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歌舞伎座での「加賀見山再岩藤」の続きは、三幕目から。多賀家奥殿には、岩藤の亡霊に悩まされる姫。仕える奥女中の歌女之丞はしっかり、姫の男寅は弱め。そこに、初代とそっくりそのままの、二代目尾上の時蔵。威厳と貫禄の中に、忠義さがあります。それを支える腰元に、京妙、芝のぶ、梅乃、桐乃亮、更に隆松、京由、やゑ六、彌光とはうれしい。やっぱり大時代な芝翫の弾正が上使で来て、尾上を責めていると、突然真っ暗になり、ひゅーどろどろどろ。明るくなると、出たっ、岩藤だ。自分は忠義で、尾上が謀
歌舞伎座での三月大歌舞伎に、昼、夜連続で行ってきました。今回は、黙阿弥作の通し狂言が2本、揃いました。まずは、「加賀見山再岩藤」から。お正月の新国立劇場での、「旧錦絵」の記憶も新しいところ。二代目尾上は、初代と同じ時蔵です。亡霊として蘇る岩藤と、悲劇に巻き込まれる忠臣の又助は、松緑と巳之助のダブルキャスト。発端では、多賀家の門前で、腰元5人が事情を語る。リーダーは、最近中心になることが多い鴈乃助。そこに、扇乃丞、春之助、扇嘉、春江の東西合同チーム。それぞれが個性を出
壽春鳳凰祭幕見席が大盛況なんて思っていたら開演と同時に男が大声出す何やら注意されてのことらしく反抗していたしかしスタッフの方は冷静な対応周囲の男性客も臨戦態勢男は退場したスタッフの方も同行する大丈夫かしら?****それ見て色々考えていたら舞台を見るのを忘れていたいつの間にか高砂屋が登場しているこの20分足らずの舞踊のためにこれだけの人数を揃えて色々拵えて費用対効果はど
面白い!意外に骨太な芝居で見応えがあった2021年に見たときはダイジェスト版?坂東巳之助が飛んだとこ以外は全然覚えていない------岩藤・又助は紀尾井町!彼の発声発音がすごく良いあとは”麗らかさ”があれば彼の師匠の七代目片岡仁左衛門亡くなった中村吉右衛門名人、師匠たちのあの”ツヤ”が欲しい中村虎之介や中村芝翫との会話で聞き比べるとよく分かる------邪霊復活の骨合
「加賀見山再岩藤」歌舞伎の通称「骨寄せの岩藤」は、なぜか何回か観ることがあり、その前の「鏡山旧錦絵」は、文楽で観ていました。今回は、一月に「鏡山旧錦絵」を観ましたので、より解りやすく面白く観ました。骨寄せの場面も面白いことですが、岩藤が気持ち良さそうに桜の山を宙乗りしていくところが好きです。一月に引続き、時蔵姐さんが格好良く、七代目菊五郎さんのお声も元気で、結構でした。
猿若祭二月大歌舞伎夜の部。一、一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)陣門・組打中村勘九郎丈、中村勘太郎丈、中村種太郎丈、中村秀乃介丈、坂東新悟丈ほか出演。二、雨乞狐(あまごいぎつね)中村七之助丈、中村勘九郎丈ほか出演。三、梅ごよみ(うめごよみ)中村七之助丈、中村時蔵丈、中村隼人丈、中村橋之助丈、中村莟玉丈、上村吉弥丈、中村又五郎丈ほか出演。
新春浅草歌舞伎【第1部】お年玉〈年始ご挨拶〉尾上左近丈。一、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれいしきり)鶴ヶ岡八幡社頭の場。市川染五郎丈、市川男寅丈、中村鶴松丈、中村吉兵衛丈、尾上左近丈、中村橋之助丈、中村又五郎丈ほか出演。二、上、相生獅子(あいおいじし)中村鶴松丈、尾上左近丈。下、藤娘(ふじむすめ)中村莟玉丈。
チケット発売日だと夕方に気付いたいかんいかんとはいえ毎年もっと遅い時期に買っていた気がするしかし安い席は結構無くなっていた従来より売れ行きが良いのかなゴールド会員の日なので購入者は「国宝」ブーマーではない若手への期待値が高まっているのか☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️
初越谷!播磨屋さん御一家の巡業に行ってきました。とうかぶの余韻を引きずって思わずチケット申し込み〜乗り換え1回だけで案外行きやすかった〜駅から近かったので道に迷うこともなく‥無事に到着18列目でした階段の段差が思いのほか高くて、1歩目が危なかった◆上演時間泥棒と若殿1時間15分幕間25分華競芝居賑お祭り30分◆みどころ一、泥棒と若殿(どろぼうとわかとの)金目のものを探しに、荒れ果てた御殿に忍び込んだ泥棒の伝九郎は、一人の侍と出くわします。ここには金も食べ物もな
歌舞伎を観に行くことになりました。もとは伯母が鑑賞しようとチケットを購入したのですが、あいにく公演の日に急遽仕事が入ってしまったためにやむなく断念。では母に代わりに観てもらおうとチケットを郵送したのですが、母もその日は仕事があり行けません。と、いうことでチケットは私のもとに流れてきたわけです。「え〜…僕あんまり歌舞伎とか興味ないんだけど」「なに言ってるのよ。大学生なんだし、少しは古典芸能に触れて奥ゆかしさというものを養いなさい。あとチケット代もったいないし」絶対本音は「チケット代もっ
今月は歌舞伎デトックスかなり気分がスッキリしている意図的にルーチンを放棄するって断捨離と同じ心境かもしれないが、全くのゼロ歌舞伎でもないのですファスティング中でも補給は必要なの新越谷に初めて来たチャリで1時間の距離運動がてら・・と思ったけど万が一のトラブル回避で東武線快速で移動した15分で到着!早いだけではないぞ!木戸銭が安い2階席が1500円又五郎ファミリー公演
令和七年度全国公立文化施設協会主催松竹大歌舞伎藤沢公演2025年10月31日【公演日】2025年10月31日(金)1回公演【公演場所】藤沢市民会館大ホール(藤沢市鵠沼東8-1)【出演者】中村又五郎中村歌昇中村種太郎中村秀乃介中村種之助【演目】第1部泥棒と若殿(どろぼうとわかとの)【あらすじ】金目のものを探しに、荒れ果てた御殿に忍び込んだ泥棒の伝九郎は、一人の侍と出くわします。ここには金も食べ物もないと言うこの男は、実は若殿の松平成信
加齢なる一族、七月大歌舞伎夜の部に行きました一、鬼平犯科帳血闘初夏の江戸を舞台に、火付盗賊改方長官の長谷川平蔵(松本幸四郎)、そして、平蔵を慕う同心と密偵たちが兇賊に立ち向かう…。時代小説の大家・池波正太郎が生み出した傑作『鬼平犯科帳』を歌舞伎座で観られること、本当に楽しみでした。私が、吉右衛門さんで鬼平犯科帳を観たのは、え~、平成21年!!いったい何年前なの??吉右衛門さんご存命中に、もう1度演じて欲しかったです・・・。尚、この血闘は、本所の銕(銕三郎)と呼ば
夜は、何と言っても2組のカップルでは!「鬼平犯科帳」は本所の銕(染五郎)と少女のおまさ(ぼたん)、「蝶の道行」は助国(染五郎)と小槇(團子)。染五郎は、両手にハナ状態⁉序幕(にしては長め)で、元盗賊のたずがねの忠助(門之助)の娘おまさは、「初恋」とすら言えないような淡い思いを抱き、本所の銕(後の長谷川平蔵)が気になっている。無頼を気取り屋敷を飛び出し、忠助の居酒屋に入り浸っている銕三郎に意見する場面。おまさのぼたんの強さが、銕三郎に迫っていきながらも自分の気持ちに戸惑っている感じで良かった…
歌舞伎座の七月大歌舞伎、夜の部の「鬼平犯科帳」の続きです。時は流れて、平蔵の役宅では、同心らが剣術の稽古中。中車、吉之丞、吉三郎、吉二郎が揃う。又五郎は彦十に回っても、お馴染みの面々がほぼ揃いました。中車が初心に帰っての(?)剽軽ぶり。同心らに絡みながら楽しそうなのが、幸四郎の平蔵。それに優しく寄り添う、久栄の雀右衛門。声を丸くとり、品を作るさまで、幸四郎に甘えさせている感じが、雀右衛門の演じ方。これは新鮮。圧倒的な存在感で場をリードした吉右衛門はさておき、幸四郎は
「鬼平犯科帳」吉右衛門さんの姿をついつい探してしまいます。映像が染み付いているので、少々戸惑いましたが、又五郎さんの相模の彦十はよかったかしら。忠吾にしてはしっかりしすぎてますよね、吉之丞さん。「蝶の道行」綺麗な二人(ついこの前まで少年だったのに、すっかり綺麗な青年になって…)の美しい踊りで、気持ち良く銀座の街に出ました。そうしたら、三越にお化け提灯がありました。夏の宵。
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座六月大歌舞伎昼の部車引菊之助=梅王丸鷹之資=松王丸吉太朗=桜丸種太郎=杉王丸又五郎=藤原時平梅王丸、お声は辛そうではありましたが丁寧に安定感を出し巧く発声していると思いました。ビリビリと弾け歌舞伎座に新・菊之助が響き渡り、堂々と大きく在って、かたちも美しかったです空間を捉え掴まえている感覚見事だと思います時平に使える松王丸を鷹之資風格を感じ立派でした吉太朗の桜丸の憂いある色気は丁寧種太郎がこの日人気で多
歌舞伎座での、音羽屋二代の襲名披露興行。六代目菊之助は、「菅原伝授寺内鑑」の「車引」でお披露目です。荒事と様式美で、役者の味とチームワークを見せる演目。筋隈に三本太刀、次々に繰り出す見得と豪快な飛び六方。やんちゃ過ぎる梅王丸には、菊之助。チャリーンと花道から、のっしのっしと言うより、ふんわりと登場。体が小さく、衣装が重そう。声が枯れ気味で伸びないのは、ちょっと心配。お腹から出す心がけはよし、喉のケアをしっかりとね。それでも、型はしっかり。勉強熱心さが窺えます。
松竹創業百三十周年尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露六月大歌舞伎今回の襲名公演。その主役の一人、尾上菊之助。彼が梅王丸にチャレンジする。今までと色の違うパワフルな役。もう一人の祖父、中村吉右衛門。彼もこの役を演った。そう、今月は播磨屋リスペクトなのだ。先月は「弁天小僧」で近代音羽屋の、そして七代目のリスペクトであった。また令和の新團菊祭でもあった。更に今月は「連獅子」を通して
松竹創業百三十周年尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露團菊祭五月大歌舞伎かっこいい三番叟。これに尽きる。中村又五郎は平安ファッションが良く似合う。彼が持っている扇は金ベースに孔雀。舞に合わせてヒラヒラとそよぐ。これに目を奪われた。米吉ちゃんは金蒔絵の葛籠を持って現れる。すっかり金目のものに目が眩んでいた。そんな自分が恥ずかしくなった。**歌舞伎といえども厳かな時間だ。
物語はシンプルで頭を使わない。スーッと心に入ってきてリラックスして観ていられる。登場人物がそれぞれの経歴に基づく信念を持っている。それがいずれも前向きで、観ていて清々しい。市川中車が朴訥で、忠義に厚い下男を演じる。これが悩める染五郎くんとフィットしてとてもいい。彼はテレビドラマでは、かなりクセのある役を演じていた。今回は、その”クセのある芝居”に前向きさが加わっていた。観ていて心地よく、香川照之時代の味も感じられる。市川中車として、こんな芝居が観たか
国立劇場令和七年初春歌舞伎公演第336回歌舞伎公演通し狂言彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)四幕七場発端豊前国彦山権現山中の場序幕周防国太守郡家城外の場長門国吉岡一味斎屋敷の場二幕目山城国小栗栖瓢箪棚の場三幕目豊前国彦山杉坂墓所の場同毛谷村六助住家の場大詰豊前国小倉真柴大嶺久吉本陣の場尾上菊之助丈、坂東彦三郎丈、中村時蔵丈、中村萬太郎丈、市村竹松丈、市村光丈、坂東亀三郎丈、尾上丑之助丈、尾上眞秀丈、中村梅
仕事に関係ない本が時間の関係であまり読めず、たまに図書館で週刊文春に目を通したり、クロワッサンのレシピ特集を読むぐらいですが・・・今回、数か月ぶりで、純粋なる読書の時間を持ちました。客席でも電車の中でも読みました。楽しいひとときを過ごせました。生きる意欲も湧きました。自分が観た舞台の内情が書いてあってー小道具の誂えに関する苦労話ーへーっと唸ったりもしました。たまの贅沢でこういうことが出来ました。★★★WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。この7月末
昼の部。一、平家女護島(へいけにょごのしま)俊寛尾上菊之助丈、中村萬太郎丈、中村又五郎丈、中村歌六丈ほか出演。二、音菊曽我彩(おとにきくそがのいろどり)稚児姿出世始話尾上右近丈、尾上眞秀丈、坂東巳之助丈、中村橋之助丈、尾上左近丈、中村芝翫丈、中村魁春丈、尾上菊五郎丈ほか出演。三、権三と助十(ごんざとすけじゅう)神田橋本町裏長屋中村獅童丈、尾上松緑丈、坂東亀蔵丈、中村時蔵丈、尾上左近丈、澤村國矢丈、河原崎権十郎丈、中
こんにちはいつもお読みくださりありがとうございます今朝は第29回伝統歌舞伎保存会・研修発表会へ行ってきました午前九時開演(午前八時半開場)早いですねでもこんなに早くから歌舞伎座に居ることが出来るなんて嬉しくてテンション上がっちゃいました!特別なカンジー!😆✨時々、こんな感じ早朝で良いので、お弟子さんたちのショートショート舞踊発表会とか立ち廻りレビューみたいなのしないかな看板出てました☺️㊗️傘のいらない程度の小雨からの曇無料のパンフレット配布ありでしたご挨拶と解説は又五郎
歌舞伎座での錦秋10月大歌舞伎は、夜の部の翌日、昼の部に行きました。まずは、吉右衛門が大切にしてきた「俊寛」、その俊寛は、初役の菊之助です。浅葱幕が落ちると、南海の孤島、鬼界ヶ島。誰もいない砂浜のあばら家に戻ってきたのは、俊寛。年老いた身で憔悴しきった姿。ですが、よろけながらも足元はしっかりして、目もよく見えていそう。細身の体の菊之助が俊寛を演じると、体の奥にエネルギーがあるのを感じるのが不思議。岳父よりも声が軽やか、動きも少しずつ速い。力強さが必要でない分、天然の若さが
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます錦秋十月大歌舞伎昼の部平家女護島俊寛公式初日ダイジェスト映像菊之助さんが俊寛をつとめるとは想像もしたことがなかった現・芝翫や團十郎さんの俊寛を目にしているので外見のやつれはともかく若さのある俊寛は私は初めてではない菊之助さんの俊寛は妙な言い回しだが活き活きとした俊寛で『よく生きている』と感じた。歓びも嘆きも耐えも思いきり生きている男だった。予想以上に情熱的であった。帰りたい気持ちもストレート。弱さもあまり隠さない感じ。
こんにちは坂東玉三郎さんのホームページで「今月のコメント」が更新されていました☺️✨https://www.tamasaburo-bando.com/single-post/2024%E5%B9%B4-10%E6%9C%882024年10月皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。なかなか涼しさがやって来ない9月でしたが、中秋の名月ということで、知り合いの方から頂いたお月様に添えるお団子を子供の時以来のお月見をしながら食べました。9月は歌舞伎座で「妹背山婦女庭訓」の「太宰館花渡し」と
歌舞伎座の秀山祭九月大歌舞伎は、夢枕獏原作の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の続きです。空海が、丹翁から預かった、遣唐使の大先輩、阿倍仲麻呂の手紙を読んでいると、舞台は月夜の三笠山に。この舞台転換とビジュアルの美しさが、歌舞伎の良さ。そこにいた、染五郎の仲麻呂が悲話を語り始める。50年前の安禄山の乱の最中、玄宗皇帝はある方士に騙され、楊貴妃を仮死にして倭に送ろうとする。しかし、楊貴妃は墓の中で目覚め発狂。これが、妻を皇帝に殺された方士の復讐で、楊貴妃と白龍はその子供。つい
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます芝翫さんは無事にアイルランドでの歌舞伎関連交流企画終えられたそうです(万博に向けての交流なのだそうです)共にお仕事した演奏家さんたちのお名前もブログ内オンリーで良いので教えてもらえると嬉しいな助かるなと思っていますさて秀山祭九月大歌舞伎2024昼の部沙門空海唐の国にて鬼と宴す夢枕獏=原作の新作歌舞伎の再演です原作は未読映画版は一度見ました吉之丞さんの演じる橘逸勢と幸四郎さん空海がバディで五十年前の楊貴妃の死の秘密