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ぺシル近くまで戻ってきた大角(三船敏郎)。しかし大角は盗賊団に取り囲まれてしまう。馬を奪われた大角を急がないと間に合わないぞとからかう首領(佐藤允)は、縄を掛けて彼を引きずり回し、そして首まで埋まる穴を掘れと命じる。隙を突いた大角はまた馬を走らせる。眼前に谷を見た大角は馬を降り、岩壁を下っていく。地獄谷だった。谷底に転落した彼は白骨とキノコを見る。水だと思ったのは燃える水のようだった。現れた不知火のおばば(天本英世)が火をつける。その頃、王(三橋達也)は円斉(中丸忠雄)を呼んで言う。もし大角
花まで咲くオアシスを見つけた円斉(中丸忠雄)と大角(三船敏郎)の二人が一息ついていると、水の中から仙人(有島一郎)が現れる。女二人を見なかったかとたずね、助けようとして待っていたのだが、眠ってしまったのだと言う。円斉と大角は二人の女を廃墟で見かけていた。ぺシルにたどり着いた二人だが、そこでは人に避けられ、宿の主人(田崎潤)と娘(浜美枝)には捕らえられるから早くこの街を出るように言われる。いっしょだったウイグルの商人連中もすでに捕らえられたらしい。そこに王妃(白川由美)が捕らえられたとの報せがあ
撮影に協力を得たイランへの感謝文で始まる。もちろんイスラム革命前のパーレビ王朝時代のイランや。ずいぶん前に見た同じ谷口千吉監督の「大盗賊」を思い出させるな。平田昭彦、黒部進、桜井浩子となれば、もうウルトラマンやな。そしてギャングなんかの悪役が多い印象の中丸忠雄はなんと仏僧の役。中丸忠雄もウルトラマンに出てたような気がするけどな…。冒頭に登場する二人の金髪美女が誰だか不明。飾り役。コータンで聞こえる経は日本語読みの「般若心経」。*****遣唐使とともにやってきた大和の僧、円斉(中丸忠雄)は
柳生の草・里入り人の成り立ちが明かされますまたラストでは拝一刀が斬られるというシーンが、、🎬-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.be
1962年に公開された同名の映画とはまったく関係がない。仲代達矢はとぼけた演技を見せることがあるが、これもそのひとつ。天保四年。砂嵐の上州。江戸から来た浪人(高橋悦史)と上州を去ろうとしているやくざ者(仲代達矢)が出会う。ともに五日間、食事にありついておらず、たまらなく空腹である。やくざ者の話によると、しばらく前に百姓の一揆があり、それを率いたやくざの親分は処刑されたという。その親分の仇を討とうと生き残った子分(樋浦勉)が通りかかった侍(中村敦夫)に斬りかかるが、それは人違いだった。浪人は士
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山口瞳による同名の作品が原作で、一部は山口の実生活と重なっている。昭和38年の公開。山口と同じく、大正15年1月29日生まれだが戸籍上は11月3日生まれとなっているサントリーの宣伝部で働く主人公の江分利満(小林桂樹)は、酔うとからみ酒になる。「おもしろくない」と呟きながらのはしご酒のあげく、雑誌編集長の佐久間(中丸忠雄)と編集部員の矢口(横山道代)に小説を書くと約束してしまう。泥酔していたため約束の記憶がさっぱりないが、書かざるを得ない。婦人雑誌に掲載された『江分利満氏の優雅な生活』がえらい評
越智吉丹(加山雄三)は冷酷な武田信玄に嫌気が差して軍を抜け出した腕の立つ忍者。竹田軍の追っ手から逃れる旅の途中に出会った山猿のような侍(佐藤允)のすすめで、同じく吉丹を追っていたが、実はそれにはあまり関心がない銅子播磨(中谷一郎)とともに、通りかかった馬借の一行に紛れ込むことにする。列を率いていたのはさぎり(星由里子)。そして、侍は織田信長に仕える木下藤吉郎だった。さぎりは吉丹と播磨を、それぞれバッタとハリネズミと命名する。藤吉郎は馬借の親分、さぎりの父である有吉宗介(田崎潤)に、信長のために
「暗黒街」とは名付けられていないものの、続編のような作品。家出してアラスカで伐採事業の監督をしていた佐伯次郎(加山雄三)が帰国する。彼の父、大三(林幹)は倉岡市の市長に当選したが、祝賀パレードで狙撃され死亡していた。自宅には2年前に大三の後妻になったという一癖ありそうな久子(島崎雪子)がいた。そして後継の今村市長(柳永二郎)は自宅の一部を保育園にするほどの子ども好きだが、倉岡市は後藤組と半田組という対立するヤクザ組織にすっかり牛耳られており、なすすべがない様子だった。次郎は真犯人を突き止めるべ
岡本喜八監督の「暗黒街」シリーズはこれが第1作で昭和34年の公開。2作目「暗黒街の対決」と3作目「暗黒街の弾痕」を先に見てしまったが、見つけた順に見たので、まあ仕方がない。カネ貸しで返済できない者には容赦のない横光組の小松竜太(鶴田浩二)の弟、峰雄(宝田明)は運転手として殺し屋(佐藤允)の逃走を手助けするが、近くの食堂「ミドリ」で働くかな子(笹るみ子)に顔を見られてしまう。この殺し屋はずっと後で竜太の監視役となる。峰雄は堅気になる決心でクラブ歌手となるが、横光(河津清三郎)は人に顔をさらすそん
岡本喜八による「暗黒街」ドンパチシリーズの第二作。(「暗黒街の弾痕」は三作目。)大岡組と小塚組の抗争が続く「荒神市」に左遷されてやって来た「汚職の片棒を担いだ札付き刑事」の藤丘(三船敏郎)と、かつては小塚組の幹部だったが今はバーを経営する鉄雄(鶴田浩二)。鉄雄が大岡から奪って結婚した嫁はんはトラックに引かれて命を落としたんや。鉄雄が嫁はんの死を事故死に見せかけた大岡組の仕業だとにらんで大岡の命を狙い続ける一方、実行犯と見られ、その後姿を消した仁木の行方を探すのは大岡の現在の妾で仁木の妹のサリ
北支戦線を取材する新聞記者の荒木(佐藤允)だが、勤務していた北京の病院から彼を追ってきた元看護婦でいまは慰安婦となっている許嫁のトミ(雪村いづみ)と出合う。不思議なことにトミは荒木を「大久保」と呼ぶのだった。部隊基地で大久保という見習士官が独立第九〇小哨、通称「独立愚連隊」で死亡したことを聞いた荒木はそこへ向かう。愚連隊は本隊から見捨てられた存在であった。そこでの話によると、大久保見習士官は戦闘中に恋人と心中したということだった。心中ではなく他殺だと確信する荒木は取材を続ける。一方、トミは荒
youtubeで無料放映していた映画「社葬」(1989年舛田利雄監督2時間10分)を見た。東映シアターオンラインというヤツでかつての東映の映画が結構アップされている。まさにバブル経済崩壊の1年前に公開されて映画で、その時期の大手新聞社(読売新聞がモデルだろう)の派閥争いを描いている。映画自体はまずまずだが、さすがに35年前で古めかしいし、変なところもあるのだが、我々にとっては、懐かしい俳優が数々登場している。俳優たちが登場するたびに「おう」「へえ」「ええ?」とか深夜に声を出してしまう。
「暗黒街の対決」(1960)東宝ギャングアクション映画の暗黒街シリーズの1本をU-NEXTで観ました。監督は岡本喜八。予告編はコチラ。暴力がはびこる荒神市が舞台。大岡組長率いる新興勢力の暴力団大岡組と荒神川の砂利採取権を持つ昔ながらの侠客小塚組長(田崎潤)率いる小塚組が対立中。そこに東京から藤丘刑事(三船敏郎)が汚職のペナルティで左遷されてやって来ます。市に到着するや、元小塚組幹部の村山(鶴田浩二)といざこざを起こしたり、大岡組のキャバレーで暴れて警察に捕まるお粗末ぶり。厄
今回も、3DOのマニアックなタイトルを特集!もはや、日本国内では誰からも見向きもされなくなった『業界一毛嫌いされたテレビゲーム機』3DOの事は、当ブログ放送にお任せ下さい!!今回紹介するのも、海外でリリースされた『知る人ぞ知る』と言いますか、今となっては知っている人も殆ど居なくなってしまったタイトルで、欧米でVividInteractiveからリリースされた"3DOVideo"規格の映像ソフトであります。モトをたどれば3DOは、"コレ一台で何でも出来る"という"インタラクティブマルチメデ
「奇巌城の冒険」「奇巌城の冒険」予告編1966年4月28日公開。「走れメロス」を原案とした活劇映画。原案:太宰治「走れメロス」脚本:馬淵薫監督:谷口千吉キャスト:三船敏郎:大角中丸忠雄:円済有島一郎:酔仙道人三橋達也:王白川由美:王妃イザート佐藤允:ゴルジャガ(盗賊団団長)平田昭彦:宰相若林映子:スプリヤ(宰相の娘)大木正司:スンダラ天本英世:不知火のおばば田崎潤:隊商宿亭主浜美枝:クレーヤ(隊商宿亭主の娘)黒沢年男:大角の弟高田
ひとつ前の当ブログに続いて、当ブログ2021年1月24日に書いた『2017年8月15日、半藤一利さんトークショー(2)』を再録します。***2017年8月15日に半藤一利さんのトークショーを聴いた話を続けます。そのように台本が出来上がる頃、新たな事実が分かります。劇中、戦争継続を訴える青年将校たちがついに、上官を殺してしまう場面があります。3人が決行するのですが、実はもう一人加わっていたというのです。半藤さんが鹿児島に電話して確かめると、そ
今年も8月15日が近づいて来たので。今回見たのは岡本喜八版。役所広司が阿南陸軍大臣を演じた2015年の原田眞人版は、かなり重要なシーンがバッサリ割愛されている感があり、やはりなんと言っても白黒の1967年版こそ至高。若き黒沢年男と中丸忠雄の、血走った目が印象的な、汗みどろのまさに狂気あふれる名演。そして日本映画の大御所俳優をずらりと揃えた鈴木貫太郎内閣の円卓会議。軍部、特に日本陸軍中枢部の、まるで国民を顧みないナルシズム、ヒロイズム、そしてロマンチシズムによる悲劇。
演技に都会的なセンスが感じられる中丸忠雄(1933~2009)は51年東京芸術大学洋画科に進学。55年東宝に入社。57年『象』で本格デビュー。59年に制作された『暗黒街の顔役』『独立愚連隊』に出演して注目され、以後軍人役、悪役にその持ち味を発揮する。『日本のいちばん長い日』(東宝67)68年東宝を退社、その後はフリーとして活躍。『博徒外人部隊』(東映71)『実録安藤組襲撃篇』(東映73)『日本沈没』(東宝73)『野性の証明』(日本ヘラルド=東映78)などの大作、話題作に
どーも、子連れおーかみです。今日はクリスマス・イブですね!しかし前回更新が12/3だったので、3週間も間を空けてしまいました・・・(>_<)。と言うのも図書館で借りて期限来たので、一旦返却してからもう一度借り直そうとしたら、返却した瞬間に他の人に借りられてしまった!仙台市くらいの規模の都市になると、私以外にこの手のマニアックな映画借りる人がやっぱいるんですね(笑)。それから2週間持って漸く借りられたのですが、そこからも相変わらずの疲労で更新出来ないまま今日に至ってしまい
「博徒外人部隊」(1971)濃いおっさんたちが沖縄で暴れまわるヤクザ映画をU-NEXTで久々に観た。監督は深作欣二。予告編はコチラ。10年の刑期を終えて出所した郡司(鶴田浩二)。出迎えに来た子分は尾崎(小池朝雄)と鮫島(室田日出男)のみ。郡司たちがいた横浜の組は東京から進出した大東会の策略によって潰されて解散させられています。縄張りを失った現在、どうやって生きていくのか。郡司はバラバラになっていた子分の残りである進(渡瀬恒彦)、オッサン(由利徹)、イッパツ(曽根晴美)を再度
2009年に76歳で死去した、俳優の中丸忠雄さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。中丸さんには、災難、病難、家族縁に注意。地位や財産を得る。非難や不和に注意。失敗に注意。といった暗示があります。常盤英文です。フォロー厳禁です。皆の幸せを願います。
『太平洋奇跡の作戦キスカ』映画トーキー104分白黒昭和四十年(1965年)六月十九日公開製作国日本制作東宝製作田中友幸田実泰良脚本須崎勝弥原作千早正隆撮影西垣六郎音楽団伊玖磨出演三船敏郎(大村少将)山村聰(川島中将)中丸忠雄(国友大佐)藤田進(秋谷司令官)平田昭彦(工藤軍医長)黒部進(加藤一水)阿知波信介(阿部上水)志村喬(軍司令部総長)西村晃(軍司令部赤司
「奇巌城の冒険」「奇巌城の冒険」予告編1966年4月28日公開。「走れメロス」を原案とした活劇映画。脚本:馬淵薫監督:谷口千吉キャスト:三船敏郎:大角中丸忠雄:円済有島一郎:酔仙道人三橋達也:王白川由美:王妃イザート佐藤允:ゴルジャガ(盗賊団団長)平田昭彦:宰相若林映子:スプリヤ(宰相の娘)大木正司:スンダラ天本英世:不知火のおばば田崎潤:隊商宿亭主浜美枝:クレーヤ(隊商宿亭主の娘)黒沢年男:大角の弟高田稔:コータンの老王堺左千夫:
「独立愚連隊」「独立愚連隊」予告編1959年10月6日公開。終戦末期の中国大陸で、弟の死因を究明する元鬼軍曹の活躍を描いた異色の戦争映画。監督・脚本:岡本喜八キャスト:荒木(従軍記者):佐藤允トミ(慰安婦):雪村いづみ橋本(中尉、副官):中丸忠雄丹羽(少尉、軍旗旗手):夏木陽介ヤン小紅(馬賊の妹):上原美佐中村(独立90小哨下士勤兵長):江原達怡酒井(曹長、指揮班長):南道郎石井(軍曹、独立90小哨哨長):中谷一郎(運転兵):ミッキー・カ
バブル絶頂期の頃。社会人になった頃は映画を見に行く余裕などなくて、仕事するのがやっとだった。その頃はあまり映画を観ていない。『眠れない街・新宿鮫』も舘ひろし主演のNHKのドラマは散見したし、原作の新宿鮫シリーズも何冊か読んでいる。真田広之主演で東映配給なので楽しみに観てみたが。眠らない街新宿鮫[DVD]Amazon(アマゾン)17,980〜121,212円あらすじ新宿署防犯係の鮫島警部(真田広之)はキャリアながら上層部の秘密を握っていることで警察内で孤立してい
野良猫ロックシリーズの第一作目。ホリプロとのジョイント企画で、和田アキ子主演の青春映画。ホリプロ製作だけにミュージシャンが多数出演。モップス、オックス、アンドレカンドレ(井上陽水)らが出演。演奏シーンの迫力はなかなかのものがあった。女番長野良猫ロックAmazon(アマゾン)女番長・野良猫ロック[DVD]Amazon(アマゾン)2,550〜3,425円あらすじさすらいの女ライダーアコ(和田アキ子)は新宿で偶然拾ったメイ(梶芽衣子)が女性グループの喧嘩に
先日、古い特撮作品である『電送人間』(1960)を見ました。古い映画には「もはやそこにしか残されていない味わい」が息づいています。ヒロインは白川由美、男性陣は鶴田浩二、土屋嘉男、平田昭彦という異色の取り合わせ。鶴田浩二が円谷の特撮作品に出ていたとは意外でした。そして若き中丸忠雄の整った美貌。中丸忠雄と言えば私の中では『大鉄人17』の佐原博士のイメージしかありませんが、若い頃は美しい青年だったんですね。ここからはネタバレありです。この作品、モチーフは『ガス人間第
「現代やくざ与太者仁義」(1969)現代やくざシリーズ第2弾をU-NEXTで観ました。池部良と菅原文太と田村正和の三兄弟モノ。監督は降旗康男。東京湾沿いの貧民窟で育った勝又三兄弟の物語。田坂産業の贈収賄証拠書類をネタにした脅迫を無視された報復のため、山崎組は田坂産業社長狙撃事件を実行。運転手を務めた山崎組の下っ端、勝又徹(田村正和)はヤクザ稼業に嫌気が差して、無断で足を洗って逃走。狙撃事件の情報漏洩を恐れた山崎組組長(渡辺文雄)は、徹の長兄である山崎組幹部の浩一(池部良)