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分掛は左右に分け広げる能力と上下に分け広げる能力の組み合わせです。左右上下と分け広げることにより、相手は変化に追い付けず破体(ポーティ:体がまとまっていない)となります。左右上下の割合は常に一定ではありません。時には、上下は支える程度にし、左右へ分け広げる能力を拡大させる。また、時には左右を支える程度にし、上下へに分け広げる能力を拡大させる。どちらの能力を拡大させるかは相手の力及び力の方向によって変わります。________________太気拳・意拳拳継聖武会澤井健一先
分掛試力は方は片手は勾掛試力、片手は旋法と考えると取り組み易いかと思います。勾掛の手は勾掛試力より更に腕を旋回させ掌が上を向くようにします。もう片方の腕は旋法のように引き込みながら横へ分け広げます。同時に勾掛の腕も横に分け広げ相手を崩します。________________太気拳・意拳拳継聖武会澤井健一先生より太気拳を、姚宗勲先生より意拳を学んだ太気拳・意拳拳学研究会佐藤聖二先生の拳術を受け継ぎ練習していく会です。埼玉県川越市で毎週日曜日に練習しています。手を触れ、その感覚を
劈で切るときは上げている手を下ろす瞬間から物を切っていると思って下さい。あるポイントに目標物があると思えば目標物に達するまでは力無く惰性で下ろし、目標物と接触して初めて切る力が出ることになります。動かす瞬間には力があり、動き出したら力が無くなり触れたらまた力がある。最初と最後は力があり、中間には力が存在しない。このようなことを佐藤聖二先生は、「力をキセルにするな。」と表現されてました。実戦では相手とどのように触れるか分かりません。どのような態勢でも、どのような瞬間でも力を発することがで
拳学研究会時代に、毎年佐藤聖二先生が北京に連れて行って下さっていた時期がありました。北京では中意武館で姚承栄先生にご指導頂くとともに、承栄先生のお弟子さんとも手を触れさせて頂いてました。当時、中意武館では李全山(リチェンシャン)という人がトップでした。北京に行くと必ず彼と組んでましたが推手も相手を崩すというよりは触れた瞬間に相手を仕留めるというような人でした。先日、元拳学研究会の長谷先生より現在の李全山の映像を送って頂きました。その姿は力強く、そして柔軟で、動きは承栄先生にそっくりで