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ヴィオラは弦楽器の中でも中音域に魅力を発揮する楽器です。その音はいぶし銀とも言われる事もありますがなんのなんの,特に中音域は他の楽器に無い音色でなかなかにロマンチックなのです。グラズノフ(AleksandrKonstantinovichGlazunov)のヴィオラとピアノのためのエレジーOp.44はヴィオラの郷愁とロマンチック性を引き出す曲です。良い音が聴けるのと楽譜付きをメモしておきます。A.Glazunov:Elegyop.44Viola:林曔瀚(Ching-HanLI
合奏仲間にヴィオラの人がいないのでヴィオラパートを第3ヴァイオリンとして演奏したい。ヴィオラ譜をヴァイオリン用に高音部記号に書き換えられないか,との相談でした。ヴィオラの譜面は中音部記号と高音部記号で書かれているので,ヴィオラ弾きは中音部も高音部も読めますが,ヴァイオリン弾きにとって普段見ない中音部記号を読みながらヴァイオリンを弾くのはなかなか至難の技になるようです。課題曲はバッハの管弦楽組曲第2番,オーバーチュアを除いて舞曲だけ,それもヴィオラだけならなんとかなりそうでした(^^;;;
TEDxTalksでジェニファー・スタムさんが「不完全な楽器」ヴィオラへの愛を語っていました。一聴する価値がありますね。また,彼女はヴィオラを「弦楽器族の真ん中の子」とも呼んでいるようです。英国の作曲家ブリテンは母親から「作曲家になるならヴィオラを習いなさい」と言われて,小さい時から習っていたそうです。ヴィオラは音色や表現力に加え,合奏の中でも重要な音を出していますね。下の楽譜はヴァイオリン(高音部記号),ヴィオラ(中音部記号),チェロ(低音部記号)で合奏する例です。最初の小節は3つの