昭和14年、陸軍は従来の戦闘機とは異なり速度、加速性能と上昇力、急降下性能の優れた戦闘機を開発することとしてキ44のコードネームで中島に開発を指示した。昭和12年に正式化された97式戦闘機は水平面での格闘能力に優れた戦闘機であったが、欧州ではすでにドイツのBf109、英国のスピットファイアなど引込脚の戦闘機が出現しており、陸軍も新型戦闘機を模索して三菱、川崎、中島に重戦と軽戦の研究試作を命じ、中島が出したのがキ43(のちの隼)とキ44(のちの鍾馗)だった。陸軍ではキ43があれば重戦は不必要との考