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吉野源三郎「君たちはどう生きるか」の岩波文庫版をやっと読んだ。▼吉野源三郎「君たちはどう生きるか」岩波文庫1982そもそもこの本を知ったのが、2017年に漫画版が売れて話題になっていたからであった。▼吉野源三郎(著)羽賀翔一(画)「漫画君たちはどう生きるか」マガジンハウス2017名著と言われているというのに知らなかったし、今の時代に古典を漫画にして売れるなんてどういう本なのだろうと思った。そして時は流れ、2023年に宮崎駿監督の映画「君たちはどう生き
『丸山眞男“雑談集”』をハードカバーで出す意味はあったのでしょうか?「貴重な資料」?紙資源は大切にしたいものですね?[2025・11・12・水曜日]塩川伸明氏の『脱領域の読書あるロシア研究者の知的遍歴』(人文書院)を以前読みました。長年ソ連・ロシア研究に携わってきた著者が自らの学問的基盤を振り返り、その知的遍歴をたどる読書録--とのふれこみです。その読後感はすでにマイブログ(2025・10・9)で紹介ずみです。その塩川さんの本の中で『丸山眞男集別集第四巻』『第五巻』(岩
JamesSetouchi2025.10.20他の頁に書いたものだが長くなったのでこの部分だけ再掲する。石破首相戦後80年所感2025(R7).10.102025.10.10、石破首相が「戦後80年所感」を発表した。日経新聞のサイト10.10の夕方18:09に全文載っているので御一読下さい。近代日本の歴史を振り返り、石橋湛山(たんざん)、吉野作造(よしのさくぞう)、清沢洌(きよし)、斎藤隆夫といった優れた先達(せんだつ)にも言及しながら、戦前のように軍が暴走しない
平川祐弘氏の『一比較文学者の自伝上』を読んで。痛快無比の一冊。自叙伝分野で今年のマイベスト3に入るのは間違いありません![2025・8・31・日曜日]1931年東京生まれの平川祐弘氏の『一比較文学者の自伝上』(飛鳥新社)を読みました。700頁近い大著(まだ下巻があります)でしたが、一気に読了。痛快無比の一冊でした。一比較文学者の自伝上巻Amazon(アマゾン)一比較文学者の自伝下巻Amazon(アマゾン)竹山道雄と昭和の時代戦後の
こんにちは!今日は、日本を代表する思想家、丸山真男さんの素敵な言葉たちをご紹介します。丸山真男ってどんな人?丸山真男さん、って聞いてもピンとこない人もいるかもしれませんね。彼は、戦後の日本を代表する政治思想家であり、東京大学の名誉教授でもありました。日本の近代化や民主主義について深く考察し、数多くの著作を残しました。彼の思想は、今もなお多くの人々に影響を与え続けているんです。丸山真男の名言たちそれでは、丸山真男さんの心に響く格言をいくつか見ていきましょう!1.「人間は、不断
歳と共に音樂の聽き方が変はって来た。昔は上っ面で聽ひていて是は凄い!と感動していたやうな気がする。今は静かに沈潜して曲や演奏の本質を聽こうとしている。眼が悪くなったので心で聽こうとしている。進む道を間違えたと謂ふ政治思想史研究者の丸山真男は「ベートーベンのエロイカから音樂は意志をもちはじめた」と謂ふ。「モーツァルトの晩年の音樂にもベートーベンの出現を予測するするような響きがありますね。ニ短調のピアノ協奏曲とか。でも音樂が『意志』とか『理想』とかを持って動き出したと謂う感じはないですね
「青春18切符」で行こう「2025夏」とはならないでしょうか?原武史さんの鉄道コラム本で知る「中国・北朝鮮」と「日本」の異なる体制とは?[2025・6・4・水曜日]2025年6月1日から、乾正人氏の『令和阿房列車で行こう2025』の連載が始まったのを読んでいます。冒頭一回目で、「鉄道ジャーナル」が休刊している事実を知りました。乾さんは、この雑誌の愛読者で、級友たちが「少年ジャンプ」を立ち読みしているのを見て「お子さまだねえ」と哀れんでいたそうです。「少年ジャンプ」が創刊(昭和
*丸山真男「日本の思想」要約*丸山真男「日本の思想」考察*丸山真男の「洪水型」/「雨漏り型」と「ササラ型」/「タコツボ型」*丸山真男の「~である」こと/「~をする」こと*丸山真男の「なる」「うむ」「つくる」*丸山真男の「超国家主義の論理と心理」*丸山真男の本意~・~・~これまで、丸山真男の『日本の思想』(1957年)に収録された、《Ⅰ日本の思想》・《Ⅲ思想のあり方について》(ササラ型とタコツボ型)・《Ⅳ「である」ことと「する」こと》を、取り上げてきましたが、ここでは、私にと
下記の商品は本日入荷したホンの一部です。大阪駅前第3ビル地下2階・永井古書店店頭でも購入できますがインターネット通販サイト「日本の古本屋」でのご注文が確実です。http://www.kosho.or.jp/「日本の古本屋」で当店の商品がヒットしない場合は売約済みか売り切れです。『丸山真男集』(別巻共全17冊揃)1995~1997年、岩波書店刊全館月報付き、函天背ヤケ、本体は美本旧セット定価63,490円特価5,610円『忠臣蔵』(全5巻揃)八切止夫著
本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、加藤周一・木下順二・丸山真男『日本文化のかくれた形』武田清子編、岩波書店、1984年タイトルにもなっている「日本文化のかくれた形」というテーマに即して、評論家の加藤周一、劇作家の木下順二、政治学者の丸山真男の三氏が行なった講演を一冊にしたものが本書です。日本文化の「かくれた形」とは、ユングの心理学で言うところのアーキタイプス、すなわち「元型」などと訳されている概念のことを指すようで、上記三氏は日本文化に通底する祖型のよ
岩下明裕氏&竹中英俊氏共編の『日本政治学出版の舞台裏編集者竹中英俊の闘い』(花伝社)はタイトル通りの本でした!京極純一、升味準之輔、佐々木毅、猪口孝から秦郁彦まで……。みんな東大出版会から本を出して偉くなった?[2025・5・8・木曜日]日本政治学出版の舞台裏:編集者竹中英俊の闘いAmazon(アマゾン)岩下明裕氏&竹中英俊氏共編の『日本政治学出版の舞台裏編集者竹中英俊の闘い』(花伝社)を読みました。これはとても面白いというか、興味深い本でした。帯の文は以下の
先日のこのブログで話題にした、出版社に勤めるA氏が高校時代の国語教師の雑談で感銘を受けたという、丸山真男の『「である」ことと「する」こと』を読んでみた。岩波新書『日本の思想』の第4章である。わたしは子どもたちに国語を教える上で、文の型が2種類であることを意識するように指導している。「AがBする」と、「AがBである」の2種類である。まとまった文章についても、この2つの型はあてはまる。物語文は「AがBする」型であり、説明文や論説文は「AがBである」型である。この二つ
28日(日)の天声人語は、「積ん読」についてであった。買ったものの読まないままの本が積み上げられていく、積ん読、である。こんな内容である。積ん読にはいつでも読めるという幸福感と読んでいないという罪悪感がある。石井千湖著『積ん読の本』には、服部恵典氏の「自分のための図書館を建てている」という名言がある。わが図書館は連休中に増築されそうだ。わたしも、積ん読派である。書斎の本棚を埋め尽くしている本のおそらく半数くらいは、未読である。買ったことを忘れている本もある。欲
以下、有料メルマガ『からだと心と魂を豊かにする読書生活』2月15日・21日合併特大号からの転載になります。(ただし、*マークと下線の部分で示した箇所のみ転載にあたり加筆修正されています)睡眠中に起こること―「大天使」とのコンタクト寝ているあいだに私たちは、ベッドに物質体(肉体)とエーテル体を残してアストラル体と自我だけが向こうの世界(霊界、アストラル界など)に移行しています。そこで大天使がコンタクトしてきます。そして、アストラル体をとおして持ち運ばれた「理想主義的な高揚」の〈ひび
これは、文字言葉の発明や構造主義の無意識の記号的起源とも結びついて、ソクラテスや本居宣長、ベルグソンが強く憂慮、批判した哲学の根本問題です。その批評的生態を、柄谷行人論でつぶさにご覧ください。次へリンクを柄谷行人論--批評のデカダンス.pdfdrive.google.com
1)日本は蛸壺文化の国である日本の文化が蛸壺的であることは、丸山眞男によって指摘されている。日本の学問や文化や組織は、専門化が進み、それぞれがその中で集団を作り、部門間相互の意思疎通が困難であるというのである。(ウィキペディア参照)「逆説の日本史」で有名な井沢元彦氏は、日本の歴史学者における蛸壺化について述べている。それによれば、日本史と世界史は全く別学問として存在し、日本史に世界の歴史の中の日本という視点が反映されているように感じないという。更に、時間軸に対応して多くの専門に分断
柄谷行人批評の本質は、文字言葉への極端な依存関係が、宿主に光合成まで依存して機能麻痺した寄生植物の様に、常識の光を利用不能にしている事にある。それは、大常識家のゲーテが言うように一種の主観主義である。「後退と解体の過程にある時代というものはすべていつも主観的なものだ。が、逆に、前進しつつある時代はつねに客観的なものを目指している。」(エッカーマン『ゲーテとの対話(下)』柄谷の記号主義的な文芸批評は、一種の言語ゲームであって、本ブログ掲載の「小林秀雄論ーー方法と
JamesSetouchi2024.9.8法・政治池上彰『世界を動かす巨人たち<政治家編>』集英社新書2016年4月1著者池上彰1950年~長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授。73年慶應義塾大学卒業後、NHK入局。94年から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。著書『伝える力』『そうだったのか!現代史』『知らないと恥をかく世界の大問題』『おとなの教養』『世界を動かす巨人たち<経済人編>』ほか多数。(集英
JamesSetouchi2024.9.8湯浅誠『ヒーローを待っていても世界は変わらない』朝日文庫2015年(2012年に単行本で出て、補章を加えて2015年に文庫化した。)1著者湯浅誠(1969年~)東京生まれ。社会活動家。東大卒。95年からホームレスの支援活動を始め、貧困問題に関する活動と発言を続ける。2008年「年越し派遣村」村長。09~12年、民主党政権下で内閣府参与。13年4月から朝日新聞紙面審議委員。14年4月から法政大学現代福祉学部教授。著書『反貧困』『
風邪のため職員会議を欠席、事務局で留守番をしていた私に電話がかかってきた。すぐ職員会議場に来いとのこと。向いの学園本部館に行くと、居並ぶ職員たちの脇から檀上の理事長へ導かれ、私の名前とともに「学園本部財務部勤務を命ず」との紙を渡された。初めてもらった辞令である。会議はそれで終了、事務局に戻るとあたりは人事の話で騒然、私は何がおこったのかわからないが、とにかく明日からは大学事務局ではなく学園本部とやらに出勤するのだと言い聞かせて帰宅した。翌朝湯沸室から自分の湯飲みだけ持って、学園本部館(かつて私が
「人は鶏犬の放たるること有らば、則ち之を求むることを知る。心を放つこと有りて、而るに求むることを知らず。」(孟子・告子編)(人は(飼っている)鶏や犬が逃げ出すようなことがあれば、すぐにその逃げた鶏や犬を探し求めることを知っている。(しかし)心を放ち失っても、それを探し求めることを知らない。)今、丸山真男の「「文明論之概略」を読む中」(岩波新書)を読んでいる。8年ほど前にブックオフで3冊300円で購入。積読消化で今2冊目だ。こんないい本が300円で買えたのは僥倖だった。福澤諭吉の「文明
好きな恋愛映画は?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう鶴屋南北『東海道四谷怪談』と、丸山真男『超国家主義の論理と心理』を同時に読んでたら、なんか頭がくらくらしてきました。。。ことばは自由だ。俺の脳がついていかれないだけで。で、恋愛映画すか?まずはこれ。◆ヴィム・ヴェンダーズ監督『パリ、テキサス』(1984)オープニング・シーン。Paris,Texas-Opening(Full)Openingscenefrom"Paris,T
今回紹介する記事は2024年2月22日付けの「毎日新聞」の記事です。【早野透さんの本】というタイトルで、東京学芸部吉井理記氏が、永田町や霞が関を取材する記者こそ、政治家どもを叱り飛ばさなければならないことについて、紹介しています。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読んでほしいブログについて(1)内容の
今回紹介する記事は2023年5月27日付けの「毎日新聞」の記事です。【広島サミット再論】というタイトルで、専門編集委員伊藤智永氏が、原爆のよほど得体のしれない怖さ、原爆を戦争と同列に語るな、岸田翔太郎は広島ブランドで議員を画策していることについて、紹介しています。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読
44才Mrガチぼっちの「ありのこ」です。ご機嫌いかがでしょうか?前回は池田信夫「丸山眞男と戦後日本の国体」という本から話をしました。「無様な負けぶりになる戦争を何故したのか?」について。丸山眞男が「なりゆきといきおいを理由に挙げている」と言うのが前回のお話でした。「なりゆきといきおい」で日中戦争を泥沼化させ太平洋戦争に突入しフルボッコになって負けたのは「合理性の欠如」と言って良いでしょう。今回はもう1つ「合理性の欠如」の話をします。丸山眞男は「無様
44才Mrガチぼっちの「ありのこ」です。ご機嫌いかがでしょうか?池田信夫「丸山眞男と戦後日本の国体」を読みました。この本では「なりゆき」と「いきおひ」の話が出てきます。「いきおひ」は「いきおい」のことなので「ひ」ではなく「い」と以後書きます。1914年生まれの丸山眞男(まるやままさお)。東京大学の名誉教授にまで上り詰めました。政治学者として戦後日本にものすごい影響を与えますが、今はもう忘れ去られていますよね。丸山眞男は1914年生まれなので戦争体験があります。
いわば、丸山や大塚が「近代」という言葉で述べていたものは、西洋の近代そのものではなかった。それは、悲惨な戦争体験の反動として夢見られた理想の人間像を、西洋思想の言葉を借りて表現する試みであった。「個」の確立と社会的連帯を兼ねそなえ、権威にたいして自己の信念を守りぬく精神を、彼らは「主体性」と名づけた。そうした「主体性」を備えた人間像を、丸山は「近代的国民」とよび、大塚は「近代的人間類型」とよんだのである。すなわち、戦後思想のキーワードともいえる「主体性」とは、戦争と敗戦の屈辱から立ち直るために
ちなみに、右翼のイデオロギー及び精神的傾向は、以下のようにまとめられています。(丸山真男氏)(1)他のあらゆる忠誠に対する国家的忠誠の優先(2)平等と国際的連帯を強調する思想や宗教への憎悪(3)反戦平和運動に対する反感情、「武徳」の賛美(4)国家的「使命」の謳歌(5)国民的伝統・文化を外部からの邪悪な影響から守れというアピール(6)一般に権利よりも義務、自由よりも秩序の強調(7)社会的結合の基本的紐帯(ちゅうたい)としての家族と郷土の重視(8)あらゆる人間関係を権威主義的に編成
2月19日の産経電子版のスクラップ20220219【産経抄】国会議員の免責特権.pdfdrive.google.com20220219【朝晴れエッセー】息子の帰省.pdfdrive.google.com20220219【田村秀男の経済正解】米利上げが招く習近平政権の悪夢.pdfdrive.google.com20220219【記者発】新聞で漫画の記事を書く理由・本間英士.pdfdrive.google.com20220219【ソウルからヨボセヨ】マスク主義疲れ・黒田