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中島敦ってどんな人?知っておきたい偉人の魅力皆さん、こんにちは!今回は、日本文学史に名を残す偉人、中島敦についてご紹介したいと思います。中島敦と聞いて、ピンとくる方も、そうでない方もいらっしゃるかもしれませんね。中島敦は、大正から昭和にかけて活躍した小説家であり、その作品は、深く鋭い人間観察と、洗練された文体で多くの読者を魅了しました。代表作には「山月記」や「光と風と夢」などがあり、今なお多くの人に読み継がれています。彼の作品には、人間の内面を描き出す力があり、読む人の心を揺さぶる魅力があ
山月記文学作品の構造1️⃣冒頭作品の始まり枠組(前ばなし)四要素時場人物事件設定2️⃣発端事件(筋)の始まり主要な二つの勢力・性格の最初の出会い(羅生門…下人と老婆・山月記…李徴)説明から描写への最初の移り変わり枠組の終わったところ3️⃣山場の始まりクライマックスを含む事件(筋)の始まり4️⃣クライマックス事件(筋)における最も緊張を高めた頂点事件(筋)が解決から破局へ、破局から解決へと転換した点主要な二つの勢力の力関係が決定的な変化を
『ゼロの焦点』/松本清張『できたてのごはんを君に。』/行成薫『転職』/高杉良『空想科学読本7』/柳田理科雄『エミリの小さな包丁』/森沢明夫『人間じゃない』/綾辻行人『キッチン常夜灯』/長月天音『名探偵の証明蜜柑花子の栄光』/市川哲也『ミチルさん、今日も上機嫌』/原田ひ香『生者と死者と』/エラリー・クイーン『文字禍・牛人』/中島敦『écriture新人作家・杉浦李奈の推論』/松岡圭祐古典シリーズの『ゼロの
濱梨花枝さん。このきれいなお名前は、一時期よく活字で拝見していました。「文芸埼玉」選者など。地元久喜に県立図書館を誘致、行田の古墳には歌碑がある、埼玉を代表する歌人です。本名榎本美佐夫(1912~1998)、生まれは行田。忍高女出身で、19才で久喜の名門に嫁ぐ。歌への想いが捨てきれず、1939年、思い切って上京し与謝野晶子に入門するも、おりしもその翌日、晶子は脳溢血で倒れ、実際に指導は受けることは出来ませんでした。その後も歌を作り続けましたが、名家の嫁としても多忙で、歌
2025年度版馬場あき子の旅の歌29(2010年6月実施)【李将軍の杏】『飛天の道』(2000年刊)175頁参加者:Y・I、T・K、曽我亮子、T・H、藤本満須子、渡部慧子、鹿取未放レポーター:T・H司会とまとめ:鹿取未放221李夫人の兄李将軍そのひと生(よ)たたかひて今に杏残せり(レポート)「李夫人」の兄「李将軍」は、その一生を匈奴との戦いに終始し、晩
12月4日が命日・忌日の有名人・著名人1679年満91歳没(?)トマス・ホッブズさん哲学者⇒『トマス・ホッブズ(1588年4月5日生~1679年12月4日没、哲学者)』1696年(元禄9年11月10日)74歳崩御(?)明正天皇陛下第109代天皇後水尾天皇の第二皇女1798年61没(?)ルイージ・ガルヴァーニさん医学者、物理学者ガルバニ電池⇒『ルイージ・ガルヴァーニ(1737年9月9日生~1798年12月4日没、医師、物理学者)』1942年33歳没(気管支
馬頭観音(罵倒観音):馬を自然に模している。珍しい画像である。ロシアの皇帝(ツァーリ)には、酷い者が多い。よく「暴君」という蔑称が与えられる。特に16世紀モスクワ・ロシアのイワン雷帝(1530-1584)は特に評判が悪い。評伝を読むと、若いころは鳥獣を虐殺していたと言うし(よ!酒鬼薔薇聖斗!!)、長男夫婦に疑惑が起こった時もよく確かめずに惨殺している。この記述だけで、イワン雷帝のあらましが解る。興味があったのは、この「雷帝」の由来だが、威圧感と恐怖感を与える人だったので、意訳
やっと昨日ゲーミングPC届いたー!めっちゃ嬉しい欲しかった、でも買おうかめっちゃ迷ったこの2年間くらいだって高いんだもんしかも、色々あるじゃんスペックそれも難しくてだからもう、色々見すぎたら余計わからんくなるから欲しいと思ったやつ全部買った莉穂が欲しいものは全部必要なものやから無駄とかない中島敦のように「自分のした事に就いて後悔したことはなかった。しなかった事に就いてのみ、何時も後悔を感じていた。」ということがないように生きただけいいスペックのパソコン買ったよ
昨日今日の2日間、京都学習センターでの面接授業受けました。勉強した作品は、ごんぎつね新美南吉走れメロス太宰治山月記中島敦夏の花原民喜赤い繭安部公房美神三島由紀夫鏡村上春樹でした。全て一読しておくようにとの指示がありましたので、ネットで取れるものはプリントアウトして、美神と鏡だけは図書館で借りました。どの作品も面白かったです。さて、面接授業はあとひとつ、12月に関東に行きます。関西の
#読書記録佐藤功『教科書御用達小説の主人公はクズでヘタレばかり』河出書房新社2021高校教師による公開講座の書籍化。羅生門、山月記、舞姫、こヽろなど7作を深読み。学校フィルターを排除して読解すると、小説はもっと面白くなる。新たな発見と共に、学校現代文教育の問題点もわかる。NDC910.2**********『教科書御用達小説の主人公はクズでヘタレばかり』高校時代に出会いたかった本。授業の解釈が全く腑に落ちず、現代文にはずっと苦手意識を持ってたので。羅生門とこ
息子の通う塾には宿題を提出するときに、「今週読んだ本」を記載する場所があります(国語の宿題)最近は忙しくて、ゆっくり図書館に行く時間がないけれど読書好きの息子は、毎週何かしらの本を数冊読んでいます1.息子に頼まれた本を図書館で予約して借りる2.塾の推薦図書や話題の作品などで息子が興味ありそうな本を私がチョイスして図書館で借りる3.本屋さんで購入した本4.家にある本☝️こんな感じの中から📕選んで読んでます読んでいる本や作者に偏りがあると感じたのかな国語の先生から、✨志賀直哉✨芥
天は矢張り見ていたのだという考えが李陵をいたく打った。見ていないようでいて、やっぱり天は見ている。彼は粛然として懼れた。中島敦著「李陵・山月記」の中の李陵よりある会社の社内報に、一人の社員が読書について書いた、その中で、この本「李陵・山月記」を薦める文章があった。「李陵」と言う言葉が心に残って離れなかったので読んでみると感動した。すぐにその会社の社内報の編集担当者にメールで感想を送った。メールのやり取りは2~3回あったと思う。そんなこ
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます障害への配慮を求める気持ちと我儘を言っている葛藤とグルグルする野放しの症状ではなくサポートを得られるようになってもそれは、どうしても、だめなのかなこのままずっと三田寛子さん達運営に遠巻きの生殺しにされてしまうのだろうか『人』としてまた向き合ってもらえる日はくるのかなそんな葛藤の中で共感を感じた一冊乙女の本棚シリーズ中島敦×しきみ文字禍王様の命令で文字の精の謎を調べる学者さんが盛大なゲシュタルト崩壊を起こしていく
「複眼的視野」を持っていたい、いつもそう願っている。この本、じつは10年ほど前の新書である。「序章忘れられた植民地を訪ねて」の導入に惹かれて、手に取った。♪「私のラバさん、酋長の娘ぇ、色は黒いが、南洋じゃ美人~♪、なる流行歌(昭和5年)の歌詞は、実話に基づいているらしい。ミクロネシアで島の娘と結婚した実在の日本人(高知県出身の森小弁)がモデルだという。小生もたしかに聴いたことがある😄。「日本からの移民と島民との穏やかで豊かな日々」、「きれいなドレスを着て、パラソルをさし、
中島敦中島敦(1909−1942)といえば、二大中篇小説「李陵」・「弟子」とか高校の教科書によく採用される「山月記」などが有名な小説家で、とくに「李陵」と「弟子」は傑作と言っても良いか、と思えます。人によっては漢文を日本語にしただけ、ということを言うこともありますが、中島敦の場合、そんな批評をする者が「馬鹿に見えるような」作品群なのです。「李陵」のなかで、悲運に襲われた歴史家・司馬遷の歴史眼について、歴史上の人物を記述する際、「あたかも、そこに居合わせたのではない
とうとう、マンガの世界に、「文字を主役にした」作品が現れました。伊藤悠(いとう・ゆう:女性漫画家)が小学館の「月刊!スピリッツ」に連載中の「シュトヘル(悪霊)」です。2012年5月現在6巻まで出ています。第16回手塚治虫文化賞新生賞受賞。(朝日新聞が主催するマンガ賞)シュトヘルというのは、女主人公のあだ名で、史上最強の蒙古族に恐れられた西夏の女戦士です。シュトヘル=悪霊は、だからモンゴル語です。13世紀、蒙古軍の勢いは止めるものがなく、西方の国家・西夏も滅ぼされる淵にいまし
ブログ作成が、出来てないのでためておいた100円ショップなどの写真を、まとめて紹介します買った日が、バラバラなので時系列がぐちゃぐちゃになってたら、ごめんなさい💦「文豪ストレイドッグストレーディング和柄めじるしチャーム」中島敦欲しさに、2個GETしました「めじるしチャーム太宰治&国木田独歩」中島敦は、残念ながら来ず💦「魔法使いの約束」前回なかった、巾着が売られていたので買っちゃった💦「プチ巾着」両面で、楽しめるの良いかも小さいけど、ぬいぐるみとか入れるのに良さそう🧸別
中島敦「山月記」Amazon(アマゾン)★★★★★何度も繰り返し読み聴きしてきた中島敦の山月記。やっぱり素晴らしい。この山月記や中島敦を熱く語り日本語の美しさを教えて下さった聖ヶ丘中学校の栗林昭彦先生を思い出す。自分が心の底から良いと思うものを情熱のままに伝える。先生の理想像のお一人だなぁ。お元氣にされていらっしゃるのだろうか。
すごーーく!お久しぶりです。秋っぽくなってきましたね🍂さて。先月、神奈川近代文学館へ出かけてこちらを見てきました。「中島敦の手紙展~おとうちゃんからの贈り物」♡敦先生は、1941年(昭和16)に女学校を辞めて、南洋庁勤務のため当時日本の統治下にあった旧南洋群島のパラオ(現・パラオ共和国)へ向かいました。滞在中には当時8歳の長男・桓(たけし)と1歳の次男・格(のぼる)にあてて、身の回りの出来事や珍しい南洋の風物についてやさしく語りかけるように手紙を書き送り
今日もご訪問ありがとうございます昨日は新月だったそうですね直観が働いたのか知らぬ間に部屋の模様替えなんかしていましたそして二回目のオイルマッサージを受けに行き心身ともにリフレッシュできました何かいい事が起こるといいな😊その後はまたまた予約本を受け取りに図書館へ!最近黒柳徹子さんのネット番組をよく見ています目についた本を予約したらすぐ順番がまわってラッキー♪番組で紹介されていたアクセサリーやお着物が載っていてファンとしては嬉しい一冊です中島敦
🍁残席状況🍁「朱の会アンコール2025」11/14(金)14時✖︎完売11/14(金)19時✖︎完売11/15(土)12時✖︎完売11/15(土)16時△残り僅か下記フォームから、当日精算でお申込みできます。〈朱の会〉にご連絡でも大丈夫です。080-3723-6009shunokai2017@gmail.com朱の会アンコール2025予約フォームwww.quartet-online.net「あの、教科書で出会った三篇と再会の秋」とサブタイトルを
神奈川近代文学館で催された、「中島敦の手紙展」その講演会に参加した。開場を待つ。題は「南の国の中島敦」さてどんなお話しだろう?高橋源一郎さんは「英雄たちの選択」でゲストとしてときおり出演されている。その洞察力の鋭さに驚かされたことがある。それでお話を聞いてみようと思った次第。現れた。拍手が湧く。にこやかな笑顔で、「ボクはADHDで」と仰る。だからお話はときおり飛ぶだろうと。思いついたことは言わないと気が済まないと。かつて名門大学で記念講演をした。そのテーマとは全く関
中島敦作「山月記」です写真を新しくしております新しい雰囲気でお楽しみください
第1章秀才・李徴――自負と恐れのはざまで唐の時代。その名を知らぬ者はいないほどの秀才がいた。彼の名は李徴(りちょう)。若くして詩文の才能を認められ、科挙(かきょ)にも合格。周囲の誰もが「やがて宰相になる」と期待していた。だが、李徴には一つの欠点があった。――異常なほどの自尊心と、同じほどの臆病さ。彼は心の奥でこう思っていた。「凡人と同じように生きたくない。私は詩人として、名を後世に残すべき人間だ。」しかし、現実の官僚の世界はそんな理想を許してくれない。上司の顔色をうか
美味しい鯛茶漬けのお話は後ほど。みなとみらい線で元町・中華街駅で降りる。もう何度も通った道だけど苦手だった。なにしろ駅から登りが遠い。(文学館の方もこのしんどい階段を登るのかなあ)そう思ってた。しかし最近エスカレーターを覚えた。そこからだと汗はかかない。(今更かもしれない)エスカレーターから降りるとアメリカ山公園に出る。そしてすぐ港が見える丘に行ける。こんな高い丘の上まで縄文人は住んでたのかなあ。「ゲーテ座跡」日本で初めての西洋演劇場。関東大震災で崩壊したと聞く。初
イキって本を読んでみようと思い144冊目に入りました。今回読んでみたのは「李陵・山月記」(中島敦作)。高校の国語の教科書に載ってましたよね。懐かしいですね……。その声はわが友、李徴ではないか?モフモフの虎になっちゃうよ〜🐯ガオォォーン!それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ中国の古典をモチーフにした短編集。6つの物語を収録。「李陵」舞台は漢の時代の中国。匈奴の侵略に対抗するため、李陵は武帝の命令を受けて出陣した。しかし、騎馬隊の匈奴軍に対して李
今の会社にいると言う記憶が初めの数年を除いてほとんどない。古い方の記憶だけ残っているそんな奇妙なことが在るかと思うかもしれないが、それが事実である。だが、会社外の記憶はというと鮮明に覚えている。会社に行く前、本を読んでいる内容と休憩中の内容、会社を出てからの記憶。それは残っている。それに私用の旅行の記憶も残っているし、土日、人に合った記憶も残っている。今の会社の前の記憶も残っている。恐らく、河合隼雄の言う影の部分がごっそり抜け落ちている。僕は本来は明るく素直な方だと思う。思ったことを言い過ぎ
一旦3時に目覚め、また寝て今朝は7時ちょっち前に起きた。朝食は昨夜スーパーで半額やった干瓢細巻き。デザートは青森産りんご。牛乳飲みながら田中菜緒子→武本和大→深井克則→ユキ・アリマサ→八木隆幸→外山安樹子→堀秀彰→菊池太光→上原ひろみと、これ迄ライブ聴いとるピアニストをユーチューブで聴いた。昼食に浅草橋「喫茶葦」へ歩いた。注文したんはハンバーグ定食ボルドー風+コーヒーで、小鉢三つ、ご飯、味噌汁が付いて1100円也。追加でコーヒーゼリーアイス乗せ500円も頼んだ。満足して店を出て、郵便
先日、群馬県太田市へ向かう途中で久喜駅周辺を時間潰しで東武線の乗り換え時間潰しでウロウロしました駅の階段を降りると中島敦の看板が中島敦が幼少の頃、久喜市で暮らしていたことは知ってましたがこんな立派な看板が出来ていたなんて山月記を初めて読んだ時すごくドキドキして心に残りました。それはタイ人のアピ監督も同様で映画化しています『トロピカル・マラディ』https://www.kanabun.or.jp/event/10095/もう20年前の映画…シ
こんにちは。連日の猛暑から一転。この2,3日というもの、急に涼しくなりましたね。涼しさを越えて寒いくらいの日もありました。猛暑に痛めつけられていた体には嬉しいひとときでしたが・・・。どうも調子がくるいます。体調の管理が本当に難しいですね。お互いに気をつけてまいりましょう。さて。秦野市立図書館での朗読コンサートから一週間が過ぎました。不安定なお天気の中にもかかわらずお越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。▼当日の様子は額田がまとめてくれてい