ブログ記事15件
blogNo.129181110土『論語』より【原文】吾日三省吾身、為人謀而不忠乎、与朋友交而不信乎、伝不学習乎。【読み下し】吾(われ)日に吾が身を三省(さんせい)す、人の為に謀(はか)りて忠ならざるか、朋友(ほうゆう)と交わりて信ならざるか、習わざるを伝えしか。【意味】孔子は言う。私は、一日のうちで少なくとも三回は反省します、第一には相談されたときに充分に真心をこめていなかったのではないか。第二には友達と付き合っていて裏切るようなことをしてしまったのではないか。
blogNo.128181109金『論語』より【原文】君子以文会友、以友輔仁。【読み下し】君子は文を以って友を会し、友を以って仁を輔(たす)く。【意味】立派な人は古典などの勉強を友人と行い、その友人のおかげで、益々すばらしい人になれるものである。(良い友との勉強)今回も、最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。頑張りますので今後ともよろしくお願い致します。なお、誤謬ご指摘・ご意見などありましたら、是非、お知らせください。
blogNo.126181107水『論語』より【原文】益者三友、損者三友。【読み下し】益者三友、損者三友。(えきしゃさんゆう、そんしゃさんゆう)【意味】孔子は選ぶべき友として、3種類のひとをあげ、選ぶべきではない人も、3種類あげている。・ためになる友人とは、1:剛直な人、2:誠実な人、3:教養のある人。・逆に、ためにならない友人とは、1:易きにつく人、2:人ざわりばかりが良い人、3:口先だけうまいひと、である。(良い友人を持つことは、すばらしい人生をおくるには最も大切
blogNo.124181105月『論語』より【原文】不怨天、不尤人。【読み下し】天を怨(うら)みず、人を尤(とが)めず。【意味】自分だけが不幸だと不満を言うことが人情である。しかし、苦しい時、辛い時の責任は、ほとんどが本人にあるものである。【注】孔子の生涯は不遇だった。若い時から政治に志したが、中々機会が訪れない。50歳を過ぎてからようやくしかるべき地位に登用されたが、わずか数年で失脚し、流浪生活に戻る。今回の言葉は、その孔子の晩年の言葉とされる。【おまけ】福沢諭吉
blogNo.122181103土『論語』より【原文】見義不為、無勇也。【読み下し】義を見て為(な)さざるは、勇なきなり。【意味】人間として当然なすべき義務と知りながら行動をためらうのは、勇気にかけている証拠である。(勇気をもとう)今回も、読んでいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
blogNo.120181101木『論語』より【原文】古之学者為己、今之学者為人。【読み下し】古(いにしえ)の学者は己(おのれ)の為にし、今の学者は、人の為にす。【意味】孔子の時代でも、その時の知識人は、自分を高めるために勉強したが、今の知識人は他人から評価されるために行っている。学問は、古の人のように自分の為にやるものである。(勉強は自分を内面から高めるためにするものだ)今回も、読んでいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
blogNo.116181028日『論語』より【原文】己欲立而立人、己欲達而達人【読み下し】己(おのれ)立たんと欲して人を立て、己(おのれ)達せんと欲して人を達す【意味】自分に名誉が欲しいと思ったら、まずは他の人に名誉が与えられるようにしよう。自分に自由な時が欲しいと思ったら、他の人にも自由な時間を作ってあげるべきだ。(自分にしてほしいことは、まず相手にしてあげよう)今回も、最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。頑張りますので今後ともよろしくお願い致しま
blogNo.114181026木『論語』より【原文】徳不孤、必有隣【読み下し】徳は孤(こ)ならず、必ず隣(となり)有(あ)り【意味】優しい心をもって正しいことができる力のある人には、理解してくれる人が必ず現れるから、一人きりになってしまうことを心配することはない。(徳を積むようにしたいものである)【注】世の中には、自分が自分がと主張する人がいる。一方で、他人のために善意を尽くしている人もいる。できれば、後者に近づきたいものである。今回も、読んでいただきありがと
blogNo.112181024水『論語』より【原文】君子矜而不争、群而不党【読み下し】君子は矜(きょう)にして争わず群(ぐん)して党(とう)せず【意味】立派な人は、自分には厳しく、公平に人と付き合って、特定の人とだけ付き合うようなことはしない【ひとこと】人はどうしても気の合う人とだけ付き合ってしまうものです。立派な人を見ていると自分自身には厳しいのに、多くのひとと和やかに、しかも公平に付き合っていることが分かり、感心してしまいます。この世の中では、多くの会合
blogNo.108181020土『論語』より【原文】己所不欲、勿施於人在邦無怨、在家無怨【読み下し】己(おのれ)の欲せざる所は、人に施(ほどこ)すこと勿(な)かれ邦(くに)に在(あ)りても怨(うら)み無く、家に在(あ)りても怨(うら)み無し【意味】自分にして欲しくないことは、当然に他の人にもしないようにしたいものだ。世の中でも同様で、家の中でも同様なことだ。誰からも好ましい人として評価されたいものだ。(常に心を穏やかにして、皆と仲良くしよう!)最後まで読んで
blogNo.106181018木『論語』より【原文】剛毅木訥、近仁【読み下し】剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し【意味】話し方が下手でも、心を強く持って、正しいことを実行することが大切で、このような人こそすばらしいひとだ(正しいことを実行することこそ大事だ)【注】『論語』のなかには、たびたび「仁」という言葉が登場する。「仁」とは君子がそなえているべき愛情や真心のことで、孔子が「最高の徳」と称えた。今回も読んでいただき、誠にありがとうございます。今後とも、よろし
blogNo.102181014日『論語』より【原文】子、以四教、文・行・忠・信【読み下し】子(し)、四(し)を以(も)って教う、文・行(こう)・忠・信【意味】人間として大切なことは、学問と、実行力と、誠実さと、信頼、の四つである。良い本をたくさん読んで学び、そこで得たことを実際に実行すること。もちろん他の人に対しては真心をもって接し、信頼される人になりたいものだ。(そんな人、なかなかいないですよね!でも目指したいものです)【注】「論語」が日本に伝わったのは、「
blogNo.100181012金『論語』より【原文】知之者、不如好之者好之者、不如楽之者【読み下し】之(これ)を知る者は、之(これ)を好む者に如(し)かず之(これ)を好む者は、之(これ)を楽しむ者に如(し)かず【意味】(スポーツを例にしよう。)例えばサッカーや野球。まずルールを知ろう。しかし、ルールだけを知った人よりも、スタジアムで観戦した人の方が楽しい。しかし、観戦した人も、実際にプレーした人の方がずっと楽しい。(楽しむ者になろう!)【注】春秋時代の
blogNo.98181010水『論語』より【原文】有朋自遠方来、不亦楽乎【読み下し】朋(とも)あり、遠方より来る、また楽しからずや【意味】心の通い合う友が、遠方もいとわず訪ねてくるなんと楽しいことではないか【ひとこと】気が合う人と、合わない人がいるものですよね。ことに気の合う旧友と会うことは楽しいものです。ましてや、学生・生徒の時の友人は、社会人になってからのそれとはまた一味違ったものがあると思います。そのような人がいたならば、是非、大事にしたいものです。1
blogNo.95181007日『論語』より【原文】温故而知新可以為師矣【読み下し】故(ふる)きを温(たずねて)新しきを知れば以って師たるべし【意味】歴史を学ぶことで、今に生きる我々の考えを深めていくことができる。すぐれた指導者になるためにも歴史をもっと学ぶべきだ。【注】「論語」は、春秋時代の政治家で儒教の始祖である、孔子とその弟子たちの言葉や会話を、孔子の死後、弟子たちが記録したもの。「論」には「議論」、「語」には「答え」の意味がある。約500の短編が、全20篇