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推理小説の実写化なのでネタバラシはなしの方向で(苦笑)主人公:江南くんは名探偵コナンじゃなくて、シャーロック・ホームズのコナン・ドイルの『コナンくん』です。奥智哉くんが演じていますが、すごく可愛いです。推理小説好きのオタクな大学生。コナン君の相方の島田潔:自分はプータローで実家がお寺で、兄が犯罪心理学者で、弟が刑事。お寺は誰が継ぐのか住職がしっかりしているので島田本人は風来坊な感じです(苦笑)何にでも首を突っ込んでくるのは浅見光彦だけど、浅見よりも人の領域にグイグイ来る感じです
(画像はAmazonの商品ページからお借りしています)さて今年もあと一月半ほどになりましたそこで年内残りの時間は買って長らく放置したままの積書の中から選ぶことにということで、第一弾は色々迷ったのですが綾辻行人氏の館シリーズに中でも一番の大作であると思われるこれに決めました文庫版で全4巻巻ごとでバラツキはありますが少ないものでも400ページ以上あり今回の1巻目は590ページでした私としては京極夏彦氏の作品で慣らされてきたこともあり気にはならない厚さで
『暗黒館の殺人(四)』綾辻行人著講談社文庫【内容(「BOOK」データベースより)】血塗られた浦登家の系譜を受け継ぐ者は誰?漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが…。空前の本格&幻想ミステリ巨編二六〇〇枚、ここに堂々の完結!恩田陸、京極夏彦、宝野アリカ、奈須きのこ各氏の「特別寄稿」を収録の最終巻。読み終えた。なんと2600枚の完結って書いてあるね。長かった。この長さにも訳がある。回想シーン
『暗黒館の殺人(三)』綾辻行人著講談社文庫4連作『暗黒館の殺人』の三巻目【内容(「BOOK」データベースより)】恐ろしき浦登家の秘密がついに語られる。十八年前の“ダリアの日”に起こった不可解な事件―初代当主・玄遥の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!?死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺れ深まり…美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う。ついに明かされる浦登家の秘密。空前の巨編、いよいよ佳境へ。(全四巻)
『暗黒館の殺人(二)』綾辻行人著講談社文庫4連作『暗黒館の殺人』の2巻目【内容(「BOOK」データベースより)】食したまえ、この肉を…浦登家の面面が唱和する。〈ダリアの宴〉に参加した中也の身には何が?激しい嵐で外界と途絶された中で、ついに勃発する不可解な連続殺人。その被害者は?その犯人は?その動機とは?…謎は複雑怪奇に絡み合い、暗黒館の闇とともに、ひたすら深まりゆく!!(全四巻)「ダリアの宴」で乾杯の葡萄酒、ざらざらした感触と金臭くサビ臭い
はじめて「あの一行」を読んだときは、驚きのあまりおよそ人語とは思えない奇声を発して魂消たものでした。それから数年経って『奇面館』まで読んだうえでの再訪ですが、改めて読み直してみてもやっぱり最高です。全てを把握した状態で読んでもストーリー自体が面白いですし、むしろ読み進めるにつれ、自分はいま「あの一行」に近づいているんだ、という感覚が込み上げてきて何とも言えず辛抱たまらないものがあります。「あの一行」は、いま読んでも矢張りゾクッと来るものがありました。異端の建築家・中村青司
綾辻行人「水車館の殺人」読了。「十角館の殺人」は本当に素晴らしかった。次に読もうとしていたのは「迷路館の殺人」。こちらもぞくぞくするほどおもしろそうだ、途中まで読んだのだ。だけど待てよ、建築家中村青司の「館」、探偵役に「島田潔」、これはシリーズ?順番に読むべき?と思い間の一冊「水車館の殺人」を読んだ。うーん、イマイチだった。本格ミステリの構築美っていうのは、確かに工夫が感じられるけど、「十角館」に勝るとも劣らず衝撃的かと言うと、そんなことはない。さっ、「迷路館の殺人」読むぞ!
綾辻行人さんの『迷路館の殺人』読了いたしました。館シリーズの1位は、やはり『十角館』ですが『迷路館』は2位だと思います改めて、好きだなぁって再確認しました作中作の面白さにもハマりましたし、二重三重の仕掛けも本当に面白いですあの方にとっては、大きな転機になった作品でもありますねあと、超素朴な感想ですが迷路館は廊下掃除が大変ですよね毎日掃除していたら、道順は覚えてくるのかもしれませんが••凄い距離ですフミヱさん、毎日お疲れ様です中村青司さん設計の館は、どれも面白くて魅力的です
再訪の『人形館』。『奇面館』まで読んだうえで戻ってまいりました。シリーズを見渡してみても色々な意味で特異な存在として捉えられるかもしれませんが、自分はこの館が特に贔屓です。暗さを湛えたモノローグや甦ってくる忘却の声。随所で覚えるインセイン感や全体を纏う陰気臭さと厭世感が欣喜雀躍辛抱たまらないものがあります。[梗概]今回の御宅は京都府京都市左京区通称「人形館」。父の自殺の翌年、ひとりごの飛龍想一は、母代わりの叔母とともにその館に移り住むことになる。名前のとおり随所に不気味なマネキン人
「館」シリーズはビックリがいっぱい。[梗概]今回の御宅は兵庫県A**市六花町に門を構える古屋敷邸通称「びっくり館」。この町に引っ越してきた小学六年生・永沢三知也は、その館に住む同い年の少年・古屋敷俊生に出会う。その偶然のめぐり会い以来、三知也と病弱で外出もままならない俊生は少しずつ友情を通わせていく。そしてその年の12月12日俊生の誕生日、三知也と同級生の湖山あおい、俊生の家庭教師である新名努の三人は誕生パーティーに招かれる。だが、そこで彼らが目にしたのは「びっくり館」の主人・古屋敷龍平
奇想天外な館も九作目ですが、シリーズとしては今のところの最新館だそうで、ついに追い付いてしまったなぁと云う感慨があります。今回は文字どおり奇しい仮面の館であり、なお且つそこで催される会合がこれまた奇天烈で、随所で奇しさを纏う実に好きな趣きでありました。施されている仕掛けも、例によって皆目見破れず、すっかりハマってしまったものでした。[梗概]小説家・鹿谷門実は、知り合いの怪奇小説家・日向京助の舌先三寸に唆され、彼の代わりに「奇面館」で催される集いに赴くことになった。いつものとおりその
「館」も七件目になりますが、今回は森羅万象すべてが暗黒色のお宅でした。全四巻。解説やあとがきも含めれば、2200ページにも及び現時点において最長編の「館」になります。熊本県の奥深い山中に聳える「暗黒館」。大学生・中也は、館の当主の息子である玄児に誘われ彼の帰郷に同道する。そしてお目文字したのは、際限なく暗黒を湛えた東西南北に棟をもつ館。そこに住まうは、当主をはじめ、心を壊した玄児の継母、妹である異形の双子、奇病に侵された少年を含む使用人たちなど、いわくを抱えていそうな者ばかり。
綾辻行人さんの館シリーズ、まだ二作目ではありますが本気で面白いですっもしももしも・・・私にもミステリを書く才能が眠っているとしたら。。その道も凄く素敵で面白いと思う現時点では、大した文章は書けないけど『書くこと』は昔から好きで、小学生の頃の将来の夢はミステリ作家でした人生はまだまだどうなるかわからない5年後、10年後、20年後、30年後の人生が楽しみで仕方ないことだけは確か音楽にしても、本を書くにしても表現したり、創造したりする面では共通していると思う。私はそんな仕事がしたい