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ちょうど一年前の法隆寺夏季大学の頃に書いた夢違観音像についての記事です↓この記事には、「夢違観音像は普段ニヤニヤしている(←これは親しみを込めた表現です、あしからず)のに、下から見上げると、微笑みの観音様に表情がかわる!」という内容が書かれていますこの「下から見上げる拝し方」は、夢違観音像のいらっしゃる大宝蔵院の係のおじさまに教えていただいた方法なんですが、ブログ記事に書いたとおり、下から見上げることにより降りそそぐ照明の光が頬に上向きの弧線を描き、同時に眉と目の上向きの弧線も強調
日本の仏像で「国宝」や「重要文化財」に指定されているものの内、観音菩薩がとにかくたくさんある(私の持つ古いデータベースでも543ある)。聖観音、十一面観音、千手観音などなど、その中で「多面」のものとなると十一面観音とほとんどの千手観音が十一面を持っている。”九面”となると、この法隆寺の”九面観音”しか見つけることができない。私は円空仏の模刻をしているが、その模刻対象を考えるとき、いろいろのデータから円空仏を検索し、オモシロイと思ったものを模刻すているのだが、その検索でいろんな多面の
すみません。続きです。もう1週間前のことになってしまいましたが……。西院伽藍の拝観出口からすぐの所に──。鏡池があり、その畔に"かの有名な句碑が建てられています。「法隆寺の茶店に憩ひて」と前書きがあり──。柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺正岡子規の"代表作中の代表作"ですね!「法隆寺に立ち寄って茶店で一服した際、柿を食べると、途端に法隆寺の鐘が鳴りました。秋やねえ~。」──と言う感じかな!でも、この句の"逸話"をどこかで読んだ記憶があります。たぶん……。法隆寺にはお参りしたんだけ
法隆寺は、なんども行っている、なのにこの九面観音は一切記憶がない。その理由はわからない。今は大宝蔵院にあるそうだが、宝物殿に並んだことはなかったのだろうか?もっとも、彫刻を始め、仏さんを掘るということのなかった頃は興味を示していなかったのかもしれないが。今写真を見ると、一度は見ておきたかった仏像と思う。像高は25センチくらいだから、私が彫っている円空さんとよりも小さいけど、ものすごく緻密に彫られている。当たり前といえば当たり前だけど、こんな緻密な彫り物をできたら間近で見たかったものだ。