岩門(いわと)城は古いお城です。伝承では原田種資なる人物が11世紀にこの地を拝領し、岩門城を築いたとも言われています。その時から本当に岩門城があったのかどうかは定かではありませんが、平清盛の養女を妻に迎えた種資の孫・種直の頃にはこの地に安徳天皇をお迎えしたともされ、岩門城の北西には安徳という字名とともに安徳台(安徳天皇の御座所伝承地)という場所が残されています。この安徳台からは多数の甕棺墓が見つかっており、古代「奴国」の中心地であった可能性が指摘されているほか、出土骨のDNA鑑定によって「日本人