとそろそろ夏休みも残りの方が少なくなってきて、宿題が気になるというか、行く夏を惜しむというか、少し寂しさの混じった季節感を感じる年中行事でした。西陣に住んでいましたので、山が高い右大文字は道路から見えたのですが、他はビルの屋上にでも上がらないと見え
学生時代天邪鬼だったので(今も!だねー)本を読むのは大好きだけど名作と言われるものをわざと避けていてあまり読んでいなかった宿題の読書感想文を書く為の課題図書!苦手だったー「感想書くなら好きな物読ませてくれよ!」・・でした~確かこの本も課題図書だったのでは・・(遠~い遠~い昔なので定かではありませんが・・)その課題図書(たぶん)の中で読んだ数少ない本の一つ!「後世に受け継がれるべき名作なのに現在入手困
1980年公開のリメイク作品。ストーリー丹波ある貧しい家に生まれた夕子は、家のために京都の五番町の遊郭に自ら売られて遊女になり、家計を助ける。夕子には幼馴染である正順と恋仲出会ったが、正順は自分の家である寺の住職になるべく修行をしていたが、その合間をぬって夕子に会うために遊郭へ通っていた。正順はある日、住職と衝突してしまったことで、やけになり寺に火を放ってしまい、それによって刑務所に収監され、その留置所で自殺してしまう。それを知った夕子は、五番町から田舎に帰り、自分も自ら
昨日も千本通り商店街のことを書いた。そこで、思い立って、今日は千本通り商店街の周辺を、ぐるっと町歩きをしてみた。「今出川浄福寺」というバス停で下車して、そんなに広くもない浄福寺通りを南へ。途中でお隣同士のお家に、懐かし仁丹の町名表示があるのを発見。2軒が境目になって別の町内になっていた。そして表示も「中筋下ル」と「元誓願寺通上ル」に。京都の町の呼称は、基本的には面している通りの名称が先に来て、後ろにその通りと交わる通り名が来て、後は例の「上る・下る」「東入る・西入る」がくっつ
昨日は、高校の同窓会に出席したことや、お手伝いをしている高校の「総合学習」に関連して、上賀茂神社でのイベントに参加したことを書いた。その際に、ある商店街の再興のために頑張っておられる方のことにも少しだけ触れた。今日は、そのことを少し書いておきたいと思う。まず商店街の場所である。位置を示す地図も掲げておくが、京都市の中央部くらいを南北に走る「千本通り」に存在する。地図に示すように、北野天満宮ともそれほど離れていない。また、二条城とも1kmほどの距離にある。この千本通りの、北は今
11月4日(土)は開催中の(11/3〜11まで)”上京オープンウィーク”の中の「上京ちず部」企画千ブラ♡に参加しました。わたしの地元なので、知っているところばかり、かと思いきやピンクで濡れ濡れの映画館、千本日活が集合場所でスタートからディープでした。40年生きてきて、千本日活の内部に足を踏み入れたことはありません。中は天井も高く、ステージや2階席もあるレトロな映画館でした。今回は特別に映写室も見学さしてもらいました。古い昔のフィルムを回す映写機もありました。今はプロジェク
福島市は雨ですどうやら梅雨入りしたらしいです昨日はとても綺麗な夕焼けを見たのにな昨日は30℃をこす暑さでしたが今日は皆さん。長袖を着てご来店の方が多いですバタバタして今頃になってしまいましたが、コーヒータイムです今日はお土産に頂きました黄桃と青りんごの八つ橋を頂きました「夕子」は水上勉さん著書の「五番町夕霧楼」に因む京銘菓です黄桃の八ツ橋は桃の甘酸っぱい爽やかな甘い風味でとても美味しかったです青りんごの八ツ橋はりんごの香りが口の中いっぱいに広がりこちらもとても
まずは五番町と呼ばれた赤線区域ですが参考にした赤線本に名前が挙がっていた町名に色を付けてみましたオレンジ枠・・・五番町青枠・・・四番町赤枠・・・一番町ピンク枠・・・利生町緑枠・・・白竹町で、前編ブログで触れた三軒町と六番町は黄色枠にしました①喫茶マリア②千本日活③赤線時代遊女投げ込み寺だった報土寺④サムネ画像にした赤線時代の面影を色濃く残す建物⑤水上勉の小説にも登場した有名な石梅楼があった場所色枠は町別に引いたものですが五番町は北は千中商
昔見た京都の赤線を舞台にした映画五番町夕霧楼元は三島由紀夫の『金閣寺』のアンサーとして書かれた水上勉の小説として有名ですが舞台になった五番町は昭和33年に売春防止法が施行されるまで実在した京都の遊郭の一つでした五番町は千本中立売の西陣千本商店街から南に複数の町にかけて広がる赤線地帯の総称です下級花街のイメージを払拭するために『北新地』戦後は『西陣新地』と名を改めようとしたようですが定着することなく今に至ります♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢五番
かつて、京都の千本中立売の交差点から南西に広がる一帯に五番町という赤線(色街)がありました独立した遊郭として認められ、多くの芸妓・娼妓が在籍していましたが最終的に芸妓は消え、娼妓のみになったことで昭和33年の売春防止法施行後に消滅してしまいましたその4年後の1962年、水上勉が小説『五番町夕霧楼』を発表私はこれが映画化されたものを見て五番町の存在を知ったわけですが私にとって赤線跡というのは姿が変わってしまってもずっと拭いきれない胸の痛みと、淋しさとノスタルジーがまとわりつ