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タイトル不良番長公開年1968年監督野田幸男脚本松本功山本英明制作国日本出演者神坂弘(梅宮辰夫)不良グループのリーダー河本五郎(南原宏治)神坂の旧友榊龍子(夏珠美)榊一家の親分の娘タニー(谷隼人)神坂の仲間ランキング(克美しげる)神坂の仲間和夫(小林稔侍)途中で仲間となるお豊(大原麗子)神坂の仲間正月早々選ぶ作品でない事は重々承知しているのだが、ある意味お屠蘇気分が抜けぬうちに紹介した方が良いと思ったので、本作を紹介させていただく。出来ればおおらかな気分
ひとつ前の当ブログで、梅宮辰夫さんの「オレは40過ぎても番長だぁ!」というセリフが出てくる『不良番長手八丁口八丁』(1971内藤誠監督)を取り上げました。その前作、シリーズ第11作が『不良番長やらずぶったくり』(1971野田幸男監督)です。この映画が来月12月1日(日)から6日(金)まで「ラピュタ阿佐ヶ谷」で行われる「渡瀬恒彦特集」で上映されるので紹介しましょう。ネタバレを気にかけたいところですが、このシリーズ、ほとんど展開が同じなのでストーリーを書くことに意味はありません。僕はシリー
ひとつ前の当ブログで書いたように、僕は「クライマックスシリーズ」には大反対で、これは「ペナントレース」、「日本シリーズ」両方の価値を低めると思います。レギュラーシーズン貯金わずか2のDeNAベイスターズが「日本一」というのは、まさに理不尽としか思えませんが、昨日の各スポーツ新聞の見出しは「日本一」の文字が大きく踊っていました。そして、同時にデカデカと見出しを飾っていたのが「番長、胴上げ」「番長、下剋上」と、「番長」という二文字です。言うまでもなく、三浦大輔監督の愛称です。三浦大輔監督は今年、
男・番長流れ星/梅宮辰夫テイチクA-48東映映画『不良番長』シリーズ主題歌。『網走番外地』や『トラック野郎』よりも一番最長となったシリーズもので、シリーズ全16作。主題歌も5枚目のシングル盤。第5作目『不良番長どぶ鼠作戦』の主題歌。任侠映画とは一線を画す、不良映画?シリーズも後半になると結構無茶苦茶でやりたい放題。そこもこれの魅力かも。ある意味バッドボーイズ映画、ヤンキー映画の原点かも。
ひとつ前の当ブログで、『極道VSまむし』(1974中島貞夫監督)を取り上げました。『極道』シリーズ(1968~1972山下耕作監督など)と『まむしの兄弟』シリーズ(1971~1975中島貞夫監督など)という、東映の人気シリーズの合体映画です。『極道』シリーズは、釜ヶ崎を舞台に山高帽に黒のダボシャツのコテコテ・スタイルの天衣無縫な島村清吉を若山富三郎さんが演じました。第1作『極道』(1968山下耕作監督)が封切られた時に全盛だった、高倉健さんや鶴田浩二さんが演じたストイックなヒーローと真
番長シャロック/梅宮辰夫テイチクA-21東映でシリーズ化された映画で一番長いのは『仁義なき戦い』でも『トラック野郎』でも『女番長』でもなく、梅宮辰夫主演の『不良番長』シリーズが全16作で一番です。で、この『番長シャロック』はシリーズ主題歌。このレコードではなんか『おけさ』みたいな感じですが、劇中で『カポネ団』が歌うバージョンの方がアップテンポでノリがよく、そっちの方が好きだな。個人的にはひし美ゆり子がビッチ役で出た『不良番長一網打尽』がベストかな?てか、ドタバタばっ
ひとつ前の当ブログで、『三匹の牝蜂』(1970鳥居元宏監督)を取り上げました。万国博覧会(EXPO’70)が開かれている大阪を舞台に、三人のズべ公(大原麗子さん、夏純子さん、市地洋子さん)が活躍するコメディ・アクションです。ふとしたことから、大組織に挑むというのは、まるで、『不良番長』シリーズ(1968~1972)みたいな展開……と書きましたが、そういえば、シリーズ1作目の『不良番長』(1968野田幸男監督)に大原麗子さんは出ています。梅宮辰夫さん演じる「神坂弘=番長」率いる愚連隊の紅一点
「不良番長出たとこ勝負」「不良番長出たとこ勝負」予告編1970年8月1日公開。シリーズ第8作。脚本:山本英明、松本功監督:内藤誠キャスト:梅宮辰夫(神坂弘)谷隼人(タニー)山城新伍(五郎)鈴木やすし(ジャブ)夏珠美(お玉)大信田礼子(尾高銀子)渡瀬恒彦(噂のジョー)鈴木やすし(ジャブ)待田京介(テル)安岡力也(バイキング)沢彰謙(尾高老人)小松方正(黒柳)安部徹(大滝)大泉滉由利徹(一番左が、渡
「不良番長骨までしゃぶれ」「不良番長骨までしゃぶれ」予告編1972年12月2日公開。シリーズ第16作(最終作)。キャスト梅宮辰夫(神坂弘)山城新伍(天草五郎)ひし美ゆり子(虎尾月子)太田美鈴(北川奈美)藤山律子(バンビ)安岡力也(キック)久保浩(ロック)鈴木やすし(サック)渡辺文雄(大竹東一郎)花田達(原)八名信夫(高田)中田博久(秋葉)花田達(原)団巌(記者)由利徹(虎尾太郎左衛門)大泉滉(新郎)
「不良番長やらずぶったくり」「不良番長やらずぶったくり」予告編1971年7月31日公開。シリーズ第11作。シリーズ最高傑作との呼び声の高い超娯楽作。キャスト梅宮辰夫(神坂弘)山城新伍(五郎)渡瀬恒彦(カツ)一の瀬レナ(みどり)渡辺やよい(鮎子)由利徹玉川良一(紳士)中村是好大泉滉潮健児(ジャブ)南利明芦屋小雁正司敏江・正司玲児花紀京岡八郎(警官)小林千枝(ソープ嬢)三原葉子丹下キヨ子(中将夫人)若水ヤエ子
「不良番長口から出まかせ」「不良番長口から出まかせ」予告編1970年12月30日公開。シリーズ第10作。脚本:山本英明、松本功監督:野田幸男キャスト:梅宮辰夫(神坂弘)山城新伍(五郎)大信田礼子(マリコ)安岡力也(アパッチ)宮内洋(タカシ)小林千枝時美沙(ワカメ)曽根晴美(テツ)由利徹南利明芦屋小雁芦屋雁平上田吉二郎ルーキー新一(ジャブ)若水ヤエ子安部徹(江藤製薬会長)清川虹子(八ツ浜村村長)菅原文太
「不良番長暴走バギー団」「不良番長暴走バギー団」予告編1970年10月29日公開。シリーズ第9作。キャスト梅宮辰夫(神坂弘)谷隼人(タニー)山城新伍(五郎)鈴木やすし(ジャブ)植田峻(サミー)カルーセル麻紀(おまき)菅原文太(カツ)砂塚秀夫(アパッチ)玉川良一三原葉子(二階堂夫人)園佳也子由利徹スタッフ監督内藤誠企画吉田達、矢部恒脚本松本功、山本英明あらすじ:集団万引事件の犯人に間違えられ、留置所入りし
「不良番長出たとこ勝負」「不良番長出たとこ勝負」予告編1970年8月1日公開。シリーズ第8作。脚本:山本英明、松本功監督:内藤誠キャスト:梅宮辰夫(神坂弘)谷隼人(タニー)山城新伍(五郎)鈴木やすし(ジャブ)夏珠美(お玉)大信田礼子(尾高銀子)渡瀬恒彦(噂のジョー)鈴木やすし(ジャブ)待田京介(テル)安岡力也(バイキング)沢彰謙(尾高老人)小松方正(黒柳)安部徹(大滝)大泉滉由利徹あらすじ:
「不良番長どぶ鼠作戦」「不良番長どぶ鼠作戦」予告編1969年10月15日公開。シリーズ第5作。脚本:松本功、山本英明監督:野田幸男出演者:梅宮辰夫、谷隼人、長沢純、山城新伍、鈴木やすし、葉山良二、賀川雪絵、南弘子、小林千枝、笠置シヅ子、上田吉二郎、須賀不二男、由利徹、京唄子・鳳啓助、中田ダイマル・中田ラケットあらすじ:神坂弘(梅宮辰夫)を番長とする、「カポネ団」は、新宿を追われて、大阪の街で、荒稼ぎをしていた。釜ヶ崎のグレン隊・ヤリフリ
「不良番長シリーズ」「不良番長シリーズ」は、梅宮辰夫が主演したいくつものシリーズの中で最多記録となるシリーズであるだけでなく、なんと東映のシリーズものの中でも最多作品となっているのだ。1968年から1972年までシリーズ化され、16作品におよぶ。東映ニューフェース(1958年)としてデビューしながら、今ひとつ伸び悩んでいた梅宮は、本シリーズで新しい不良イメージを確立した。シリーズ作品のほとんどが、当時全盛期にあった東映の任侠映画と併映されたが、それらとは異なり、シリー
山城新伍という芸名は自分がつけたと北の御大自ら書いてらっしゃいます(『旗本退屈男まかり通る』東京新聞出版局1992.9)、聞けば山城の出身、時あたかも橋蔵が水も滴る若武者姿で若い女性たちに黄色い声を振り絞らせていた新吾十番勝負がヒット中、それらを足して出来た名前だと(安直さは認めつつ)まんざらでもない書きぶりにはあの、退屈男の高笑いが聞こえてきそうです。その山城は私が子供の頃には映画にテレビドラマ、司会、コメンテーター、CM、著述とまさに多彩な活躍を見せていて顔を見ない日がないようなそんな10