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立夏(りっか)竹笋生(たけのこしょうず)おはよう、こんにちは、こんばんは。乃南アサのサスペンス「マザー」。5話の短編から構成されていて、5人の母親が出て来る。「セメタリー」「ワンピース」「ビースト」「エスケープ」「アフェア」の5話。セメタリーとアフェアの意味が、今ひとつ分からなかったので、調べてみた。セメタリーは墓地、アフェアは情事。乃南アサさん、流石の巧みな構成。最後の最後に、ゾワゾワさせられる。心理描写も緻密で面白い。久しぶりに、ページをめくるのが楽しみな
趣味の朗読サークルの例会。10月の発表会で読む本を選ぶのに、先週から苦労している。今年は女性作家に絞って読もうかと、メンバー9人がそれぞれ読みたい本を推薦。💙上がったのは、佐多稲子、坪井栄といった古い作家から、向田邦子、宇江佐真理、小池真理子、原田マハ、永井紗耶子、そして北海道在住の河崎秋子などなど。しかし、決め手がない。結局、乃南アサの「泥眼」が最後まで残った。「泥眼」とは、能の女面で目に金泥を塗ってある。菩薩にも使われる一方、「葵の上」や「鉄輪」な
No.0042024.1.8(月・成人の日)雫の街家裁調査官・庵原かのん/乃南アサ/新潮社/2023.6.20第1刷1850+10%シリーズ第二作。北九州より川崎の家庭裁判所に異動になったかのんは、コロナ禍に喘ぐ世情の中、さまざまな事案の調査官として数々の人生に立ち会うことにになる。家庭裁判所調査官。北九州では少年担当だったが、川崎では家事事件の担当になる。かねてよりの交際中だった栗林(クリリン)と関東に異動になったことでようやく結婚し新生活もスタートする。家事
本読み人にとっての一番の痛手って分かります?多分、同じような方が多いと思うけど、本屋で読みたい本を買い込んで、よかった、よかった、と帰宅し、さてと読み始めるかというと、違う本、以前買ってあった本を読むのです。つまり買ってきた本はすぐに読まない。いわゆる「積ん読」状態。で、痛手。そろそろ読まなきゃなあ、というところに「文庫が発売になります!」の広告。そうなのです。買ってきて読まないうちに単行本ではなく、文庫本が発売になる。これは、本当なら文庫版発売おめでとうございます、なのだけど……なんとなく釈然
著者乃南アサ講談社2024.8セメンタリーワンピースビーストエスケープアフェア娘が嫁いで一人残された高齢女性がやがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌し・・「母」という名に隠されたひとりの女性としての“本当”の姿を描き出した5つの短編家族小説『小説現代』掲載を書籍化短編でよかった〜家族・母に関する気味悪いむかつく胸くそ悪いお話しばかりですヨアハハ
先程読み終わりました。読んでいても暫くすると細かい事が頭から抜け落ちていくけどザッとですが複雑な歴史を持つ台湾の事が分かりかけてきました。小さな島国がゆえに背負わされる宿命。でも台湾の人々は温かい。意外だったのは戦後大陸からやってきた国民党の、台湾の人達に対する振る舞いでした。植民地時代だった日本軍より酷い行いをして人々は落胆してしまったという。中正紀念堂の立派な蒋介石の像を見る限りはそんな事は微塵も頭に浮かばなかったなぁ。これから先の読めない台中の形、どうか台
こんにちは久しぶりの読書。「マザー」by乃南アサいろいろな母親が出てくる短編小説です。母親、といっても、母親の数だけいろいろな母親がいるんだとあらためて思いました。私は娘たちにとって、どんな母親なのかな長女とはまあいい距離を保てているかな。でも、次女には、私はまだ干渉気味で、日々反省。同居していても、だんだん距離をとっていかないといけないのかも。あなたの好きな人のタイプは?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう
今日の本。ちょっと久しぶりの乃南アサさん。お話は。通り魔や強盗傷害をくり返す大学生の伊豆見翔人は、逃亡途中で偶然、宮崎の山村にたどり着く。村の老人たちと暮らすうち、少しずつ心を開いていく翔人だったが……。安易に犯罪に走る若者の心の〝闇〟に深く切り込む傑作長編サスペンス。サスペンスってあるけど、宮崎の山の中が舞台となって、自暴自棄になりかけた大学生が再生していくお話です。乃南アサさんの世界は、深〜い部分もあり、ちょっとほろっとさせるとこもあって好きな作家さんです。実は『マザー』が読
「神戸ニニンガ日誌」(第3,391号)○曽野綾子「天上の青」。2月の訃報で「主な長編小説に、大久保清事件をモデルにした『天上の青』」とあった。大久保清は女性8人を殺めた殺人犯。ドラマではビートたけしが演じた。○本屋に走ったが置いてない。アマゾンまで行って買う。初の曽野綾子だ。夫が三浦朱門なので三浦綾子と混同したのか。とまれ、衝撃の作品だ。○殺人犯の宇野富士夫と、声をかけられて知り合う波多雪子。曽野綾子による男性殺人犯の心理描写が卓越している。これまで乃南アサの男性心理描写に並々
◎。六月の雪乃南アサ台湾を舞台に、台湾の歴史や人々を知るのにとてもいい物語でした⇑クリックお願いいたします<(__*)>
乃南アサ「いちばん長い夜に」ペットの洋服作りの仕事が軌道に乗ってきた芭子と、パン職人の道を邁進する綾香。暗い場所で出会い、暗い過去を抱えながら、支え合って生きてきた。小さな喜びを大切にし、地に足のついた日々を過ごしていた二人だったが、あの大きな出来事がそれぞれの人生を静かに変えていく。彼女たちはどんな幸せをつかまえるのだろうか−−−−。
いま読んでいる本まあまあの厚さなんです663ページの大作チーム・オベリベリ(上)(講談社文庫)Amazon(アマゾン)チーム・オベリベリ(下)(講談社文庫)Amazon(アマゾン)チーム・オベリベリAmazon(アマゾン)【Amazon解説より抜粋】約140年前、その女性は北海道十勝の原野へ渡ったオベリベリ和人たちによって「帯広」とされた新天地明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか開拓に身を投じた実在の若者たちを基
20代、乃南アサの小説はほとんど読んだほどお気に入りの作家久しぶりに出てたので、読了先日の貫井さんの『空白の叫び』同様、少年の心が想像できる内容でした家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)Amazon(アマゾン)2025年の個人的なテーマが人魚と金魚人魚という言葉は、今年気になるものなのでセレクトしてみました初めての作家さんでしたが、読みやすかったです。この本の中で一番心に残った言葉は、『毎日、毎日をつくる』私も、ちょっとしたことなんだけど大きなこと
乃南アサさんの『マザー』のレビューになります。こちらは母親をテーマにした短編集。全部で5つあるので、さっそくですが以下にあらすじと感想を書いていきます。セメタリーアニメ「ちびまる子ちゃん」のような家庭で育った門脇岬樹は、コロナ禍の間に立てつづけに身内を亡くしてしまう。脳梗塞をしてから長年寝たきりだった祖母、認知症だった祖父、そして癌を患っていた父。しかし、高校を卒業してから一度も実家に帰ったことがなかった岬樹は、まさか「家」がこんな大変なことになっていたとは夢にも思って
BOOKデータベースより「【指名手配犯を絶対に逃すな!】潜伏犯がいるという「緊急立ち回り情報」(緊立ち)が発令された。「カメラアイ」を武器に群衆の中から手配犯を捜す警視庁刑事と、広域捜査を担当する刑事。ビル爆発事件で怪我を負いながら、また凶悪犯の逮捕へと奔走しながら、そのうえで、離婚、介護という人生の壁を乗り越えていく女性刑事二人の物語。ある時、強盗および殺人の手配犯がここにいる!という緊急立ち回り情報(緊立ち)が入った!直木賞受賞作『凍える牙』など、警察小説の名手による、
5人の母たちええっ、そんなの有る?とも思ったり実際にもいそうとも思ったりなかなか怖いお話ばかりでしたわ「母」は死ぬまで母なんだよね
2ヶ月か3ヶ月ぶり?セルフカットしました気まぐれカットですセルフヘアカラーは10日に一度襟足に少しかかるくらいのオカッパ頭一つにまとめられるギリギリにカット細かいことは気にしない揃って無くてもいい自分が良ければそれで良し👍️人のことが気にならない人は自分のことも気にならないら、し、いです^^;理美容、ファッションにはほぼ興味関心がなくよって家計の中での最下位を締めてます通勤がなくなったら服は最低限肌着、靴下以外滅多に新品は買いませんまずはUSED品へGO〜🚲️
𓏸𓍯𓂂𓐍𓏸𓎂読書。備忘録𓎂𓇬マザー乃南アサ5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末!あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。<崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!>セメタリーワンピースビーストエスケープアフェア<書評家も絶賛>「母という禍、家庭という地獄。ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」ーー中島京子(小説家)「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!
皆さんこんにちは。今回の読書記録は乃南アサさん『二十四時間』です。時間で物語が作られており、全部で24話、エッセイでした。淡々と書かれているけれどそこには考えさせられることがあり、読んでいて面白かったです。
家裁調査官・庵原かのん乃南アサ/著図書館で偶然見つけた本です。久しぶりの乃南アサさんです。『家裁調査官・庵原かのん』は、乃南アサさんによる作品で、家裁調査官という非常に重要で責任の重い職業を描いた物語です。この本では、かのんという女性調査官が、問題を抱える少年少女たちと向き合い、彼らの声なき声に耳を傾けて、更生の可能性を信じて奔走する姿が描かれています。家裁調査官という仕事は、少年鑑別所に送致された少年たちと面談し、彼らの背景や生い立ちを理解し、更正への手助けをするというものです。
2025年2月の読了本は4作品。一番面白かった作品は「法廷占拠爆弾2」呉勝浩。法廷占拠爆弾2著者:呉勝浩講談社発売日:2024-07-31ブクログでレビューを見る»マザー著者:乃南アサ講談社発売日:2024-08-28ブクログでレビューを見る»あいにくあんたのためじゃない著者:柚木麻子新潮社発売日:2024-03-21ブクログでレビューを見る»マイ・リトル・ヒーロー著者:冲方丁文藝春秋発売
2月の読書は4冊今月は読書する気マンマンだったのにこれに↓ハマっちゃって抜け出せず🤭負けず嫌い発動(これらの問題に対してw)依存症なくらい止められず(笑)睡眠不足な日々でした…「パズル」『算数パズル』最近またハマっているもの「算数パズル」ちなみに算数も数学も大嫌いですが(笑)去年もハマっていました🤭『賢くなるパズル』「春分の日」にもやっていた数字のパズル『…ameblo.jp来月からはセーブいたします🙇反省今月読んだ4冊はパズルにハマる前に読んだ本たちでした3📕マ
乃南アサ著「マザー」読了📕三世代仲良し家族、と思われていたが…自分を殺して生きてきた母。引きこもりの息子を残して亡くなる母。孫を連れて帰ってきた家出娘を迎えたばかりに苦労を抱える母。妻の座を得るために子どもを利用する母。自由を得て弾ける母。自分は大丈夫か?と思わず問いかけてしまった😅
六月の雪/乃南アサ声優になる夢を諦めた32歳・独身、無職の未來。ある日、一緒に暮らす祖母の口から自分が台湾生まれであることを聞かされる。女学生の頃、終戦と同時に日本に引き上げ80歳を過ぎた今、生まれ育った地・台湾を懐かしむ祖母。未來はそんな彼女の記憶を辿り、台湾へと旅に出るが…。タイトルの「六月の雪」とは台湾に咲くランリーファという花のこと。白い小さな花の集まりが雪のように見えるらしい。こちらでは忌々しい雪も、南国の人にとっては憧れの景色なんだろうか。サンサンと
「家裁調査官・庵原かのん」乃南アサ(新潮文庫)久々に乃南アサさんの小説を読みました面白かったですスリルとサスペンスにハラハラ、ドキドキ・・という面白さではないのですが家裁調査官の仕事に密着してみましたというドキュメンタリーみたいだな、と家裁調査官とは?警察官でも裁判官でも弁護士でもない事件を起こした少年たちの処遇を決めるための判断材料となる「調書」を作る担当の人ものすごく単純に言うと、そういうことでしょうか調書を作るために少年の話を聞き
まさか、今朝こんなに積もるとは🥹今日は燃えるゴミの日。いつもゴミステーションまで車で持っていくのですが、すごく降っていましたので、帽子だけをかぶって、30リットルと22リットルのゴミ袋を両手にぶら下げて、ワークマンのブーツで運びました。真っ白い雪には私の靴の跡だけがつきました。小学校の地区委員さんからLINEで、雪道なので学校まで引率しますので、今日は休んでくださいね🩷と。朝5時に起きて準備万端でしたが、お言葉に甘えました。雪道、膝に自信がないので。学校に行かないと、何と時間はあっと
訪問ありがとうございます♪精神障害と発達障害をもつ40歳主婦の蒼井です日々の暮らしのなかで感じたこと、気づいたことなどを綴っていきます読書の記録今回は、乃南アサさんの「冷たい誘惑」ですひとつの拳銃に纏わる、人々の日常。辛いとき、悲しいとき、もしも拳銃が手元にあったなら…あなたなら、私なら、どうするだろう?持っていることが見つかれば、罪に問われるであろうと頭ではわかっていても。しんどい時こそ、それがお守りの代わりになったりするのではないのか。手
訪問ありがとうございます♪精神障害と発達障害をもつ40歳主婦の蒼井です日々の暮らしのなかで感じたこと、気づいたことなどを綴っていきます読書記録になります。今回は、乃南アサさんの【ピリオド】40歳ともなると、自分自身のライフスタイルや親兄弟の体調など、気になることが多くなりますよねこの小説を読んでいくなかで、人の死、とくに身近な人の死というものについて、思いを巡らせてしまう場面が多くありました。身近な人といっても、親や兄弟などの親族だけではなくて付
家裁調査官・庵原かのん(新潮文庫)Amazon(アマゾン)少年少女たちは、なぜ罪を犯してしまったのか?その真の原因を探るのが「家裁調査官」である。福岡家裁北九州支部の調査官・庵原かのんは、自転車窃盗、JKビジネス、バイク暴走、女性暴行など数多くの事件に直面していた。当事者である子どもたちの声に耳を傾けるうちに、彼女はそれぞれの事件の”深い根”に気が付き、そして‥。心理描写の名手が満を持して放つ、待望の新シリーズ。
「少年と犬」馳星周第163回(2020年上半期)直木三十五賞受賞作。6編からなる連作短編。東日本大震災で飼い主を亡くした犬の「多聞」とそれに関わる人々の物語を描く。死を渡り歩く犬。途中から、悪い意味で淡々としてきたかな、と思ったけど最後の「少年と犬」が感動的だった。読後感も良かった。「凍える牙」乃南アサ第115回(1996年上半期)直木三十五賞受賞作。深夜のファミリーレストラン客の男性の体が突然発火して焼け死ぬ事件が発生する。死体には大きな犬に噛まれたような咬み痕があった。機