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(長野県木曽)岩に身を打ちつけて鮎上るなり奥坂まや「俳壇」2024年5月号より。作者は「鷹」同人。季語は「上り鮎」で「春」。「鮎」というと川魚のイメージが強いが、その生涯の三分の一は海で過ごす。晩春になると、川を遡上し、これを「上り鮎」と呼ぶ。体調が5センチ~10センチくらいになると川を遡上し始めるそうだから、大変な冒険であろう。今、その鮎が激流に向かい、岩に身を打ち付けて川をさかのぼってゆくのだ。鮎の必死な生涯が、いきいきと描写されている。奥坂さん
感想続けます。18.琺瑯の白き薬罐や一葉忌ハイジ*特選掲句、上五中七のモノと「一葉忌」との季語の取り合せの句でした。一葉の清貧な人生が「琺瑯の白き薬罐」と合っていたと思います。しかしながら、特選にするかしないか・・・かなり迷いました。忌日は、その方を偲ぶ、リスペクトを込めて詠むものですから、当然、忌日の前後、その方の亡くなられた月に詠むべきものです。ハイジさんから「当季雑詠」なのになんで春の季語の句が多いのですか?と問い合わせも頂いたので、その辺を説明しなければ・・・と思っ
それでは・・・いつも通り、ご参加の皆さまに敬意を込めて感想を付させて頂きます。それにしても・・・特選、秀逸を取り入れたことで皆さんが腕を奮って楽しませてくださり有難うございます。4.輪飾りを取りて家々春孕み緑茶掲句のポイントはなんと言っても「春孕み」という措辞の着地でしょう。「輪飾り」というのは、クリスマスリースのことでしょうね。そこが引っ掛かってしまうか否かで選が入りそびれたように思いました。「孕む」を辞書で引くと、主に妊娠に関して使われますが、「(植物が芽を出そうとして
寒中お見舞い申し上げます。今回、13名・38句に合計60点が入りました。【漢字席題】「定・輪・覚・分・厚」【3点】2.揺れ残る視覚聴覚月冴ゆるosusi6.松明けて厚きトーストハムエッグ舞踏osusiさん、舞踏さん、巻頭おめでとうございます。【2点】1.冬鳥のをはす川原の三輪車笑い仮面4.輪飾りを取りて家々春孕み緑茶7.ペダル踏む厚手マフラー靡かせてみなみ8.底冷えの苔厚き庭京の寺静可愛9.カステ
本年最初の句会、よろしくお願い致します。今回、13名・38句が揃いました。まずは、いつも通り【確認】として記事をアップします。明晩、【正記】として再度アップしますので、それまでに誤字等ある方はご連絡ください。句稿の差替えは致しませんが、些細な表現の変化は受け付けます。【漢字席題】「定・輪・覚・分・厚」1.冬鳥のをはす川原の三輪車2.揺れ残る視覚聴覚月冴ゆる3.定席の正蔵・三三(さんざ)小正月4.輪飾りを取りて家々春孕み5.雪催車輪の下のハンスかな6.松明けて厚きト
昨日の佳作に入選した句をどうやって詠んだのかについて、今日はお話の続きと言う形で触れます。初級者の句の佳作を、どういう経緯で詠んだのかなんて、興味の無い方には、スルー推奨ですが、僕と同じように、初心者🔰で俳句を始めたばかりの人には、多少なれども参考なれば良いなぁ🎵と言う、程度の話ですので、俳句慣れした玄人の方にはあまり役に立たない話かと存じます。◆◆◆◆◆「牡蠣」を生産されている方々には申し訳ないのですが、僕は牡蠣があまり好きではありません。見た目もなんと言うか、地味…と言うより色味に全
お正月はすっかり休ませて頂きました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。ご案内が遅れましたが、1月のお題を発表いたします。【漢字席題】「定・輪・覚・分・厚」でお願いします。【句型題】【型・その2】に進みます。まずは例題から。型・その2句型の例)寄せ書の灯を吹く風や雨蛙渡辺水巴ふるさとの沼のにほひや蛇苺水原秋桜子真下なる天竜川や蕨狩富安風生うちまもる母のまろ寝や法師蟬芝不器男【1月の課題】「上五+中
実を言うと、土曜日のテーマを決めてなかった事に、今さら気付きました😅💦参ったなぁと思いつつも、ま、自分の日記だから、どうとでもしたら良いのだけれど🎵土曜日のテーマはこのまま、雑談になったり、気が向いたら俳句をお披露目したりテキトーな内容でいくかな…w◆◆◆◆◆とりあえず本日は、最近俳句を作っていて熱心に考えていることと、初学の人達が作句するにあたって、二物衝撃の句を作るのに良いのでは?と思うアイデアを紹介したいのです。最近熱心に感覚を掴もうと頑張っているのは二物衝撃の俳句を作ることです
感想・・・続けます。27.星近しゆずの湯けむりたゆたいて緑茶掲句、どこか山谷の温泉宿でしょうか?星を近くに感じる露天風呂で柚子湯に浸かる・・・癒やしの一時ですね。「たゆたう」湯けむりにも作者のご満悦な様子が窺えました。道寒し聖夜の奏で聴こえ来る掲句も、寒い夜のシーンでした。「聖夜の奏で」がどこからか聴こえてきます。緑茶さんのいいところは素直な言葉だと思います。何か特別に言葉を凝らす必要はありません。どうぞこの感覚を大切になさって下さい。29.神遊び猿の面つけゆるり舞ふ
感想を続けさせて頂きます。10.湯を沸かすかすかな音や蒸饅頭静可愛繊細な音をよく詠まれたなぁ・・・と感心の一句でした。お家で作られたお饅頭でしょうか?それとも、温泉まんじゅうなどを温め直し・・・でしょうか?いずれにせよ、鍋に蒸し器を敷いてそこに並べたお饅頭の匂いが立ち上るように感じました。自家製の小麦まんじゅう、酒まんじゅうか、黒糖まんじゅうか・・・それぞれに湯気の香りも違いますから、読者の私としては欲張って三種類の香りを想像させて頂きました。ご馳走様でした。息白し青天井に
それでは、皆さまの句にいつも通り感想を付させて頂きます。番号順通りで参りたいと思います。1.師走なり教師検定法改正舞踏今回初参加頂いた最初の方が、舞踏さんです。リンクを貼らせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。『【271】俳句ポスト365【備忘録】❤️』2025年Christmasも終え、師走も残すところ数日。今回は【備忘録】💫❤️💫興味のない方はスルーしてくださいませ🙏🙇遡ること、2024年11月、松山市の…ameblo.jp「教師検定法改正」と・
さて、昨日のつづきです。今日は改作した俳句は最後に披露です。ごちゃごちゃ語りが面倒臭い方は、一番下までサラッとスクロールどうぞ🎵句作の課程に興味がある人は、一読してみてね😃◆◆◆◆◆原句冬至の日花一輪と目覚めけり二物衝撃になってないと散々AIにケチつけられました😅そのために、敢えて一旦、季語めっちゃ離してみたのが推敲句①夏風邪や花一輪と目覚めけりこうしてみると、これは一瞬立ち止まれて、読んでみると様々な想像が出来て楽しくなりました。なぜ夏風邪を引いたら花が咲いたのか?そ
今日は「冬至」と言うことで、一句詠みました。鴉ゆく冬至の残る西の空我ふたり・ど素人から始める俳句生活作品No.201より鴉ゆく/冬至の残る/西の空575の定型の俳句になりました。終句切れの句になるとおもいます。季語は「冬至」で、冬の時候の季語です。一年で最も夜が長くて、昼間が短い1日です。鴉が季語なのでは?と言う人もいそうですが😅鴉単体では季語にならないと思います。では、イメージ画俳句です。■作者のひとりごととうとう冬至ということで、今年もだ
12月も3分の2が過ぎゆこうとしてます。取り急ぎ、手術の経過報告をさせて頂きますと、16日、朝から手術を受け、骨の固定術ー腰椎を金属板で固定するー術式となりました。とりあえず来週22日には退院予定ですので、この後は無事に句会を進行できると思います。今回、2名新たにご参加頂きました。追ってご紹介致します。さて、12月の【漢字席題】「色、法、習、教、音、前」1.師走なり教師検定法改正2.法灯のお山に響く除夜の鐘3.雪の夜の地震何かの軋む音4.好色の沙汰ありぬべし里神楽5.
今日は「フラミンゴ」で一句です。以前、吟行に行った時に大宮公園の中を散策しました。その中にある動物園にフラミンゴがいましてね、八分音符みたいな鳥だなぁ🎵と、妙に印象に残っていて、なんとか俳句にしてやろうとアイデアだけが、燻っていました。年の瀬や八分音符のフラミンゴ我ふたり・ど素人から始める俳句生活作品No.202より年の瀬や/八分音符の/フラミンゴ575の定型に収まりました。季語は年の瀬で、暮れの時候の季語です。上五に四音の季語+やで詠嘆し
今日は、とある国の、とある大臣さんをみて一句詠んでみました。個人名は色々と当の本人に怒られはしないだろうとは思うけれど、誤解を招きたくないので、、誰の事かは内緒のままに俳句にしておきます。読んでくれた方は、すぐに分かる!と思うので🎵つけ睫毛長き大臣花曇我ふたり・ど素人から始める俳句生活作品No.198よりつけ睫毛/長き大臣/花曇575の定型に収まりました。季語は「花曇」で桜の咲く頃の季語ですね。桜の花が咲き始めたのに、空はあいにくの曇天で、スッキリ
12月もはや3日・・・ご案内が遅れて申し訳ありません。さて、12月のお題です。【漢字席題】11月の作品から「色、法、習、教、音、前」でお願いします。【課題句】12月の課題は、「や」以外の切字で作るということに焦点を当てたいと思います。「や」以外で切る…といってもスタイルは、「上五+(切字)」「中七+下五[(ワンフレーズ)」です。季語は、上五に入れるのが相応しいですが、それに限りません。*切字を使わなくても。切れがはっきり入っていればよしとします。【型・その1】の
感想を続けます。26.露草や筆圧弱き父の文字日記掲句、季語「露草」に「露草のような命」その儚さを感じました。きっと昔は、力強い文字を書いていた父が、今や筆圧も衰えて・・・その様子を見届けている作者の心境が伝わりました。当句会の参加者には当然ながら、結果発表まで見えませんが、秋霖や旅行鞄に文庫本冷やかや待合室の掛時計の句と合わせてみると、まずは、ご実家のある大阪への旅立ち、そして病院の待合室での一景、父親の見舞いの様子・・・と連作の流れで作られていたのが解ります。お父様の具
それでは、皆様のご参加に敬意を表して感想を記させて頂きます。1.紅葉を隠す湯けむり登別おみそ北海道は「登別温泉」を訪れた際の挨拶句ですね。きっち気温も低いでしょうから、「湯けむり」がさぞ霧のように立ち上ったことでしょう。その隙間に、ちらちら見える紅葉も風情があったことと思います。甘栗や母の繰り言父の癖こちらは作者の若かりし頃の様子でしょうが?最近は甘栗も「栗むいちゃいました」的な商品が多く、改めて甘栗を・・・そういえば剥いていたんだなぁ・・・と実感しました。その甘栗を剥
お待たせしました。結果発表に参ります。投句36句に、合計56点が入りました。今回は・・・どうもお別れの句が多かったですね。点盛りしながら感じました。【漢字席題】10月「飽、掛、文、語、別、乗」【5点】9.別館の畳廊下や櫨紅葉カリンカリンさん、巻頭おめでとうございます!【4点】3.文楽を見終へし街や後の月悠人【3点】1.紅葉を隠す湯けむり登別おみそ2.山椒の実ライン五行の別れかな百々世草22.木犀や薫りの
今月は、何かと慌ただしかったのと、急に体調を崩してしまったため・・・遅くなってすみません。それでは、早速、句稿を発表致します。例によって、まずは【確認】としますので、明晩までに参加者の皆様はご自身の句稿の確認をお願い致します。一日後、【正記】として再アップしますので、それから選句開始です。【漢字席題】10月「飽、掛、文、語、別、乗」1.紅葉を隠す湯けむり登別2.山椒の実ライン五行の別れかな3.文楽を見終へし街や後の月4.飽きもせず田舎銀座に買ふ柚餅子5.末枯野何も
いよいよ10月となりました。街にハロウィンのデコレーションが並び出すと・・・クリスマス前のイベントと言うこともあり、なんか年の瀬が着々近づいてる感じがします。この周回の句会は、「『型・技法』をしっかり身につける」を目標としますので、型の題は先回とに・・・点に重きを置いていきます。同じ課題の2回目は、漢字席題を2句、型の題を1句とします。もちろん漢字席題の句に型を当てはめて頂いても結構です。さて、10月のお題です。【漢字席題】9月の作品から「飽、掛、文、語、別、乗」でお願いします。
それでは、感想の続きを記します。25.蜩や梢ふれあふ奥の宮カリン掲句も「型1」を上手に使われた一句でした。「蜩や」と詠嘆することで、かなかなかな…という蜩の鳴き声がまず頭に響きます。ふと上を見上げると日差しの隙間に木々の梢が触れ合っている様子が伺えます。視線を前方に戻すと奥の宮が見えてきます。カリンさんのお住まいの近くで「奥の宮」があるところ…といえば鹿島神宮でしょう。あぁ、こんな奥までやって来たんだ…と作者はふと気づくのです。静かな景ですが、俳句という言葉の構造をよく
それでは、いつも通り、ご参加の皆様に敬意を表し感想を付させて頂きます。当句会、勉強句会という形で開催させていただいておりますので、今回から、主に型に関して「なぜ・なに」という視点に重きを置いて記させて頂きます。7.撫子や幼なじみの片笑窪日記掲句、型の題ではありませんが、今回の型に当てはまる句でした。「撫子や」と上五で詠んで…「わぁ。撫子だぁ!」と感嘆した席は…ホテルか旅館の同窓会とか旧友との親交を深める一室。「〇〇ちゃん、笑った時の片笑窪…昔と変わらないなぁ」と幼馴染
彼岸の中日を迎え、ようやく秋らしさを感じ始めたこの頃です。9月の句会、12名36句に、合計61点が入りました。句会に参加できなかった滝沢一千雄さんが、ご祝儀で1点余分に下さいました。それでは結果発表に移ります。【漢字席題】の部「少、点、来、片、継、込」【4点】4.くくくくと進路は曲がり台風来ハイジハイジさん、巻頭返り咲きおめでとうございます。【3点】7.撫子や幼なじみの片笑窪日記11.少年の傷むこゝろとかなかなと悠人
9月半ばですが・・・まだ最高気温は30℃超えです。秋が短くなるのを感じます。さて、9月の句稿、12名36句が揃いました。【漢字席題】8月の作品から「少、点、来、片、継、込」でお願いします。1.水縁のジョギングロード色鳥来2.咲き継いでコスモス揺るる川辺かな3.秋蝶や花に来たりて風に乗る4.くくくくと進路は曲がり台風来5.菱の実よ祖母の調理を語り継ぐ6.点滴の音しづかやな秋彼岸7.撫子や幼なじみの片笑窪8.鴨来るまだ熱残るいささ川9.鰻食ぶ片や上方片や江戸10.
先にご連絡させて頂いた通り、今月から少しスタイルを変えつつ句会を開催したいと思います。一番の目標は、「『型・技法』をしっかり身につける」・・・点に重きを置きたいと思います。それ以外は、・・・今まで通り伸びやかにやりましょう。さて、9月のお題です。【漢字席題】8月の作品から「少、点、来、片、継、込」でお願いします。【課題句】先にお伝えしておきますが、当句会、藤田湘子『20週俳句入門』の「実作編」から月の課題・テーマを決めております。今回、ちょうど一巡後の掲載本でいくと実作編「
俳句作メモ24一物仕立てと取り合わせ1.二つの俳句の詠み方俳句の詠み方(作り方)には、大きく分けて以下の二つの方法がある。A一物仕立て(いちぶつじたて)一つの題材(主として季語)を取り上げ、その情景や本質を深く掘り下げて詠む方法。余分な情報を削ぎ落とし、主題を際立たせることで、読み手に感興や情趣を強く印象づける。B取り合わせ(とりあわせ)二つ(以上)の題材(季語とそれ以外)を一句に取り込みことにより新たな情趣を生み出す方法。二つの要素が互いに作用し合い、それぞれ
(2020年9月8日に記す。なお、詩歌作品および作者名等については著作権に配慮して一部省略し、タイトルおよび内容も適宜修正した)たんたん評論「空想景色歌の世界」NHKEテレの「NHK短歌」2020年9月第1週のお題は「蛇・巳(み)」だった。ちなみに、ブログ主はこの言葉を含む作品を制作している。今回は次のうたを紹介しよう。抽斗を開けて渦巻く川流れ指を浸せば蛇が吸いつく/ブログ主(ルビ:抽斗=ひきだし)さて、今週の入選歌のうち、特選三首は次の通りだった。